笑うも人生、泣くも人生

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（写真はイメージです）

１万円のチケットが数十万円――。
音楽ライブ市場が拡大するなか、人気コンサートのチケットがネット上で高額転売される事例が後を絶ちません。音楽業界は入場時の「顔認証」による本人認識を導入し、対策に乗り出しています。

２３日に福井県で始まる人気アイドルグループ「嵐」の全国アリーナツアー。ファンクラブ（ＦＣ）向けのメールで２月、入場時に「顔認証」で本人認識することが告知され、ファンの間に衝撃が走りました。ネット上には「ついに嵐も！」といった書き込みが相次ぎます。

日本一入手困難のチケット
嵐のチケットは「日本一入手困難」とも言われています。
ファンらによると、申し込めるのは基本的にはＦＣ会員のみで、抽選で購入できる人が決まります。
当選確率を上げようと、家族や友達の名義で何口も入会する人もいるそうで、ツイッター上には「２７名義使ったのに全滅」との書き込みも。
入手できなかった人が頼るのが、「チケットキャンプ」などのネット上の売買サイトです。
嵐が所属するジャニーズ事務所側は「ネットオークションなど営利目的で転売されたチケットでの入場を認めない」と明記。ただ、数万人が訪れる会場での本人認識は難しく、１枚１万円弱のチケットが数十万円で売買される事例も常態化していました。

コンサート入場時に顔認証
チケット争奪戦が過熱するなか、同事務所は申込時にメールで顔写真を送信することを求め、当日の入場時に顔認証を行うと公表。
顔写真などの個人情報は厳重に管理すると規約に定めており、取材に対して「正規販売で購入したチケットで公演をご覧いただくため」と説明しました。

ファンの間に賛否が
ファンの受け止めは様々だ。栃木県の女子高生（１６）は
「他人名義のＦＣ会員からの申し込みがなくなりそう」
と喜ぶ。顔写真提供への抵抗感は
「ない。だって当選しやすくなるんだから」。
一方で４０代の女性は、今回のツアーをあきらめた。
「これまでは高額であっても、どうしても行きたいファンの間で融通しあえたのに」
と嘆く。

顔認証でネット転売は大幅に減ったと見られるが、売買サイトには６日時点で、１枚２０万〜３０万円台での出品が１０件ほどあった。
事務所が具体的な認証方法を公表していないため、ツイッター上では「目視確認なら入れるのでは」との見方も。一方で、急に行けなくなった時に転売できないことを心配する声もあがっています。

コンサートへは行きたいファンの気持ちは大事にして欲しいですね。



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