2016年04月10日
大人気の LEXUS NXのここ半年の勢いが?
レクサス車はLFAなど一部を除き、品質や塗装、装備はいいけど「走りはまだまだ」という意見が自動車評論家のみならず一般ユーザーからもよく見聞きしますので、この好調の要因はどちらかといえば車自体の走り自体が良くなったというよりは、従来の品質面の評価に加え、デザインを中心としたブランド力がついてきたというところが大きいのではと思います。
日本での販売台数もスピンドルグリルを導入後、景気回復とともに、年々微増しており、ついに本年は念願の50,000台突破が見えてきました。(それでもまだ国内でのメルセデス、BMW、VWの販売台数には追いつけませんが・・・)
スピンドルグリル・デザインが嫌いな方は他のブランドのクルマを選べばいいわけですし、私的にはデザイン面については、このままの方向性で進んで欲しいと思っています。
さて、NXについてはレクサス車で唯一と言っていいほど本格的な改良がされていません。
殆どの車種は発売から1年後に年次改良が行われなんらかの目に見える装備の追加・改良が施されますが、NXについてはバックオーダーを相当数抱えていたこともあり、ボディーカラーの入れ替えなどが行われたことと2015年12月にはこっそりと?NX200tで改良が行われたぐらいで、主要な装備など目に見える改良はデビューから一度もされていません。
NXはインパクトのあるスタイリング、眩しいデイライト/3眼LEDヘッドライトとあいまって街なかで現在最も見かける(目立つ)レクサス車といっても過言ではないかと思いますが、ここ半年ぐらい、販売台数に大きな変化が出てきています。
具体的には、2015年10月の新型RX発売を期に、レクサスNXの販売数が大きく減少し始めています。
2014年9月から半年間の販売台数(登録べース)を簡易グラフにしてみました。
新車効果もあり、台数が「右肩上がり」なのが、RXシリーズ。(オレンジとブルー)
一方、NXシリーズはRXとは正反対の「右肩下がり」で、その落ち方がかなり急であり、RXの影響をかなり受けていると思われます。(輸入車勢のスモールSUVの影響もあるかと思いますが、上記グラフからはRXの影響が大きいと感じます)
車格やボディサイズからNXとRXではあまり顧客層がかぶらないのでは?と思っていましたが、意外にそうでもないようです。(かなり良好といわれるNXのリセールバリューによるものもあると思いますが)
また、「NX」シリーズは発売後ずっと目標販売台数である月/700台を大きくクリアしてここ2014年、2015年のレクサス販売数増加を牽引してきましたが、2016年2月、トヨタの工場停止の余波の影響もありますが、ついに販売台数が月/700台を下回ってしまいました。(3月は回復した模様)
レクサス国内販売、開業11年目にして、今年はついに悲願の50,000台をクリアする可能性が高くなってきましたが、その鍵はやはり「NX」の販売台数にかかっていると思いますので、どのような年次改良がなされるか楽しみです。
レクサスは2017年までに 「Lexus Safety System+」(LSS+)を全車標準装備することをアナウンスしていますので、今年の改良ではNXにはまだ装備されず、引き続きオプション扱いになるものと思われます。
LSS+の標準装備は来年のマイナーチェンジになると思いますが、ライバル車やユーザーの事を考慮するなら、技術の出し惜しみはせず、今年の年次改良でぜひ搭載してほしいものです。
さて、2016年の年次改良ですが、NXについては車両価格と装備のバランスがとても取れていますし、発売当時からレクサスの最新装備をかなり搭載していたので、ほぼ同時期に発売されたRCなどに比べてもかなり装備が充実していますし、改良のポイントもレクサスの他車と比べてもそれほど大きくないのではと思います。
現状では、レクサスのラグジュアリーモデル以外では唯一の全車速追従型レーダークルーズコントロール(ACC)、電動パーキングブレーキを備えるモデルでもあります。
しいて言えば・・・
・ナビゲーションサイズが小さい
・ドアカーテシランプがない
・リヤウィンカーが電球
・助手席のシートポジションメモリスイッチがない、(第2世代のレクサスは大抵無いけど)
・よく使うスイッチ類が押しにくい場所にある
・ナビ・オーディオ周り・パワーウィンドウスイッチ周辺の質感が低い
・200tの「6AT」は実用性はともかく車格的に物足りない
価格も考慮し、カタログ上の装備で気になるのは上記ぐらいでしょうか?
ステアリングフィールや足回りは年々改良されるので特段問題ないと思います。
現状でも売れるのも納得というクルマになっていると思いますが、ここ半年ほどの販売台数の減少をテコ入れするには目新しい改良が欲しいところですね。
2015年05月29日
何が変わった? レクサス NX 初の年次改良!
