空遍路（４２）「動物の霊も弔（とむら）う仏木寺（ぶつもくじ）」: なおいさん旅日記

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2016年06月29日

空遍路（４２）「動物の霊も弔（とむら）う仏木寺（ぶつもくじ）」

▽･w･▽　弘法大師がここ三間（みま）平野でなぞの老人と出会い、彼の引く牛の背に乗せてもらって進むままに、このお寺の場所が自然と決まったそうです、地元の人からは本尊の大日如来から「牛の大日（だいにち）さん」と呼ばれ、農耕で酷使される牛馬を供養する寺としても長い歴史があるそうです、ちなみに農耕が機械化された今では、犬や猫などのペットを供養するお寺として有名とか、

(=^ェ^=)　仏木寺（ぶつもくじ）という寺の名については？

▽･w･▽　この寺のある場所に生えていた楠（くすのき）から本尊の大日如来像を掘り出したことから、この名がついたそうです、

(=^ェ^=)　なるほど、

▽･w･▽　ところで、４１番龍光寺からは直線で２キロちょっと、ここは飛ばなくてもいいようですが・・・

(=^ェ^=)　はじめはそのつもりやったけど、さすが国立公園だけあって、宇和海はフライトシミュレーターでも美しい・・・大きく迂回して、もっかい（=もう一回）海ぞいを飛んでおこう、

▽･w･▽　ところで、前回から気になってたんすけど、ここの地名、変わってますね、「法華津」と書いて「ほけつ」、

(=^ェ^=)　馬術にいたなあ、東京オリンピックから連続出場してる、「法華津寛（ほけつ・ひろし）選手」、

▽･w･▽　おじいさんがここの出身ですね、吉田町ってあるから、まさに法華津（ほけつ）湾の漁村、法華津（ほけつ）峠もすぐ裏手になります、残念ながら連続出場世界記録のかかったリオのオリンピックは、愛馬の故障で不参加やそうですけど・・・

(=^ェ^=)　峠になぜか賛美歌の石碑があるんやな、

▽･w･▽　ええ、この峠を通りかかった、とある牧師さんが、あまりの孤独をいやすために、歩きながらその場で即興的に作った歌とか、

(=^ェ^=)　「山路こえて」か、日本語の賛美歌でも一番人気なんや、

▽･w･▽　これに合わせてヘリ動画のBGMも教会音楽にしましょうか、

(=^ェ^=)　うむ、信者やないけど、クイケン盤があまりにも素晴らしいハイドンのテ・デウムにしよう、名盤やけどやっぱりこれも廃盤かなあ・・・

▽･w･▽　輸入盤で新品もありますけど、なぜか異様な高値ですね、中古盤は安いけど・・・

ハイドンが作曲した１２のミサ曲の最後を飾るハルモニーミサとのカップリング。こちらのミサ曲もテ・デウム同様、小編成の澄み渡る響きを生かしたこの曲の決定版ともいえる名演です。