2022年09月28日
レクサス「LC」(LC500/LC500h)涙の完売!このまま終売か?
以前のブログで「お早めにご検討を・・・」という内容で記事化しておりましたが、フラッグシップクーペ レクサス「LC」は予想を上回る人気で、2023年モデルのオーダー開始日である、8月26日に生産予定の全数が「完売」してしまいました。
実質上、当面(もしかしたら今後も)レクサスLCの新車は購入できなくなってしまいました。
ただし、現時点では公式webサイトでの情報はありません。
現行モデルとしての生産がこれで終了するかは明らかにされておらず、モデル廃止という情報はありませんが、後述の理由から、おそらく実質的には現行LCの生産はほぼ終了、と考えて良さそうです。(最後に限定生産はあると信じたいところです)
▼2023年モデルレクサス「LC」は生産数少なく激戦?検討者は今すぐ行動を!(2022/8/21)
http://www.namaxchang.com/article/490906726.html
すでに皆様御存知のとおり、レクサスLCは愛知県の「元町工場」で少数生産で、専用ラインにて生産されております。
(最近は残念なことにコロナ禍や各種部材不足の中、減産が続き、ほとんど工場が稼働していない状態)
また、LCの開発秘話や生産秘話は、「THE PRIDE LEXUS LC」が詳しいですね。
コンセプトカー「LF-LC」に非常に近いデザインで発表され、多くの車好きを唸らせ、そのデザインは世界各国で評判を呼びました。
当方も無理をして、夢であったコンセプトカー「LF-FC」を具現化した「LC」(LC500h)を購入することができたのは一生の思い出です。
「LC」登場以前のレクサスは「所詮国産」、「トヨタのエンブレム違い」、「いい車だが魅力がない」、「つまらない」という意見を持っていた方の見方が大きく変わったレクサスのイメージリーダーというべきクルマでです。
LCは、「少量生産」という特徴を活かし、レクサスの新たなイメージリーダーとして、毎年「特別仕様車」を設定していたのも特徴の一つです。
▼2018年4月 特別仕様車“Structural Blue”(ストラクチュラルブルー)
レクサス国内販売「50万台」達成記念として販売された、メモリアルな1台。
モルフォ蝶をイメージし、青の染料を使用せず、独特の「青」を再現。
塗装代のみで「100万円超」という高額な価格の特別塗装色は今でもしばしば話題にのぼります。
レクサスLCチーフエンジニアの佐藤恒治氏(当時。現:執行役員兼Lexus International President)を招いてのトークショーが行われ、東京・日比谷の「LEXUS MEETS…」にて初お披露目されたのも記憶に新しいところ。
▼2018年10月 特別仕様車“Luster Yellow”(ラスターイエロー)
2ヶ月間の限定生産で、外装色は「ネープルスイエロー」という鮮烈なイエロー、内装はホワイト&イエローという斬新な組み合わせということもあり、乗り手を選ぶ仕様となっており、今となっては相当に希少な1台です(生産数もかなり少ないようです)
▼2019年9月 特別仕様車「PATINA Elegance」(パティーナエレガンス)
限定生産100台、レクサスLCでは唯一、最高級本革「Lアニリン」レザーを使用した、大変大人な内外装カラー。
ボディカラーには当時LCでは未設定だった「テレーンカーキマイカメタリック」を用い、専用内装カラー「パティーナブラウン」を組み合わせました。
ステアリングも、本特別仕様車のみ素材が異なります。
テレーンカーキマイカは当時、通常モデルには未設定でした。
▼2020年6月 特別仕様車「LC500 Convertible Structural Blue」(ストラクチュラルブルー)
実質的な「マイナーチェンジ」が行われたLCの2021年モデル。
同時に新設定された「コンバーチブル」と同時にお披露目されたのが、北米等で先行披露されていた、ホワイトの内装にブルーのソフトトップを組み合わせた、「LC500 Convertible Structural Blue」。
限定わずか「60台」に多くの人が購入希望してものすごい倍率となり、LCの人気さを裏付けた特別仕様車。
現在も、新車価格を上回るプレミア価格で販売されているようです。
レクサスLC特別仕様車の中で、唯一、国内での正式展示はなかったようで、その姿を見かけた方も少ないのではないでしょうか。
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/32732194.html
▼2020年10月 特別仕様車「AVIATION」(アビエーション)
70台の限定生産が行われた、エアロバティック・パイロット 室屋 義秀選手との技術交流から生まれた1台。
専用の鍛造ホイール、カーボンリヤウィング、内装へのアルカンターラ素材追加など今までの特別仕様車とは方向性がことなる仕上げとなっていました。
(後に一部外装パーツはディーラーオプションとして2022年モデルで新設定)
ブラック基調の内装の大部分を「アルカンターラ」とした専用内装も見どころ。
そして2021年。コロナウイルスが拡大、新型車の生産にも徐々に制限が出始めていた中、ついに「特別仕様車」が発表されることはありませんでした。
しかしながら、毎年進化を続けていたLCは「年次改良」として、2021年9月、実質的に最後(?)の改良を実施。
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/35968013.html
2022年モデルの改良内容はそれほど大きくありませんでした。
他のレクサスモデルと同様、室内の空調システムに「ナノイーX」を採用。
そして、待望のカラードブレーキキャリパー(オレンジ)を採用、その他足回りのファインチューニングや”L Paclage”のガラスルーフの色調変更
そして、非日常を演出する「コンバーチブル」に待望の「ブルー&ホワイト」の新規内装色を追加するなど、細かな改良を実施。
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/35968013.html
なお、他のモデルで進められていた「USB-TypeC」の追加・換装が行われなかった(ハードウェアの一部換装)ことから少々疑問が残った改良でした。
また、課題となりつつあった「いつまで先進安全装備が古いままなのか?」そして「外装の変更はこのまま行われないのか?」など、多くの疑問が残る2022年モデルであったことから、もしかすると2022年には大幅に改良された「2023年モデル」が発売されるのでは?という淡い期待をいだき、「2022年モデル」を買い控えた方も多いのではと思います(私もその一人です)
そして2022年3月、北米や欧州では、「ブラック×ダークローズ」を中心としたインテリア、専用の3D切削加工した新意匠ホイールを備える「北海道エディション」(Inspiration Series)が発表。
日本でも「今秋に登場するのでは?」と予想されていましたが、ついに2022年も「特別仕様車」の設定はありませんでした。
そして、2022年8月26日(金)の午後、一斉に各レクサス販売店からメーカーへ「2023年モデル」のオーダーが開始されました。
またたく間にハイブリッドモデル「LC500h」約30台が完売、その後V8ガソリンモデルの「LC500」約90台も完売、そして一番生産枠の多かった、「LC500コンバーチブル」約200台もほどなくして完売・・・わずか数十分で完売ということで、これだけの高額車両かつ、趣味趣向性の通良い大型2ドアクーペがの2023年モデルがすべて完売となったのは多くの方が予想外だったのではないでしょうか。
もともと、コロナ禍や半導体、関連部品不足により「2022年モデル」も十分生産できなかったため、その一部が「2023年モデル」に優先的に振り分けられたという理由もありますが、これまでこれほど大量に受注が集中したのは(LC新車発売時を除き)初めてのケースと推測されることから、レクサスLCの終売を予想したユーザーや関係業者からの注文が集中したことも考えられます。
しかし、残念なことに、「生産数」は上記のようにわずかであり、残念ながら、オーダー枠から漏れてしまった方も一定数いらっしゃるとも聞きます。
(まさに、「人気列車のチケットを確保するための”JRみどりの窓口”の「10時打ち」を彷彿とさせる場面だった、という談も?)
