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2017年12月22日
2017年11月28日
北朝鮮がミサイル発射準備か、政府が信号感知
北朝鮮がミサイル発射準備か、政府が信号感知
2017年11月28日 04時52分 TBS
政府が北朝鮮の弾道ミサイルの発射準備とみられる信号を感知し、警戒を強めていることが分かりました。
政府関係者によりますと、北朝鮮の弾道ミサイルの発射準備とみられる信号は、27日に捕捉されたということですが、これまでのところ、特異な兆候はないということで、政府は警戒監視を強めています。
北朝鮮は9月15日に平壌(ピョンヤン)郊外から弾道ミサイル1発を発射し、北海道上空を通過する形でおよそ3700キロ飛んで襟裳岬の東の海上に落下しました。それ以降、北朝鮮はミサイルを発射していません。(28日00:38)
2017年11月28日 04時52分 TBS
政府が北朝鮮の弾道ミサイルの発射準備とみられる信号を感知し、警戒を強めていることが分かりました。
政府関係者によりますと、北朝鮮の弾道ミサイルの発射準備とみられる信号は、27日に捕捉されたということですが、これまでのところ、特異な兆候はないということで、政府は警戒監視を強めています。
北朝鮮は9月15日に平壌(ピョンヤン)郊外から弾道ミサイル1発を発射し、北海道上空を通過する形でおよそ3700キロ飛んで襟裳岬の東の海上に落下しました。それ以降、北朝鮮はミサイルを発射していません。(28日00:38)
タグ:ミサイル
2017年09月18日
北の資金源に…マツタケと覚醒剤がミサイルに化けている
北朝鮮との国境の町・丹東の市場(日本にも輸出される乾物)/(提供写真)
日刊ゲンタイDIGITAL2017年9月15日
北の資金源に…マツタケと覚醒剤がミサイルに化けている
昨年10月、韓国の国防相(当時)は、国会で〈北朝鮮が1回の核実験で使う費用は500万ドル(約5億円)程度〉と発言していた。もちろん、設備や研究費を入れたらこの数十倍、数百倍はかかる。
また、韓国外務省によると、各種の弾道ミサイルの発射に、昨年だけでも約2億ドルを使っているという。
GDPが2兆円程度の貧乏国が、どこからお金を出しているのか? 元韓国国防省分析官で拓殖大学国際開発研究所の高永テツ研究員がこう言う。
「現在、主な資金源は中国との国境貿易で輸出する石炭、砂金、レアメタルなどの鉱物資源ですが、ほかにも有力なルートはあって、覚醒剤、麻薬の密輸、マネーロンダリングです。その筋からは、マリフアナなど北朝鮮製は品質がいいことで知られ、現在も日本で取引があります。また、中東・東南アジアには、弾薬やピストルなどの武器販売をしています。北朝鮮で資金が途切れることはないのです」
北朝鮮事情に詳しいジャーナリストも「中国・丹東では、鉄鉱石を買い付けに来ていた日本の商社を見たこともあります。“中国経由”の鉱物資源の多くは北朝鮮産の可能性があり、日本企業にも“需要”がある」と言う。
■禁輸しても“中国産”に化けて流通
当然、地道な外貨稼ぎも行っている。日本政府は北朝鮮への制裁措置で、2006年から輸入を全面禁止にしているが、今も中国経由の“偽装食品”が日本国内に数多く出回っているという。
有名なのは、マツタケだ。一部報道によると、昨年秋には北朝鮮産のマツタケが日本に150トン程度密輸され、15億円ほどの利益を得たという。ほかに高値で取引されているのは、漢方の原料である高麗ニンジン、そして海産加工品だ。
「中国・丹東の海産物市場を取材すると、実は新鮮な活魚のほとんどが北朝鮮海域で取れたものです。北朝鮮の業者は、中国の業者に対し、漁業権を売るという方法と取れた魚介類を新鮮なまま、または加工品として売る方法を取っていました。中国の海は汚染されているためです。イカとホタテなどは加工して日本に輸出していると話していました。タラ、特に干しダラも流通してます」(前出のジャーナリスト
居酒屋チェーンの“珍味”も、中国経由の北朝鮮産が多いという。
