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2020年09月16日
世論調査・マスコミのでっち上げではないのか?
この国の国民は、1週間や10日で極端に意見を変えるのか(14日、菅義偉新総裁)/(C)JMPA
日刊ゲンダイデジタル2020/09/16 06:00 更新日:2020/09/16 06:00
権力に阿る(おもねる)ことをしない日刊ゲンダイだから載せることができる記事です。
森友・家計学園・桜を見る会・など総理としての安部の不始末を、塞ぎ続けた菅が総裁だという。
私は、とても信じられない、というより、ここはどこの国だ?と言うしかない。
これでは、ロビイストに買収し続けられる国連や世界の幾つかの国と同じではないか。
ヨタッ子と、悪は違うんだ。公のことに私を出すと社会悪になる。こんなこと、嘗ての我が国は簡単に当たり前のように捌いてきた。イカサマ報道のマスコミと善意の国民と違うことに期待するしかない。
自浄能力を失うと悪いKarmaになる。それが自然界に作用すると大災害になる。やがては文明が消滅する。以下、日刊ゲンダイです。どうぞ。
斎藤貴男ジャーナリスト
日刊ゲンダイDIGITAL 政治・社会 政治ニュース 記事
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争経済大国」(河出書房新社)、「日本が壊れていく」(ちくま新書)、「『明治礼賛』の正体」(岩波ブックレット)など著書多数。
“蒙昧の主”は? 何も信じられなくなる内閣支持率世論調査
公開日:2020/09/16 06:00 更新日:2020/09/16 06:00
元文部科学省事務次官の前川喜平氏が、「東京新聞」特報面のコラムで、〈日本国民は蒙昧の民か〉と書いていた。安倍晋三氏の首相辞任表明と菅義偉氏の自民党総裁選出馬表明の前後に行われた世論調査で、内閣支持率が56・9%と前回より20ポイント以上も跳ね上がると同時に、不人気だった菅氏がたちまち「次期首相にふさわしい人」のトップに躍り出たことを憤っている。
〈一週間や十日でここまで極端に意見を変える国民が民主国家の主権者たり得るだろうか〉
前川氏は、魯迅の「阿Q正伝」を思い出したといい、〈愚かな国民は愚かな政府しか持てない〉とも述べた。同感だ。勝ち馬に乗りたがるのが庶民感情の常とはいえ、ここまでくると原始人にも劣る。
とはいえ当然、あまり思いつめたくない気持ちも、私にはある。日本国民の圧倒的多数が蒙昧の民ならば、町を歩くことも恐ろしい。絶望だけの人生なんて悲惨すぎる。
そこで、もうひとつの可能性を考えた。一連の世論調査は、すべてでっち上げなのではないか。
必ずしも根拠のない陰謀論ではない。いつも安倍政権寄りで知られていたFNNと産経新聞社の合同世論調査が、はたしてイカサマだったと発覚したのは先の6月。消費税の軽減税率適用で政権に大きな借りをつくった上、オフィシャルパートナーとして東京五輪商売の当事者にもなり下がったマスコミの行動原理に、産経とそれ以外で大差があるとは断じきれないのだ。
なにしろ統計は偽造、公文書は捏造、会議の議事録は取らないのが常態化された国である。世論調査の主体としての全国紙や通信社、放送局が同じ穴の狢でないほうが不自然ではないのか。菅氏を「パンケーキおじさん」と呼んでヨイショに徹するワイドショーに至っては、もはや万死に値する。
はてさて、しかし、これでは蒙昧の主が国民ならぬマスコミであっても、どこまでも絶望的な状況に変わりはない。ジャーナリズムの世界に飛び込んで40年近くになる私だが己の住んでいる世界がつくづく不気味でならなくなってきた。いや、そんなものにたやすく操られ、わずかな利便性や快楽と引き換えに、人間の尊厳も魂も売り飛ばして喜々としていられる人々の狂気も、だ。もう何も信じられない。
この国の社会と人心は、主に小泉純一郎政権と安倍政権によって破滅させられた。菅氏も安倍路線の継承を誇らしげにうたっている。少しはまっとうな世の中を取り戻すのに、あと1世紀は必要だろう。
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2020年09月15日
今こそ日本を作り替えよう シェアエコの伝道師が動く
日経電子版2020/9/13石山が考える今後の社会思想の変化をまとめた表
私たちの日常が、コロナですっかり変わってしまった。
ヨシッそれなれそれで、その環境にマッチングさせる。
使うのは、日本を創りかえる発想とITを駆使する。ミレニアルの年代は24〜39歳という。
日経が報じている。下記ですどうぞ。
今こそ日本を作り替えよう シェアエコの伝道師が動く
ミレニアル 新常態の主役(2)
ミレニアル 新常態の主役 2020/9/13 2:01 (2020/9/15 2:00更新)日本経済新聞 電子版
ミレニアル世代が、コロナ禍に向けて立ち上がった。
「国あるいは自治体が運営する個人口座を国民一人ひとりに作る」「医療機関に行く前に医師に症状をスマホで相談できるようにする」「国会図書館のデジタルコレクションを完全オープンにする」――。
■日本を作り替えてやろう
日本をどう作り替えるべきか。ミレニアル世代の声を社会に届けるために生まれた一般社団法人Public Meets Innovation(PMI)は4月13日〜6月30日に政策アイデア・提言をネットで募った。
題して「#コロナを危機で終わらせない」プロジェクト。仕事や生活、娯楽、教育、医療など社会の隅々に及ぶ452件が集まった。
■官僚、弁護士、経営者らが参集した
PMIは代表理事の石山アンジュ(31)が2018年に立ち上げた。ミレニアル世代の声を社会に届けるシンクタンクだ。中央官庁の若手官僚や地方自治体の職員、弁護士、スタートアップ企業の経営者などが参加する。