今後、ごくわずか、「キャンセル」が発生する可能性もありますが、(プレミア狙いではなく)真に検討されていた方向けに、少しでも生産数が増えることを祈念しております。
なお、昨今の中古車市場の高騰と、LCがすでに新車では購入できなくなったということもあり、ここ最近、良質な「認定中古車(CPO)」の数も激減しております。(わずか10台前後に減少)
今後、LCは初期納車した方が続々2回めの車検(5年目)を迎えますので、一定数の流通は見込まれるものの、こういう事情もあり手放すことを保留される方も一定数いらっしゃるのではないかと思います。
▼レクサス公式CPOサイト(LC)
https://cpo.lexus.jp/cposearch/result_list?Cn=LC
LCに関しては、外観は変わらないものの、ボディ軽量化など実質的なマイナーチェンジを受けた「2021年モデル」以降の生産台数が特に少なくなっています。「2023年モデル」が瞬間蒸発的に完売したことで、今後市場価格の上昇も考えられます。(とはいえ、「プレミア」がつくことはないと思いますが・・・)
なお、LCに関しては前述のとおり、2022年モデルの改良は軽微ですし、2023年モデルについては実質的な改良はありません。
通常であれば、レクサス各社の「2023年モデル」については「ナビゲーションシステムの刷新」、「アナログクロックの廃止」、「ディスプレイのタッチ化」、「先進安全装備のアップデート(LSS+2.5)」が行われるはずですが、LCに関しては、2021年モデル、2022年モデル、2023年モデルと、これらの改良はすべて見送られています。このような車種は、現行販売車種では「LCのみ」です。
つまり、すでに販売を終了した「HS」、「GS」、「CT」と同じような流れとなっています。
こういった状態や、2025年には電動化が本格化し、レクサスの電動化時代の新イメージリーダー「LFA2」の発表が期待されるということもあり、これからV8自然吸気ガソリンエンジンおよび"マルチステージハイブリッド"が主体のレクサス「LC」の改良が行われることはなさそうですから、「実質的な改良は終了した」、と考えます。
とはいえ、今までレクサスのイメージを大きく変え、顧客層の拡大の役割を担った立役者である「LC」がこのままモデル終焉を迎えることはないと思われます。
おそらく来年の後半には「2024年モデル」として、少量が限定車として「ファイナルエディション」が発売されるはず・・・
それが北海道エディション(Inspiration Series)かどうかはわかりませんが、どうせなら北米等でも導入している、ユーザーが内外装カラーやホイール、オプションをある程度自由に選択できるカスタマイズ仕様(Bespoke Build)を採用して、ユーザー好みの1台を生産してほしいものです。
https://pressroom.lexus.com/whats-new-2022-lc-500-500h/
ユーザーの要望が強ければ、「LC」の追加生産もしくは延命もあるかもしれません。
少なくとも花道を飾る特別仕様車「ファイナルエディション」の登場をぜひ期待したいものです。
今までに設定したすべての内外装カラー、ホイール、シート種類、キャリパーカラーが好みで選べる胸アツな1台を期待します!
2022年09月23日
レクサス「IS500」特別仕様車 実車見てきました!
特別仕様車の抽選受付は「9月15日(木)」までと少々時間がありますので、検討中の方はぜひ実物チェックをされるとよろしいかと思います。
展示車両は、リーフレット表紙と同じ「ホワイトノーヴァガラスフレーク」のIS500”F SPORT First Edition”。
以下、当方の主観に基づく各ポイントをチェックしてまいりました。
展示会場にお越しいただけない方のご参考になれば幸いです。
正直「辛口」な意見が目立ちますが、これも「愛ある指摘」と感じていただければ・・・
「質感(特に内装)は気にしない」、この時代に「V8自然吸気エンジン搭載車を出してくれただけでも感謝!」という方も多いと思いますが、「IS500特別仕様車」に関しては、諸税コミコミで「約1,000万円」のクルマとなりますので、レクサスブランドである以上、ある程度の品質・質感を求めたくなりますね。
この点、このクルマが「メインカーなのか、複数所有前提なのか」という点でも意見がわかれそうです。
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■フロントビュー
V8エンジンを搭載するため、全長(フロント部分)が現行ISより50mm長くなっています。
ボンネットは確かに隆起しており、プレスラインも通常のISとは異なりますがエアインテークはありません。
フェンダーも一見、通常のISとの区別はつかないため見た目で「IS500」と気づくのはなかなか難しいと思いました。
■リヤビュー
「F」シリーズを彷彿とさせる、4本出しマフラーと大型のリアディフューザーが特徴的です。
リヤディフューザーは高品質な艶ありブラックで塗装されており、大型フィンの存在はレーシングカーをイメージさせますが、既存の純正エアロパーツ(エアロダイナミクスパッケージ)装着車との違いはあまりないなぁと正直なところ感じました。
(参考)純正ディーラーオプション
(※レクサスIS ディーラーオプションカタログより)
■マフラー部拡大
かつて「つながってる/つながってない」論争があったのが懐かしいですね。パーツはRCF(2016年モデル〜)/GSFと同じに見えます。
■フロントホイール(特別仕様車専用)
「Mode Black」シリーズでおなじみの「BBS製鍛造アルミホイール」(マットブラック)の採用に加え、ブレーキローターが2ピースタイプになっています(GS、RC、LSの”F SPORT”およびLCで採用済)
なお、ブレーキーキキャリパーは「対向4pot」なので、「Fモデル」をイメージすると見た目の物足りなさはあります。(また、近々登場予定の新型「RX」のF SPORTモデルでは「対向6pot」の大型ですし・・・)
■リヤホイール(特別仕様車専用)
キャリパは片押し式のフローティングキャリパーなので、とてもレクサスロゴが入る余地はありません。
性能的には十分なのでしょうが、あまり高性能車っぽさが感じられません。ここは「F」を知る人は寂しいですね。
■ドアミラー(特別仕様車専用)
ドアミラーカバーの「下部」がブラック塗装になっているのが通常版との違い。
ボディ同色の方が好み、という方もいらっしゃるでしょうが、「根元」もブラックなのはこだわりがありますね。
■F SPORT Performance専用エンブレム(IS500共通)
色の配置を変え、ブラック部分が目立つ専用エンブレム
ちょっとした違いですが、エンブレムチューニングも流行するかもしれませんね。
■アウタードアハンドル(IS共通)
これもベース車と同様。設計時期の問題から、ドアハンドル照明やドアミラー下照明もありません。
コストの制約があるのは理解できますが、ドアハンドル照明ぐらい追加できないものでしょうか・・・?
また、鍵穴が丸見えなのもちょっと不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。
■サイドビュー
エクステリアは現行ISと同様、クーペフォルムでとてもかっこいいです。
ただし、フェンダーのサイドインテークもないので、通常のISとの見分けはつきにくいです。
ブラックステンレスのウィンドウモールは「IS500 標準仕様」も同様です。
■リヤビュー
リヤ側は他のレクサス2023年モデルと同様、「LEXUSロゴ」エンブレムが消失しています。
テールランプのウィンカーは、引き続き電球式を採用、LED化はされていません。
リヤスポイラーの形状も通常の”F SPORT”モデルと同じです。
さて、注目のインテリアですが、これは特別仕様車のリーフレットでも詳細がわからなかった部分が多く、普段から眼にする部分ですので、実車でぜひ確認してください。
これは当方のように「内装の質感を重視」、「過去”Fモデル”の所有歴あり」の方は、厳しい評価をする方も多いのではと感じました。
やはりもともとのベース車が「レクサスが最も厳しい時期に設計された」かつ「設計が古い」ということに尽きます。
セカンドカー/複数所有の方だと「希少なV8エンジン搭載車」ということで割り切れる部分と思いますが、「2022年〜2023年に購入できる新車」の「1000万円級」と考えると「うーん・・・」というのが正直なところです。
■スカッフプレート(特別仕様車専用)
まずはドアオープン後に目につく足元のスカッフプレート。
お出迎えするのは”F SPORT Performance”専用ロゴ。フェンダーエンブレムと同様、微妙なデザイン違いですがコレは嬉しい点ですね!