「例えば、居酒屋や大手スーパー、デパートで扱っている『いなごの佃煮』や『蜂の子』は、ほとんどが“中国産”です。現地の業者などに取材すると、中国が北朝鮮から輸入していることが分かりました。関西地方では居酒屋メニューとして定番の『スズメ』も北朝鮮産。中国で毛をむしって塩漬けにしたものを日本に輸入します。中国業者と取引する日本の業者は実態を知らないことが多い」(食品問題に詳しいジャーナリストの吾妻博勝氏)
蜂蜜も人気だという。関東の業者が言う。
「北朝鮮産は海外産の中でも、品質の良さに定評がある。新鮮で濃厚です。当然、日本には『中国産』として輸入されるわけですが、本物の“中国産”は精製蜂蜜で質が落ちる。偽装蜂蜜は5倍、10倍の値が付くこともある。中国産なのに“高級品”なら、北朝鮮産だと考えていいでしょう」
日本人が飲み食いしてくれた“恩恵”を受けて、北朝鮮はミサイルが飛ばせるのだ。
(おわり)
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タグ:北朝鮮
2017年09月15日
「韓国でガスマスク売り切れ」…日本の報道を笑う韓国人 日刊ゲンタイDIGITAL
韓国は街にシェルター(右)も完備/(C)AP
「韓国でガスマスク売り切れ」…日本の報道を笑う韓国人
日刊ゲンダイDIGITAL2017年9月14日
テレビの情報番組は連日、朝から晩まで北朝鮮問題を取り上げている。もしかしたら「コリア・レポート」編集長の辺真一さんは今年、ひな壇を得意とする芸人を差し置いて、最もテレビに出演した人になるかもしれない。同じ日に複数の生放送を掛け持ちするのは当たり前。独自の取材に基づく分析や見通しを披露し、お茶の間の視聴者をうならせている。
ただし、こんなにも盛り上がっているのは日本だけだ。北朝鮮が暴発すれば全土が戦場と化す恐れがある韓国は、静かなものである。国境を接し、どこよりも強い危機感を持っているはずなのに、大して騒いでいない。
むろん報道はされている。韓国・中央日報は、ひとたび戦争となった場合、「開戦初日にソウル首都圏で30万人の民間人が死傷する可能性がある」と警告。米国と日本には敵意むき出しでケンカ腰の発言を繰り返すカリアゲ君が自国を無視していることについて、ソウル市民の間では、「文在寅大統領は金委員長に相手にされていない」と政権を批判する声も上がっているという。
だが、朝鮮半島の専門家が連日テレビで解説をするような事態にはなっていないようだ。
韓国事情に詳しいライターの児玉愛子さんがこう言う。
「最近は7月にソウル、8月に水原に行きましたが、現地の人たちと一緒にいても、北朝鮮のミサイルや核実験が話題になることはありませんでしたね。テレビ番組を細かくチェックしていたわけではありませんが、日本のように北の脅威を取り上げている報道を目にすることもありませんでした。春ごろに、日本のテレビ番組が現地からのリポートとして、『韓国ではガスマスクが売り切れている』と報じたことがあったんです。ほとんどの家庭が核攻撃に備え始めたためで、地下鉄の駅にも常備されているという内容でした。そのことを現地で聞いたら、『いったい、どこの国の話?』って笑われて……。そもそも地下鉄にマスクがあるのは、大邱で発生した火災事故の教訓からです。10年以上前、自殺志願の男性が地下鉄車両に火をつけて200人近くが亡くなった。その対策として常備するようになったのです。核攻撃を恐れているわけではありません」
韓国の人たちは感情的で、カッとなりやすくて忘れやすいといわれている。実際、朝鮮戦争のときに38度線を越えて侵攻されたのに、「同胞を攻撃することはない。最初に狙われるのは日本だ」なんて楽観的に構えている人も多いという。北朝鮮の挑発や威嚇は日常茶飯事で、いまに始まったことではない。それだけに少し鈍感になっているということはあるだろう。
それにしたって、日本人は騒ぎ過ぎである。
「韓国在住の日本人ビジネスマンの中には、会社から有事の際の対応まで決められているという人もいました」(児玉愛子さん)