NXはまだ3か月以上のバックオーダーを抱えるといわれていますし、どんな改良がおこなわれたのか興味深いところですが、今のところ「ボディカラー」ぐらいしか変更点が見当たりません。
ステアリングフィールや足回りなどは改良されている可能性もありそうですが、今のところニュースリリースが見当たらないのでわかりません。
ボディーカラーについては、一気に4色の変更・追加が行われています。
NXはレクサスのF-SPORTモデルで唯一「ホワイトノーヴァガラスフレーク」が設定されていない謎仕様でしたが、2016年モデルからは追加されました。NXでのF-SPORT人気は異常ともいえるぐらいでしたので、ボディカラーに関してもかなり要望が多かったのでしょうね。
ただ、第2世代以降のレクサスでは F-SPORT比率がとても高まっているのでホワイトノーヴァが街中にありふれているという点で目新しさは無いように思います。
2点目は、「スパークリングメテオメタリック」(8X9)の追加。
予想通り?短命だった「メテオブルーマイカ」の後継。(個人的には好きなカラーです)
これでメテオブルーは再び「GS」専用カラーに・・・
メテオブルーはグリーンが強かったですが、純粋なブルー系の新色です。
レクサスのブルー系の新色は久々ですね。
今回、展示車・試乗車を入れ替えるディーラーはかなり少ないと思われますので、なかなか見る機会はなさそうですが、実車を見てみたいですね。
3点目は、「アンバークリスタルシャイン」(4X2) レクサスとしてはシンプルなネーミングですね。
比較的珍しいボディカラー、「ファイアーアゲートマイカ」(4V3)が廃止されました。
ファイアーアゲートは、マーキュリーグレーマイカとともに、レクサスの幅広いモデルに設定されていたので今年の年次改良で各車、「アンバークリスタルシャイン」に置き換わるのでしょう。
乗り手を選びそうなカラーですが、お洒落に乗りこなすと素敵ですね。
ちなみに、ファイアーアゲートのNXはこちら。
オーナーさんでも一度も見たことのない方もいらっしゃるのでは。(私も見たことないです)
最後に4点目。とても人気があるハズの「スターライトブラックガラスフレーク」がまさかの廃止。
新色は「グラファイトブラックガラスフレーク」(223)
ガラスフレーク素材は変わらないので、あまり見分けがつかなそうですが、名前からしてもとても美しそうなカラーで、引き続き人気がありそうなボディーカラーですね。
なお、ボディカラーに「グラファイトブラックガラスフレーク」〈223〉を選択した場合、ボディ・ドアミラーは同色になる、との説明が追加されていました。
内装カラーやインテリアパネルの追加などがあれば面白かったのですが、装備面では、特段変更がないようです。
ITSスポットサービス(DSRC)の呼び方が「ETC2.0サービス」に変更されたぐらい?
こちらは、名称変更のみで機能の変更はないものと思われます。
首都高速道路を走行していると、結構DSRCの通知が入り、なかには結構渋滞回避に有益なものや、驚きの「ACC」(レーダークルーズコントロール)をオンにしてください、という社会実験の予告通知などもあったりしますので、徐々に普及していきそうですね。
また、ディラーオプションの変更もありませんし、統合安全装備の「Lexus Safety System+」の採用も予想通りありません。こちらは、マイナーチェンジ予定の2017年まで採用されないことがほぼ確定でしょう。
言い換えれば、納車待ちのオーナーさんに配慮した静かな改良とも言えそうです。
2015年02月03日
カーグラフィック3月号 NXがマカンに・・・
CGはジャーナリストの「思い込み」だけでなく、ちゃんと独自のテスト手法で評価しているのが非常に良いと思います。
結果は読む前から ポルシェ マカンの圧勝だろう〜と思っていました。私は試乗したことがありませんが、実物はなんどか見たことがあるので、内外装デザインといい、価格といい、雑誌等の評価もすこぶる高い。
しかしその結果は??
価格:1,239円 |
テストの最後はには各レポーターが自分の好みを1台選択するのですが、その結果がまたビックリ。
ああ、なるほど〜という感じで。
ただ、これは年中様々なクルマに乗る機会がある自動車関係者だからこその結果なんだなぁとも思います。
一般的には車の複数所有は難しいですし、メンテナンス性や維持費なども重要な要素と思います。
オーディオやナビゲーションの性能もそうでしょう。そうなると平均的なスペックを誇る日本車やトヨタ/レクサス車が選ばれる確率はずっと高くなると思います。
とにかく、今回のCG ジャイアントテストの結果はただただビックリ!
今回のレポート陣と、マガジンX のニューカマー 喜怒哀楽 執筆陣との座談会でも企画してほしいです(笑)
2015年01月24日
LEXUS NX F SPORT 納期が一気に短縮&カーファインダー
23日(金)に発表された情報では、NX F SPORTの納期が一気に3か月間も短縮しています。
F SPORTが10月→7月に。
F SPORT以外の納期は変わらないので、これは「F SPORT専用シート」の増産が利いたのか?
