2018年02月15日
ニシンを買いに行こう
春を知らせてくれるもの
春告魚(はるつげうお)といったなら
なんといっても生のニシン
干物もいい 寒い冬にはニシンそば
比較しようのない独特な味わいが
一年じゅう楽しめるニシン
朝から決めていた
「塩焼き」
数の子が食べたいからメスねらい
けれど ほとんど判別不可能
尾っぽの切れ目があればメスというけれど
これだ!と思っても
…当たらない
いつもおなかの張りで惑わされる
ぷっくりしている!と思うと
だいたいが巨大な白子
足のつくのが早いさかな
赤みのないものを選ぶけれど
目の周りの赤みが少しだけなら鮮度は大丈夫
…こころの中でくり返す
「尾っぽに切れ込み おなかの張りは、ふつう」
だけど 白子を楽しむことが多い食卓
◎ニシン<鰊(にしん)>
身を二つにさいて食べるから「二身(ニシン)」
両親の長寿を祈って食べる「二親(ニシン)」
アイヌ語では「ヌーシィー」
ニシンを「鰊(カド)」といい
カドの子ども「カド子」が「数の子」
説はいろいろあるけれど
いのちに名前がつく意味
そこにはたくさんの思いがある
さあ 下ごしらえ
おいしさがふくらむ
わが家はおかしらつき
内臓も小さくなっているから気にしない
うろこをしっかりとって 塩を振ったら20分
「おいしく焼くからね」と言いながら
ていねいに水分をふきとる
このひと手間が、肝心
ちゃんと焼けるように切り込みは少し大胆
そしてまた少しだけ 塩をふる
使いなれたグリルに火をつける
魚 肉 野菜 焼きのほとんどをまかなう
わが家のグリルは二代目のすぐれもの
焼けてくる音 ニシンのにおい
両面こんがりすれば焼き上がり
火をとめたら1分放置
余熱で蒸されたニシンはふっくら
長角皿に横たわるその姿には
厳寒の北国
日本海の荒波を生きてきた威厳がうかぶ
しっとりほくほく
みずみずしいおいしさ
ニシン御殿も建つほどの味を十分に堪能
自分の中の春がだんだんとふえてくる
もっとニシンを!
◎焼いた切り身をオリーブオイルで漬けておく
(塩、ニンニクをきかせて)←おつまみに最高!
◎身欠きニシン(干物)の甘露煮←ニシンそばにも!
◎漬けるだけのお手軽ニシン漬けに!
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二人三脚のグリル
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