ディーラーオプションで準備されている「スカッフイルミネーション」に換装する方も多そう。
■ドアカーテシランプ(IS共通)
現行レクサス唯一?の「電球式」カーテシランプ。
兄弟車のRCはすでにLEDに換装されていますがISはそのままで、なぜかアップデートされません・・・
■フットランプ(IS共通)
事前に説明書でわかっていたことですが、現行レクサスモデルで数少ない(IS/RC/RCFのみ)の「電球式」を継続使用です。
LEDと違いオン/オフのみで照度調整ができないため、走行時には「消灯」するという・・・(涙)
これぐらいなんとかならないものでしょうか?夜間の足元の視認性にも影響しますし・・・
■インテリアパネル(特別仕様車専用)
特別仕様車専用の「アッシュ(オープンフィニッシュ/ベンガラ)」は、新設定のインテリアパネルですが、杢目の色がしっかりわかるのでなかなか渋く、ちょっと好みがわかれるなぁ・・・と正直感じました。
私的には、その隣に隣接する「ドアトリム」(L-tex)と色も、柄もあまりマッチしていないのが気になりました。
■フロントドアトリム(IS500専用)
ウルトラスエードですが、使用部位はアームレスト部分のみとなっており、ドアトリムには使用されていないことに驚きました!
また、フロントドアトリムの「L字エンボス加工」もありません。
これにより、ドアトリムの分割線の意味がよくわからなくなっています(エンボス加工もなし、素材も同じなのになぜここに分割線が?)
なお、ISで数少ない照明のうち「インナードアハンドルイルミネーション」は健在ですが、点灯しているかどうかわからないぐらいの控えめさは健在です。
ちなみに、2022年モデルで設定されていた「モードブラックS」(北米仕様のIS500ローンチエディションも同じ)のドアトリムはこちら。
「グレー」の部分がウルトラスエードですので、今回の「IS500 特別仕様車」ではウルトラスエードの面積が大幅に減少しているのがわかります。(L字エンボスは「モードブラックS」でも使用されていません)
この場合、ドアトリムにL字のエンボスが採用されていなくても、一部ウルトラスエードが採用されていますので、分割線も違和感がありません。
■ステアリング(特別仕様車専用)
特別仕様車専用の「アッシュ(オープンフィニッシュ/ベンガラ)」を使用しており、高品質感があります。杢目がはっきりしているので、パワーウィンドウスイッチパネル同様、好みが分かれそうです。
ステアリングスイッチ自体は2014年に発売された「NX/RC」で採用されたものをそのまま使用。
「パドルシフト」も通常モデルと同じということで、「Fモデル」で使用されている大型のパドルシフトは不採用です。
■シフトノブ、サイドパネル(IS500専用)
どちらも「ウルトラスエード」を使用して、差別化を図っています。特にサイドパネルのウルトラスエードは高品質感が感じられ、この点は非常に良いところ。
シフトノブですが、中央部分は、プラ感の残る仕上げで残念。レクサスGS等に使用されている、質感が1ランク上の「金属調塗装」ではありませんでした。
それにしても、オーディオパネル下部は「マークレビンソン」を装着しているのでクオリティ高い仕上げですね!
IS500購入する方で少しでも内装のクオリティを上げたい方はマクレビ装着は必須です。
別角度から、「First Edition」のバッジが見えますね。ベンガラ柄なのも良いですね。
センターコンソールパネル部分は2014年に発売された「RC/RCF」を踏襲していますので、もう8年間もデザインが変更されていません。
■メーターフード(特別仕様車専用)
「ウルトラスエード」とブラウンステッチがあしらわれています。
フロントガラスへの映り込みも最小限ですし、何よりクオリティ高くていいですね!
■エアコントリム(IS共通)
2023年モデルから、エアコン吹出口が「ダークシルバー」に変更され、スポーティ感をアップさせています。
質感が高く見えるかどうかというとなかなか微妙なところです。
左右部分の丸形レジスターも「ダークシルバー」に変更されています。
周辺の「ブラウン」のステッチはいい感じでしたね。
■スピードメーター(IS500共通)
メーターデザインは「RCF/GSF」に近い形になって「IS300/350/300h」とは差別化が行われています。
暖気の具合により、最高回転数(レッドゾーン)が可変する仕組みになっています。
■センターアームレスト(特別仕様車専用)
高品質な「ウルトラスエード」仕様でブラウンステッチを組み合わせており、質感が向上しています。
■IS500 特別仕様車専用プレート
本杢素材を使用したプレート。シリアルナンバーは入っていませんがヒーターコントロールパネルの中央にきれいに設置されています。
■マークレビンソンプレミアムサラウンドサウンドシステム(IS共通)
IS/RCのマクレビで嬉しいのはこのかっこいいオーディオパネルと高品質なアルミ製ホワイトノブ。
これだけで質感が「グッ」と向上しますので、IS500でもぜひ装着したいところ。ただ、RCと異なり、スピーカーグリルの変更は今回もありませんでした。
他のレクサス車も全部このパネルを使用してくれればいいんですけどねぇ・・・
■フロントシート(特別仕様車専用)
さて、注目のフロントシート。「ブラウンパーフォレーション」がどんなものなのか?期待感があったのですが、当方はかなり「ガッカリ」しました。
見た目は、ほぼブラック。
最初見たとき、どこに「ブラウン」が使用されているのかわかりませんでした・・・
実は、シートの「座面」と「土手」の間に挟まれた細い部分、ここのみに「ブラウン」のパーフォレーションを採用。シートや背中のメイン部分のパーフォレーションは「ブラック」なんです。
少し離れてみると、「ブラウン」のパーフォレーションの存在感はほとんど感じられません。
今までのレクサス車のカラードパーフォレーションは結構目立つ存在だったので、予想していたものとだいぶ異なりました。
もっとも「ブラックの方がいい」という方もいらっしゃると思いますが、いや、それは「標準仕様」で達成できるので・・・もう少し差別化すべきなのではと思いました。
シート背中メイン部分。どこに「ブラウン」のパーフォレーションが使用されているかわかるでしょうか?
■ルームランプ(IS共通)
今回の改良のトピックスの1つである、「カップホルダーLED」が確認できました!
ISが発売してから9年経過してようやくユーザーの声が反映されました。
画像の通り、ランプ部分の前方のスリット内に白色のLEDがインストールされています。(日中は確認出来ません)
イグニッションONで点灯する仕組みになっていました。
■ルーフ/ピラー/バイザー素材(IS共通)
もしかしたら「IS500」は高品質なファブリック(ベレーザ)が使用されているかと期待したのですが、一般的なファブリック素材が使用されていました。
(NXやUX等と同じ)
こういった点も、地味に「ISF、RCF、GSF」オーナーの方は気になると思います。手触りや見た目が結構違いますので・・・
■リヤドアトリム(特別仕様車専用)
シンプルな構造ですが、ベンガラのインテリアパネルが主張しています。フロント同様、ドアトリムにはウルトラスエードが使用されていません。
マークレビンソンを装着してもスピーカーグリルの変更がないのは残念です。
■後席シート(特別仕様車専用)
後席がしっかり乗車できるのは実用性を確保した「IS」の利点です。
後席もウルトラスエードがメイン部分に使用されていますが、「ブラウン」のパーフォレーションは確認できませんでした。フロントのみかな?
