2024年05月30日
新型カムリ発表、いよいよ新型レクサス「ES」発表に期待!
ということは、いよいよ2024年度はレクサスの主力セダン「ES」のフルモデルチェンジが期待されます。
▼2025 Toyota Camry
https://pressroom.toyota.com/toyota-camry-goes-exclusively-hybrid-plus-a-new-look-and-more-technology/
現行レクサス「ES」(ES300h)は2018年10月に日本市場に導入。
外観が「LS」に似ていることや「LS」のサイズアップに伴い、大型/高額化したLSからESへ乗り換えされる方も散見され、大型FFセダンは売れないという予想を覆してヒットしたモデルと思います。
2020年にはハイブリッドバッテリーが「リチウムイオン電池」に換装され、燃費向上が向上。
そして、2021年にはマイナーチェンジに相当する改良が行われ、フロントグリルの意匠変更など外観の変更は最小限にとどまりましたが、クルマの基本性能のブラッシュアップや、ESの特徴でもある静粛性や乗り心地のさらなる改善を実施。
また、レクサスでも一部車種の採用にとどまる「ブレードスキャンアダプティブハイビームシステム」の採用(+ヘッドランプの意匠変更)、「Lexus Safety System+2.5」へのアップデート、内外装のカラー変更、F SPORTの商品力向上(オレンジブレーキキャリパー、ホワイト内装追加)など多岐にわたる改良が行われました。
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/35079918.html
そして2022年には、新型NXで採用された「新マルチメディアシステム」の採用とあわせセンターコンソール周りの刷新、特別仕様車“Graceful Escort”の設定など着実な改良を実施。
なお、2023年はまったく改良が行われなかった「沈黙の一年」でしたが、モデル末期の現在でも「月/300台〜500台」前後販売されており、根強い人気を誇っています。
残念なのは、先進予防安全装備の「Lexus Safety System+」がひと世代前の「2.5」でとどまっていることです。
一足先にUXが2025年モデルで「Lexus Safety System+3.0」にアップデートされましたが、「ES」は2023年には一切改良が行われなかったことから、本年のフルモデルチェンジの可能性はかなり高まっています。
新型カムリから予想される「ES」で変更が期待される点についてざっと書き出してみたいと思います。
■出力の向上
新型カムリでは、ハイブリッドモーターを合わせた「システム出力」が前輪駆動モデルで225HP、全輪駆動(AWD)モデルでは232HPと、現在のES300hの「215HP」(日本では218HP)を上回っています。
なお、ハイブリッド駆動用バッテリーは、リチウムイオン電池を使用。
ニッケル水素電池(バイポーラ型)ではないので、車種により使い分けているようです。レクサスESではどうなるでしょうか?
■Lexus Safety System+4.0 (または3.5)の投入
期待されるのは、Lexus Safety System+の世代のアップデート。
カムリには、第3世代タイプ(Toyota Safety Sense3.0)が採用されました。
「Lexus Safety System+3.0」が初採用されたのは2021年11月の「NX」からで、そこからすでに約3年が経過しようとしています。アップデート期間としては十分と思いますので、そろそろ新世代へのアップデートが期待できます。
世界中で幅広い販売を誇る「ES」でLexus Safety System+のレベルアップが行われる可能性は十分ありそうです。
■DIRECT4の設定
新型カムリでは、ついにガソリンエンジンモデルが廃止され、全車ハイブリッド車となりました。
第5世代のハイブリッドシステム(シリーズパラレルハイブリッド)採用ととともに、従来は全輪駆動(FF)のみの設定でしたが、全輪駆動(AWD)の設定も行われました。新型カムリにおいても「走行状況に応じて正確なオンデマンドの前後トルク配分を提供」との記述があるため、特に”F SPORT”モデルにおいては、より積極的な制御を行い「DIRECT4」のバッヂがつくのではないかと期待です!