日本のミレニアル世代は約2100万人に上る。「ここから50年、私たちは生きていく。過去のやり方は未来に通用しないのに日本は相変わらず旧来ルールでしのごうとしている」
■デジタル化の遅れを教訓に
政府や行政のコロナ対策は後手に回った。もし国が運営する個人口座があれば、10万円の特別定額給付金は瞬く間に生活困窮者に届いただろう。スマートフォンで軽症者を切り分けできれば、医療崩壊の心配もずっと減ったはずだ。文献や書籍をオンラインで参照できれば、学生は休校中もずっと簡単に学べたはずだ。
「新型コロナは予想できなかった事態。対応が遅れたり最善策が取れなかったりしたのも仕方ない。でも今回を教訓に日本社会の変えるべき点はしっかり変えていかないといけない」
■シェアエコノミーの伝道師
政府から内閣官房シェアリングエコノミー伝道師に17年、任命されるなどシェアリングエコノミーの旗振り役として知られる。
「モノを持つことが本当に幸せなのか?」。大量生産大量消費社会に疑問があった。従来の価値観にとらわれない発想と物おじしない発言力は同世代の中でも一目置かれている。
「私が求める社会とはテクノロジーを積極的に活用し、自分らしい生き方を自らつくることができる社会です」。19年11月8日、石山の姿は首相官邸にあった。全世代型社会保障検討会議に若手世代の代表として呼ばれた。議長を務める安倍晋三首相らに思いを熱く語った。
1989年に横浜で生まれた。父は作家兼歌手、母は会社員。両親ともにオープンな性格で自宅の一軒家には常に誰かしらが長逗留(ながとうりゅう)している環境だった。両親ともにサンバが趣味。その関係でブラジルのサンバダンサーは常連だった。いろんな人に囲まれて育った。今でいうシェアハウスだ。中学のときに両親が離婚する。それぞれが別のパートナーと家庭を持つと、父と母、そして祖父母らの家を自由に行き来して暮らした。
■時間と空間を共有するみながパートナー
「両親が離婚した気の毒な子ども」。周りは同情の目を向けたが、本人にそんな感覚はなかった。「父と母の新しいパートナーは私にとってお兄さん、お姉さんみたいな存在。どこの家も居心地が良く、複数の居場所があって、むしろ快適だった」。家族であろうとなかろうと時間や場所、物をシェアする暮らし。誰かと何かを共有すると人と人の絆も自然に生まれる。シェアリングの効用にこのころ気付いた。
大学卒業後にリクルートを経て、クラウドワークスに転職。そこで一般社団法人シェアリングエコノミー協会の立ち上げに携わる。家も自動車も家電も衣類も、個人で所有せず、誰かと共有する。使われていない遊休資産を有効活用できれば過剰消費・過剰生産が見直されるなど社会課題も解決できる。ネットが普及し、借りたい人と貸したい人を瞬時に結べる。テクノロジーの進化が豊かな生活に道を開く…はずなのに旧来の価値観や規制がシェアリングエコノミーの普及を阻む。
■所有する必要って本当にあるの?
「例えば地方の限界集落で一人暮らししているおばあちゃん。電車もバスも公共交通機関が廃止されて、買い物に行きたくても交通手段がない。近隣の誰かが買い物に行くときにライドシェアリングで相乗りさせてあげれば問題解決なのに運輸規制が阻む」。そもそも若い世代は所有に関心が薄い。必要なものは必要なときに借りれば身軽で済む。ただ昭和の時代は家や自動車、テレビなどの所有は成功者のステータス。シェアの効用を説いても届かない世代間ギャップがもどかしかった。
そんなときPMI設立に至る決定的な出来事が起こる。
■ぶつかった年功序列の壁
「比例代表制の名簿から漏れました。申し訳ありません」。17年10月、衆議院選挙の告示日を間近に控え、連絡が入った。シェアリングエコノミー普及活動を引っ張る石山の姿が、ある政党の若手リーダーの目に留まった。立候補の打診を受け、思いを国会に届けられると内諾した。出馬に向けひそかに準備を進めていた。だが最終段階で選に漏れた。若さゆえの実績の乏しさ。既存政党は年功の壁が厚かった。
「このままでは終われない」。闘志に火が付いた。「公認をもらえ、当選できていたとしても、主張を通すまでどれだけ待たされることだろう」。ミレニアル世代の声を社会に直接届ける手段を考え、PMI設立に動いた。
■できない理由を探しても仕方がない
今回集まったアイデアや提言は国会議員や関係自治体に届ける。さらにネット上で賛同者を募り、具体化の道も探る。弁護士の手を借りて実現に必要な法制度・改定案をまとめたり、IT企業にプラットフォームやアプリの開発を働きかけたりする考えだ。
もちろん実現のハードルは高い。「でも『今のルールでできません』を繰り返していては今後も日本社会は何も変わらない」。コロナを危機で終わらせない――石山の挑戦は続く。
=敬称略、つづく
(編集委員 石塚由紀夫)
2020年09月14日
災害時の救世主 インスタントラーメン・水で美味い
袋入りインスタントラーメン2020/9/14撮影
インスタントラーメンを「水」で柔らかく戻して、試食した結果です。
災害時には役に立つでしょうね。
以下でどうぞ。
災害時の救世主「水戻しインスタントラーメン」 水以外で戻すと激ウマだった
ニュースサイト しらべえ グルメ2020/09/13 15:40
長く浸け置けば、カップラーメンは水でも戻して食べられる。SNSでは「サッポロ一番」が紹介されていたが、ちょっと変わり種な乾燥麺はおいしく食べることができるのだろうか。
SNS上で「袋ラーメンは水で戻しても食べられる」という、いわゆる“水戻しラーメン”が話題になった。
それに合わせてしらべぇでは「どの袋ラーメンが水戻しでウマいか」を早速リサーチしたが、今回はさらに変わり種にチャレンジ。その最中、最高にウマイ調理法に出会うことになった。
