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2016年11月27日

『世話焼きおばさん編』



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葬儀の際の特に打ち合わせのときに、ご家族に混ざって色々と世話を焼く方がいらっしゃいます。
今しがたに大事な人を亡くして動揺している家族に代わって、何かと動いたり気を揉んで下さる方です。

「こういう時はこうするのよ」
「北枕に寝かせてね」
「団子はこう作るの」
「お花をすぐ飾りましょう」・・云々。
(多くの場合はおばさんが多いです)

親戚の方なのか、仕事上のおつきあいの方なのか・・
こちらは最初判断できません。気の回る人がいるんだな、とは思います。
それが打ち合わせの進行上助かる場合もありますが、その方が言ったことで肝心のご家族の判断が鈍る場合があります。
本当はAというコースでやりたいんだけど、その方が言うもんだからBコースにしないといけない・・みたいな感じです。
葬儀を出されるのは喪主様(ご家族)です。脇から何かと口を出す方がお金を出すことはまずありません。



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葬儀にはいろんな方がいらっしゃるので、私たちが準備していると声をかけてくる方がいらっしゃいます。
「おい葬儀屋、あそこにもテント建ててくれ」
「ここに通路作ってくれ」
「受付に人を立たせてくれ」
結構簡単におっしゃいます(笑)。中にはお金がかかるものがありますので即答はしません。その場では
「喪主様に確認してから対応します」
と答え、あとで喪主様にその旨を伝えると大抵返ってくる答えが
「いいの、あの人・・いつもそうやって言うの。無視して」
です。

口で言うのって“ただ”なのです。お金はかかりません。でも実際にその通り動いたり道具を出すとお金がかかるのです。
本当にご家族のことを思っておっしゃる言葉と、ただの思いつきや思い込みで仰る言葉を、こちらは瞬時に判断します。
私だってそこまで馬鹿じゃないから、言われてみて
「なるほど、その方がご家族にも優しいし効率的だな。故人様も喜ぶな」
と思ったら、その方向で動きます。
しかしご家族の判断を鈍らせたり、迷わせたりするのであれば、そこは黙っているのも愛情だと思うのです。

何度でも書きますが、そんなトラブル?を起こさないためにも、前もって相談しておくことが大事です。前もって話だけでも聞いておけば、その場になってジタバタしません。いや、ジタバタはどうしたってします。混乱もします。家族が亡くなるってことは一生に何度とない大イベント。混乱しない訳が無い。
動揺や迷いを少しでも少なくするために、話だけでもしておいていただきたい。お身体の帰りはこうする、こういう葬儀にする、写真はこれにする・・・
細かい内容はその時でよいです。大まかな流れだけでも知っておけば、それほど慌てません。

「長く生きて欲しい」
普通は思いますが、人間には寿命があるのです。残念ながら太刀打ちできない病気もある。回復して欲しいと願いつつも、転ばぬ先の杖・・万が一の際の場合も考えておくのはそれほど悪いことでしょうか?
最近の傾向として、どうも死ぬということを考えないようにしたり、隠そうとしている気がしてなりません。

人でも動物でも、いつか必ず「死ぬ」のです。これは産まれる可能性よりも遥かに高い100%の確率です。100%をなぜ考えないのか?だからいま生きている(生かされている)私たちは何をしなければいけないのか・・それを感じて生きていくのです。

・・世話焼きのおばさんの姿を見ながら、そんなことを思う秋です。
*友引ごとに更新



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