それでも半年待ちですけど、納期の面で、NXのF SPORTを諦めた方には朗報ですね。
なお、近日発売予定のトヨタの高級ミニバンのアルファード/ヴェルファイアですが、ディーラーに続々搬入されているみたいですね。トヨタブランド初の電動パーキングブレーキや全車速追従型レーダークルーズの採用、室内空間のド派手なイルミネーションなど内外装デザイントともに注目の1台です。
価格等はこちらのブログで詳しく記載されていました。大ヒットするんでしょうね〜
▼ワンダー速報
http://drumsyos.blog.fc2.com/blog-entry-695.html
さて、本日はRCFに乗り換えて初めての「アクアライン」を通って館山まで観光してました。
PA「海ほたる」はもっと広大でもっときれいな記憶があったのですが、そうでもなく、アクアラインももっと長くスイスイ走れるとおもったらそうでもなく・・・記憶とはあいまいなものですね。
今回から 「SPORT+」モードを解禁! 約1500kmで慣らし運転も終了しました。
帰りに立ち寄った、木更津のアウトレットモールでは、あまりに駐車場が広すぎてG-Linkの「カーファインダー」が活躍しました。
活用されていらっしゃる方も多いとは思いますが、カーファインダーの機能として、地図に車両の位置を表示するだけでなく、スマートフォンからの操作で、1分間「ハザードを点灯」させて車の位置をしらせることがえきます。
夜の屋外ではかなり役に立ちますね。特にフロントはLEDウィンカーなので光の直進性が強いためかなり目立ちます。リヤウィンカーもLEDにすればさらに目立つと思います。
smart G-Linkは目的地検索も含め、かなり使えます。おかげで、まだ一度もオーナーズデスクは利用していません。
2015年01月21日
LEXUS NX 販売が相変わらず好調のようで
12月からは、レクサス公式ホームページにも、ほぼ毎週金曜日に納期情報がアップ(更新)されています。
1月16日(金)現在では、Fスポーツが「10月」、それ以外が「8月」という状態になっており、異常ともいえる納期待ちが継続しています。1月23日(金)に更新されると思いますが、まだまだ変動はなさそうです。
トヨタ九州での増産は1月から(8000台/月→10,000台/月)なので、まだまだ納期短縮にはつながらなそうです。
欧州でも大人気で、第3四半期(10月―12月)の3か月だけで「5,146台」のNXが販売されています。(なんと、うち5,074台がハイブリッド!)
http://newsroom.toyota.eu/newsrelease.do?&id=4183&allImage=1&teaser=fourth-consecutive-year-sales-growth-toyota-motor-europe&mid=1
レクサスNXは高価なモデルにもかかわらずこれだけの人気なのは、都市型SUVのブームのほかにも、斬新な内外装デザインの他に、クラスレスな装備の充実も大きいと思います。現行GS(スピンドルグリル)からを「レクサス第2章」とすれば、NXの発売は「第3章」といっても差支えないほど見た目や装備の改良がなされています。
ざっと思いつくだけでも・・・
新デザインの「ドアミラー」
★新デザインの「アウトサイドドアハンドル&LEDイルミネーション」
★新デザインの「タッチスイッチ式オーバーヘッドランプ」
新デザインの「運転席スイッチ」
★新デザインの「リモートタッチインターフェイス(RTI)」
室内「スピーカーグリルリング 金属調塗装」採用
★レクサス初の「LEDコーナリングランプ」
★レクサス初の「三眼フルLEDヘッドランプ&LEDフロントターンシグナルランプ」
レクサス初の「AVS 30段階制御」
レクサス初の「電動可倒式リヤシート」
レクサス初の「パノラミックビューモニター」
レクサスエントリーモデル初の「カラー式ヘッドアップディスプレイ」
レクサスエントリーモデル初の「全車速追従型レーダークルーズコントロール」
レクサスエントリーモデル初の「電動パーキンングブレーキ&ブレーキホールド」
レクサスエントリーモデル初の「ステアリング制御付 レーンディパーチャーアラート」
NX専用外装色「ソニッククォーツ」採用 (※その後、2015年モデルのCT200h、HS250hにも採用)
※ 「★」印は、ほぼ同時期発売の レクサスRC/RCFにも採用
という感じで、従来は「GS」やクラウンクラスの車の改良のあとに投入される技術などが、惜しげもなく投入されているところも魅力の一つと思います。
この流れがトヨタの新型ミニバン、新型アルファード/ヴェルファイアにも受け継がれているようです。
2014年10月27日
プリクラッシュ!LEXUS NX 衝突実験で感じたこと。
トヨタ自動車は「プリクラッシュセーフティシステム」と呼称していますが、自動車メーカーごとに名称が違うのでいつのまにか「自動ブレーキ」という呼び方が定着し、まるで自動的にブレーキをかけて停車できるようなイメージがついてしまっています。
特に、レクサス車には全車でメーカーオプション装備されていながらほとんどの車種には標準装備はされておらず、また価格も比較的高価であるため、2013年の新型レクサスIS発売(トヨタでは新型「稲妻クラウン」)で価格が60,000円(税抜)に低減するまでは装着率は極めて低かったそうです。
しかし、さすがに最近のモデル(NX、RC)ではカタログでも比較的大きなスペースを確保し、プリクラッシュセーフティシステムやブラインドスポットモニター等の安全装備について説明を強化していますね。
▼NXの衝突実験ですが まずは30km/h・・・・ 大丈夫かと思いきや?