万が一のリスクマネジメントは必要だが、度を過ぎれば現実離れしてしまうし、緊張感も失われる。正しく恐れ、正しく備えることが大事なのだ。
タグ:北朝鮮
2017年08月29日
金 正恩 氏 への手紙
拝啓 金 正恩様
今朝は、日本の上空へ危ない物を打ち上げましたね。私の今朝の目覚めは携帯からの通知でした。戦争できないのに、出来るような真似はしない方が賢明というほかありません。
グアムへ向けなかったことで、貴方の腹は世界中の方に、ヨミ透かされております。
米韓の軍事演習にご立腹なのは、よくよく分かります。が、演習です。アメリカとて、貴国に向けて戦争は仕掛けることは出来ません。
現実の戦争は何もかも「負」の方向に行くだけで、好いことは何も起こらないことは、御存じではありませんか。
特に「人間としての役割」を考えた時には、武力では何も解決しないと答えは出でおります。これとて、貴方の海外留学の経歴から、教養として身に着いていると推測容易です。
ここはひとつ、貴方のお子さんの将来を考えようではありませんか。お子さんは、可愛い女のお子さんがお二人と窺っております。
思い切って、お子さんを本名でイギリスに留学させては如何でしょうか。道筋はイギリスのロスチャイルド男爵にお願いすれば済みます。
世界の国々は協力せざるを得ません。お子さんに害が及ぶことはありません。逆に手厚く守られます。イギリスは世界中に影響力があります。何故イギリスの力は衰えないのかお分かりになりますし、貴国の将来は好い方向に向かうはずです。
貴国と我が国の間には、解決しなければならない大問題があります。これとて政治でなく、人間性に立脚すれば解決容易です。一時はあと少しで全面解決手前まで行ったではありませんか。後退してしまったことは残念でなりません。
どうか、お子さんのイギリス留学の事、真剣にお考えください。早々不一
今朝は、日本の上空へ危ない物を打ち上げましたね。私の今朝の目覚めは携帯からの通知でした。戦争できないのに、出来るような真似はしない方が賢明というほかありません。
グアムへ向けなかったことで、貴方の腹は世界中の方に、ヨミ透かされております。
米韓の軍事演習にご立腹なのは、よくよく分かります。が、演習です。アメリカとて、貴国に向けて戦争は仕掛けることは出来ません。
現実の戦争は何もかも「負」の方向に行くだけで、好いことは何も起こらないことは、御存じではありませんか。
特に「人間としての役割」を考えた時には、武力では何も解決しないと答えは出でおります。これとて、貴方の海外留学の経歴から、教養として身に着いていると推測容易です。
ここはひとつ、貴方のお子さんの将来を考えようではありませんか。お子さんは、可愛い女のお子さんがお二人と窺っております。
思い切って、お子さんを本名でイギリスに留学させては如何でしょうか。道筋はイギリスのロスチャイルド男爵にお願いすれば済みます。
世界の国々は協力せざるを得ません。お子さんに害が及ぶことはありません。逆に手厚く守られます。イギリスは世界中に影響力があります。何故イギリスの力は衰えないのかお分かりになりますし、貴国の将来は好い方向に向かうはずです。
貴国と我が国の間には、解決しなければならない大問題があります。これとて政治でなく、人間性に立脚すれば解決容易です。一時はあと少しで全面解決手前まで行ったではありませんか。後退してしまったことは残念でなりません。
どうか、お子さんのイギリス留学の事、真剣にお考えください。早々不一
タグ:金氏 への手紙
2017年05月25日
ノースカントリー に関する こと 下記がありました・ナント ナント さもありなん
北朝鮮を調べていました 下記です。
@niftyニュース経由 2017年05月24日 06時00分 週プレNEWS
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12176-85155/
北朝鮮ミサイル発射の失敗はアメリカが誘導? 危険な米朝「サイバー戦」の実態
鈴木宗男氏(左)と佐藤優氏が、北朝鮮の度重なる弾道ミサイル発射実験について分析する!
