笑うも人生、泣くも人生

<写真：tenki.jp>
関東は、2月の最終日は冷たい雨で、東京都心では今年一番の雨となりましたが、3月のスタートは、天気が回復してくるでしょう。朝の通勤や通学の時間帯までは、関東南部で雨の残る所もありますが、日中は北部から次第に晴れそうです。お出かけの時に雨が降っていなければ、傘は必要なく、洗濯物も外に干せるでしょう。ただ、1日の天気のポイントは「濃い霧」です。空気中に水分がたっぷり残っていますので、午前中は、北部を中心に濃い霧が発生して、見通しが悪くなる恐れがあります。車の運転は、いつも以上に慎重にして下さい。

そして、1日の気温のポイントは「急に暖かくなること」。2月の最終日は、昼間も気温がほとんど上がらず、東京都心では最低気温は5度1分(7時40分に観測)、最高気温は7度6分(18時59分に観測)で、正午の気温は6度7分と、真冬に逆戻りしたような寒さでした。
3月のスタートは、これが一転するでしょう。早めに日差しが戻る北部を中心に、昼間は昨日(2月28日)よりもグンと暖かくなりそうです。最高気温は15度前後まで上がり、桜が咲く頃の暖かさの所もあるでしょう。3月の訪れとともに、昼間は、日なたでは春を感じられそうです。

花粉が猛威奮う
ただ、注意点はもう1つ、気温の上がる午後は「スギ花粉の飛ぶ量が増えること」です。
スギ花粉が多くなるのは「雨あがりの翌日」や「気温が高い日」。この条件がピッタリ当てはまってしまうので、お出かけには万全な対策が欠かせません。花粉症でない方も、外から帰ったら、室内に入る前に、洋服についた花粉を払うよう、心掛けて下さい。

今日の天気
きょう、日本付近は西から高気圧に覆われてきます。
広い範囲で晴れますが、昼前までは霧が発生しやすいので、車でお出かけの方は十分お気を付けください。
なお、午前6時現在、九州から近畿の日本海側や、東海から東北、北海道にかけての広範囲に濃霧注意報が発表されています(詳細は下のリンク「警報・注意報」をご覧ください)。
【各地の天気】
沖縄は、午前中は前線の影響で雨の所がありますが、午後は雲の間からときおり日が差す見込みです。
九州から近畿、東海、関東にかけては、おおむね晴れるでしょう。
北陸と東北の日本海側も日差しがあります。ただ、次第に気圧の谷が近づくため、午後は所々で雨や雪が降るでしょう。
東北の太平洋側は晴れる見込みです。
北海道も広く晴れるでしょう。北部では夕方から雪の所がありますが、降り方は弱い見込みです。

今日の気温
全国的に平年より高いでしょう。
沖縄は、きょうも4月並みで、那覇は23度の予想です。
鹿児島は18度、福岡は16度、高知は18度、広島は16度、大阪は14度、名古屋は16度、東京は14度の予想です。九州から関東にかけて、きのうより上がり、日中は厚手の上着なしで過ごせるくらいになりそうです。この暖かさで、花粉の飛ぶ量が一気に増えるでしょう。花粉症の方は、対策を万全にしてお過ごしください。
金沢と新潟で11度、仙台で12度、秋田で9度、札幌で6度、釧路で3度と、北陸から北もきのうより上がるでしょう。気温の上昇で雪解けがさらに進みます。山ではナダレにいっそうの注意が必要です。