予備知識なく見ると、500-600万もする車なのに「使えない!危ない!」と勘違いする方もいらっしゃると思います。
トヨタ方式は、ブザーが鳴ってから任意でブレーキペダルを踏むことで最大60km/hの減速が可能となるシステムになっているわけであり、ブザーが鳴って放置していて勝手に停まるシステムではありません。
動画を見る限り、ブザーが鳴ってから衝突までは結構時間がありますので、ここでブレーキペダルを踏めば確実に衝突回避は可能と思います。
ただ、カタログ上のスぺックではブレーキを踏まずとも最大「約30km/h」までは減速するはずなのですが、それは互いに走行している場合であり、停止車両に対しての減速度ではないようです。
▼時速20km/hではブレーキを踏まずとも、ちゃんと停まります。(しかし、結構ギリギリ・・・)
ただ、問題なのが、新型ISや、NXやRCに搭載されている プリクラッシュセーフティシステムは、衝突回避支援タイプ【タイプU+】と呼ばれるものですが、システムが動作するのが時速15km/h〜となっていますので、それ以下では動作しないことでしょう。
また、NXでは全車速追従型の「レーダークルーズコントロール」を備えていますので、レーダークルーズをセットしていれば衝突する可能性はまずありません。私もレクサスとアウディのレーダークルーズをここ5−6年経験していますが、レーダークルーズでの追従中に減速しなかったケースは1度もありません。(絶対とは言えませんが・・・)
なお、RCのレーダークルーズは全車速追従型ではないので、時速40km/h以下で自動解除されるため、衝突回避にはまったく役に立ちません。
トヨタ/レクサス陣営の問題は、プリクラッシュセーフティシステムという名称でも動作が車種により違うことです。
また、トヨタ/レクサスでは年次改良はおろか、マイナーチェンジでも上位のプリクラッシュシステムに換装されうことは稀です。(実際、タイプ2+発売後にマイナーチェンジしたHS、CTでは旧型が継続採用されています)
現行レクサスのラインナップでは次の通りとなっているようです。
■衝突「被害」軽減タイプ(CT、HS、RXに採用)
作動速度域15km/h〜180km/h、ブレーキアシストによる低減MAX12km/h、 自動ブレーキによる低減MAX12km/h
■衝突「回避」支援タイプ (タイプ2、GSに採用)
作動速度域15km/h〜180km/h、ブレーキアシストによる低減MAX30km/h、 自動ブレーキによる低減MAX30km/h
■衝突「回避」支援タイプ(タイプ2+ IS、NX、RCに採用)
作動速度域15km/h〜180km/h、ブレーキアシストによる低減MAX60km/h、 自動ブレーキによる低減MAX30km/h
■衝突「回避」支援タイプ(タイプ3+ LSに採用)
作動速度域 5km/h〜180km/h、ブレーキアシストによる低減MAX60km/h、 自動ブレーキによる低減MAX60km/h
今回の一連の動画ではスバル・アイサイトの優秀さ(しかも価格が安い)が際立ちますが、ブレーキをちゃんと踏んだ時の速度低減についてはレクサスの「タイプ2+」であれば最大60km/hであり、ひけを取りません。
しかしながら、せっかくLSではすばらしい制御をみせていながらレクサスオーナーであってもほぼほぼ恩恵を受けることができないのは残念であります。
▼レクサスLSでは王者の貫録、時速50km/hでも楽々制御しています。しかしあのオプション価格は・・・
なお、アイサイトは私も体験済で非常に優秀なシステムですが、後方の車線から接近する車両(トヨタでは、ブラインドスポットモニター)を検知するシステムは準備されていません。
今回のJACAPの実験では、プリクラッシュの実験と、車線逸脱警報(レーンディパーチャーアラート)について点数化されたようですが、日常ではブラインドスポットモニターの恩恵が一番大きいと思われますのでこの辺りも含めて評価すると順位はまた変わってくるかもしれません。
▼レヴォーグ(アイサイトver.3)は時速50km/hでも素晴らしい制御。 カメラのみなのに!
