2008年03月04日
芝草坂の火事
「宵越の銭は持たない」「火事と喧嘩は江戸の華」と、江戸風情を象徴する言葉は多くあります。『粋・気風がいい』といえば聞えはいいのですが、江戸時代の火事は洒落にならないくらい恐ろしいものでした。
265年続いた江戸の町には、大きな火事が96回。3年に1回は大火、7日に1回は小火(ぼや)があった計算になるそうです。
中でも、明暦(振袖火事1657)、明和(行人坂の火事1772)、文化(芝車坂の火事1806)は、「江戸三大大火」というくらいの大火事でした。
火付けは死罪!それほど江戸市民にとって火事は怖いものだったのです。今日は芝車坂の火事の日。現在でも火事が怖いのは同じ。くれぐれも「火の用心」を心がけましょうね。
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