今回用意したのは、まず記者がこよなく愛す「サッポロ一番 みそラーメン」と、人気の韓国カップラーメン「辛ラーメン」に「日清焼きそばUFO」。袋型のみならずカップ型も水戻しに対応しているのか実験したい。
UFOと辛ラーメンは袋型ではなくカップ型だが、中身は同じ即席麺。袋麺の方が平たいため水とは馴染みそうだが、カップ型でもいけそうな気はする。前回は「意外と戻し時間がシビア」という教訓も得たので、今回は急ぎ足で作っていってみる。
まず「辛ラーメン」を試してみる。カップ麺なので、表示の線のあるところまで水を注ぐ。こちらは15分ほどで麺がほぐれてきた。この辛ラーメン、スープ用の粉が結構多い。たっぷりの粉が溶けるか心配だったが、意外とさらっと水に馴染んでいく。
食べてみると、辛ラーメンならではの辛さのパンチは少々マイルドになっている。化学反応というより、熱くないから、舌が感じる刺激が少ないという生物に不思議が原因だろう。
辛いものがさして得意でない、という人は冷たい方が食べやすいかもしれない(そもそも辛いもの苦手な人が辛ラーメンを買うとは思えないが…)。
とりあえず5倍の時間は必要だが、カップ麺も水戻しには対応可能だとわかった。続いてさらにハードルの高そうな「日清焼きそばUFO」を試していく。スープがない焼きそばなら、どんどん麺が伸びていくということはなさそうなので密かに一番期待を寄せている商品だ。
表示通りに水を入れて待つ。こちらも15分ほどで麺がほぐれた。湯切りならぬ水切りをして、ソースを和える。
水切りした麺はもっさりしていて若干ソースが絡みづらい感じはあるが、食べてみると……ウマい。芯が残っている感じ、さらには揚げている麺の香りが残っていて、どことなくスナック菓子のような感覚だ。
水切りを済ませているおかげか、冷たさそのものも気にならない。これに関しては温かい時とあまり変わらないおいしさだった。
最後に選ぶは「サッポロ一番 みそラーメン」。「変わり種を試す」って言ってるのに、サッポロ一番って…と思っている人もいるかもしれないが、今回はこれを牛乳で戻してみたい。そうミルク味噌ラーメンだ。
災害時、冷蔵庫が止まってしまっていると牛乳もダメにしてしまう。それなら、ラーメンを戻すのに使えば、おいしい濃厚ラーメンができて、傷みやすい牛乳も消化できて一石二鳥なのでは、というわけだ。
さて実践…そして早速問題発生だ。前回記事では「SNSでは25分浸け置くと書いてあったけれど、やりすぎると伸びる」という教訓を得たのだが、牛乳浸しラーメンは水戻しよりも水吸いに時間がかかるようで、全然柔らかくならない。
水で戻した時は15分前後でほぐれたサッポロ一番だが、牛乳戻しでは30分もかかった。とりあえずなんとか麺がほぐれたので、粉末スープを投下。スープは牛乳でもすんなり溶けてくれた。
ちょっと粉のダマができやすかったが、これくらいなら気にならないレベル。一口食べてみると、予想以上のおいしさだ。みそラーメンのまろやかなしょっぱさと牛乳が非常に合っている。
温かかったらチーズをかけたくなるくらい、濃厚で後を引く味わいだ。とはいえ、冷えていても十分おいしく食べれる。冷蔵庫が止まってしまった時は率先して作ってみてほしい。
さて、3食食べ比べてみたが、意外なおいしさという意味では「サッポロ一番 みそラーメン」の牛乳戻しが素晴らしかった。塩ラーメンや豚骨系のラーメンで作るのもおいしいだろう。同じく傷みの足の早い豆乳などでも代用できそうだ。
また、非常食として無難だったのは「日清焼きそばUFO」。伸びる心配がないのと、単純に食べやすかった。台風に限らず、自然災害の多い日本。カップラーメンは備蓄としても持ちやすいので、記事を参考に数個ストックしておくと便利である。
・合わせて読みたい→NYタイムズが「世界一うまい」と認めた辛ラーメンブラックを食べてみた
(取材・文/しらべぇ編集部・ミクニシオリ)
タグ:インスタントラーメン
2020年09月09日
今の自民党 大迷惑 こんなテイタラクにリードされる日本は不幸だ
神奈川県連所属の(左から)三原じゅん子参院議員、河野太郎防衛相、小泉進次郎環境相(C)日刊ゲンダイ
これが菅新政権「閣僚名簿」人気優先で解散総選挙へシフト
公開日:2020/09/08 15:00 更新日:2020/09/08 15:02
ポスト安倍を決める自民党総裁選は8日告示。演説会や共同会見が組まれるなど、選挙戦が本格化した。といっても、菅官房長官の圧勝はほぼ確実。党内の関心事は早くも「菅政権」の人事に移っている。早期解散説が浮上し、総選挙向けの人気取り内閣となるのではないか、とみられている。
安倍首相を辞任に追い込んだ原因のひとつが、内閣支持率の下落だった。
デタラメ続きの新型コロナウイルス対応に世論が激怒。支持率は30%台にまで落ち込んでいたが、辞意表明を機に反発し、各社の世論調査で20ポイント前後もアップした。自民党の政党支持率もおよそ10ポイント上昇。マサカの“不祝儀相場”に自民党は勢いづき、永田町ではにわかに解散風が吹き始め、「10.25投開票」「11.1投開票」「12.6投開票」といった日程が飛び交っている。
「16日に臨時国会を召集し、その日に首班指名選挙を実施。菅長官を新総理として選出後、組閣するスケジュールが組まれています。いま解散したら勝てるかどうか確認するため、自民党は18日から3日間の日程で独自の選挙区情勢調査を行う予定です。その結果を見て、“菅総理”が解散に打って出るか判断するとみられています」(永田町関係者)
■神奈川県連を重用か
解散総選挙を前提にすれば、当然「菅政権」を支える閣僚の顔ぶれは人気取りを意識したものになる。