「ブラウンステッチ」もあまり目立たいので、全体的には「ブラック」のインテリアなので、標準仕様との差が小さいのが気になるところです。
ちなみに、「モードブラックS」のリヤシートはこちら。
コチラのほうが、「特別仕様車感」があるように思いませんか?
特に質感が悪い所もありませんが、後席側に「USB端子」がないのは、設計の古さゆえ仕方ないですね。
2ドアクーペではないので、せめて電源が供給できる「アクセサリーソケット」ぐらいはほしいところですが・・・ディーラーオプションで後付の充電設備のサポートがほしいところです。
2013年、ISがデビューしたときは今と異なりスマートフォンやタブレットなどの電子機器の仕様はまだ一般的とまではいえませんでしたが、今は事情がことなりますからね。
■トランクルーム(ISガソリン車共通)
トランクルームはIS300、IS350と共通のサイズです。ランプは「電球式」なのでかなり暗く、換装は必須。
パワートランクリッド(電動)やハンズフリーパワートランクリッドは採用されていません。
ハイパフォーマンスセダンでもトランクルームの電動化は珍しくないので、そういう意味でも「IS500」の価格帯では不満が残るかもしれません。
■ハイマウントストップランプ(IS共通)
先日コメントで初めて気づいたのですが、ハイマウントストップランプは新型ISでは「LED12灯」になっていたんですね!
IS500でもLEDに12灯式を継続採用していました。
チラチと見える「マークレビンソン」のバッヂもなかなか素敵ですよね。
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さて、ざっと特別仕様車”F SPORT Performance First Edition” をチェックしてまいりました。
すでにお気づきの方も多いと思いますが、実はこの「IS500 特別仕様車」は、モードブラックシリーズと比べ、コスト的にはお買い得仕様にはなっていません。
内装のカラーももう少し差別化されているのかな・・・と思ったのですが、「ほぼブラック」ですので、標準車との違いがインテリアパネルぐらいなのではと感じました。
なお、もともと「IS500」は基本装備が充実しているので、標準仕様+50万円という価格は、「ちょうどよい」具合です。(割高でも割安でもない)
そのため、「Mode Black」シリーズと共通のBBS製鍛造ホイールが好みではない場合は、「標準」仕様を選択すべきと思います。
IS500特別仕様車は納車が早い部分が、価格に織り込まれている・・・と考えても良いかもしれません。
一方、同時発表の”F SPORT Mode Black3”は、間違いなくお得な仕様で、BBS製ホイールに加え、3眼LEDヘッドライト、シートの機能アップ、ウルトラスエード化、本杢インテリアパネル等、これで50万円高はまさにバーゲンプライス。
どうしても「IS500が欲しい」方は、当選するかどうかわからない「特別仕様車」にエントリーするより、「標準仕様」をいち早く契約するほうが確実とも言えます。
標準車は「グレーステッチ」に「オレンジキャリパーあり」ですし、ENKEI製ホイールもなかなかかっこよく、サテンクロムのインテリアパネルも質感は十分です。また、価格も「50万円」安価になっています。IS500の場合、「モードブラックシリーズ」と異なり、装備自体は「標準車」と「特別仕様車」との違いはありませんので・・・
(ただし、販売店によっては、同時注文を受付しない場合や、制限を設けている場合もあるかもしれませんので要確認を!)
なお、東京・日比谷の他、名古屋ミッドランドスクエアにも「IS500」が展示中のようです。
ただ、こちらは特別仕様車ではないようです。(ホイールがなぜBBS製鍛造ホイールなのが謎ですが・・・ENKEI製ホイールが見たいところ)
https://lexus.jp/dealership/lexus_gallery/midland_square/
2022年09月21日
新型NX、炎天下の駐車に上品質な「サンシェード」!&新型「RX」の気になる噂?
市販されているものは、「どうも見た目や品質が今一つで・・・」という方におすすめしたいのが、クレトム社から発売している、プレミアム遮光フロントシェード。
新型NXで使用してみて、問題なく使用できましたのでレポートいたします。
http://www.cretom.co.jp/summer_item.php?ctno=1-8
あまり販売店は多くないですが(カー用品店にはあまり売ってない?)通販だとしばしば見かけます。
一般的なサンシェードの価格帯は2000円台と思いますので、それに比べると倍以上の価格ですが、後述のとおり、質感は十分と思います。レクサス車にはぴったりの価格ではないかと思います。
▼Amazon (8/19現在は即納!)
クレトム (Cretom) フロントサンシェード プレミアム遮光 グリーン Lサイズ(1400mm×780mm) SA-371
▼ 楽天 ジョーシンweb (ポイントが付き、Amazonより安いことが多い)
クレトム (Cretom) フロントサンシェード プレミアム遮光 グリーン Lサイズ(1400mm×780mm) SA-371
クレトム プレミアム遮光フロントシェード「SA-371」、箱からして高級感あります(笑)
中身はこんな感じで・・・そう、見た目はレクサスのディラーオプションとかなり似ています。(さすがにケースの質感は全然違いますが・・・)
「SA-371」のサイズは「M」サイズと「Lサイズ」がありますが、新型NXには「Lサイズ」が見事に適合します。(レクサスのDOPはこのメーカーが制作しているのではないかと推測します)
ただ、あくまで汎用品なので、ぴったり寸分のサイズを求める方は、ディーラーオプション品を推奨します。
個人的には、この製品で問題ないとは思います。
ちなみに、皆様ご存知のレクサスディーラーオプション品はこちら。
2005年のレクサス開業時から準備されているディーラーオプション品で、使用された方も多いと思います。価格が高いのがネックですね・・・
( https://lexus.jp/models/nx/pdf/dealer_option.pdf より)
広げるとこんな感じです。「スプリング」が仕込まれていて、一瞬で展開します。
閉じるのには少々コツがいるのですが、何回か練習するとうまく閉じることができるようになります(説明書きあります)
以前の製品に比べ、ブラックの「ゴムバンド」が付属していますので、固定して収納するのが楽になりました。
嬉しいことに、新型NXの前席「シートバックポケット」にも収納できます(全部は入りません、下1/3ぐらいが入り、固定されます)。
設置ですが、「左右」のサンバイザーを使用して固定します。
当方の新型NXは、「左側」にドライブレコーダー、「中央」にレーダ探知機のGPSアンテナ、「右側」にレーダ探知機を設置しているのですが、特に問題なく設置が完了しました。
ただし、サンシェードを取り外し後は、ドライブレコーダーやルームミラーの位置がずれるので角度調整をする必要があります。これはどのサンシェードでも同じかと思います。
中央部から。おおむねジャストサイズかな、と思います。おおむね新型「NX」のウィンドシールドガラスを隠せています。
シェード自体の素材ですが、生地がやわらかいので、よほどの乱雑に扱わない限りはダッシュボードに傷をつけることはなさそうです。この点、安価な製品だと製品自体の仕上げが雑で、車内が傷つくことがあるので注意です。
車外から。ギラギラしていませんんし、落ち着きがあり、安っぽさが全然ありませんね!