鈴木宗男・新党大地代表と、元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏による対談講演会「東京大地塾」。
安保理やアメリカの警告を無視して、4月には3回も弾道ミサイルの発射実験を行なった北朝鮮だが、結果はすべて失敗に終わっている。
しかし、これは単なる“発射失敗”ではないと、佐藤優氏は分析する。背景には水面下で行なわれる米朝のサイバー戦の影が――。今、北朝鮮で何が起こっているのか?
鈴木 金正恩(キム・ジョンウン)委員長は国際社会の声を無視して、ミサイル発射や軍事演習を強行する姿勢を強めています。今回は、この緊迫する北朝鮮情勢について、佐藤さんの分析をお聞きしたいと思います。
佐藤 北朝鮮情勢はいろいろと報道されていますが、結論から言えばミサイルが韓国や日本に飛んでくることはしばらくないでしょう。
4月16日に北朝鮮東岸から弾道ミサイルが発射されました。これに関して、『朝日新聞デジタル』から引用します。「米ホワイトハウス当局者は16日、北朝鮮が発射したのは『中距離弾道ミサイル』だったと明らかにした。今月5日に日本海に向けて弾道ミサイルを撃ったのと同じ海軍基地から発射され、4〜5秒後に爆発したという。
このホワイトハウス当局者は、今回の発射が失敗に終わったことから、『米国として国力を費やす必要はない』として、軍事行動などを取る考えがないことを強調した」
これ、変ですよね。アメリカは「弾道ミサイルを撃つな」と北朝鮮に対してたびたび警鐘を鳴らしてきました。それにもかかわらず北朝鮮は失敗したとはいえ、ミサイルを発射している。これはアメリカの面子(メンツ)を潰す行為ですから、普通であればトランプが怒って追加的な制裁を加えてもおかしくないような事態です。しかしアメリカは静観している。対応があまりにも緩い。
この理由は、一連の騒動が単なる北朝鮮ミサイルの発射失敗ではなく、アメリカのサイバー攻撃によって起こされたものだからだとみています。北朝鮮のミサイルシステムにアメリカが侵入させたマルウェア(=有害なソフトウェア)が作動して、ミサイルを発射直後に爆発させる。こうした作戦が水面下で成功しているから、アメリカは北朝鮮にわざわざ大金をかけて制裁する必要がないと考えているのでしょう。
北朝鮮にとって、ミサイルをサイバー攻撃されることほど恐ろしい話はないです。せっかく造った核弾頭が発射数秒後に自国の真上で爆発する。最悪の場合、国土の20分の1が廃墟になりますからね。北朝鮮は簡単にミサイルを撃てなくなりますよ。
鈴木 しかし、私が4月に訪露した際にお会いしたアンドレイ・フョードル世論調査所長が「北朝鮮のハッカーは、ロシアを超える能力を持っている」と話していました。北朝鮮のミサイルシステムへのサイバー攻撃は可能なのでしょうか?
