以下原稿改定します。ご覧下さい。
【以下原稿とします】
【1901年9月29日 ~ 1954年11月28日没】
フェルミはイタリアのローマに生まれアメリカで没してます。
アメリカではフェルミの名前を冠した研究所が今でも
シカゴ大学内にあって、そこで議論が交わされています。
その業績は社会的側面が大きいものもある一方で
純理論を突き詰めた後世の多くの物理学者が使う
原理・概念もあります。まさにパラダイムシフトを起こした
立役者です。ミクロの世界を切り開きました。
そもそも、フェルミは学生時代から抜きん出た優秀さ
を備えています。一歩一歩、フェルミは議論を展開して
ノーベル賞を受け、その授賞式の際にイタリアから
アメリカに亡命しました。時節柄、奥様がユダヤ人
だつた為迫害されていたのです。アメリカ移住後に
フェルミは有名なマンハッタン計画に参画し、
原子力発電所の創設に携わり社会を大きく変えていきます。
そもそも、計画への参加はオットー・ハーンが
ドイツで核分裂実験に成功した事情が大きいです。
フェルミを初めとした物理学者達が時代に
危惧感を抱いたのです。アメリカを中心とする
資本主義圏が自由を謳歌した点でフェルミの業績は
計り知れないです。反面でスリーマイル島の事故や
福島での原発事故を思い起こすと、
気楽に賞賛ばかりはしていられません。
このブログの中で私が何回か主張しているように
識者が知恵を集結して問いかけなければいけません。
かってのラッセルーアインシュタイン宣言を
思い起こしたいです。一方で我々、大衆も
皆で分かる範囲の言葉を使い意見を交わさねばなりません。
可能な範囲で意見を交わして民衆の英知を集結させるべきです。個人個人が平和に対して語る時に少しでもしっかりした考えをもって話さないといけないのです。色々な人と語る時に話が繋がっていく様な議論の土壌を、少しずつ育んでいかないといけないのです。会話をする個人それぞれが、より平和と現実に対してしっかりした考えを持ってほしいです。そんな人が話しやすい雰囲気を出していけるような人になって下さい。自分が話を広げるだけではなくて、相手の意見や気分を理解する力も大きいです。
考えを作るうえで政治家には頼れない昨今です。
各人、しっかりした考えを育んで下さい。
さてフェルミに話を戻します。
フェルミは純理論の中で
スピン角運動量に関して議論を進めました。
別のご紹介でボゾン・アインシュタイン
の系を紹介しましたが、フェルミと
ディラックは別の粒子群に着目します。
後世の理解ではスピン角運動量が
半整数(1/2とか3/2とかいった数)
の粒子はフェルミ粒子(フェルミオン)
と呼ばれボゾンとは別の振る舞いを示します。
具体的なフェルミオンとしてはク
ォークや電子、ミュー粒子、ニュートリノ、
陽子、中性子もフェルミ粒子の仲間です。
こうした概念は電気伝導率の物性を
議論するときには欠かせません。
フェルミの排他律に従う電子の集団を統計的に扱い、
フェルミ統計を確立したのです。例えばこの理論で
金属他の熱伝導が非常によく説明されます。。
こうして沢山の業績を世に残し、
フェルミは天に召されました。
彼は病床で点滴が落ちるのを眺めて、
その流速を出していたと言われています。
フェルミこそ、生粋の物理学者でした。
謹んでご冥福をお祈り致します。
〆
以上、間違いやご意見があれば
以下アドレスまでお願いします。
問題点に会しては適時、
改定・訂正を致します。
nowkouji226@gmail.com
2020/09/13_初回投稿
2021/09/07_改定投稿
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