2022年07月23日
新型レクサス「UX」発表!(2023年モデル)
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/37532287.html
従来であれば「マイナーチェンジ」と呼ばれますが、ここ最近のレクサスでは、フロントバンパー、リヤバンパーや内装のダッシュボードの変更などを行う「マイナーチェンジ」を収束したと考えられ、毎年の年次改良を主体とした改良にシフトしていますが、今回のUXでは、ボディ剛性の強化や乗り心地等の改善に加え、レクサスサーフティシステムのアップデート(2.5相当)や、新マルチメディアシステムへの移行、アナログクロックの廃止、ハイブリッド専用エンブレムの廃止など、NXからスタートした新世代レクサス(第4世代)に準じた改良が行われています。
ニュースリリースでもマイナーチェンジという語句は使用されていませんが、広報資料やプレスキットが配布されていることから、実質的にマイナーチェンジと考えて差し支えないと思われます。
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/37532287.html
UXの改良に関しては、すでに5月に事前発表がありましたので目新しいものはほとんどありませんでしたが、新たなプレスリリースとwebカタログにより判明した点がありますのでその点を中心におさらいしてみたいと思います。
なお、残念ながら、昨今の生産遅延により、2023年モデルの「UX」に関しても販売店への配備がほとんど進んでいないようです。
ただし、東京・青山のレクサスインターナショナルギャラリー青山には、2023年モデルかつ特別仕様車が展示中!
近隣の方は、こちらで実車確認するのが一番良さそうです。
F SPORT "Emotional Explorer” および “Graceful Explorer”
(https://lexus.jp/dealership/lexus_gallery/index.html より)
以下はLEXUS UX(UX250h/UX200) 「2023年モデル」の主なトピックスです。
■デジタルキーの採用と価格改定
「NX」から採用が開始された「デジタルキー」に関しては嬉しいことに、メーカーオプション価格がNXの「33,000円」から半額の「16,500円」と、トヨタブランド車と同額となりました。
私的には「カードキー」との選択性にしてはどうかとも思うのですが、「16,500円」であれば装着しても良いのかな・・・とも感じます。
「NX」においてもまだまだ動作が安定しているとはいえず、「スマートキーの完全な代用にはならない」ということには留意が必要です。
あくまでも「シェアキー」のためのオプションと考えたほうが良さそうです。(とはいえ、当方は帰宅時に駐車場に立ちよってクルマのチェックをする場合などに活躍していますが・・・)
(※UXプレスリリースキットより抜粋 https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/37532287.html )
■おくだけ充電の改良(LED照明付き)
UXで採用された新マルチメディアシステムにおいては、スマートフォンの役割が従来より高くなっています。
そのためスマートフォン置き場と充電設備が重要となりますが、広報資料によると、「上下スペース確保」と「LED照明追加」がポイントとなっています。
一方で、「シートヒーター/ベンチレーション」のスイッチを移設したことでスペースを確保した、とも見えますが、これは突如ボタンがシフトパネル周りに埋め込まれたことでデザイン的な面を中心に賛否分かれるところかと思います。
なお、「おくだけ充電」については最近のトヨタ・レクサス車では「13,200円」と安価になってきていますが、UXにおいては従来どおり「24,200円」となっています。
(※UXプレスリリース資料 https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/37532287.html より)
■"version.L"からランフラットタイヤ廃止
乗り心地の向上を目的と思われますが、"version.L"にはノーマルタイヤを採用。
"version.L"において、「ランフラットタイヤ」はメーカーオプションとなっています(22,000円)
■ボディカラー ソニッククロム/ソニックイリジウム採用
他のレクサスモデルと同様、ソニッククロム、ソニックイリジウムを採用!
(UXカタログ P4より)
■オレンジブレーキキャリパーの採用
UXの”F SPORT”には待望のオレンジキャリパー(MOP)が!
ESにも設定されますで、全車種採用となりそうです。
(UXカタログ P41より)
■シート空調画面のリニューアル
新型NXにもない、新しい画面が追加されています。
全画面を使う必要があるかは置いておいて、12.3インチ仕様はこちらの画面になるのでしょうか?ビジュアルがあるのはわかりやすいですね。
(UXカタログ P35より)
■ダッシュボード シボ調 のカラー縮減
従来設定されていた、ブルーとブラウンのダッシュボードが消滅し、ブラックに統一。
ここは残念なところですが・・・数がでなかったのであればしょうがないですかね。
今後、新たな「特別仕様車」で復活するかもしれません。
(UXカタログ P53より)
■Apple Car Play 無線対応
新型NXでは「OTA」で順次対応中ですが、「UX」では最初から対応しているようです。
当方はすでに「NX」で使用中ですが、かなり快適です。(使用上、画面の「左上」のタッチ操作があるので手が届きにくい部分はありますが)
(UXカタログ P37より)
■マークレビンソンオーディオ 価格改定
なんと嬉しいことに価格が「6,000円」ダウンしています (211,000円→205,000円)
なお、マークレビンソンのロゴマークが12.3インチタッチディスプレイに移設されていて、より明確になりましたね。
(UXカタログ P36より)
■フローティングベントイルミネーションの廃止
世界初のワイヤレス給電発光の装備でしたが、今回のモデルチェンジで消滅しました。
むしろ全グレード標準展開を希望していたのですが・・・半導体不足の影響でしょうか?
■HDMI端子(DOP)の追加
新型「NX」でも2023年モデルから「CD/DVDプレイヤー」が廃止予定ですが、UXではそれに対応して、外部入力端子「HDMI」を設定。
「6,050円」と安価な価格ですが、取付工賃は製品価格以上と思われます。しかし、これはぜひ装着したいアイテムです。
汎用性のあるアイテムと思いますので、現行の「NX」や「LX」にも装着可能かもしれません。こちらは当ブログでも入手して検証してみたいです。
(UXディーラーオプションカタログより)
■ドアポケットイルミネーションの新設定
「室内が暗い」の声に答えてか、ドアポケットイルミネーションがレクサス初採用です!
メータークラスター照明に応じて点灯ということで、Dレンジでの減光はしない可能性が!これは期待したいですし、他車種への流用もできるかもしれません。ぜひチェックしてみたいところ。
価格が「9,900円」と比較的安価なのも嬉しいですね!DIY可能な方はチャレンジされるのも良いと思います。
(UXディーラーオプションカタログより)
■寒冷地仕様 価格改定
LEDフォグランプが装着されるなど、寒冷地以外でもメリットがある「寒冷地仕様」ですが、ハイブリッドモデルの「UX250h」において、価格改定が行われて、価格が引き下げられています。(23,000円→17,600円)
以上がおおよその改良点と思われますが、近々実車チェックしてまいります!