九十歳。何が面白い
言わずと知れた
ベストセラーのエッセイの映画化です
とにかく
トムクルーズの映画の続編が来ないので
”気張らない映画”を観にいったのです
（余計な情報）
エッセイの映画化？面白いのかなあと
思ったのも確かですが
草笛光子さんも素敵な女優様なので
気になって観に入ったのでした
本も読みやすくてすぐ読めた本でしたし
確か世の中のことに
九十歳になってボケもせず（失礼な）
あーだこーだとぼやく本だったなと思い出していました
佐藤愛子さんの本は実は他には読んだことがないのです
（最低だな）
コメンテーターになられてたことも
全く知らないし
ただ、本の装丁がかわいかったので
読んだのです
（ぶっちゃけ）
 | 価格:1320円 |
分かりづらい話なんてなかったし
テンポが良いので
するする読める本でした
今思えば
この辺のところ（読みやすさ、手に取りやすさなど）
売れる本にしたのは
編集の方の腕なのだろうと思われます
もちろん
佐藤愛子先生の今までの実績
お人柄
テンポの良い文章や
共感される書き方あってのことですが
編集の方の腕も相当良くなければ
ここまで売れなかったと思われます
（個人の感想です）
そんなわけで
映画を観に行ったのですが
ここでも編集者は
作家にとって大きな存在だと気付かされる
そんな映画でありました
編集者が良いのです
唐沢寿明さんを久しぶりに映画で見た
と、思いました
役でなければ唐沢さんは
こんなに
もっさいおじサン編集者にならないと思います
悲哀、悲壮感が最高でしたね
ムロツヨシさんか大泉洋さんが
オファーされても面白かったかもなあと
思いながら観たのは
私のどうしようもない感情
でも
やっぱり
唐沢さんで良かった！
というか草笛さんと相性が良いのでは？
主役の草笛さんとの相性ありきの
キャスティングなのではないかと
思いました
そして
主役の草笛さん
佐藤愛子先生も相当おきれいな方なので
草笛さんがされても、なんの違和感もないのですが
草笛さんも九十歳と聞いてびっくり
（もっと下と思ってました）
（黒柳徹子様も九十歳と聞いて
驚きますが同じくらいの衝撃です）
なので
映画の冒頭の
草笛さんの思った以上の
”年寄りくささ”にショックを受けます
それは後半の
イキイキと輝く姿との対比のためだと気がつくのは
見終わった後ですが
草笛さんが好き過ぎるので
こんなおばあさんにしなくても良いじゃないか！
若い子はべらせて、恋愛映画でもやっちゃいなよ！
くらいに思ってしまった私がいました
まあ、それくらいには
草笛さんもお年寄りの役に徹しているのでした
本当の草笛さんを知らないので
好き勝手に言っていますが
映画の冒頭に
『草笛光子の生誕記念映画』
なんて表示されるので
どうしても草笛さんに肩入れしてしまいます
見終わった後は
安心して
スッとして
じんわりします
現代に生きる私たちの日々をも
慰めてくれるようなそんな映画でした
しかし
コレは人によっては泣くかもなあ
というシーンもあります
私は犬のところ
ぼろ泣きしました
確かエッセイの中でも泣いたけど
うっかり油断してました
そういえば、ここ泣けたんだった(>_<)
と映画を観ながら
思い出したりしました
実際は
九十歳といえば
立つのもやっと、という人も
いるかもしれないし
その中でホンの一握りの人が
イキイキかわいく生きているのだと
思うんです
お金のことなんかは
触れてないしね(>_<)
この映画の主人公のように
お金に苦労せず
家族にも仕事にも健康にも恵まれて
美しく年をとりたい！
そう思える映画でした
 | 価格:803円 |
 | 価格:665円 |