■DRSの設定
クラウンクロスオーバー、クラウンスポーツに設定された後輪操舵の「DRS」の採用にも期待がかかるところですが、ベースのカムリには不採用であること、ハイブリッドシステムの世代が相違する(クラウン群は第4世代のTHS2システム)ということから、採用は困難と思います。
しかし、比較的ボディサイズの大きなセダン車ですので、日常の取り回しの良さの改善にもつながる「DRS」はカムリとの差別化のため採用されれば嬉しいなぁと思います。
■14インチディスプレイ
もともとESは「12.3」インチのワイドディスプレイを採用していましたが、今回新型カムリでも上級モデルで12.3インチを設定。
差別化のためにも「14インチ」ディスプレイを搭載する可能性は高そうです。
ただし、室内空間の低いセダン型で14インチディスプレイの搭載は初となりますので、前方視界も配慮しながらどのようなレイアウトで搭載してくるか楽しみであります。
■12.3インチフル液晶メーター
新型カムリでも12.3インチのスピードメーターが提供されており、「ES」でも設定されることは間違いなさそうです。
ただ、ここまで採用車種が増えるともはやプレミアム感も薄れてきているのが難点ですので、レクサス車ならではの差別化を期待したいところです。
■進化した「デジタルアウターミラー」
鳴り物入りで登場した、世界初のデジタルアウターミラー。
残念ながら、それ以後、トヨタ/レクサス車で追加採用されることはありませんでした。
世界的にも一時BEV車を中心に先進さをPRするアイテムとして採用が進んだようですが、結局は見え方、違和感(距離感がつかみにくい)、画像解像度の問題などで、物理ミラーの方がまだまだ優勢との見方のようで、積極的な採用は進んでいないように思います。
新型「ES」では6年分進化した新デジタルアウターミラーを搭載してくるのか、専用モニターも外付け感なくうまくダッシュボードやドアトリムにビルトインしたデザインで登場するのか、果たしてどうなるか、注目したいところです。
■マルチカラーアンビエントライト
64色のマルチカラーアンビエントライトは新型カムリでは不採用。
レクサスESでの採用は確実と思いますが、進化した「Lexus Safety System+」との協調制御により、色合いがシチュエーションにより変動するなど一歩進んだ機能強化が期待されます。
■パノラマガラスルーフ
北米カムリでは「パノラマガラスルーフ」がオプション設定されています。
日本市場の「ES」でも、ついに大型のパノラマガラスルーフが設定されることが期待されます。
■後席ベンチレーション/リフレッシュシート
新型カムリでは、シート空調機能の「ベンチレーション機能」は前席にのみにとどまりました。また、後席にシートヒーターも非装備。
レクサスESでは後席シートヒーターは確実に装備されると思いますが、豪華装備の"version.L"においては、後席の「ベンチレーション機能」そして「リフレッシュシート」機能が備わるかどうか注目です。
同クラスのSUVモデルにはない快適性のため、個人的にはぜひ装着してほしいところではありますが・・・
■デジタルキー
新型カムリにも設定されましたので、ESにも設定されることは確実と思われます。
■電子シフト
新型カムリでは、従来型のシフトレバーを使用しているようですが、レクサスESにおいては、省スペースで軽快な操作ができる「エレクトロシフトマチック」を採用することが想定されます。
■ARヘッドアップディスプレイ
新型カムリでは一般的なヘッドアップディスプレイ(約10インチ)が採用されていますが、新型レクサスESでは、AR機能を誇る進化版のHUDの採用に期待がかかります。もともと、新型レクサス「RX」で採用が期待されていたものですが、2022年時点では不採用。他のメーカーでも採用例が増えてきましたので、先進感を感じる装備として、そろそろレクサス陣営での採用に期待がかかります。
さて、ES…どうなるでしょうか?
予想を大きく上回る「世界初」やクラスを超えた機能が備わることに期待したいです!
2022年09月18日
レクサスES300h(2023年モデル)特別仕様車で変更点をチェック!
同時に設定された、特別仕様車 “Graceful Escort”にて、2023年モデルの変更点を確認してきました!
簡単ですが動画にて特に2023年モデルの変更点をチェックしてきましたので、ご検討・予約済の方もご参考になれば幸いです。
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【YouTube動画】レクサスES300h 2023年モデルの変更点を特別仕様車“Graceful Escort”でチェック!
