それと同時に、リーフレットも配布されていますので今回はそのご紹介をさせていただきます。
参考価格として「ES300h F SPORT」は 約651万円となっており、2021年モデルより約21,000円と最小限の価格アップとなっています。
ヘッドランプの「ブレードスキャン」へのアップデートや「Lexus Safety System+2.5」へのアップデートを考慮すると戦略的な価格に感じます。
■表紙
ES300h(2022年モデル)の表紙は、新設定カラーの「ソニックイリジウム」
とても爽やかなすっきりとしたデザイン。新意匠のグリルはシルバー系のカラーと実にマッチしていると感じました。
■エクステリア
既報通り、外観変更は小さく、フロントグリルとヘッドライトが新意匠となりましたが、ごく小規模な変更と言えます。
ヘッドライトはニュースリリース通り「ブレードスキャン」式となっています。("version.L"と”F SPORT”に標準装備)
新型NXはブレードスキャン式ではないのでNXとESでは差別化(クラスが違う)ということなのでしょう。
■エクステリア2
今回の改良で、ホイールは”標準”グレード用の17インチを刷新。また、メーカーオプションで18インチ仕様も選択可となりますが、こちらも新意匠。
一方、"version.L"用のノイズリダクションホイールには変更がありません。”F SPORT”のホイールも塗装色が変わりましたが、形状は同じです。
■インテリア
RX、LS、ISに続き、タッチディスプレイ化となりました。センタークラスターにはニュースリリース通り、ヘアライン加工が。
そしてレクサス2022年モデル共通の改良として「ナノイーX」の採用(運転席吹出口)、充電用USBの「Type C」への換装などが行われています。
■インテリア2
インテリアの変更もほとんどありませんが、プレカタログでは新カラー「モーヴ」を採用しています。
なんともいえないカラーですのでぜひ販売店のサンプル生地で確認してみてください。
インテリアパネルは「縞杢」に変わり「ウォールナット(オープンフィニッシュ加工)」を採用しています。
■ディーラーオプション
モデリスタエアロは残念ながら設定無し。
TRDエアロは前期のものを引き継ぐようですが、20インチ鍛造ホイールはカラーが変更されているようです。
そして注目は新規インテリアアイテムが3種類!地味ながらこれは熱い!
なんと、第3世代レクサスでは設定のなかった「スカッフイルミネーション」が突如新設定!
しかも、レクサス初の「電池式」!(これは一体どういうことなのでしょう?)なぜ車両側から電源供給しないのか、電池式ってどれだけ保つのか・・・謎のオプションですが、すっきりとしたデザインと、リヤもしっかり準備されているので気になるアイテムです。
「プロジェクションカーテシイルミ」にも新作が登場!「LEXUS」、「F」に続き「F SPORT」が登場!
他車種にも流用可能と思いますので気になる方も多いでしょう。
そして、ついにパワーウィンドウスイッチの質感不足を解決する、交換式の「ドアスイッチベース」(TRD)が登場!
だいぶ精緻なデザインのパネルですので質感向上は間違いなし!少々高価ですが、ぜひ実物を見てみたいところですね。
■F SPORT エクステリア
フロントグリルは変更ないため、見た目の変化が少ないですが、レクサスとしては初めて対向キャリパー以外での「オレンジキャリパー」です。
かなり小さい面積ですがレクサスロゴもしっかり入っていますね。
ホイールは「ダークプレミアムメタリック」から「ブラック」へ塗装が変更されています。ESのキャラクターに合うか、好みが分かれそうですね。
■F SPORT インテリア
ブレーキペダルの形状&意匠変更、インテリアカラーに「ホワイト」が追加されるなど極めて少ない変更です。
人気の「フレアレッド」のシートカラーについては主に「サイド」部分がブラックになり配色が変わっています。かっこいいですよね。
■エクステリアカラー
新型レクサスISで採用された「ソニッククロム」、「ソニックイリジウム」が追加され、代わりに「マーキュリーグレーマイカ」、「プラチナムシルバーメタリック」が廃止される、レクサス定番のカラー入れ替えが実施されています。
なお、一部車種で廃止されつつある「ブラック(212)」は継続。
■インテリアカラー
「モーヴ」、「ヘーゼル」が追加、代わりに「シャトー」、「トパーズブラウン」が廃止されています。
F SPORTでは「ホワイト」が新規追加となりました。
インテリアパネルでは「縞杢」代わり「ウォールナット(オープンフィニッシュ)」が追加、墨ブラックとダークブラウンの2色から選択できます。
■主要諸元・装備一覧
特段目立った変更はありません。「Lexus Safety System+」のレベルアップ(2.5相当)が中心と言えます。
アンビエントイルミネーションは引き続き"version.L"のみ(F SPORTにも装着可にすればいいのに・・・)
細かいところでは、セキュリティシステムに「傾斜センサー」が加わったり、充電用USBが「Type C」に換装されるなど変更されています。
新型「NX」の影に隠れがちな新型「ES」ですが、質実剛健、着実な改良を施されており、価格上昇も最小限となっていますので引き続き、数少ないプレミアムブランドの主力セダンとして活躍が期待できそうです。