佐藤 フョードルさんの情報はいつも誇張があるので、額面どおりに受け取ることはできません。ただ、確かに北朝鮮のサイバーは強いです。北朝鮮では発電所などの施設を基本的に人力と機械で動かしています。そもそもコンピューターをほとんど使っていないので、システムに侵入する余地がないんですよ。
ただ、やり方はいくつかあります。核技術やミサイル技術を含め、科学技術を一定のレベルで維持するためには、毎回国際学会に出席し最新の情報を学び続けないといけません。しかし、北朝鮮の学者が国際学会に出席するのはチェックが厳しく、難しい。だから北朝鮮は中立国やフランス、北欧などの学者に委託して学会に出席させ、後でデータだけもらうというやり方を取ることがあります。
なので、北朝鮮のミサイルシステムをハッキングしたい場合は、北朝鮮のミサイル開発と関わりがある外部の学者経由でミサイルシステムにウイルスを送ればいい。アメリカの情報機関なら、どの学者が北朝鮮とつながっているかはわかっていますしね。
では具体的にどうするか? 大規模な国際学会であれば、会場のホテルと学者の部屋は1年前から押さえられているものです。そこで、情報機関は諜報(ちょうほう)員をそのホテルの清掃係に就職させるんですよ。
学者はノートパソコンを持参しますが、そのパソコンを常時携帯する人は少ない。食事やホテルのバーに出かけるときは部屋に置いていきます。その隙に清掃係に扮(ふん)した諜報員が部屋に入れば、5分足らずでマルウェアを仕込める。
ただ、なかには警戒心が強く、パソコンを常に持ち歩く学者もいます。その場合は、諜報機関の息のかかった学者を使って、ターゲットの学者に「一杯、奢(おご)るよ」と声をかけさせる。そして、ターゲットの飲む酒の中に、摂取してから3時間後くらいに効き目が出る遅効性の睡眠導入剤を入れるんです。
そして薬の効果で学者が深い眠りに落ちている隙に、清掃係に扮した諜報員が部屋に侵入し、パソコンにマルウェアを仕掛ける。そして、その学者が北朝鮮側にデータを渡せば、マルウェアが北朝鮮のシステムに侵入できるというわけです。こうした手法は、過去に諜報活動で実際に使われていたものです。
7年前、イラン国内の核燃料施設でウラン濃縮用遠心分離機がサイバー攻撃によって破壊された際も、これと似た手口がアメリカとイスラエルによって使われていたと言われています。北朝鮮のサイバー部隊がいくら強力でも、ヒューマンエラーにつけ込む方法はいくらでもあるんです。
★この続きは、明日配信予定!以上 @niftyニュース経由 2017年05月24日 06時00分 週プレNEWS
@niftyニュース経由 2017年05月24日 06時00分 週プレNEWS
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12176-85155/
北朝鮮ミサイル発射の失敗はアメリカが誘導? 危険な米朝「サイバー戦」の実態
鈴木宗男氏(左)と佐藤優氏が、北朝鮮の度重なる弾道ミサイル発射実験について分析する!
鈴木宗男・新党大地代表と、元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏による対談講演会「東京大地塾」。
安保理やアメリカの警告を無視して、4月には3回も弾道ミサイルの発射実験を行なった北朝鮮だが、結果はすべて失敗に終わっている。
しかし、これは単なる“発射失敗”ではないと、佐藤優氏は分析する。背景には水面下で行なわれる米朝のサイバー戦の影が――。今、北朝鮮で何が起こっているのか?
鈴木 金正恩(キム・ジョンウン)委員長は国際社会の声を無視して、ミサイル発射や軍事演習を強行する姿勢を強めています。今回は、この緊迫する北朝鮮情勢について、佐藤さんの分析をお聞きしたいと思います。
佐藤 北朝鮮情勢はいろいろと報道されていますが、結論から言えばミサイルが韓国や日本に飛んでくることはしばらくないでしょう。
4月16日に北朝鮮東岸から弾道ミサイルが発射されました。これに関して、『朝日新聞デジタル』から引用します。「米ホワイトハウス当局者は16日、北朝鮮が発射したのは『中距離弾道ミサイル』だったと明らかにした。今月5日に日本海に向けて弾道ミサイルを撃ったのと同じ海軍基地から発射され、4〜5秒後に爆発したという。
