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2021年10月16日

G・R・キルヒホッフ
【1824年3月12日 ~ 1887年10月17日没】

 

以下、キルヒホッフの原稿を改定します。


改定に伴い、時代別・舞台別・ドイツ関連にリンクを入れます。


ご覧下さい。【以下原稿です】



その名はグスタフ・ロベルト・キルヒホッフ;Gustav Robert Kirchhoff、ロシアに生まれ現在のドイツで学び現在のポーランドの大学(ブレスラウ大学)で教鞭をとっています。19世紀当時の知識人の教養の付け方は非常にダイナミックだと感心させられますね。島国日本では想像もつかないような人的な交流を感じさせます。そしてなにより、優秀な頭脳を大事に育てる社会環境を感じさせます。


また、キルヒホッフは現象を定式化(法則化)する事が得意でした。色々な分野で考察をしていて



@電気回路におけるキルヒホッフの法則

A放射エネルギーについてのキルヒホッフの法則

B反応熱についてのキルヒホッフの法則

が知られています。


まず、電流に関するキルヒホッフの理解なのですが単一の電源と、単一の抵抗のみの回路のように単純な場合は分かり易いのですが、回路が複雑になればなるほど色々な位置での電流と電圧の把握が難しくなります。キルヒホッフが示した法則に従えば回路内での電流の流れがより分かり易く想像できて、計算が出来るのです。回路内の任意の一点に流れ込む電流と流れ出る電流の相和は0なのです。また、起電力の相和と電圧降下の相和は等しいのです。こうした電圧、電流に対する理解が深められた業績は実はとても大きいのです。


また、反応熱に対するキルヒホッフの法則も秀逸です。それは化学反応に伴う狭義の熱の理解にとどまらずに、潜熱などを含めた熱を、エンタルピーと熱容量を使って発熱反応と吸熱反応の特性を温度変化に対して記述することに成功しています。熱に対しての理解を大きく進めたのです。蒸発熱、中和熱、融解熱といった様々な熱反応が定量的に記述出来て議論出来るのです。


その他にキルヒホッフは分光学、音響学、弾性論を研究していてベルリン大学で教鞭をとり、ベルリンで最期を迎えています。享年63歳の生涯でした。


 

 〆 


英語が話せるようになる「アクエス」



以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近、返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。


nowkouji226@gmail.com


2021/10/04_初稿投稿
2021/10/11_原稿改定


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