スペック的には輸入車勢の方が安全装備は優れているようにも思いますので、ぜひ次回はメルセデスベンツやボルボ、アウディなどのメーカーも含めて実験してほしいと感じます。
2014年09月20日
LEXUS ソニッククオーツ 早くもNX専用色ではなくなる!
大変素敵な室内カラーと高級感ある本木目内装ですが、注目したいのは同時にボディカラーの入れ替えが!
(ただし、プリクラッシュセーフティシステム/レーダークルーズ等の性能や価格は未だに改定されていません。。。)
NXで導入された、「ソニッククォーツ(085)」 が採用されました。
ソニッククォーツはもともとNX専用色とは宣伝されていませんでしたので、いつかは他車に・・・と思っていましたが、まさかHSで白色系の入れ替えがあるとは。
ということは、考えられるのは・・・
パターン1)
レクサス全車で、「ホワイトパールクリスタルシャイン」(077)が順次廃止され、ソニッククォーツに入れ替わる
パターン2)
NX、IS、HS、CTで「ソニッククォーツ」、GS・RC・LSで「ホワイトパールクリスタルシャイン」という棲み分けする
という感じでしょうか? HSは以前はversion.Iが以前は売れ筋でしたが、NX登場以降は、室内空間の広さ、乗降のしやすさというアドバンテージが薄れ、燃費面、装備面でも厳しくなってきますので、version.Cや特別仕様車が販売の中心になりそうです。
ただ、やっぱりセダン派は一定数いらっしゃるようで、地味ながら、安定的な販売台数を確保している(月350-500台レンジ)なのはなかなか立派だと思います。
さて、みなとみらいの「コレットマーレ」(桜木町駅横ともいう・・・)のRC/RC Fの展示は、六本木ヒルズとまったく同じ仕様でちょっとガッカリ。そして、一番人だかりができていたのが、NXっていうのがなんとも・・・
やはりNX とくにF-SPORTの人気はすさまじいですなぁ。今からだと来年5月にもなるとか・・・
ここまでの納期待ちはLFAを除けばIS F以来でしょうか。
2014年09月04日
LEXUS NX 1か月の受注状況は 9500台!
台数は 約9,500台 とのことで、発売時に発表された、6,500台から +3,000台の上乗せとなりました。
カービューのSNSサイト(みんカラ)を拝見すると、多くのオーナーさんは 新開発ダウンサイジングターボの「NX200t」を選択されているという感じでしたが、実際は約半数がハイブリッドモデルとのことです。
なお、私がチョイ乗りした感じでは成熟されたNX300hの方がより好印象でした。
ちなみに、最近のLEXUS車の受注状況は以下の通りで、台数ベースではHS250h以来のほぼ10,000台ベースとなっています。
ただ、HSの場合は、発売日までは3,000台でしたが、その後1か月間で+7,000台と驚異的な伸びを示しています。一方NXは積極的なティザー活動の成果か、発表時に6,500台を受注、その後の1か月では+3,000台と思ったよりも伸びなかった・・・という印象です。
HSも空前のハイブリッドブームで発売後は納車が最大で半年待ちとなりましたが、NX200t/300hでは F-SPORT仕様において既に来年4月の納期(7か月待ち)となっているそうです。HSと違い、幅広い国で販売されますので、これからの納期状態がどうなるでしょうか? TVコマーシャルやデビューフェアも開始されましたので、HS250hの時のようにそろそろ納期目安をホームページ等にアップしていただいた方が良いと感じます。
先日の、新日鉄住金の事故の件も納期に影響を及ぼすかもしれませんね・・・
【参考】 最近発売された、LEXUS車の 発売日から1か月後までの受注状況
IS 7,600台 (月販目標700台) ※第2世代のIS
GS 6,000台 (当初月販目標600台) ※第2世代のGS
CT 7,500台 (当初月販目標1,500台)
HS10,000台 (当初月販目標500台)
RX 2,500台 (当初月販目標650台)
気になるのが、新型ISが既に月販目標の700台を割り込む状況になっていることです。
消費税の影響か、それともCクラスをはじめとする欧州車勢の影響か。
2014年08月25日
LEXUS NXのすべて 発売されます & NX300hの感想。
価格が700円とちょっと高いのは何か付属しているのかな? (レクサスLSのすべてはDVDが付属していて700円前後だったのは覚えているのですが・・・)
オーナーの方は綺麗な保管用も1冊持っておきたいですね。そういう場合はネット通販が綺麗な状態で届くので良いと思います。
▼amazon
新品価格
¥700から
(2014/8/25 14:19時点)