汎用的なサンシェードではもっとも高価な製品ですが、レクサス車にもマッチしていると思います。
まだまだ晴天下に駐車する機会も多いと思いますが、この製品で社内の日焼けや室内温度向上が低減できますので、上質感のあるサンシェードときっちりと収納できることを踏まえると、なかなかおすすめの製品と思います。
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さて、お盆明けでレクサス販売店の営業もスタートしており、ここ数日で様々な情報が飛び交っているようです。
みなさん注目の新型レクサス「RX」に関しては、確かに予定されていた営業担当者(各販売店から数名が参加予定)向けの研修会は「中止」になったようです。
このことから、「新型RX」自体の発売が延期されるのでは?との噂もあるようですが、現時点ではこのような確定情報は無いようです。
これまでの新型車では、販売店向けの研修が終了後2〜3週間後には「先行予約開始」という流れでしたので今回の「RX」はどうなるでしょうか?
気になる点としては、「新型RX」とほぼ同じパワートレーンで構成される新型クラウンの「RS」(2.4LターボHEV+aAxle)の発売日が未だ確定していないことです。新型クラウンの「2.5L」モデルに関しては2022年9月1日から発売され、生産も行われるようですが、注目の2.4Lモデルの発売が未だに未定であることから、新型「RX」自体の生産も先になるのでは・・・という観測です。
なお、現実としてすでにレクサス公式サイトでは現行型「RX」の販売は終了した旨のアナウンスが行われていますので、新型RXの発売もそう先送りにすることはできないでしょうから、予定通り2022年10月下旬〜11月頃中旬には発売、その1ヶ月前には受注活動が行われるのではと思っているのですが・・・
https://lexus.jp/models/rx/
現時点ではメーカーもお盆休みが明けたばかりと思いますので、販売店に具体的きがあるのはもう少し先になりそうですが、「新型RX」に注目されている方は今後の動きにぜひ注視してください。本ブログでも引き続き情報共有させていただきたいと思います。
2022年09月18日
レクサスES300h(2023年モデル)特別仕様車で変更点をチェック!
同時に設定された、特別仕様車 “Graceful Escort”にて、2023年モデルの変更点を確認してきました!
簡単ですが動画にて特に2023年モデルの変更点をチェックしてきましたので、ご検討・予約済の方もご参考になれば幸いです。
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【YouTube動画】レクサスES300h 2023年モデルの変更点を特別仕様車“Graceful Escort”でチェック!
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以下、特別仕様車“Graceful Escort”で2023年モデルの主な変更点です。
特に気になっていた、センターコンソール周りの変更点に関しては、カタログやニュースリリースではわからない点が多く、とても(いい意味で)参考になりました。
まずは「ドアトリム」からチェックです。
ここは変更ありませんでした。特別仕様車のため、ドアトリム上部のインテリアパネルは「ウォールナット[オープンフィニッシュ/墨ブラック]」に変更されていますが、ぱっと見た目は気づかないかもしれません。
パワーウィドウスイッチ部分も変更はありません。
しかし、ここは2022年モデルから質感がとても良くなりましたね。上面が「ヘアライン加工」、サイド部分が高品質な「ブラック塗装」なのがとても素晴らしく、レクサス車で唯一このような仕上げになっています。
ちなみに、2021年モデルまでのパワーウィンドウスイッチはこちら。
これはオーナーからも質感不足の声が多数あったようですね。表面仕上げはされているものの、かなりプラスチック感が強かったです。
さて、メインの変更点はなんといっても、ドリンクホルダーの配置変更や、リモートタッチパッドが廃止されたことによるセンターコンソールパネルの前面刷新です。運転席側からの写真はこちら。
なんといっても手前側の「おくだけ充電」の部分の面積が大きいですね。
電源ON/OFF機能はありませんが、当方の初期型NXのような充電エラーによる「ガチャガチャ音」は発生していませんでしたので対策されたものと思われます。(ちなみには、「iPhone13 Pro」の社外品ケース付きでは充電できませんでした)
真正面から見たところ。
センターコンソールパネルにパワーウィンドウスイッチと同様の「ヘアライン」が入ったことがしっかり確認できます。
これは嬉しい変更ですね!
しかし、「おくだけ充電」の部分だけ、がっつり切り取って無理やり給電パッドをインストールした感じで、美しさはありませんね・・・
もうすこし細かく見ていきましょう。
シフトノブ周りを見ていくと、パネル自体は質感が高いのがよくわかります。そして、懸念していたドリンクホルダーですが、まったく加飾のなかった「UX」や、周囲にサテンメッキ調のパーツが仕込まれた「NX」とも違うデザインで、「ヘアライン」+「ブラック塗装」+「サテンメッキ」という3つの素材を組み合わせたなかなか凝ったデザインになっていることが確認できました。
ちなみに、2022年モデルは次の画像のデザインでした。
もともとプラスチック感がある素材にヘアライン加工をしてあるので、2023年モデルとは異なります。
センターコンソールパネルに関しては、(フタの有無はともかく)あきらかに2023年モデルの方が質感が上がった点といえます。
では2023年モデルのセンタークラスター部全景を。
ヘアライン加工されているのは「エアコン」、「オーディオパネル」周りと、今回から上質なヘアライン加工が施された「シフトパネル周り」のみで、シートヒーター系のスイッチ部分には施されていません。
CD/DVD/BDやSDカードスロットが廃止されたため、シンプルな造形に。そして、横長の謎の小物入れが新設されました。
この部分は「フタ」もなく、レクサスらしくないデザインとも言えますが、ちょっとした物を入れるには良いのかもしれません。(かなり細いです)
「小物入れ」を真上から。
小物入れのふちには「ブラック塗装」、内部はしっかり「起毛仕上げ」されており、底面には「仕切板」もあるなど、なかなか芸が細かいです。
どうせなら頑張って「フタ」があっても良かったように思いますが、単純な「穴」ではないのはさすがレクサス、というべきか。
また、「USB端子」には高品質なスライド式のフタがあるのにも驚きます(スムースクロージング機能あり)
「USB端子」の拡大です。これは凄い(笑)
カタログなどでもう少しPRしても良いのではと思います。スッ!と開閉するのは気持ち良いです。
周囲のヘアライン加工が、パワーウィンドウスイッチパネルと同じになりましたので一体感も感じられます。
「ドリンクホルダー」の拡大です。前述の通り、ブラック塗装とサテンメッキが組み合わせられており、質感が高まっています。
惜しいのは、今どきLED照明などがないことです(オプションでもない)
スペースはあるので、意匠変更とともに、イルミネーション機能ぐらいは欲しかったところですね。
「おくだけ充電」の拡大です。
その他の箇所の改良がなかなか良いだけに、この部分の後付感が気になります。
ただ、センターコンソールパネルとの仕切り面が「ブラック塗装」になっているのは良かった点。(しかし、左側面はこの加工はされておらず、質感不足がきになります)
アームレスト内の「充電用USB端子」と「アクセサリーソケット」は2022年モデルと同じようです。
その他の部分は特に変更はありませんでした。
スピードメーターの仕様も変更なし
後席スカッフプレート。
ステンレスプレートは健在!(後期RXではステンレス部分が廃止されましたね)
後席足元のLEDが照明も残っており、コストダウンによる装備の廃止がなかったのは嬉しいところ。
後席エアコン吹き出し口。
フロントに合わせて加飾を追加してくるかな、と期待したのですが変更ありませんでした。
センターアームレスト&コントロールパネルも変更なし。
なお、特別仕様車“Graceful Escort”の外観の変更点も最後にレポートさせていただきます。
特別仕様車専用の「シルバー塗装」グリルに関しては、グリルを構成するL字のパーツひとつひとつが大きいため、シルバー塗装の色が明るいこともあり、プラスチック感がでてしまっていると感じました。同様の塗装を施した「RX」や「UX」では気にならず、むしろ高品質と感じましたので、グリルを構成するパーツの大きさなのかなぁと感じました。
ホイールは「スパッタリング塗装」されていますが、かなりギラギラ感が目立つので、ESらしさという面では賛否分かれるところですが、"version.L"の豪華さと質感に加え、”F SPORT”のようなスポーティ感というコンセプトで考えれば、これは「アリ」とも感じます。
外観の変更点はほとんどありませんが、"version.L"系にはレッド系のインテリアは設定がありませんでしたので、少しスポーティな内装色が好みの方には、この特別仕様車は好印象を持つのではないでしょうか?
