2016年04月03日
女子中学生誘拐、容疑者父お詫びに物議
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埼玉県朝霞市の女子中学生が約2年ぶりに保護された事件で、未成年者誘拐の疑いで逮捕された寺内樺風容疑者(23)。
その父親とみられる男性が、自身が経営する防犯グッズ販売店のホームページ(HP)上で
「お客様、お取引先様をはじめとする関係者の皆様」に対するお詫び文を掲載し物議を呼んでいます。
ツイッターやネット掲示板などでは
「被害者に謝れ」「謝罪する相手を間違えてる」
との指摘が上がる一方で、
「成人の犯罪を親が謝る必要ない」「親には何の関係もない」
と疑問を呈するユーザーも。
実家の防犯グッズ店が当面の営業を自粛
寺内容疑者の父親とみられる男性は、遅くとも2016年3月31日時点で「謝罪文」を掲載していた。
「弊社近親者に関する報道についてのお詫び」と題した文章で、経営する防犯グッズ通販専門店のHP上に、
「弊社近親者に逮捕状が出され身柄が確保されたという報道がございました。お客様、お取引先様をはじめとする関係者の皆様には、多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます」 と書き込み、さらに 「このような事態を招いた責任を重く受け止め、当面の営業を自粛させていただきます」
としています。末尾には、寺内容疑者の父親とみられる男性の名前が掲載。
4月2日現在、HPにはお詫び文だけが表示されており、通販用のページにはアクセスできない状態です。
16年4月1日夜の日刊スポーツ電子版は、このお詫び文を「寺内容疑者の父親」が発表したものと断定。
「被害者と被害者家族への謝罪の文言は一切書かれていない」
「父親として責任については触れていない」
などと批判的に取り上げました。
成人の犯行で、親が出てくるべきか?
こうした日刊の報道を引き金として、ネット上では「父親のお詫び文」について賛否両論の意見が相次ぎました。
ツイッターやネット掲示板を見ると、
「被害者と家族にわびるべき。謝罪する相手を間違えてる」
「父として少女の親御さんに手紙の一つも書くのが筋」
「取引先に謝る前に被害者に謝れよ」
などとして、お詫び文の内容に批判的な意見が目立ちます。その一方で、
「成人の犯罪を親が謝る必要ないでしょ」
「お父さんが犯罪をしたわけじゃない」
「犯行時もう成年だったんだろ。なぜ父親が出てくるんだ」
などと、「父親が責任を取る必要はないのでは?」と疑問を呈するユーザーも少なくありません。
また、お詫び文が発表された場所が「防犯グッズ専門店」のHPだったことから、
「防犯グッズ屋の息子が誘拐犯だなんてすごい皮肉だな」
とのコメントも流れています。
成長期の二年間という重要な期間を、全く関係のない他人のもとで過ごした少女。
容疑者の父親は商売人としてユーザーさんへの対応を取ったのかもしれません。
一番大事なのは少女の心のケアだと思うので、周りの大人はあまり騒ぎ立てず、ゆっくりと寄り添ってもらいたいと願うばかりです。
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タグ:女子中学生誘拐 容疑者父
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