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2015年02月18日

デング熱 指針

 昨夏、約70年ぶりの国内感染が問題になり、ここでも何回か取り上げたデング熱の予防対策を推進するための指針を作成する厚生労働省の委員会は、自治体が平時から蚊に対する対策を行い、感染者が出た場合は感染推定場所の調査や情報提供を行うことなどを定めた予防指針案をまとめた。今後、一般などから意見を聞いた上で、新年度から適用する。

海外で蚊に刺され、国内でデング熱を発症する例は毎年百例以上出ている。また、昨夏のような感染者が国内で蚊に刺されて感染が広がる恐れは常にある。しかし、近年は感染症対策として蚊の駆除などの対策を行っている自治体は少なく、自治体の経験が十分でないことから、指針で総合的な対策を定め対策していく方針。

予防策推進を図る必要がある個別の感染症の予防指針が策定されるのは7例目。

指針はデング熱のほか、チクングニア熱も対象である。
チクングニア熱はデング熱と同じヒトスジシマカなどにより媒介されるウイルス性の伝染病。
デング熱やウエストナイル熱と症状が類似している。
日本では感染症法に基づく4類感染症および検疫法に基づく検疫感染症に指定されている。
チクングニヤ熱、チクングンヤ熱などとも表記する。

症状は、潜伏期間の後40℃に達する高熱と斑状丘疹、関節が激しく痛む。
他に頭痛や結膜炎、羞明などが現れる場合もある。
また近年の流行では発熱することなく関節痛を訴える患者も多く出ている。
関節痛は朝に酷くなる傾向があり、軽い運動で楽になるが激しく動かすと悪化する。
数日間痛みが和らぎ再び悪化することもよくある。

この指針により、昨年のような感染がなくなることを祈ります。
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