菅長官の後を継ぎ、政権の要かつスポークスマン役を担う官房長官には河野防衛相(麻生派)、小泉環境相(無派閥)、梶山経産相(無派閥)が浮上。河野氏と小泉氏はともに神奈川県連に所属し、菅長官が「将来の首相候補」と目をかけている。アベ側近の萩生田文科相(細田派)と、加藤厚労相(竹下派)の名前も挙がる。
与党関係者はこう言う。
「(小泉)進次郎クンは党内きっての人寄せパンダですが、あの能力では官房長官は務まらない。そうでなくても初入閣でバカっぷりが露呈してしまい、とても任せられず、留任が有力。好き嫌いがハッキリしていて、敵味方を峻別する(河野)太郎チャンは菅長官に近いタイプ。適任かもしれない。梶山大臣は安定感があり、菅長官の信頼も厚いので自身の息のかかった総務省を任せる可能性もある」
女性閣僚候補は5人
欠かせないのが、政権の「目玉」だ。
(左上から時計回りに)野田聖子元総務相、稲田朋美幹事長代行、小渕優子元経産相、佐藤ゆかり衆院議員(C)日刊ゲンダイ
菅長官は安倍政権の組閣のたびに「オンナでいいのはいないか」と聞いて回っていたという。アベ路線を継承するのであれば「女性活躍」は外せないところ。大臣就任への意欲を隠さない三原じゅん子参院議員(無派閥)の沖縄・北方担当相としての初入閣が取り沙汰されている。
「米軍普天間飛行場の辺野古移設をめぐり、菅長官と沖縄県は全面対決している。三原も神奈川県連所属で菅長官の言いなり。強硬姿勢を変えないというメッセージも含め、三原に任せる可能性はあると思う」(自民党関係者)
今回も出馬できなかった野田聖子元総務相(無派閥)、稲田朋美幹事長代行(細田派)、小渕優子元経産相(竹下派)らも浮上。“菅本命”の流れをつくった二階幹事長の子分の入閣も確実だ。
「片山さつき(参院議員)は地方創生相をやったし、次は佐藤ゆかり(衆院議員)か。二階派の推薦名簿トップの平沢勝栄(衆院議員)も法相あたりで待望の初入閣を果たすのではないか。菅長官が最重要課題に掲げるコロナ対応を担う厚労大臣は田村憲久元厚労相(石破派)や武見敬三(参院議員=麻生派)が有力視されています」(前出の自民党関係者)
人気取りの組閣では、新閣僚が次々にボロを出すのも早いのではないか。
タグ:自民党総裁選
2020年09月08日
世界の稼ぎ頭、コロナで激変 純利益で半導体・IT躍進
2020/9/7日経電子版
世界の稼ぎ頭、コロナで激変 純利益で半導体・IT躍進
四半期決算ランキング
2020/9/7 23:15日本経済新聞 電子版
世界の上場企業の稼ぎ頭が急変している。主要企業の決算発表が一巡した直近の四半期の純利益をランキングしたところ、IT(情報技術)や半導体関連が躍進し、金融やエネルギー、自動車が順位を落とした。新型コロナウイルスの感染拡大でデジタル化や脱炭素が加速し、企業の優勝劣敗が鮮明になっている。
QUICK・ファクトセットを使って世界の上場企業約4万4000社の米ドル換算の純利益を集計しランキングした。2020年3〜5月期、4〜6月期、5〜7月期の決算を対象にした。
1位は著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米バークシャー・ハザウェイ。純利益は262億ドル(約2兆7600億円)だった。米アップルなど保有株が4月から上昇し評価益が増えた。2位のソフトバンクグループは保有株の売却などが利益を押し上げた。
トップ10には、3位の米アップルや4位の米マイクロソフト、7位の中国銀行など常連に加え、中国のアリババ集団が9位に入った。67億ドルの利益を稼ぎ、前年同期の43位から順位を高めた。
2020/9/7日経電子版
アリババ以外でも、電子商取引(EC)の大手は躍進が目立つ。中国ネット通販の京東集団(JDドットコム)は41位。前年同期は1600位台だった。12位の米小売り大手ウォルマートは、2時間以内に商品を宅配する速達サービスを始めるなど、ECを強化した。
日本勢では巣ごもり消費がソニーや任天堂のゲーム事業に追い風となり、それぞれ48位、117位に順位を上げた。
企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)も加速している。半導体需要が増え、台湾積体電路製造(TSMC)は23位と前年同期の71位から躍進した。米エヌビディアもデータセンター向けの人工知能(AI)計算用の半導体が伸び、順位を前年から109位上げ210位となった。米セールスフォース・ドットコムは販売支援のクラウドサービスなどが好調で38位となった。
業種別では情報通信が上位1000社のうち97社と前年同期から25社増えた。一方でコロナの影響を受けやすい素材エネルギーは165社から124社に減少。自動車も29社から13社に減り、トヨタ自動車は17位から76位に下がった。金融の転落も目立っている。
四半期の純利益が10億ドル以上の企業は世界で116社と、リーマン・ショック時の08年10〜12月期に比べ2倍と多い。企業の利益が全体に悪化した当時と比べて、コロナ下では稼げる企業とそうでない企業の差が鮮明になっている。
(押切智義、村上徒紀郎
タグ:世界の稼ぎ頭
2020年09月07日
目的は森友・加計・桜疑惑潰し 異様な“菅談合”の全容
安倍政治の悪質さを凝縮(C)日刊ゲンダイ
目的は森友・加計・桜疑惑潰し 異様な“菅談合”の全容
日刊ゲンダイデジタる公開日:2020/09/05 17:00 更新日:2020/09/05 17:00
菅官房長官、石破元幹事長、岸田政調会長の3人が立候補する自民党総裁選(8日告示、14日投開票)。国会議員票で圧倒的優位に立つ菅が4日、選対本部を立ち上げ、大メディアは「各陣営が選挙活動を本格化」などと報じているが、すでに結果が見えているのに茶番もいいところだ。
