2017年04月15日
「ビンボー魂 おばあちゃんが遺してくれた生き抜く力」風間トオル(著)を読んで。
軽い気持ちで読みはじめましたが、
TVで語られていたのは、ほんの一部のエピソードで、
特に認知症の現実というのが、自分の想像をはるかに超えており、
衝撃的でした。
世の中には、まだまだ知らないことが沢山あり、
そうした知識を得る手段として本があることの有難みを思い知らされた一冊となりました。
同様に、
フィクションの世界の話でなく、実話なので、
映画を観ているかのように感情が揺さぶられ、
読書の醍醐味をも感じた一冊でした。
TVからだけでは伝わってきません。
備忘録として残そうとすると、薄っぺらくなりそうなのですが、
敢えて書き残しておきたい『いじめ』のエピソードがあります。
以下、一部抜粋です。
「 どんなことがあっても、子どもは学校を辞めたいなどと言い出して
親をがっかりさせたくないのです。
−中略−
自分を育てるために苦労している親に心配をかけたくないから。
これ以上、面倒をかけたくないから。
恩を仇で返すような真似はしたくないから。
少なくとも僕はそうでした。 」
もし、自殺してしまいたいくらい深刻な状況に陥った場合、
登校拒否してしまえばいい、と、今までは安易に思っていたのですが、
恩を仇で返せないなどと、子どもながらに健気に思って我慢し続ける、
デリケートな心境を、想像力の乏しい自分は
この本を読まなければ、
知り得ることができませんでした。
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タグ:風間トオル
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