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＜＜ソフトバンクの通信障害＞＞

ソフトバンクは6日、同社の携帯電話サービスで大規模な通信障害が発生したと発表しました。

全国で約4時間半にわたり、携帯電話の音声通話とデータ通信が利用できないか、利用しにくい状態となりました。

事実、私が持っているワイモバイルの携帯電話も「通信できない状態です」と表示になりましたが、夕方6時過ぎに復旧しました。

故障かと思いソフトバンクのショップにかけこむ方もいれば、久しぶりに公衆電話を使った方も多いのではないでしょうか？
一体ソフトバンクに何が起こったのでしょうか？

＜＜通信障害の原因は交換機のソフトウェア＞＞

同社によると、スウェーデンの通信会社、エリクソン社の交換機のソフトウエアに異常が発生し、海外11カ国の通信事業者でもほぼ同じ時刻に同様に障害が発生していると報告を受けているといいます。

総務省は、ソフトバンクに対し詳しい報告を求め、電気通信事業法上の「重大事故」に当たるか判断する。

ソフトバンクによると、通信障害が発生したのは同日午後1時39分ごろ。「ソフトバンク」の名称で行う携帯電話サービスのほか、同社が提供する格安スマホのサブブランド「ワイモバイル」でも障害が起きました。

エリクソン社製のソフトウエアを旧式に戻すことで午後6時4分ごろ復旧しました。

ほかに、「LINEモバイル」や関西電力子会社ケイ・オプティコムの「mineo（マイネオ）」、日本通信の「b―mobile」などソフトバンクの回線を借りている格安スマホの一部もつながりにくくなったのです。

3大キャリアのうちの一つですから、影響は大きですね。

＜＜東京消防庁「119番はソフトバンク以外で」＞＞

東京消防庁は、ツイッターを通じて「緊急時は他社の固定電話または携帯電話から119番通報して」と呼び掛けました。スマートフォンのアプリが利用できなくなるなど影響が広がりました。


ソフトバンクは

「エリクソン社と共同で徹底した再発防止に取り組む」

とのコメントを発表。


エリクソン社の広報担当者は通信障害について

「問題は認識しており、顧客企業と協力し、早急に問題を解決する」

とロイター通信に語りました。

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＜＜ソフトバンクの契約数は4043万件＞＞

ソフトバンクの携帯電話契約数は、ワイモバイルも含め、約4043万件（9月末現在）。今年2月には、約9時間にわたり、約67万人に影響が出る大規模通信障害があったばかり。

英国の携帯通信大手「O2」やベトナムでも6日、スマートフォンなどがインターネットに接続できない通信障害が発生していました。O2の利用者は2500万人ですが、同じネットワークをTESCOなど4社にも提供しており、全英の約3200万人に影響を与えた可能性があるといいます。
イギリスでも通信障害があったのですね。

ソフトバンクは

「お客さまにご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます」

などとコメントしました。

今月19日に上場を控えたソフトバンクに不安が残ります。

＜＜通信障害は様々な場所で影響＞＞

東京消防庁によると、ソフトバンク回線の一部で１１９番通報がかかりづらくなりました。
火災などの緊急時は、他社の固定電話や携帯電話から通報するようホームページ（ＨＰ）で呼びかけた。

JR東日本には、携帯電話を使って電子マネーなどが使える会員制サービス「モバイルSUICA」の利用者から「チャージできない」「指定席を予約できない」といった相談が駅窓口などに寄せられた。改札を出入りしたり、チャージ済みの電子マネーを使ったりすることに問題はなかったといいます。確かにSUICAも通信ができなければ使えませんね・・

佐川急便では、集荷や再配達の依頼情報が担当ドライバーの専用端末に届かない状況が起きました。同社はＨＰでエリアごとの営業所の連絡先を掲示するなど対応に追われました。

名古屋市内で同日夜にコンサートを開いた人気ロックバンド「GLAY」は開場前に公式ツイッターで、携帯のQRコードによる入場をとりやめ、チケット確認だけにすることを通知しました。会場の担当者によると観客は順次入場し、大きな混乱はなかったそうです。

携帯電話の通信網は会話だけでなく、交通から物流からコンサートまで、いろいろな影響があるのですね。