投開票日までに致命的なスキャンダルや失言が出て失速する可能性もゼロではないが、今のところ石破派、岸田派をのぞく主要5派閥が総乗りした菅が圧勝するのは間違いない。党内の関心は早くも総裁選後の人事に移り、菅の選対本部は貢献度を競い合う“猟官運動クラスター”と化している。
だが、我が世の春を謳歌するかに見える菅を中心にこの政局が組み立てられたのかというと、それは違う。今回の総裁選の“中心人物”は、紛れもなく石破だ。
政権運営がニッチもサッチもいかなくなって、低迷する支持率の回復も見込めず、病気を理由に辞意表明して責任放棄した安倍首相が後継選びに託した最重要課題は「石破にだけは政権を渡さないこと」だったという。
どうすれば石破に政権が渡らずに済むのか、誰なら石破に勝てるか、いかにして石破を潰すか――。そういう文脈で担ぎ上げられたのが菅だった。もともと国民の待望論があったわけではない。
安倍と、盟友の麻生財務相の意中とされてきた後継候補は岸田だ。
岸田も無邪気に禅譲を信じ、昨年の参院選でお膝元の広島選挙区に手を突っ込まれても、黙って尽くしてきた。しかし、地味で発信力のない岸田では、国民人気が高い石破に太刀打ちできないことは誰の目にも明らかだった。
安倍の唐突な政権ブン投げ、岸田の頼りなさ、そして石破の存在感。そのどれかひとつでも欠ければ、菅総裁という選択肢は浮かんでこなかったのではないか。
■「次善の策」として急浮上
4日の朝日新聞が、岸田が脱落して菅が本命に躍り出るに至った内幕をこう明かしている。
<「党内は岸田さんではまとまりませんよ」。首相の出身派閥・細田派の閣僚経験者が首相にそう伝えると、首相が「やっぱり、そうだよね」と応じることもあったという。そんな中で首相の体調が悪化し、「次善の策」(閣僚経験者)として急浮上したのが菅氏だった>
<「いつから総理になりたいと思ったんだ」。麻生氏は9月1日、立候補の意向を伝えに来た菅氏に尋ねた。菅氏は最近、自身に近い若手議員を集め、石破、岸田両氏のどちらが後継首相にふさわしいか聞いたところ、大半が石破氏の名を挙げたと説明。「出なければいけないと決意しました」と話したという>
政界で菅と麻生の折り合いの悪さを知らない者はいない。麻生と二階幹事長も微妙な関係だ。だが、とにかく石破を総理総裁にしないこと。その一点のために、反目し合ってきた連中がすぐさま手を結び、「次善の策」である菅に主要派閥が雪崩を打って乗っかった。そういう醜悪な総裁選なのである。
では、なぜそこまでして石破を排除しようとするのか。
「安倍首相が石破氏を毛嫌いしているのは、肌合いの違いもあるのでしょうが、何より今回の総裁選のキャッチフレーズに『納得と共感』、前回総裁選では『正直、公正』を掲げた国民目線の石破氏が政権を担ったら、森友、加計、桜を見る会など、これまでフタをしてきた悪事が暴かれ、訴追されかねないという恐怖があったのでしょう。疑惑潰しの共犯者である菅氏なら、数々の疑惑にフタをし続けてくれる。悪辣で厚顔無恥な官房長官が、後継には最適だったということです」(政治評論家・本澤二郎氏)
やましさ満載の政権中枢が石破の正論を封じ込めた
ひとたびパンドラの箱が開けば、安倍ひとりの汚名では済まない。政権を中枢で支えてきた菅や麻生も同罪だし、下手したら自民党政権そのものがひっくり返る。そういう危機感、やましさを共有しているからこそ、主要派閥がこぞって菅に乗っかったのだ。瞬く間に石破を封じ込める包囲網が出来上がっていた。
自己保身と疑惑潰しが最優先で、国民不在の権力闘争。昭和の自民党に先祖返りしたかのような、派閥談合の薄汚い総裁選をわれわれは今、見せつけられている。
菅が2日に出馬会見した直後、党内最大派閥の細田派(98人)と第2派閥の麻生派(54人)、竹下派(54人)の会長3人がそろって会見に臨み、菅支持をわざわざ表明したのもおぞましかった。
いち早く支持表明して「菅で決まり」の流れをつくった二階派(47人)を牽制し、大派閥の数の力を誇示して人事や政権運営の主導権を握るためのアピールだろうが、そんなこと公の場でやることか。小渕元首相の後継を選んだ「5人組」の方が密室だった分、まだつつましく思えるほどグロテスクな光景だった。公共の電波で流すなら、3領袖の卑しい悪人ヅラにモザイクをかけて欲しいくらいだ。とても正視に堪えるものではない。
権力構造を温存(C日刊ゲンダイ)
「それに何の疑問も持たず、派閥領袖や菅氏に取り入ろうと必死で媚を売る自民党議員は本当に浅ましく、どうしようもない。同時に、安倍政権の7年8カ月で“逆らえば潰される”という恐怖政治がここまで浸透してしまった現実に戦慄します。安倍政権下で、官邸の意に沿わない議員や官僚は冷や飯を食わされてきました。プライドだけは高く精神的に未熟な安倍首相は、思うように物事が進まなかったり、批判されると“あいつは許さない”などと私怨を抱きがちですが、直接、手を下すわけではない。実行役を担ってきたのは菅官房長官です。河井夫妻の事件にも黒川元検事長の人事にも関わっている。安倍首相が経産官僚と二人三脚で仲間に利権を与え、警察官僚をはじめとする“官邸ポリス”を率いる菅長官が党内や官僚機構に睨みを利かせ、恫喝し、メディアへのコントロールを強める役割分担でやってきた。その結果、党内も霞が関もイエスマンばかりになり、大マスコミも権力の顔色をうかがう広報機関に成り下がってしまいました」(本澤二郎氏=前出)
■イメージアップ戦略にも協力
安倍政治の検証も総括もないまま、テレビは連日、総裁選で本命に躍り出た菅を追いかけ、腰巾着におべっかを言わせている。令和おじさん、叩き上げ、苦労人、パンケーキ大好き――など、国民ウケしそうなキーワードを羅列して過去の悪行を覆い隠し、菅のイメージアップ戦略に協力しているのだ。
