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震災寄付に一石投ず

今日は新ブログ初のシリアス記事になりますね。
そしてかなりまとめたつもりですが、なかなかの長さに困った

テーマは震災寄付についてです。
皆さま、寄付にはデメリットなんてある訳ない、そう思っていませんか??
少しだけ違う見方もあるのではないか??という視点で切り込みます。
ご存じの方も多いかと思いますが、わたくしは青森県青森市在住です
そして生まれは青森市有数の観光地&温泉地、浅虫温泉です温泉
今日は、愛する故郷である浅虫と、長年世話になった飲食店業界の現状を踏まえ、
震災寄付に関して一石を投じたいと思います男の子

3月11日、忌まわしき東北大震災は発生致しました。
皆さまはそれ以降展開された大規模な被災地支援活動において、
現金を寄付しましたでしょうか?
きっとかなりの方が、金額の差はあれ、少しでも助けになれば、という思いで、
寄付をして頂いたのではないかと思います。
東北県民として、誠に感謝に絶えません。
本当にありがとうございます。

しかし、です。
震災の打撃、というものは家が壊れる・流される、人が亡くなる、
などの物的・人的損害だけでしょうか?
また、その打撃は岩手・宮城・福島及び青森県太平洋側など、
直接地震の揺れや津波の被害を受けたところだけに発生するのでしょうか?

勿論、一番大変なのは、家を失い、家族を失い、財産と呼べる全てを失った方々です。
これは間違いありません。
しかし、だからといって、その他を見捨ててもいいのでしょうか?
もっと大変なところがあるから、という理由で世の中から見向きもされず、
当事者たちも、「もっと大変なところがあるんだから泣きごとを言っていられない」
という思いで声をあげず、或いはあげづらくて遠慮して、苦痛に耐える。
そんな悲しい地域、業界があるということを知って頂きたいのです。

私の故郷、浅虫温泉は歴史ある旅館・ホテルなどが立ち並ぶ、青森有数の温泉観光地です。
本来であれば観光客で賑わう土地・・・
が、震災後の東北は余震等で危険、というイメージや、
こんな時に旅行・観光なんて、という自粛ムードの影響で、
青森市自体には地震の実害がないにも関わらず
(丸1日前後停電しましたが、家が壊れたり、
人が亡くなったりという被害は0だったと記憶しています)、
200組以上あった予約がほぼ全滅してしまった旅館、
休業を余儀なくされてしまったホテルなどが続出しました。。。
観光地としての収益を全くあげられなくなってしまったのです。
その影響は今も残っているようです。

また。震災当時私が勤めていた飲食店も、
宴会などの予約は丸1カ月分以上が全滅しました。
3、4月の売り上げは前年比の50%を大きく下回り、
お店の存続自体もギリギリといった苦境に立たされました。

浅虫と、私が勤めていた飲食店は、身近な例に過ぎません。
おそらく、と言いますか、まず間違いなく、東北全土において、
同じ現象が起こっていると思います。
問題は、これらの被害は政府・県・市町村から補償されるのか?という点です。
甚大な被害が出ている地域、実際に建物などに被害が出た場所には、
全国からの義援金、国などからの補助金など、まったく足りないとは思いますが、
それでも一定の補償の見込みがあります(いつまで経っても義援金は分配されませんが)。
一方、実際に建物が崩れた訳でもなく、ただ売上が激減したお店・企業の数々。
これは補償されないのではないでしょうか?
地震によって何円分売上が落ちたかを正確に計算すること自体不可能ですし、
そういった意味で支援しようにもできないという一面もあるかとは思いますが、
理屈はどうあれ、ダメージを受けたのに何の補填もされないという事実は変わりません。
休業・廃業しているお店はこうしている間にも増え続けています。
従業員を一旦解雇して様子を見ている所も多いです。
会社都合で解雇された、となれば最低3か月は失業手当が貰えるからですね。
しかし、その手当も震災から3か月が過ぎた今、
期限切れを迎える人も出始めます。
特例的に2カ月延長してもらったり、などの対策もあるようですが、
その場しのぎであることは明らかです。
いつかは打ち切られ、無収入状態に追い込まれてしまうでしょう。。。

さて、ここでタイトルに戻ります。
震災寄付が悪いとか、意味がないなどと言うつもりは毛頭ありません。
先程も申し上げた通り、東北の人間として全国の方々に感謝しております。
しかし、観光地・飲食店関係者としての偏った見方かもしれませんが、
寄付がすべてではない、ということだけはお伝えしておきたいのです。
1000円寄付したつもりで、東北産のものを買う。
寄付する予定だった分を東北観光地への小旅行に使う。などなど。

寄付したお金がなかなか被災地に届かない今の状況を考えると、
消費に回るはずだったお金を寄付すれば寄付するほど、日本の消費は滞り、
景気は間違いなく停滞します。
景気が停滞すれば、みんなのお財布のヒモは固くなり、
現在既に大打撃を受けている観光産業・外食業界は更に追い込まれます。
更に追い込まれれば大量の失業者が出ます。
大量の失業者が出れば当然景気は更に悪化します。
景気が更に悪化すれば・・・・という負の連鎖ですね。

寄付する額の半分でも1/3でも消費(特に東北に関連する)に回して頂ければ、
その利益から被災地に少しでも雇用が生まれ、産業が活気づけば、
景気を押し上げていき、結果的に復興も早まるのではないかと思うです。

勿論、理想論に過ぎない、とバッサリ切り捨てる方も多いと思います。
しかし、実際経営難に、売上激減に、苦しんでいる人を目の当たりにしていると、
目の前の人をどうにかしてあげたいという気が湧いてきます。

この問題は、寄付がダメ、被災地に旅行するのが良い、
などといった単純な話ではありませんね。
読んで下さった方々の心の隅にほんの少しでも、
寄付だけが支援のすべてではない、ということが、
伝わっていればそれで充分私の目的は果たされています。

皆様方の読んだ感想をお寄せ頂けると幸いです(厳しい意見も歓迎)。

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