(私も、今からES300h "version.L"を購入する場合は、こちらの特別仕様車にすると思います)
2022年09月11日
レクサス5年(2回め)の車検費用は?(意外と安い?)
レクサスLCに関しては、外観の変更や安全装備のアップデートなどの改良が一切行われていないこともあり、初期オーナーが未だに手放さず乗っているケースが他車にくらべて非常に高いとのことで、当方も今回2回めの車検を迎えることとなりました。
さて、レクサス車というと、どうしても「車検費用が高い!」というイメージがあると思いますが、結論としては、一般的な国産車と変わりありません。
以前、初回車検についてレポートさせていただき、おかげさまで多くの方に閲覧いただいておりますが、5年め(2回目)もほぼ同様の傾向でした。
▼レクサスで初車検!合計費用は約22万円(その1:全体編)[2020/8/9]
http://www.namaxchang.com/article/476748189.html
さて、以下が具体的な車検費用です。(約24万円、1ヶ月あたり1万円というイメージです)
基本的に初回車検と金額は同じですが、一部メンテナンスパックや延長保証、消耗品において、金額が変更となり、結果として、初回車検よりも安価で済むこととなりました。
なお、2年前にレポートさせていただいたブログでは、「消耗品」の価格は含めておりませんでしたが、今回はわかりやすさのため、消耗品も含めております。
なお、一般的にはレクサスディーラーでの車検費用はもっと高額になることが多いです。それはおもに「消耗品」の差にあると思います。
ただし、無駄や過剰なサービスが付帯されていないか確認することは重要と思います。
以下の事例は自分である程度簡単なメンテナンスができる例となります。
■レクサスLC 5年目(2回目)車検費用総額
以下、各項目の詳細です。
■法定費用
「自賠責保険料」と「印紙代」が若干変更されていますが、ほぼ同じです。
LCハイブリッドは重量税が減免措置されているので初回車検時も安いのが特徴です。
この項目は、法定費用で、国に納税するものですので、民間業者でも同じ金額がかかります。
■車検費用
民間の車検業者と価格差がもっとも大きい項目と言えます。
車種ごとによる金額の差はありますが、「IS/NX」では63,800円、「L/Fシリーズ」では70,400円とほとんど差はありません。
民間業者では、この項目が1万円台〜2万円台の所も多いようですね。
■推奨される整備
「ブレーキフルード」は安全のため、車検ごとの交換が望ましいので今回も交換です。
「補機バッテリー」は、前回車検時に交換しましたが、販売店でチェックのところ健全性(SoC)が「100%」でしたので交換は見送りましたこの分価格が抑えられています。なお、レクサス車のバッテリーは欧州規格に移行しており、持ち込みが可能な場合はネット通販で購入することで大幅に金額を抑えることができます。(純正は45,000円超でかなり高価です。純正と言ってもトヨタやレクサスが製造しているわけではありません。また、バッテリーは保証があるわけでもありませんし・・・)
▼Amazon 「LN3」バッテリー
■G-LINK
セキュリティも兼ねた「G-LINK」は契約必須といえます。
1年契約(自動更新)と2年継続タイプがあり、2年継続の方が若干安価ではありますが、乗り換えが決まっている方は「1年契約」とするのも良いと思います。なお、当方は、乗り換えも考慮し、「1年契約」としましたが、結局そのまま2年が経過しましたので、結果的に「2年継続タイプ」を選択したほうがお得となりました。なお、今後新マルチメディアシステムを搭載する車種(新型レクサスNX以降〜)では、G-Linkの契約が前提の機能が多数ありますので、解約は現実的ではありませんね。トヨタブランド車のように「5年無料」だとありがたいのですが・・・
■延長保証プラン
これは、2回めの車検で初登場の項目。
新車保証が5年で切れますので、「延長保証プラン」は、一部の保証を2年間、つまり「7年目」まで延長保証するもので、いわば「保険」と同じものです。レクサスディーラーで車検を受けることで加入することができます。
新車保証と異なり、感覚的なものや美観に関するものは保証対象外なので、内装やシートにひどいシワができたとか、バンパーとフェンダーの間に隙間が出来てきた、など「走る、止まる、曲がる」や「メーターやナビ、エアコン、パワーステアリングの不具合」など、補償範囲は限定されます。
とはいえそれほど高価な料金ではないので、レクサスディーラーで車検を受けるならば加入したほうが良いでしょう。
逆にいえば、この延長保証プランをつけないのであれば、車検をレクサスディーラーで受ける必要もないと考えます。
なお、注意点としては、前述のように新車保証とは「補償範囲が異なる」点と、途中で乗り換え、売却しても、未経過期間に相当する延長保証料の返金はありません。完全な「掛け捨て保険」と考えて良いでしょう。
■延長メンテナンスパック
もう1つ、民間の車検とレクサス車検で大きな差が出るのは「メンテナンスパック」です。
これは、「レクサスメンテナンスケアプログラム2(LCMP2)」と呼ばれるもので、次回車検(2年後)の手前までの費用が含まれているものです。
新車から3年目までと同じサービスを受けることができる大変安心・便利なサービスで、レクサス車の魅力と言えるものです。
https://lexus.jp/total_care/maintenance/lcmp/
価格は販売会社により異なるようですが、参考まで東京エリアでは以下の金額です(カタログより)
特徴としては「車種により金額が異なる」ということに加え、「プレミアム」と「スタンダード」があり、この差は「エンジンオイル」の違いとなります。
レクサス/トヨタ純正オイルは、べースオイルを100%化学合成油に変更していますので、必ずしも高性能なプレミアムオイルに変更する必要はないかもしれませんが、高性能なオイルに交換するとエンジンフィールやレスポンス、静粛性などの変化がありますので、こだわる方はやはり良いエンジンオイルを使用するのが良いですね。
といっても、「銘柄が選べない」のはちょっと残念ですし、エンジンオイルの差額としては少し大きめに感じます。(販売店は大量にオイルを仕入れているのでかなりマージン幅が大きいものと思います)
当方は、基本的にある程度消耗品のメンテナンスが自分でできること、今は2台クルマを所有しているので走行距離もそれほど伸びないので、必ずしも半年ごとのエンジンオイル交換も不要と考え、今回は基本点検(6ヶ月点検、法令12ヶ月点検、24ヶ月点検)のみがセットになった、「基本点検パック」を選択しました。
これは、通常の延長メンテナンスパックと同様との点検が行われるものの、「ワイパーゴム、エアコンフィルター、エンジンオイル、エンジンオイルフィルター」といった、消耗品の交換はありませんが、なんと車種による金額の違いがありません。
東京エリアでに「基本点検パック」はなんと「11,000円」と格安。特に車種による違いがないのは大きいです。
■消耗品
「延長メンテナンスパック」、「基本メンテナンスパック」どちらも、ワイパーゴム、エンジンオイル、エアコンフィルター等定期的に交換が推奨されている消耗品の交換は、車検時の点検には含まれていないことには注意が必要です。
また、「発煙筒」は、消費期限が来ていたので販売店で手配しました。(カー用品店や通販ショップでもほぼ同じ価格で販売しています)
今回、以下の消耗品を販売店で手配しました。
・ワイパーゴム
・エンジンオイルフィルター
・オイルパンドレンプラグガスケット
ワイパーゴムの交換はマニュアルには書いてませんが、基本的にワイパーをサービスポジションに移動してからラバーを交換します。
エンジンオフ後、ワイパーの「△」位置で2秒保持すると、ワイパーがサービスポジションに移動して、交換しやすい位置に移動します。(LCは、エアロワイパーなので、通常はエンジンフード内に隠れていてアクセス出来ません)
ワイパーラバーのゴムを上部に「引き抜く」と、ストッパーが外れ、交換できます。
外したワイパーゴムの中にある金属ブレードを、新品のゴムに移設します。これでもとに戻すだけです。
なお、エンジンオイルは、さすがに自分で交換は無理なので、後日カー専門店で、好きな銘柄の物を入れようと思います。
また、「エアコンフィルター」は、純正より高性能なものを通販で購入、定番の「わさびデェール」とともに設置済です。
エアコンフィルターの交換はとても簡単ですし、純正よりも高性能なので車内空間やエアコンの使用頻度が高い方には、プレミアムタイプのエアコンフィルターはぜひおすすめです!