高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)が言う。
「不正に不正を重ね、嘘やゴマカシ、隠蔽、改ざん、嘘の上塗り……。そうやって国民の信頼を失ってきた腐敗政権をようやく民意が追い込んだと思ったら、よりによって、鉄面皮の嘘と隠蔽で政権を守ってきた菅長官が後継とは、悪い冗談としか思えません。目をつけられたら何をされるか分からない、恐ろしい官房長官だとメディア人は骨身にしみて感じているはずですが、だからこそ、機嫌を損ねないように競って歓迎ムードを演出しているように見える。安倍長期政権で、メディアは権力に対峙する気概を完全に失ってしまいました。本来は、このコロナ禍に何もできないまま政権を投げ出した無責任首相と連帯責任で内閣総辞職、蟄居謹慎が筋なのに、当事者の菅氏が首相に上り詰めようとしている。安倍政権の利権構造を温存したい人々が彼を支えているのです。それを国民が許容するのか問われる局面です」
安倍が辞任しても、安倍政治は終わらない。むしろ、その中枢を担ってきた菅によって、安倍政治のエッセンスを凝縮したような暗黒政治が始まるのかもしれない。分断と監視はますます強化され、息苦しい社会になっていく。メディアの追従も深化し、続いていくのか。こんな暗澹たる気分になる総裁選はない。
2020年09月06日
ネットサーフィンから見えてくる 中国人による北海道の土地買いの目的
北海道の土地の買いあさりが、中国人によって、甚だしいと度々見聞きする。
これは、皆さんも同様だと思います。
日本の人口は今後減りつつづけます。
すると、過疎地は益々増えることになります。
過疎地への行政サービスは徐々に遠ざかり、やがてできなくなってしまいます。
これは、日本の国内事情です。
なぜ中国人は、北海道の土地あさりをするのだろうか。
中国文化の暗い部分に、大麻やアヘンの使用があります。
なぜそう言えるのかと思われる方もいるでしょうね。中国国内の薬物使用も厳しく取り締まっています。密輸では、とんでもない極刑になる場合もあります。
私は過去に、彼らの薬物使用を目の当りにしたことがあります。だが、それを警察に届けるほど、私は人間が出来ていない。
北海道は、自生大麻やけしの花があります。
あの広い大地の、しかも奥地の・・・・・大体見当は付こうというもの。
日本の公安、もちろん認識しているでしょうね。
タグ:北海道の土地あさり
2020年09月05日
アメリカの株価の変調と日本の事情
以下の、日経の記事は、アメリカの株価の変動が、日本の株価に与える影響を懸念している記事だ。
私が注目したのは、最後の節だ。青字で紹介する。
中曽根康弘政権や小泉純一郎政権など過去の長期政権の終わりは、混迷の時代の幕開けでもあった。アベノミクスの成果は雇用の拡大だとされるが、新政権はコロナがもたらす「雇用蒸発」という新たな難問を突きつけられる。それにいかに取り組むか。米株が変調を来すなか、日本株の行方を占ううえで欠かせない視点だ。
今度の安倍首相の辞任は、体調不良が原因と言われている。政権が行き詰っての辞任ではないから、困惑の時代の幕開けではない。と・・・・・・・。思えるだろうか。
私は、記者の記事の通り、過去の『長期政権の交代は、困惑の時代の始まりだった』と、そして今度も同じだと見える。理由は簡単だ。体調不良の原因は首相を取り巻く事情が変わったからで、行き詰まりは、同様だからだ。
米株変調、バブル崩壊の衝撃 日本の新政権に
日経QUICKニュース 編集委員 永井洋一 2020/9/4 14:27日本経済新聞 電子版
3日の米株式相場が突然、大きく崩れ、4日の東京株式市場でも日経平均株価が下落した。財政・金融緩和をテコに4月以降、一本調子で上昇してきた米株にバブル的色彩が強まり、終わりが近づいているとの指摘もある。日本では安倍晋三首相が辞任を表明して、新たな政権が始まる。新政権は日本が抱える課題に真剣に取り組まなければ、米株バブル崩壊という衝撃波の影響が大きくなりかねない。
米株の高値波乱が近いと予想する市場関係者が増えている。バロメーターの一つがナスダック総合株価指数の200日移動平均との乖離(かいり)率だ。2日時点で28.7%と2000年3月以来の過熱状態を示した。
過去、乖離率が25%を超えた局面は00年までのITバブル期や1980年代前半のレーガン政権時代など5回あったが、ITバブル期は乖離率がピークに達してから1年で約60%、レーガン時代は17%下落した。
3日の米株急落は、スマホの投資アプリ「ロビンフッド」を利用する米個人投資家のデリバティブ(金融派生商品)による損失拡大で現物株や上場投資信託(ETF)に売りが波及したのが一因だ。個人マネーがかく乱要因になるのはバブル期の特徴でもある。
今後の相場のカギを握るのは米連邦準備理事会(FRB)だ。大半の市場関係者は金融緩和の長期化を疑わない。だが、そうした前のめりの市場とFRBとの間で温度差が広がっている。
先月27日、パウエルFRB議長は完全雇用の復活を唱え、FRBも新たな金融緩和の政策指針を発表した。しかし、その際に量的緩和の拡充など具体的な方法については一切、示さなかった。大和証券の谷栄一郎チーフ・ストラテジストは「FRBは雇用回復のために金融緩和を続けるが、何が何でも資産価格を支えるのが目的ではないというメッセージ」と受け止めた。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によれば、アトランタ連銀のボスティック総裁は3日、「資産インフレを助長するために金融政策があるのではない」と語った。
