2016年09月25日
「フランス人は10着しか服を持たない」の備忘録。
フランス人は10着しか服を持たない
~パリで学んだ“暮らしの質"を高める秘訣~
ジェニファー・L・スコット (著)
http://amzn.to/2c6EhFK
そもそも、私が口紅を使わなくなったのは、
フランス人の影響だった。
何かのインタビューで、
リセが口紅はつけないと言っていた。
理由は、口に入るのもだから、ということだった。
私も同じような疑問を持っていたので、
そのインタビューを読んで以来、
口紅やリップをつけないことを、自分のなかではOKとすることとしてから、
変わり者街道への道を歩き始めたと同時に、
精神的に楽になった。
そんな魅惑のフランス人について書かれた興味深いタイトルのベストセラー。
主に前半、フランス人マダムの価値観のようなものが綴られていて
興味深かった。
後半は筆者の価値観が強く反映されてくるので、
前半の方が読み応えがある。
本書を読んでいる最中、
今まで捨てられなかった、不揃い食器・鍋の蓋を、
全部処分した。
そのきっかけとなったのが、以下の文章(引用)。
____________________________
マダム・シックの家では、いつもいちばん良い食器を使っていた。
毎晩、テーブルには素晴らしい陶器とクリスタルのタンブラーが並んでいた。
特別なときだけとっておきのグラスを使うなんてことはしない。
いつだってクリスタルを愛用していた。
彼らにとっては、自分たちのために特別なものを使うのは当たり前のことだった。
それに、いちばん良い食器を並べると、ありきたりになりがちな食卓の風景も華やいで見える。
そうすると、毎日が特別になって、贅沢な感じがした。
____________________________
本体が割れたり壊れたのに、蓋を捨てられなかったのは、
まだ使える用途があるかもしれないのに、
捨ててしまうことは、
再利用できるかもしれないアイディアや工夫が浮かばない自分に対しての
負けた感やもったいない意識の罪悪感のようなものがあったからだ。
うまく利用できたら、それに越したことはないが、
それを置いているスペースに、
もっと特別なものを置けたら、
マダム・シックのような素敵な暮らしに近づけるのではないか、と素直に思えたので、
今回、処分できたのかもしれない。
背中を押してくれて、ありがとう、マダム・シック。
ほかに印象に残ったフレーズとして、
「 何が自分の美しさを引き立てるのか、
逆に台なしにしてしまうのか、
自分自身でよく観察しなければいけない。 」
「 体に良いものを選んで食べるように気を付けているなら、
身に着ける服も、同じくらいこだわって選ぶべきなのだ。 」
着るとかゆくなる化学繊維の服もいくつか処分した。
そしたら、雨続きで洗濯を控えていたら、
着るものが足りなくなってきてしまった。
…こんなに雨が続くとは。
結局、外出着を部屋着として着たので困りはしなかったが、
正直、10着では足りない…。
ミニマリストへの道はまだまだ遠い…。
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