▼楽天
レクサスNXのすべて (モーターファン別冊)[本/雑誌] / 三栄書房 価格:700円 |
新型GSが第2世代のレクサスならば、このNXは、装備面や各種パーツの意匠変更など、第2.5世代のレクサスという感じがしています。それだけにアップデートされた各種デバイスやテクノロジーが解説された「モーターファン別冊 NXのすべて」は楽しみです。
ところで、NXですが、先日「NX300h」に試乗する機会があったのですが、とても印象が良かったです。
視界が広いとか室内が広いというのもありますが、電動パーキングブレーキ&ブレーキホールドが標準装備されていることと、久々のハイブリッドシステムの熟成(静粛性・加速の良さ)に感心してしまいました。街中で時速60km/h前後で走行する場合は本当に快適でかつ速いですよね。
EV走行時からエンジン始動時のスムーズさは レクサスHS250hよりさらに洗練されていますし、シートもF SPORT以外でもそれなりのホールド感があり、セダンライクな運転をすることが出来ました。
ブレーキングも IS300hのようなカックンブレーキになりにくく、とても運転しやすかったです。
特に輸入車に乗られている方にとっては見た目のスタイリングと違い、刺激度も薄いでしょうし、ゆったりとした変速スピード、ごく自然なステリングフィール、センターコンソール周りの質感など、厳しい評価も出始めているようですが、運転感覚については、これはこれで特徴の一つととらえればとても味があると思います。普段セダン系をずっと乗ってきた私からすると、このクルマは足元もゆったりしているし、ボディの大きさもつかみやすく、安全装備も一定水準にありますし、その運転のしやすさや都市部の路面状態での快適な乗心地など、運転そのものも楽しく感じられます。かといって、走行している際の感覚は、試乗コースレベルでは、セダンのIS300hなどとはそう大きくは違わないと感じました。
センターコンソール周りのスイッチやノブなどの質感はちょっと残念なところがありますが、新型ISのようにユーザーの声が大きければ早々にも改善されるのではないかと思います。(価格的にはやむを得ない部分もあるかと・・・ただ、マークレビンソンを選択した場合の本アルミパネル&オーディオノブの採用など、ISのような特別感があれば良いと感じました)
なお、このクラスでシートベンチレーションがついているのはいわゆるジャーマン3にはありませんし、夏場は高性能なスーパーUVカットガラスや利きのよいエアコン&シートベンチレーション、冬場はステアリングヒーター&シートヒーターで快適性はすばらしいと思います。
とくにレクサスHSやSAIなどのオーナーさんにとっては、有力な乗り換え候補にあげられるのではないかと感じました。
燃費に関しては、約40分程度の毎回お決まりの試乗コースで燃費走行を意識せず、普通に走行してリッター14km/h程度と、THSUシステム想定通りのカタログ数値からの「3割オチ」と想定通りの数値でした。
NX買うならターボエンジン搭載のNX200tと思い込んでいましたが、なかなかどうしてNX300hこそ、都市部でゆったりと家族で肩ひじ張らずに快適かつオールマイティに使える愉しめる都市型SUVなのではと感じました。
しかし「スカッフプレート」の位置はかなり気になる・・・ なぜこの場所なんでしょうか。これもレクサス初ですよね。試乗車・展示車でもすでに、うっすら傷がついていました・・・
2014年08月08日
LEXUS NX 7月末までの受注台数が判明!
昨日はトヨタ自動車の四半期決算発表でしたが、本日はトヨタ自動車九州で、NX200tが採用するターボエンジンのラインが公開されたようですね。各種メディアがレポートしています。
なんと、2007年以来の稼働とのことで、なんと、その前はカルディナのターボエンジンを生産していたそうです。
以前セリカに乗っている時は、新型カルディナのターボモデルが欲しかったなぁ・・・
さて、NXは特にF-SPORTの受注比率が高いことで知られていますが、ニュースサイトによれば7月末までの受注台数は、月販目標700台に対して約9.5倍となる、約6500台の受注があったとのことです。 ・・・あれ?意外に少ない?
新型GSでも6000台(発売1か月後) 新型ISも7600台(発売1か月後)でしたので、NXは発売後どれだけ受注を伸ばせるか注目です。レクサスオーナーの間では、「納期が凄いことになっている!」とのことだったので、てっきり受注が10,000台近くあったのかと思っていました(汗
さて、NX200t/NEX300hのレビューも続々出ていますが、オートックワン では辛口評論家の国沢氏がNXをレビュー!
