資格は制度の変わり目に受験すると、出題科目や形式等変更の対策以外にも、ちょっと戸惑うことが起きます。
私は1999年に中小企業診断士の1次試験に合格しました。当時は1次に合格すれば、2次試験の受験資格が永久にあったので、焦って最終合格しなくていいやとノンビリしていました。
ところが翌々年に制度の変更があり、旧制度の1次合格者は、新制度では1次免除による2次受験は1回限りに変わってしまったのです。
もう一度1次試験受けてねってことなんでしょうけど、困りますね。2次試験の代わりに登録養成過程を受講する方法もあるのですが、費用は高いし時間も取られるので、選択肢としては無しです。情報部門受験だった私は、ITコーディネータに方向転換しました。
ただ「1回に限り受験できる」という条件が、新制度の試験に申込を行ったが受験を見送った場合も含まれるのかが分かりません。私はたしか一度それをやった記憶があるのですが、この先もし2次を受けたくなったら、免除可否を診断協会に問い合わせないと。
あと不動産鑑定士も新制度になり、不動産鑑定士補はなくなりました。受験当時は2次試験に合格しても、実務経験2年がなければ鑑定士補になれなかったのですが、私は1年ほど経験があり、証明書類も書いてもらっています。(見習いは薄給なので2年間続ける余裕はありませんでした)
新制度ではこの実務経験はどういう扱いになるのでしょう?
問い合わせなければ分かりませんが、たぶん実務修習が短縮されるような扱いは無い気がします。
まあ受験すると決めたら、とっとと最終合格して、実務補習等も終えろってことなのでしょう。あとプロとしてやる気がないと、安くはない費用や時間がムダになると思います。費用は会社持ちならば、問題無いでしょうが。
資格取得後も資格維持のためには、協会の登録費や研修費がバカにならないですからね。私はITコーディネータはそれで辞めました。そういう人は少なくないようで、数年前に協会から復活のススメのようなお知らせが来てたっけ。
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