・エアコンフィルタープレミアム
▼楽天 t-joy (送料対策として2個まとめて購入しています)
▼楽天 (送料無料で安い!)
・わさびデェール
上記の通り、走行距離がそれほどでもなければ、車検自体の費用はごく一般的な範囲で留まりますので、今後レクサス車の車検をご検討されている方のご参考になればと思います。
ただし、走行距離が多い場合は、「タイヤ交換」や「ブレーキパッド交換」、「足回りの部品交換」などの別途費用が発生する可能性があります。
なお、「地図更新(全更新)」は、行っておりませんが、頻繁に高速道路を走行される方、大きく周辺情報が変わった方は、有料の地図更新(全更新)を行うことをおすすめします(約25,000円前後となかなか高価)。
https://toyota.jp/dop/navisoft/pages/nation_2206.pdf
2022年09月04日
新型レクサス「RX」と「NX」主な装備の違いをピックアップ!
「RX」に関しては、マスメディアやモータージャーナリストへの事前お披露目や、先日には九州のサーキット会場(オートポリス)でサプライズ出展されたなど、販売に向けた活動は徐々に行われているようですが、トヨタ「bZ4X」等で生じた「ハブボルト」脱落のリコール問題は未だ解決されていないようで、「クラウンクロスオーバー」もそうですが新型「RX」に関してもその影響を受ける可能性があります。
ハブボルトのリコールに起因する情報は、東洋経済オンラインでも取り上げています。
▼新型クラウンの出ばなをくじいた出荷遅れの正体
https://toyokeizai.net/articles/-/609231
なお、レクサス初のBEV専用車「RZ」(RZ450e)についてもその後の具体的な販売情報(価格・出荷時期・販売方法)が一切出ていないのも不安要素ですね・・・
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さて、新型レクサス「RX」に関しては6月1日に公開済の日本版ニュースリリースと、つい先日開示された北米での「プレオーダーガイド」により主要装備やスペックに関しては概ね判明してきましたので、今回は、同ブランド内で比較検討されることも多いレクサス「NX」との装備面での違いをピックアップしてみたいと思います。
従来のレクサス「NX」は車幅が「1850mm以内」でしたので、駐車場の制限で「RX」を断念せざるを得なかった方は多く、ある意味棲み分けができていたように思いますが、新型「NX」では車幅が「1850mm」を超えてきたため、新型「NX」を検討される方は「RX」と迷われる方が従来以上に多いと思われます。
価格に関しては、例えばプラグインハイブリッドの「NX450h+」とガソリンモデルの「RX350」は価格帯がオーバーラップすると思われますし、100万円〜150万円程度の差であればより上質な「RX」を選択される方も多いと思いますので、ボディサイズの違いはあるものの、「NX」と「RX」で悩む方が今まで以上に増えそうです。
■バイポーラ型ニッケル水素電池の採用
2.5LHEV(RX350h)と2.4LターボHEV(RX500h)には、バイポーラ型ニッケル水素電池を採用。
これにより、NXと比較した場合、特に「RX350h」の加速性能の良さが際立っているように感じます。
(RX350とNX350では、0-60mphタイムに「0.6秒」の差がありますが、NX350hとRX350hでは「0.2秒」の差に留まり、これは「電池特性」の違いによるものではないかと推測)
(※トヨタグローバルニュースルーム「LEXUS、新型「RX」を世界初公開」画像集より)
■後輪操舵(DRS)の設定
「RX」のうち、「RX500h」に関しては、クラウンクロスオーバーと同様、後輪操舵の「DRS」を装備。
これにより、特に低速度域ではFR車並みの小回りの良さが期待できます(クラウンクロスオーバーも「5.4m」ですので、同程度を期待したい)
レクサスダイナミックハンドリング(LDH)との違いは技術解説を待ちたいところ。
(※トヨタグローバルニュースルーム「LEXUS、新型「RX」を世界初公開」画像集より)
■ホイール
「RX」ではほとんどのグレードにて「21インチアルミホイール」を装備。全部で6種類も存在するのにも注目!
「NX」では「20インチ」が基本ですから、ワンサイズ異なりますね。
(※トヨタグローバルニュースルーム「LEXUS、新型「RX」を世界初公開」画像集より)
■足回り
「RX」では、リヤにはダブルウイッシュボーン式から新開発の「マルチリンク式サスペンション」を採用。
なお、現行モデルよりも大幅な軽量化(約60kg)しているとのことで、運動性能の良さにも直結していると考えられます。
(※トヨタグローバルニュースルーム「LEXUS、新型「RX」を世界初公開」画像集より)
■ブレーキ
「RX」の”F SPORT”には「6ピストン対向ブレーキキャリパー」を設定。
ほぼ同じパワートレーンの「クラウンクロスオーバー」には採用されていないので、まさにレクサスRXならではの装備ですね。
問題は、”F SPORT”がどのパワートレーンに採用されるか・・・
(※トヨタグローバルニュースルーム「LEXUS、新型「RX」を世界初公開」画像集より)
■先進安全装備(Lexus Safety System+)
「RX」では、「アドバンストドライブ(渋滞時支援機能)」と、「ドライバーモニター」機能が追加されます。
日本ではメーカーオプションと考えられます。
これは必要ない方も多そうですが、通常より早く警報を出してくれたり、万一の際に備え安心できるかもしれませんが、運転スタイルによっては過剰な装備と感じる方もいらっしゃるでしょう。
(※トヨタグローバルニュースルーム「LEXUS、新型「RX」を世界初公開」画像集より)
■前席パワーシート
NXは「8way」に対し、「RX」では一部グレード("version.L")では「10way」となるようです。
シート座面が前後する「座面のクッション長」が調整できるので快適さが増しますね。
(※トヨタグローバルニュースルーム「LEXUS、新型「RX」を世界初公開」画像集より)
■ランバーサポート
「RX」では、一部グレードで「4way」を採用。「NX」はver.Lのみ4way、その他は他のレクサス車と同様「2way」を採用。
■シート素材
「RX」では、より柔らかく上質に感じる「セミアニリン本革」を採用。
■助手席 シートポジションメモリ
「RX」では、助手席にもシートポジションメモリが装備される模様
レクサス車でも採用が減っているので、継続採用されたのは嬉しい限りです。
■ルーフ/バイザー/ピラー等の内装素材
「RX」では、手触りの良いファブリック(ベレーザ?)が使用されています。
一方、「NX」では、ザラザラとしてメンテナンス性のよい内装素材が使用されています。汚れを落としやすく、アウトドアユースにも活躍する「NX」と上質感をもつ「RX」との違いと言えますが、こういった部分の違いはコストの違いと言えます。
■本杢目ステアリング
「RX」ではステアリングの一部に「本杢素材」を使用して、ラグジュアリー感をだしています。
(※トヨタグローバルニュースルーム「LEXUS、新型「RX」を世界初公開」画像集より)
■リヤシート
「RX」では後席にも「ベンチレーション(換気)」機能を追加。
リヤにベンチレーション機能があるのは「LS、LX」などLシリーズのみです。輸入車勢でも採用は少ないですね。
■LEDヘッドライト
NXは一般的なアレイ式のアダプティブハイビームですが、RXは「ブレードスキャン式」のアダプティブハイビームシステムを採用。
現時点ではレクサスでも採用されているのは「ES、LS、LX、RX」のみで、トヨタブランドでは採用がないので、トヨタ/レクサス陣営でもハイエンドのクルマにのみ装備の方針のようですね。
(※トヨタグローバルニュースルーム「LEXUS、新型「RX」を世界初公開」画像集より)
■後席エアコン
「RX」では後席の独立温度調整オートエアコンが追加されています。「3-Zone」や「Multi」とも表現されることもありますが、今回のエアコンは単なる送風機能以外の付加機能もあるようです(詳細不明)
(※トヨタグローバルニュースルーム「LEXUS、新型「RX」を世界初公開」画像集より)
■オーディオスピーカー
NXは全車10スピーカーですが、RXは「12スピーカー」を採用
なお、マークレビンソンオーディオの場合はドアトリムに上質なスピーカーグリルが設置されるなど見栄えの良さもあります。
今回「Pure Play:とネーミングが付いていますので、より音質を高める仕組みが導入されているのでしょうか?
