2016年11月25日
キヨズ・キッチン南清貴著「シンプルごはんの思想―からだが歓ぶとっておきレシピ」備忘録#1
シンプルごはんの思想―からだが歓ぶとっておきレシピ
南 清貴 (著)
http://amzn.to/2c5vxL9
「自分の家族や大切な友人に食べさせられないものはお客様にも出さない」
そんなモットーを持つ代々木上原のレストラン、
キヨズ・キッチンオーナーの著書。
自然界のものでないトランス脂肪酸の分子構造が体へもたらすダメージやら、
食の安全に関するあれやこれやが、読みやすく書かれています。
10年以上前から言われているので
既に知っていたことでしたが、
何故どのように悪いのか、と人に説明できるほどではなかったので、
(知った直後は説明できたのですが、忘れました。)
自分は避ける、というスタンスでしたが、
こちらには人にも説明できそうな難しくない表現方法と
図説なども交えて科学的なこともわかりやすく書かれています。
興味深かったうちのひとつとして、
同じ材料で同じレシピなのに、作る人の味がする、という一節です。
私が顕著に感じたことがあるのは、
ある企業内のこじんまりとしたカフェでカプチーノを頼んだときでした。
ある女性の方が創ったカプチーノだけが、
今まで飲んだどのカプチーノより、美味しいのです。
何が違うのかと、
待っている間、作り方や手順をいつも凝視して観察していたのですが、
手順に関しては同じように見えました。
しいて言えば、その女性スタッフの方が他の方と違うところは、
カップの置き方だったり、所作がとても丁寧だったということでした。
創ることを嬉しがっていて、それが自然と動きに現れている、という印象でした。
とてつもなく美味しいのは、
その女性スタッフが煎れてくださったときだけなのが、いつも不思議でした。
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