れいわ新選組・山本太郎代表は6日の参議院予算委員会で、石川県能登半島地震の復旧が進まない現状を踏まえ、石破茂首相に対し自衛隊の緊急派遣要請を行った。
山本氏は10月8日の参院本会議で自身が「まずは総理、民有地での生活復旧の活動にも自衛隊を大量投入し、一気に復興を進める準備があると市町にお話しいただけませんか」と質問したことに触れた。これに石破首相が「具体的なニーズが生じました場合には、自衛隊の活用の検討も含め、政府全体で必要な支援を行ってまいります」と答弁したことを確認して質問に入った。
被災地の復旧・復興をめぐっては、馳浩知事が11月13日に自民党政調会長と会談。被災地の土砂撤去に自衛隊の支援を求めていたという。
石破首相は山本氏から「検討したのか」との質問を受けると「今回は(派遣の)ご要請をしていただいていないという事実がございます」と答えた。
勢いよく席を立ちあがった山本氏は「(馳)知事が自民党に気を使ったんですよ。政権に気を使ったんです。だから、自民党の政調会長と会って握りつぶされたんでしょう。国会でも『能登を忘れた日はない』とおっしゃったじゃないか。その上であなたは解散総選挙までやった。能登に冬が来る前にすぐ手を打たなければいけない時、あなたは選挙に打って出て、事実上、何か月も放置した。やっているのはリップサービスだけ。能登を見捨てるな、雪が降る前になんとかしろ」と声を荒げ、被災地に自衛隊の派遣要請を強く訴えた。
石破首相は「石川県知事は長い友人ですが、自民党に配慮をしてあえて(自衛隊の派遣を)要請しなかったという、そんな無責任な人ではございませんと、私は断言します」とした。
最後に山本氏は「直接(馳氏から)要請されていないだけでしょう。もう一度、検討してください」と訴えたところでタイムアップとなった。
2024年12月07日
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