翻って日本。「アベノミクスでも30年に及ぶレンジ相場は抜け出せなかった」。スフィンクス・インベストメント・リサーチの別府浩一郎代表取締役は、世界の機関投資家のベンチマークであるMSCI株価指数のグラフを示し、こう語る。日本は円高効果もありドル建ての国別指数だと69年末以降、20年程度で約40倍になったが、その後はほぼ横ばい。かたや米国は上昇が続き、今年7月末には約49年ぶりに日本を逆転した。イノベーションの創造や市場の新陳代謝機能といった点で日本は米国に大きく後れを取っている証拠だ。
「市場ではアベノミクスの継続を期待する人が多いようだが、そのことにむしろ危機感を覚える」。トータルアセットデザインの寺本名保美社長は話す。アベノミクスが始まった当初、日銀の大胆な金融緩和は異次元と呼ばれたが、いまや多くの国の中央銀行が同様の手段を採用し、陳腐化した。FRBは、より雇用の拡大を促す政策へとアクセルを踏み込んでいる。
世界の政策指導者の最大の課題はコロナ禍で失われた雇用をいかに取り戻すかに集まっている。人材教育に十分な時間をかけたり、新たな雇用を創出したりという激変緩和措置なしにデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速。このまま職に復帰できない人が大量に取り残される可能性がある。それは日本も例外ではない。
単にデジタル人材を増やせばいいという問題でもない。寺本氏は、「従来型の仕事であっても、都市機能を分散し、地方を活性化すれば、大都市から地方に雇用機会が広がるはず」と考える。
中曽根康弘政権や小泉純一郎政権など過去の長期政権の終わりは、混迷の時代の幕開けでもあった。アベノミクスの成果は雇用の拡大だとされるが、新政権はコロナがもたらす「雇用蒸発」という新たな難問を突きつけられる。それにいかに取り組むか。米株が変調を来すなか、日本株の行方を占ううえで欠かせない視点だ。
タグ:株価
2020年09月04日
日経グッデイでは、2020/9/1 田中美香=医学ジャーナリストの「免疫」について載せた
新型コロナウイルス感染がなかなか収束しない今、体を守る免疫のシステムが注目されている。 (c) jedimaster-123RF/(c)Sebastian Kaulitzki-123RF
2020/9/4日経Gooday
日経グッデイでは、2020/9/1 田中美香=医学ジャーナリストの「免疫」について載せた。日経グッデイは、会員制で有料になっているので、有料会員でないと全文を読むことができない。
といってしまえばそれまで。と思わないで頂きたい。小見出しだけ読んでも、免疫に興味のある方は凡そ見当が付きます。以下です。
コロナ流行、今こそ知りたい「免疫力」
新型コロナから身を守る「免疫力」、その驚くべき仕組み
第1回 自然免疫と獲得免疫、2段構えで病原体を撃退する
2020/9/1 田中美香=医学ジャーナリスト
新型コロナウイルスなどの病原体から身を守る上で欠かせない、私たちの体の免疫機能。だが、その働きを正しく理解している人は果たしてどれだけいるだろうか?
私たちは日ごろ免疫の働きを意識することなく生活しているが、体の中では免疫に関わる細胞があの手この手で病原体と戦っている。免疫学の第一人者、宮坂昌之さんによると、免疫をうまく働かせるためには、免疫の働きの正しい理解が欠かせず、そうした「情報のワクチン」が私たちを病気のリスクから守ってくれるという。宮坂さんが語る、免疫の驚くべき仕組み、そして免疫を活用する生活のコツとは――。
本特集の内容
第1回
新型コロナから身を守る「免疫力」、その驚くべき仕組み
第2回
「新型コロナは抗体さえあれば大丈夫」ではない理由
第3回
免疫をうまく働かせ、病原体を撃退しやすくする方法とは?
「免疫といえば抗体」という考え方は古い
新型コロナウイルスに関するさまざまなニュースが連日流れる中、自分は大丈夫だろうか、と不安に思っている人は多いだろう。誰だって怖い感染症は避けて通りたいし、万一かかったとしても軽症で済んでほしいと願うもの。そこで多くの人が頼りにするのが、「免疫」の力だ。
新型コロナウイルス感染がなかなか収束しない今、体を守る免疫のシステムが注目されている。 (c) jedimaster-123RF/(c)Sebastian Kaulitzki-123RF
免疫とは、「疫(流行する病気)を免れる」という文字の通り、ウイルスや細菌などの病原体から体を守るシステムのこと。コロナ禍で頻繁に見聞きするようになったのが、この免疫という言葉だ。
同じウイルスに同じように接しても、感染する人としない人がいるのはなぜか。感染しても、発症しない人、軽症で済む人、重症化してしまう人に分かれるのはなぜか。その理由は、その人の持つ「免疫力」の違いにある。では、こうした感染症に対する免疫力を高めるにはどうすればいいのだろうか。
「〇〇を食べると免疫力が強くなる」という噂を聞いて、話題の食品を食べてみたという人も読者の中にはいるかもしれない。少しでも体にいいことをしたいという気持ちはよく理解できる。しかし残念ながら、「これさえ食べておけば、絶対に病気にならない」というほど、劇的な効果を持つ食べ物は存在しない。
大阪大学免疫学フロンティア研究センター招へい教授の宮坂昌之さんも、「それ単独で免疫を増強させる食品やサプリメントは皆無に近いと思われます」と話す。宮坂さんは、新型コロナウイルスと免疫の関係についてテレビなどのメディアで数々のコメントを寄せてきた、免疫学の第一人者。宮坂さんによると、特定の食品などに頼るよりも、まずは体を守る免疫というシステムを正しく理解し、それをうまく働かせるカギとなる「血液やリンパの流れ」を良くするのがポイントだという(血液やリンパの流れを良くする具体的なポイントについては第3回で解説する)。