自動ブレーキに始まり、自動ブレーキに終わるという、コダワリの国沢氏らしいインプレッションですが、内容は共感できるものでした。
なお、LEXUSは2015年からは歩行者検知対応のプリクラッシュセーフティシステムを導入することがアナウンスされていますが、(現在、プリクラッシュの性能がISやNXより劣る、「GS」が2015年にマイナーチェンジ予定なので、その際に採用でしょうか?)いまだかつて年次改良でこういう大がかりなデバイスが切り替わった事例は過去のLEXUSにないので、NXに歩行者検知式プリクラッシュセーフティシステムが導入されることはあと3〜4年はないと思います。
NXは全車追従型のレーダークルーズを備えているので、個人的には今ぐらいのプリクラッシュブレーキ性能でも満足できるものだとは思うのですが、BMWやメルセデスも「歩行者検知機能」がついているだけに、LEXUSが未だに不採用というのはやはり残念ですね。
2014年08月04日
LEXUS NX を見てきた(その2)
ただ、IS250やGS250よりずっと速く感じるのは、ちょっとアクセルを踏んだだけですぐ最大トルクを発揮するからなんでしょうね。
NXですが、試乗中に気になったのが、スカッフプレートが丸見えなこと・・・
これ、なんでなんでしょう? 特に助手席で試乗したときは隙間から中途半端に見える金属プレートがとても気になってしまいました。標準車とiPackageでは、このスカッフプレート(エンボス加工っぽい)になりますが、あえてロゴプレートとは仕様を変えたのが面白いですね。
あとはやはり「ウィンカー」ですね。
レクサス第2章のデビュー作、GSや新型ISで採用された、中立位置にもどるウィンカーが廃止され、旧式のウィンカー方式に戻っています。ユーザーからのクレームが多かったのかな・・・ あっさり変更されるのは改良か、それとも、「迷走」でしょうか?
ちなみに、第2世代のリモートタッチは一部のユーザーの声に応え、「決定ボタンと操作ノブを一体化」したため、押し間違いが発生し、評判がよくなかったようです。(そもそも、RXやHSで採用された際に、決定ボタンと操作ノブはあえて別の操作とした、と開発陣のコメントにあったのですが、それをわざわざ「改悪」したわけで・・・)
新型ISのリモートタッチは1年目の年次改良でいきなり改良、などユーザーの声に応えるのも大事だと思いますが、コロコロ操作系を変えていてはその都度操作を習熟する必要があり、ただでさえ年齢層が高いとされるLEXUSブランドの信頼性にもかかわるのではと思います。
そもそもGSや新型ISのウィンカーも、いわゆる「ワンタッチウィンカー」(3回〜5回点灯するウィンカー)をつけたり、進行方向に再度レバーを入れると点滅がキャンセルする機能(これは、ディーラーの設定で可能)をつければ結構使いやすくなると思うのですが、今回のNXはなぜ従来型のウィンカーに戻したのか知りたいですね。(その辺は後日発売される「NXのすべて」で披露されるでしょうか?)
NXは全体的な仕上がりがいいだけに、(短時間の試乗でしたが)上記2点はとても気になってしまいました。
2014年08月02日
LEXUS NX を見てきた(その1)
大きなディーラーでは試乗車が2台体制(NX200t、NX300h)のようですが、当方がお世話になっているレクサスディーラーではまだNX200tのみの入荷とのことで、まだまだ生産が追い付いていないようです。
時間がなかったのでNXの試乗はせずにざっと気になる点を確認し、カタログをもらって辞去。
NXのカタログは今回からカラーリングを記載した「Coordinate Book」が追加されているなど、より詳しくなってますね。
先日コメントいただきましたが、NXからは鍵穴はこちらにありますね。うまくしたものですね。
リヤのテールランプはちゃんと乳白色のLEDを使っており、GSライクで高品質でした。
これがタッチ式でないのは残念ですが、この均一に上品に光るのはアフターパーツはまずありませんし、純正ならではの強みですね。
ちょっと驚いたのがリヤのカップホルダー。開閉動作といい、質感といい、結構仕上げがいいです。
リヤはよく見るとスカッフプレート自体がありませんでした。コレ、傷など大丈夫でしょうか?
グローブボックスも新しい形になっていましたね。空けるときはプッシュ式に。
ボタン・スイッチ等の意匠もそうですし、NXは新設計のパーツが本当に多いですね。
しかし、逆にそれがレクサスブランドとしての「迷い」に思います。改良するのは大事ではありますが、車種ごとに操作系やボタンやスイッチの位置、意匠、そして質感もバラバラ・・・まだまだ模索しているのかもしれませんが、このあたりはジャーマン3の各ブランドはよくできているだけに比較すると残念です。
来年マイナーチェンジが予定されるGSの方向性に注目です。
2014年08月01日
LEXUS NXの「新装備」はRCに装備されるか?
