笑うも人生、泣くも人生

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２２日午後７時２０分ごろ、愛知・岐阜県境にある総合農場「三国ウエスト農場」（愛知県瀬戸市片草町）で飼育中のシマウマ１頭が逃走したと、飼い主の男性（４３）から岐阜県警多治見署に通報がありました。
２３日朝、約１キロ東にある同県土岐市のゴルフ場内で見つかり、同署員ら約２０人で捕獲を試みたが、同日午後０時４５分ごろ、池の中で死んでいるのが確認されました。
吹き矢で打った麻酔がきき、溺れ死んだとみられます。

牧場からゴルフ場へ・・決死の逃亡
同署や農場によると、シマウマは体高１．２メートル、体重約２００キロの２歳の雄。飼い主で、移動動物園を経営する男性が農場に飼育を委託していました。
２２日午後５時半ごろ、農場が経営する乗馬クラブに搬入され、パドックに入ったところ、興奮して走り出し、一部木製の柵（高さ約１．５メートル）を踏み倒して逃走したといいます。
農場は三国山（７０１メートル）の山頂近くにあり、山頂に向かって逃げたのです。

吹き矢の麻酔が効いて・・
23日朝になって、岐阜県内の国道でシマウマが走っているとの目撃情報があり、警察が追跡したところ、ゴルフ場に逃げ込みました。
警察官や乗馬クラブの関係者が周りを取り囲み、吹き矢で麻酔を打ったりロープを投げるなどし、午後0時40分ごろ、コース内の池で倒れ込んだところを捕獲しました。
しかし、その後、死んだことが確認されました。
麻酔が一番効いていた状態で池にはいってしまったのが原因と見られます。

三国山は愛知県瀬戸市、豊田市、岐阜県土岐市にまたがり、山頂付近は岐阜県立自然公園としてキャンプ場や展望台が整備されています。

可哀想なシマウマでした。束の間の自由だったのでしょうか・・合掌＝



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