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東京都新宿区歌舞伎町１の新宿ゴールデン街で飲食店が入る建物など４棟が焼けた火災で、出火直前の時間帯に、男性が火元とみられる建物に入る様子が付近の防犯カメラに映っていたことが、警視庁四谷署への取材で分かりました。
同署は放火の可能性もあるとみて出火原因を調べています。同署は１３日午前から東京消防庁と合同で実況見分を始めました。

同署などによると、火元は１９４９年に建てられた木造２階建て建物の２階の空き店舗とみられます。この空き店舗では１２日午前１０時ごろから内装業者４人が改装工事をしていましたが、午後０時半ごろまでに全員が現場を離れました。出入り口に鍵はかけていなかったといいます。
同署によると、午後１時過ぎ、現場付近に設置された防犯カメラに、出火元とみられる建物のドアから男性が中に入る様子が映っていました。その数分後には外に出る様子が映っていました。
男性は帽子やジャンパーを身に着けてリュックサックを背負っており、徒歩で現場を訪れていたといいます。火災は男性が外に出た直後の午後１時２０分ごろに発生しました。
この男性が関与しているのでしょうか？

一方、出火前に改装工事をしていた作業員は、同署の調べに「作業中にたばこを吸ったが、消した」と話しています。

この火災では、木造２階建ての飲食店や店舗兼住宅など４棟の約３００平方メートルを焼損しました。近くで飲食店を経営する女性（６４）が煙を吸い、軽傷を負いました。
現場はＪＲ新宿駅から北東に約５００メートルにある飲食店街で、約３００の居酒屋やバーが建ち並ぶ地域。昭和の香りがする古き良き飲み屋街です。
もし放火ならば、犯人が早く捕まる事を願います。



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