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ベルギーの首都ブリュッセルの空港と地下鉄で２２日午前、同時爆発攻撃が発生し、合わせて少なくとも３０人以上が亡くなり、負傷者も多数でた模様です。
攻撃後に過激派組織「イスラム国」（ＩＳ）が犯行声明を発表しました。ベルギーの交通機関は一時全面運休となり、欧州各国では警戒態勢が引き上げられました。

国際テロ実行犯を拘束したばかり
警察当局は容疑者２人が空港で自爆攻撃を行ったとの見方を示し、逃走したもう１人の容疑者の行方を追っています。恐ろしいですね。。
ベルギーでは前週、昨年１１月のパリ同時攻撃の実行犯として国際手配されていたサラ・アブデスラム容疑者（２６）が拘束されたばかりでした。
ベルギー当局は関連性についてほぼコメントを控えていますが、複数の米当局者は同容疑者の拘束が今回の攻撃の引き金となった可能性があるとしつつ、それ以前から準備されていた形跡が組織レベルからうかがえるとしました。

第一の標的・空港
目撃者証言によると、ザベンテム国際空港の出発ロビーで、爆発が２回人ごみの中で起きました。爆発はチェックインカウンター付近で発生し、爆発直前に何者かがアラビア語で叫び、銃声も聞こえたといいます。
当局によると、その後３個目の爆弾が発見されましたが無事に処理。
死者はこれまでに最低１０人、負傷者は１００人前後とみられています。
空港は翌２３日も閉鎖される予定といいます。

第二の標的・地下鉄
もう一つの現場となった地下鉄マルベーク駅は、欧州連合（ＥＵ）の関連機関に近くです。
朝のラッシュアワーのなか同駅を出発した列車が爆発しました。当局によると死者は２０人、負傷者は約１３０人だそうです。
テレビ映像では、プラットフォーム内の列車のドアや窓が吹き飛び、車両は変形、内部は焼け落ちた様子が確認されました。
ユーロスターはロンドン〜ブリュッセル間が運休となり、英首相報道官は必要ない場合はブリュッセルへの旅行を控えるよう市民に呼びかけました。
こうしたなか過激派組織「イスラム国」は犯行声明を発表。
「イスラム国に対する攻撃への代償として、十字軍同盟は暗黒の日々を迎えることを思い知らせる」
と述べました。

各国首相が声明を発表
ベルギーのミシェル首相は
「恐れていたことが現実に起きてしまった。目に見えない、凶暴かつ卑劣な攻撃がわが国を襲った」
と発言。
フランスのバルス首相は
「われわれは戦争状態にある。欧州は過去数カ月間、戦争行為にさらされている」
と述べました。
このほか現在キューバを訪問中のオバマ米大統領は
「国籍や人種、宗教を超えてテロリズムに対抗するために連携しなくてはならない」
とし、各国と連携して安全を脅かす勢力に対抗していくとの決意を示しました。

空港や地下鉄は一般人も普通に使いますからね。現場にいた方々はとても怖かったと思います。
首都で起こった悲劇・・なんとかならないものでしょうか。。



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