2015年06月12日
日本酒は純国産だけ? GI制度はじまる 登録第一号は誰だ?
国税庁は、国産のコメを原料に国内で製造された清酒だけを「日本酒」として販売できるよう酒類業組合法のルールを改正する。
自民党の財務金融部会などの合同会議に11日に提示した。政府のクールジャパン戦略の一環として、海外で人気がある日本酒のブランド力を高め、輸出を後押しする狙いがある。
年内にも、世界貿易機関(WTO)協定に基づき、産地名を商品名に使用する「地理的表示制度」を適用する。新たな条件を満たさずに日本酒の販売が行われた場合は、取り締まったり、他国に取り締まりを要請したりできるようになる。日本酒の定義が明確になれば、品質などが保証された特産品と見なされ、ブランド価値の向上が期待できる。
国税庁によると、これまでは国内で造られている清酒は、原料や製造地を問わず、すべて「日本酒」として販売できた。ただ、日本酒人気の高まりを受け、今後は、海外産の米を使った清酒の生産が活発になる可能性があるという。
今後は条件を満たさない場合、日本酒と表記出来ず酒となる
日本酒の2014年の輸出額は115億円でこれまでの最高だった。
海外では『スコッチウイスキー』などのように、地理的表示の指定を受けた商品が特産品として高いブランド価値を認められる事例がある。
すでに導入されているイタリアのパルマハムやノルマンディーのカマンベールチーズがあるらしい。
日本では日本酒いがいに北海道の夕張メロンや長野県の市田柿など 14の特産品の生産者が申請を行った。
出典:和食ラボ
アメリカの日本酒事情
アメリカには現在5軒の酒蔵があるそうです。カルフォルニアに4件(月桂冠、大関、宝、八重垣)、
オレゴン州に1軒(SAKE-ONE(桃川)) 95年頃より日本酒の良さがアメリカ人に理解されるようになり
「より美味しい日本酒を飲みたい」というアメリカ人の要望が増え、日本各地の地酒が注目されるようになった。
原料、製造工程など日本各地で培った手作りの伝統技術が評価され、「JIZAKE」として定着。
アメリカ本土で生産される日本酒の他、「PREMIUM SAKE」あるいは「JIZAKE」として、
レストランメニューに表示されている。そしてヘルシーブームに乗って、特に刺身や寿司が注目されスシバーが相次いでオープンし、日本の食文化が浸透し始めた。そこで忘れてはいけないのが日本酒。
もともと食べる料理に合わせて酒の種類を決める律儀な気風を持っているアメリカ人は日本食なら当然日本酒という風に決めることが多い。実際、スシバーや日本食レストランでさかずきを傾け合っているアメリカ人の姿を見かけることもしばしば。微笑ましい光景だ。 酒が海を渡ってSAKEになった 。
アメリカではここ15年から20年の間に、折からの日本食ブームにのって日本酒消費量が増えてきた。驚くべきことに、その消費量の90%が白人市場によって支えられている。
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