私的には最大の嬉しい点が、「電動パーキングブレーキ&ブレーキホールド」の採用。
トヨタ/LEXUSではまだまだ珍しい装備で、LEXUSの今後の最量販価格車の役割を担うと思われるNXで採用されたことはとても意義があると思います。ホンダでもヴェゼル、スバル レヴォーグなども採用していますので今後急速に普及すると思いますし、とくに「ブレーキホールド」の快適性は一度経験すると忘れられないでしょう。
それだけに、電動P車から、足踏み式Pに戻ることのつらさというか、残念さというのはかなりのものがあると思います。
RC系はこれだけで大きなマイナスポイントです。よく比較されるBMW社 M3/M4や3/4シリーズはスポーティなサイドブレーキ式ですから、BMWの方が全然良いですね。なお、ヒルスタートアシストと混同されている方もいらっしゃいますが、こちらはすべてのLEXUS車に装備されています。
次は「アウトサイドドアイルミネーション」。
形状はRC系も同一の鍵穴レスタイプですし、ハンドル下部にLEDイルミの穴があることも確認済ですが、RC/RCFのスタッフマニュアルでは一切存在に触れられていません。
さすがにドアハンドルの形状がNXと同じなので、LEDイルミもあるハズなのですが・・・期待しましょう。
欧州車と違うところはハンドル上部のスリットからもLED導光があることですね。これは綺麗です。
室内では、「前席ルームランプ」。タッチセンサーになっているのが特徴ですよね。残念ながら後席は普通のスイッチ式でこの辺がコストにうるさいトヨタらしいなぁ〜と感じます。たとえば、アウディならこういう意味不明な差別はしないでしょう。
ところで、RC/RCFでも海外仕様では同様の仕様に見えますが、現在のところスタッフマニュアル、動画、そして不思議なことに写真でも一切撮影されていません。
新型ISのルームランプは、スポット式LEDルームランプを廃止、すべて電球というかなりコストダウンの感じられる残念仕様でしたので、RC系にはぜひNXと同様のものが搭載されてほしいものです。
しかし、最近のLEXUSは走りは確かに良くなりましたが、室内空間に関しては、マイナーチェンジで改良(本来のクオリティに戻す)ということが明らかな質感の低下が非常に目立ち、なんだか無駄なことをしている気がしてなりません。トヨタブランドでないのだから、従来のLEXUSの良さである室内空間の仕立ての良さはしっかり継続していってほしいと思います。国内において、新型ISが今年度に入り大きく販売台数が落ち込んでいるのは室内のクオリティが今一つであるという影響もあるのではと思います。
RC系は華やかなクーペモデルですから、室内空間もクオリティをぜひ高めてほしいと願います。今のところは、ISよりはずいぶんドアトリムあたりの質感は向上しているように見えるので大丈夫そうですが・・・
あとは地味ながらスカッフプレート。乗降時に必ず目にする、意外と質感アップに寄与するパーツです。
NXはちゃんとロゴ入りのスカッフプレートが装備されるので一安心です。500万もするのだから当たり前ですが・・・
むしろ、CTやISの一部グレードで「フル樹脂スカッフプレート」や「LEXUSロゴ無し」が存在することが不思議でなりません。こんなところでパーツを使い分けて部品を管理する必要があるのか本当に疑問です。実際、フル樹脂と、ステンレスロゴ、ロゴ無しの部品単価はほとんど変わりませんし・・・
この辺、RC350/300hではどうなっているのでしょうか。まさか、ラグジュアリークーペなのに、ベースグレードは樹脂スカッフプレート・・・ということはないと思いたいです。クーペなら本来は前モデルのIS ver.Lのように標準でスカッフイルミネーションが標準でも良いぐらいだと思います。
写真はRCFのスカッフプレートですが、ステンレス部分の面積も広く、ステンレス部分も分厚い仕様のようで、なかなかのクオリティに思えます。
2014年07月31日
LEXUS NX 魅力的なディーラーオプション
注目したいのが、ディーラーオプション。今までのレクサス車にはないオプションが満載です。
IS系やRCにも流用できそうなのが、「カップホルダーイルミネーション」
どんな機構になっているのでしょうか?(アクリルプレートの下からLEDで照らしている?)
もう一つはパームレスト。珍しいカラードですし、素材も東レの合成皮革(ネオソフィール)を使用しているようです。
レクサス純正のL-Texはポリウレタンっぽくて個人的には好きではありませんが、NXのパームレストの手触りは結構好きなのでこれはいいですね。お洒落なオプションが設定されているのがNXの魅力でもあります。
ちなみに、ネオソフィールは、福井県の大手繊維メーカー、「セーレン」が協力会社とともに共同開発した銀面調の環境対応型の合成皮革。環境にやさしいことに加えて、優れた耐久性と柔らかな肌触り、手入れのし易さなどが高い評価を受けており、日産自動車の高級セダン「フーガ」や同「スカイラインクーペ」にも採用されている自動車内装用合成皮革である。・・・とのこと。
週末はNXの発売で、レクサスディーラーが混みそうですね。
日経新聞も昨日(7/30朝刊)ではかなりの紙面を割いてLEXUSおよびNXについての記事を掲載していましたね。