2015年07月24日
マレーシア機落下の村に慰霊碑、撃墜から1年
マレーシア機落下の村に慰霊碑、撃墜から1年
1年が経ちました。機体が落下したグラボボ村に犠牲となった
298人の慰霊碑が建てられ、追悼式が行われたということです。
この記事に村長さんの一言があります。「あれ以来、村人たちは
互いに優しくなり、なんでも助け合うようになった気がする」
ということです。親ロシア派の地域なのでウクライナ側との連絡
はなく、経済活動は自給自足の状態と思われます。
1年前の航空機墜落時は、どこからも何の連絡もなく、墜落機に
関係するものに触っていいのか咎めがあるのかも分からない中で、
乗客乗員の壊れた遺体を集めたということです。
戦闘地の近くであること、誰もミサイルの発射を認めることが
できない状況から、わけの分からない真空状態となった模様
です。
誰かに命令されることもなく悲惨な状態の人体を探しては運び、
集めたようです。もちろん手当てもねぎらいの言葉もなく、陰惨
な遺体に涙しながらの作業だったということです。
親ロシア派の支配地域なので、この追悼式も遺族は出席でき
なかったようです。
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<ウクライナ>マレーシア機撃墜1年 残骸の地に草は生えず
毎日新聞 7月17日(金)20時8分配信
【グラボボ(ウクライナ東部)杉尾直哉】ウクライナ東部でマレーシア航空機が撃墜され、乗客乗員298人全員が犠牲となった事件から17日で1年となった。
現場となったドネツク州グラボボ村には、今も焦げ付いた金属片やボルトなどの残骸が散らばっている。
周辺では親ロシア派武装勢力とウクライナ政府軍の戦闘が続き、砲撃音が遠くに聞こえる。紛争の終わりが見えぬ中、地元住民ら約500人が追悼式を行った。
【写真特集】マレーシア機撃墜1年
住民たちは犠牲者を弔う小さな石碑を設置し、花を手向けた。現場は親露派支配地域にあり、追悼式に遺族の姿はなかった。
親露派指導者で「ドネツク人民共和国」の首長を名乗るザハルチェンコ氏は追悼式で「この悲劇はウクライナ政府が引き起こした」と述べ、親露派が撃墜したとの見方を改めて否定した。
現場はヒマワリやジャガイモの畑や雑草地がどこまでも広がる農村地帯。その中に黒土がむき出しの部分がある。エンジンなど機体の一部が落下した場所だ。
慰霊碑を設置するため、仲間と土を掘り返していた地元の男性は「ジェット燃料が広がったからなのか、不思議と今でも草花や雑草が生い茂らない」と話した。
当時、戸外を散歩していた1人暮らしの女性、ナデージダ・レイパシさん(77)は、大きな爆発音を聞いて地面にへなへなと座り込んだ。「見上げると、巨大な物体が空中で分解し、頭の上に降ってくるかのようだった」という。
自宅から約150メートルの場所にエンジンが落ちて炎上し、一帯は黒い煙に包まれた。自身は無事だったが、それ以来、体調を崩しているという。
グラボボ村長のウラジーミル・ベレジノイさん(60)は「信じられない悲劇だった。あれ以来、村人たちは互いに優しくなり、なんでも助け合うようになった気がする」と話した。
◇マレーシア機撃墜事件
アムステルダム発クアラルンプール行きのマレーシア航空機(MH17便、ボーイング777)が2014年7月17日午後4時20分(現地時間)ごろ、高度約1万メートルを飛行中に撃墜され、乗客乗員298人全員が死亡した。
乗客の3分の2がオランダ人で、ほかにマレーシア人やオーストラリア人、インドネシア人、英国人らが搭乗していた。
毎日新聞 17日(金)20時8分
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マレーシア機撃墜 発生から1年 実態解明に向け強まるロシアへの国際圧力
産経新聞 17日(金)17時29分
マレーシア機撃墜1年 親露派勢力捜索映像を公開 豪メディア(映像)
アフロ 17日(金)13時48分
産経新聞 17日(金)7時55分
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終りまでお読みいただき、ありがとうございました
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