また、ご存じの通り、免疫力は加齢とともに低下するといわれる。それはある程度は仕方がないことだとしても、その下がり方をできるだけ抑えたいというのが、多くの人の望むところだろう。そして、年をとってもなお免疫の力を最大限に活用するためには、やはり、「血液やリンパの流れを良くする」ことが大切だ。なぜ、血液やリンパの流れが重要なのか。このことを理解するには、血液やリンパ、その周辺で何が起こっているかーー食細胞やリンパ球といった免疫細胞が体に侵入した病原体とどのように出会い、戦っているかという免疫の仕組みーーを知ることが欠かせない。
そして、免疫といえば、現在、新型コロナウイルスのワクチン開発が待たれているが、ワクチンについても誤解されていることがある。宮坂さんは、「ワクチンを接種して抗体をたくさん作りさえすれば大丈夫。抗体がないと新型コロナにかかってしまう」と考えるのは誤った認識だと指摘する。
「新型コロナウイルスが世界中で問題になって以来、皆さん、抗体という言葉を気にするようになりました。『免疫といえば抗体。抗体がないと病原体への抵抗力がない』というイメージを抱く人が多いのですが、それは古い考え方で、抗体は免疫のほんの一部に過ぎないというのが、最近の考え方です。新型コロナウイルスに感染した人の中には、抗体がないまま回復する人もいます。生まれながらに備わっている『自然免疫』の働きだけで、ウイルスを撃退できる人もいるのです」(宮坂さん)
感染症が流行するたび、われわれは躍起になってその病原体を避ける方法を探す。しかしその割には、見えない敵を撃退する防御システム、自分自身の免疫の仕組みについては正しく理解していないこともあるようだ。免疫は体の中でどんなふうに働いているのか、本当のところを宮坂さんに詳しく聞いていこう。 (次ページに続く)
続きは「日経Goodayマイドクター会員(有料)」の方のみ、ご利用いただけます。
この記事の概要
1. 「免疫といえば抗体」という考え方は古い
2. 免疫は、「2段構え」の防御システムで病原体を撃退している
3. 「抗体がなければ病原体を撃退できない」は誤り
4. リンパ球は全身をパトロールし、病原体と出会う運命にある
5. リンパ球は出会った病原体を記憶して、2度目の感染に備える
タグ:コロナ免疫
2020年09月03日
安倍はヘボだった。が、2階も3階(内閣官房長官)も駄目なんだ。
写真 私物化が過ぎる(自民党の二階俊博幹事長)/(C)日刊ゲンダイ
「私物化が過ぎる」と、日刊ゲンダイ。全文を載せる。直接ジャンプしたい方はこちら。
安倍首相の辞任。ともなって次の自民党の総裁を決めなければならなくなった。
自民党は、党員投票も加えた選挙を経て総裁を決めることになっている。だが、党員投票を行うことなく、議員のみで決めることもできる。
毎度のことだが、先生方の『思惑が働く』結果は、ご存知の通りだ。
そして、安倍政権で首相を支えた、官房長官が総裁に立候補するという。私が言うまでもなく、安倍は森友・加計学園問題、加えて桜を見る会の招待者と会計問題を、ウヤムヤにしたままだ。
それを支えた、内閣官房長官も、同罪というもの。普通の感覚なら、とても総裁選には出ることができない。と言うのが、気持ちの好い姿なのだが、どうも昭和の感覚は、先生方に持ち合わせがないようだ。
前首相と同罪の者に、総裁にと押すのだから日本は大分壊れた。いかんな、まことにイカン。
以下、日刊ゲンダイ。
二階幹事長“私利私欲”密室総裁選主導の裏に選挙区での危機
公開日:2020/09/02 13:30 更新日:2020/09/02 13:31
自民党総裁選は、日程や方式を一任され、キーマンとなった二階幹事長の独壇場となってきた。
1日、党員投票をせず、両院議員総会で次の総裁を選ぶことが決定。主導したのは、安倍首相の辞意表明直後から党員投票なしの流れをつくってきた二階執行部だ。菅官房長官の有利な戦いを確実なものにしようという狙いだが、ここに至るまでも、二階氏の動きは素早かった。
辞意表明翌日の土曜(先月29日)に、二階氏は菅氏と密会。日曜には菅氏が出馬の意向を固め、二階派が支援すると報じられた。週明けから本格的な動きになると見ていた他派閥は狼狽。麻生派や安倍首相の出身派閥である細田派は、乗り遅れないように菅支持で追随するしかなかった。
■「お家断絶」の危機を回避
恐るべき電光石火の仕掛けと密室談合。これは二階氏が「キングメーカーになることが絶対だと考えて動いた」(二階派関係者)結果だという。
二階氏がキングメーカーにこだわるのは、幹事長続投で権力を維持し、党のカネや国政選挙の公認権を握り続けることにあるのは想像に難くないが、加えて、地元事情も関係しているという。
「安倍首相は、9月の党役員人事で二階氏を幹事長から外そうとしていました。実はそれだけでなく、81歳という高齢の二階氏を、次期衆院選で公認しない方針でも動いていたのです。二階氏の選挙区(和歌山3区)では、世耕参院幹事長が衆院への鞍替えを狙っていると言われてきた。しかし、安倍首相サイドが二階氏の代わりの公認候補として想定したのは、世耕氏ではなく県議。複数の県議の中から選ぼうとしていました」(安倍周辺の関係者)
これに二階氏は大慌て。というのも、二階氏は自身の後継として秘書をしている三男を想定しているとされる。
地盤を確実に息子に引き継ぐためにも、次期衆院選は自ら出馬し、次の次に息子に譲るシナリオを描いているという。そのためには、何が何でも幹事長を続投する必要があるということだ。
「安倍政権のままなら『お家断絶』の危機だった。自らが主導する菅政権の誕生には、二階家の生き残りがかかっているのです」(前出の安倍周辺の関係者)
醜悪な派閥の論理だけじゃなく、二階氏の私利私欲で次の首相が決まるのか。国民は次の選挙で自民党に鉄槌を下さなきゃおかしい。
タグ:自民総裁選