2016年03月12日
LINEが生まれた理由・・東日本大震災が生んだ教訓
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http://www.members.co.jp/services/smm/images/line_management_service_01.png
未曾有の被害をもたらした東日本大震災。
企業にとっては被災時に求められる商品やサービスを考え直すきっかけとなりました。非常時に役に立つ通信サービスや避難生活に必要な製品が改善されたり、被害を軽減する技術開発も進みました。
どうしてLINEが生まれたか
今や国内で6800万人が利用する無料通信アプリ
『LINE』
もその一つ。誕生のきっかけは東日本大震災にありました。
電話がつながりにくい状態でも
「大切な人と連絡を取れるサービスが必要だ」
とLINEの運営会社は判断し、急ピッチで開発を進め三ヶ月後にはサービスを開始しました。
こだわりは相手がメッセージを読んだことが分かる“既読”機能を付けたこと。
相手に返信する余裕がなくても、既読と分かれば安心する・・そんな思いを込めたそうです。
その後、避難所など重要な情報を抜き出して管理できる機能も付け,今年二月には仙台市で緊急時の活用法を伝える講座も開かれました。
非常時に活用できるいろいろな商品・技術
避難時に必要な物資の開発も進みました。
ハウス食品は緊急時に電子レンジや熱湯がない状況でも食べやすいレトルトカレー「温めずにおいしいカレー」を2011年夏に発表。
常温でも固まらない油脂を代えたそうです。傷みにくい具材を多くして改良を加え、賞味期限を2年から3年に伸ばしました。
パナソニックは文庫本サイズの太陽光パネルを備えたLEDライト「コンパクトソーラーライト」を開発。緊急時には1台で電気を作っては貯め、携帯電話の充電にも使用できます。
アキレスは公共交通機関が止まり、何時間も歩いて帰った自社の社員の体験から、順天堂大学とともに「疲れにくい中敷き」を開発。20キロ歩けると打ち出した「オールデイウォーク」を2013年に発表しました。
積水ハウスは、女性専用の仮設トイレ「おりひめトイレ」を2014年に開発しました。“汚い”“暗い”といった不満の声を受け、広さを1.85平米と普通の仮設トイレの二倍にし、荷物台や非常ベルなども付けました。
平時はマラソン大会や建設現場などで使われています。
被害を減らす技術開発では、帝人がポリエステルの不織布を素材にした天井材「かるてん」を開発。通常の石膏ボードの10分の一の重さにし、仮に落ちても怪我をしにくいといいます。
シャープは、地震の揺れを感じると冷蔵庫のドア上部のレバーが動き、自動的に開かなくするシステムを一部商品に付けました。
企業の様々な思いや取り組みがあり、技術の向上があるのですね。頭が下がる思いです。
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タグ:LINE 東日本大震災
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