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2016年04月23日

プリンスの死因は薬物摂取?

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「パープル・レイン」などのヒット曲で知られる米人気歌手プリンスさんが21日(日本時間22日)、米中西部ミネソタ州ミネアポリス近郊の自宅で意識不明の状態で発見され、間もなく死亡が確認されました。57歳でした。
死因は不明ですが、6日前に薬物の過剰摂取で治療を受けていたとの報道もあります。訃報を受け、オバマ米大統領やマドンナが声明を発表するなど、伝説のロックスターの急死は世界中に衝撃を与えています。
プリンスさんが変わり果てた姿で見つかったのは、音楽スタジオを兼ねた自宅エレベーター内。死因など詳細は不明で、捜査当局が調べています。

亡くなる6日前、プリンスさんは体調を崩していました。アトランタでの2公演を終えた15日未明にプライベートジェット機に搭乗したものの体調不良を訴え、イリノイ州郊外の空港に緊急着陸。近くの病院に搬送されました。当時、プリンスさんの広報担当は「インフルエンザにかかっていたが、病院で治療後に自宅に戻った」とコメントしていました。

一方、プリンスさんは緊急着陸時に薬物過剰摂取のための治療を受けていたとの情報もあります。
米情報サイト「TMZ」によると、担当医らは緊急着陸の間、プリンスさんに「セーブショット」と呼ばれる応急注射を打っていたといいます。応急注射は血流の中のヘロインや麻薬鎮静剤などのアヘン剤と闘うことを助ける作用があるというのです。

米ニュース各局は大統領選候補指名争いなどのニュースを短縮。プリンスさんを「音楽界の伝説的人物」と取り上げるなど、急死を大きく報じた。自宅周辺にはファンが集結しました。
各界からも惜しむ声が相次いでいる。プリンスさんのファンとして知られるオバマ大統領は「現代で最も才能豊かな音楽家の1人だった」と悼みました。英ロックバンド、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーは「革命的なアーティストで素晴らしい音楽家、作曲家だった。才能も無限だった」。マドンナはツイッターにプリンスさんとのツーショット写真を掲載。「彼は世界を変えた。何という喪失でしょう。うちひしがれている」とつぶやきました。

ご冥福をお祈りします。



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