■ウルトラスエードの使用
"version.L"と”F SPORT”には、ドアトリムとシートサイドに、上質な人工皮革、「ウルトラスエード」が使用されています。
従来ウルトラスエードが採用されているのは「LS」や一部の特別仕様車のみですから、特別感がありますよね。
(※トヨタグローバルニュースルーム「LEXUS、新型「RX」を世界初公開」画像集より)
■ドライブモードセレクトスイッチ
「NX」では物理的なダイヤル式のスイッチがありますが、「RX」では廃止されています。
ただし、ステアリング「右」スイッチに設定できるようなので、これは嬉しいですね!他ブランドでもステアリングスイッチで走行モードを切り替える様式はおなじみですから慣れれば違和感はないでしょう。
(※トヨタグローバルニュースルーム「LEXUS、新型「RX」を世界初公開」画像集より)
■新意匠のパワーウィンドウスイッチ
「NX」では従来のレクサス車と同様のサテンメッキ加飾入りでしたが、「RX」ではデザイン自体が一新され、サテンメッキ部分が拡張、ボタンも少し大型化しているように感じます。
(※トヨタグローバルニュースルーム「LEXUS、新型「RX」を世界初公開」画像集より)
■別体型ディスクプレイヤー(CD/DVD)
「NX」ではメーカーオプションにて「CD/DVD」が再生できる「別体型ディスプレイヤー」を装着することができましたが、「RX」では廃止されています。
(NXについては2023年モデルからオプション設定が消滅しています)
(※トヨタグローバルニュースルーム「LEXUS、新型「RX」を世界初公開」画像集より)
■充電専用端子の増加
「RX」では、充電用USB端子を全部で5個備えるなど、「NX」よりも2個増加しています。
デジタルガジェットを多数備える方はありがたいですね。
(※トヨタグローバルニュースルーム「LEXUS、新型「RX」を世界初公開」画像集より)
■ドリンクホルダー 昇降機能付き
「RX」では前席ドリンクホルダーに関し、現行でも採用されている高さが調整できる「昇降機能」を備えています。深いものを入れる方はいいですね!
(※トヨタグローバルニュースルーム「LEXUS、新型「RX」を世界初公開」画像集より)
■後席アウタードアハンドルLEDイルミ
「RX」では、リヤ側の外側のドアハンドル下にも足元を照らすLEDランプが備わります。
「NX」では、前席のみでしたので、リヤ席の使用頻度が高いRXでは当然の装備といえますね。
■後席電動リクライニング
「NX」ではボディ剛性確保や振動低減等を目的とし、電動リクライニング機能はありませんでした(倒す、復帰のみ)
「RX」では電動によるリクライニングも行いますので、上級感がありますね。"version.L"等一部グレードのみと考えられます
(※トヨタグローバルニュースルーム「LEXUS、新型「RX」を世界初公開」画像集より)
後席サイドにもスイッチがあるのは嬉しいですね。
(※トヨタグローバルニュースルーム「LEXUS、新型「RX」を世界初公開」画像集より)
■助手席肩口パワーシートスイッチ
現行「RX」でも装備されていない、肩口パワーシートスイッチを採用。"version.L"等一部グレードのみと考えられますが、運転席から助手席のシートの「前後傾」「前後移動」ができるので嬉しい装備ですね。
(※トヨタグローバルニュースルーム「LEXUS、新型「RX」を世界初公開」画像集より)
■タッチセンサー式 リヤLED照明
レクサス車でもほとんどのクルマは、リヤ側の照明は物理的なスイッチ式ですが、「RX」はリヤ側のLEDルームランプについてもタッチセンサー式となっています。
「NX」では物理的なスイッチ式となっています。
■後席ドリンクホルダー、小物入れ
「RX」では格納式のドリンクホルダーと、小物入れを備えています。
「NX」では残念ながら一般的なトヨタブランド車とほぼ同様の構造でしたから、この点は不満の方も多かったでしょう。
(※北米レクサスプレスルーム https://pressroom.lexus.com/vehicle/2023-lexus-rx/ より)
■後席リヤドアサンシェード
「RX」では現行モデルと同様、リヤドアに、手動式の「サンシェード」が備わります。
やはり「RX」は後席の快適性が重視されていますね。
すきなときに目隠しができるリヤドアサンシェードは高級車ならではの装備という印象があります。
■格納式リヤワイパー
「RX」ではリヤワイパーはスタイリッシュに、上部のルーフスポイラー内に格納されています。
「NX」では一般的な場所に設置されていますので、やはりRXの方がレクサスらしく、洗練されているように感じます。
(※トヨタグローバルニュースルーム「LEXUS、新型「RX」を世界初公開」画像集より)
以上は、ざっと今まで公開されている情報を元にピックアップしてみましたが、まだまだ「NX」との違いはありそうです。
やはり主に「室内の質感」、「後席居住性の向上」が中心ですので、「前席中心」であるならば、取り扱いやすいサイズ、そして燃費も良好で、軽快なドライブができる「NX」の優位性もありますので、ニーズにあわせた選択が必要となりますね。
しかしなんといっても「価格」が気になるところです。
対「NX」と同パワートレーンで「200万円」程度の差がある場合は明確な棲み分けができると考えますが、「100万円」程度だと悩ましい選択になるように思います。
スペイン等ではすでに新型レクサスRXの予定価格が公表されていますが、特にフラッグシップの「RX500h」と「RX450h+」の上級グレードに関しては「10万ユーロ超」と、相当高価に設定されていますので日本市場において、どのような価格設定になるか非常に興味深いところです。