笑うも人生、泣くも人生

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600万人を抱えるリオデジャネイロ。五輪まであと半年です。
南米で初の開催となるリオ五輪ですが、いまブラジルでは資源価格の低迷や失業率の上昇により、国民生活も苦しい状況です。
オリンピック／パラリンピックへの期待度もそれほど高くなく、リオの街には啓蒙のポスターもなく盛り上げるためのイベントもほとんどないそうです。半年前なのに、そんな感じですかね・・

今年に入り交通機関の運賃引き上げに対するデモがあり、リオやサンパウロでは市民が暴徒化しました。
メイン会場は9割は工事を終了していますが、派手さはなく機能的でシンプルな構造になっています。
競泳会場は鉄骨を溶接をしていなくて、すべてボルトでの接着になっています。これは五輪後に違う施設への再利用をしやすいようにするためです。あとのことをしっかり考えているのですね。

セーリング会場では海の汚染が深刻で、ごみの除去も行なわれていますが、まったく追いついていません。下水処理が未発達で、生活排水がそのまま海に流れ込むのです。バクテリアの数も相当で魚が獲れず、スプーン3杯の海水が体内に入っただけで危険な状態なのだそうです。選手もそれでは競技に集中できませんね。早急の対策が待たれます。

そして去年から急増しているジカ熱の問題があります。
殺人事件は日本の20〜30倍。強盗事件もこの4年間で5倍と治安の悪化が懸念されます。
警察も強化され犯罪が減ったされた地域もありますが、貧困と治安の改善は最大の課題でしょうね。

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五輪開催が決まった2009年当時はBRICs（ブラジル／ロシア／インド／中国）の一角だったブラジル。あれだけ資源が豊富なのですから、
五輪をきっかけにまた盛り上がって欲しいですね。



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