ペトロニウスの何やかんや

突如として、何か文章を書こうと思ったので、これから書くことにしようと思う。
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あかのひげき：

　あるシングルマザーの家庭がありました。亜数さんと言います。26歳の母「ぎん」と8歳の娘「きん」の二人で、ある街に住んでいました。

　クリスマスが近づいたある日、お母さんはパンとクッキーを焼きました。そして、それを森に住んでいるおばあさんにあげようと思いました。

　でも、宅配便で送るには近すぎるし、バイク便を頼むには、おばあさんの家は森の奥の方にありました。

　そこで、娘にパンとクッキーを持って行かせることにしたのです。娘は小学校で、サンタさんの格好をして、子供会のクリスマス劇の練習をしていました。

　お母さんは、小学校へ行って、娘のきんにパンとクッキーを渡し、森のおばあさんの所へ持って行くように言いました。

　しかし、小学校の担任は、「亜数きんちゃん、森には悪い狼がいて、人間を食べてしまうから危ない、行ってはいけませんよ」と言いました。

　しかし、娘は、「私には秘密のアレがある。だから、大丈夫だよ」と言いました。それを聞いた担任は「心配だ。でも、大丈夫。あれがあるなら」と深夜のテレビショッピングのようなことを言って許しました。

　ただ、お母さんはその「秘密のアレ」については何のことやら分からなかったのですが、「そうだ、そうだ、アレがあるから、アレがああなるから大丈夫にゃん。でも、でも、危ないから、暗くなる前に帰ってきて」と言って、きんちゃんを森に行かせました。

　亜数きんちゃんは、そのままジャケットをはおって、森のおばあさんの所へ急ぎました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく
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