このホワイトハウス当局者は、今回の発射が失敗に終わったことから、『米国として国力を費やす必要はない』として、軍事行動などを取る考えがないことを強調した」
これ、変ですよね。アメリカは「弾道ミサイルを撃つな」と北朝鮮に対してたびたび警鐘を鳴らしてきました。それにもかかわらず北朝鮮は失敗したとはいえ、ミサイルを発射している。これはアメリカの面子(メンツ)を潰す行為ですから、普通であればトランプが怒って追加的な制裁を加えてもおかしくないような事態です。しかしアメリカは静観している。対応があまりにも緩い。
この理由は、一連の騒動が単なる北朝鮮ミサイルの発射失敗ではなく、アメリカのサイバー攻撃によって起こされたものだからだとみています。北朝鮮のミサイルシステムにアメリカが侵入させたマルウェア(=有害なソフトウェア)が作動して、ミサイルを発射直後に爆発させる。こうした作戦が水面下で成功しているから、アメリカは北朝鮮にわざわざ大金をかけて制裁する必要がないと考えているのでしょう。
北朝鮮にとって、ミサイルをサイバー攻撃されることほど恐ろしい話はないです。せっかく造った核弾頭が発射数秒後に自国の真上で爆発する。最悪の場合、国土の20分の1が廃墟になりますからね。北朝鮮は簡単にミサイルを撃てなくなりますよ。
鈴木 しかし、私が4月に訪露した際にお会いしたアンドレイ・フョードル世論調査所長が「北朝鮮のハッカーは、ロシアを超える能力を持っている」と話していました。北朝鮮のミサイルシステムへのサイバー攻撃は可能なのでしょうか?
佐藤 フョードルさんの情報はいつも誇張があるので、額面どおりに受け取ることはできません。ただ、確かに北朝鮮のサイバーは強いです。北朝鮮では発電所などの施設を基本的に人力と機械で動かしています。そもそもコンピューターをほとんど使っていないので、システムに侵入する余地がないんですよ。
ただ、やり方はいくつかあります。核技術やミサイル技術を含め、科学技術を一定のレベルで維持するためには、毎回国際学会に出席し最新の情報を学び続けないといけません。しかし、北朝鮮の学者が国際学会に出席するのはチェックが厳しく、難しい。だから北朝鮮は中立国やフランス、北欧などの学者に委託して学会に出席させ、後でデータだけもらうというやり方を取ることがあります。
なので、北朝鮮のミサイルシステムをハッキングしたい場合は、北朝鮮のミサイル開発と関わりがある外部の学者経由でミサイルシステムにウイルスを送ればいい。アメリカの情報機関なら、どの学者が北朝鮮とつながっているかはわかっていますしね。
では具体的にどうするか? 大規模な国際学会であれば、会場のホテルと学者の部屋は1年前から押さえられているものです。そこで、情報機関は諜報(ちょうほう)員をそのホテルの清掃係に就職させるんですよ。
学者はノートパソコンを持参しますが、そのパソコンを常時携帯する人は少ない。食事やホテルのバーに出かけるときは部屋に置いていきます。その隙に清掃係に扮(ふん)した諜報員が部屋に入れば、5分足らずでマルウェアを仕込める。
ただ、なかには警戒心が強く、パソコンを常に持ち歩く学者もいます。その場合は、諜報機関の息のかかった学者を使って、ターゲットの学者に「一杯、奢(おご)るよ」と声をかけさせる。そして、ターゲットの飲む酒の中に、摂取してから3時間後くらいに効き目が出る遅効性の睡眠導入剤を入れるんです。
そして薬の効果で学者が深い眠りに落ちている隙に、清掃係に扮した諜報員が部屋に侵入し、パソコンにマルウェアを仕掛ける。そして、その学者が北朝鮮側にデータを渡せば、マルウェアが北朝鮮のシステムに侵入できるというわけです。こうした手法は、過去に諜報活動で実際に使われていたものです。
7年前、イラン国内の核燃料施設でウラン濃縮用遠心分離機がサイバー攻撃によって破壊された際も、これと似た手口がアメリカとイスラエルによって使われていたと言われています。北朝鮮のサイバー部隊がいくら強力でも、ヒューマンエラーにつけ込む方法はいくらでもあるんです。
★この続きは、明日配信予定!以上 @niftyニュース経由 2017年05月24日 06時00分 週プレNEWS
タグ:ミサイル