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以下、特別仕様車“Graceful Escort”で2023年モデルの主な変更点です。
特に気になっていた、センターコンソール周りの変更点に関しては、カタログやニュースリリースではわからない点が多く、とても(いい意味で)参考になりました。
まずは「ドアトリム」からチェックです。
ここは変更ありませんでした。特別仕様車のため、ドアトリム上部のインテリアパネルは「ウォールナット[オープンフィニッシュ/墨ブラック]」に変更されていますが、ぱっと見た目は気づかないかもしれません。
パワーウィドウスイッチ部分も変更はありません。
しかし、ここは2022年モデルから質感がとても良くなりましたね。上面が「ヘアライン加工」、サイド部分が高品質な「ブラック塗装」なのがとても素晴らしく、レクサス車で唯一このような仕上げになっています。
ちなみに、2021年モデルまでのパワーウィンドウスイッチはこちら。
これはオーナーからも質感不足の声が多数あったようですね。表面仕上げはされているものの、かなりプラスチック感が強かったです。
さて、メインの変更点はなんといっても、ドリンクホルダーの配置変更や、リモートタッチパッドが廃止されたことによるセンターコンソールパネルの前面刷新です。運転席側からの写真はこちら。
なんといっても手前側の「おくだけ充電」の部分の面積が大きいですね。
電源ON/OFF機能はありませんが、当方の初期型NXのような充電エラーによる「ガチャガチャ音」は発生していませんでしたので対策されたものと思われます。(ちなみには、「iPhone13 Pro」の社外品ケース付きでは充電できませんでした)
真正面から見たところ。
センターコンソールパネルにパワーウィンドウスイッチと同様の「ヘアライン」が入ったことがしっかり確認できます。
これは嬉しい変更ですね!
しかし、「おくだけ充電」の部分だけ、がっつり切り取って無理やり給電パッドをインストールした感じで、美しさはありませんね・・・
もうすこし細かく見ていきましょう。
シフトノブ周りを見ていくと、パネル自体は質感が高いのがよくわかります。そして、懸念していたドリンクホルダーですが、まったく加飾のなかった「UX」や、周囲にサテンメッキ調のパーツが仕込まれた「NX」とも違うデザインで、「ヘアライン」+「ブラック塗装」+「サテンメッキ」という3つの素材を組み合わせたなかなか凝ったデザインになっていることが確認できました。
ちなみに、2022年モデルは次の画像のデザインでした。
もともとプラスチック感がある素材にヘアライン加工をしてあるので、2023年モデルとは異なります。
センターコンソールパネルに関しては、(フタの有無はともかく)あきらかに2023年モデルの方が質感が上がった点といえます。
では2023年モデルのセンタークラスター部全景を。
ヘアライン加工されているのは「エアコン」、「オーディオパネル」周りと、今回から上質なヘアライン加工が施された「シフトパネル周り」のみで、シートヒーター系のスイッチ部分には施されていません。
CD/DVD/BDやSDカードスロットが廃止されたため、シンプルな造形に。そして、横長の謎の小物入れが新設されました。
この部分は「フタ」もなく、レクサスらしくないデザインとも言えますが、ちょっとした物を入れるには良いのかもしれません。(かなり細いです)
「小物入れ」を真上から。
小物入れのふちには「ブラック塗装」、内部はしっかり「起毛仕上げ」されており、底面には「仕切板」もあるなど、なかなか芸が細かいです。
どうせなら頑張って「フタ」があっても良かったように思いますが、単純な「穴」ではないのはさすがレクサス、というべきか。
また、「USB端子」には高品質なスライド式のフタがあるのにも驚きます(スムースクロージング機能あり)
「USB端子」の拡大です。これは凄い(笑)
カタログなどでもう少しPRしても良いのではと思います。スッ!と開閉するのは気持ち良いです。
周囲のヘアライン加工が、パワーウィンドウスイッチパネルと同じになりましたので一体感も感じられます。
「ドリンクホルダー」の拡大です。前述の通り、ブラック塗装とサテンメッキが組み合わせられており、質感が高まっています。
惜しいのは、今どきLED照明などがないことです(オプションでもない)
スペースはあるので、意匠変更とともに、イルミネーション機能ぐらいは欲しかったところですね。
「おくだけ充電」の拡大です。
その他の箇所の改良がなかなか良いだけに、この部分の後付感が気になります。
ただ、センターコンソールパネルとの仕切り面が「ブラック塗装」になっているのは良かった点。(しかし、左側面はこの加工はされておらず、質感不足がきになります)
アームレスト内の「充電用USB端子」と「アクセサリーソケット」は2022年モデルと同じようです。
その他の部分は特に変更はありませんでした。
スピードメーターの仕様も変更なし
後席スカッフプレート。
ステンレスプレートは健在!(後期RXではステンレス部分が廃止されましたね)
後席足元のLEDが照明も残っており、コストダウンによる装備の廃止がなかったのは嬉しいところ。
後席エアコン吹き出し口。
フロントに合わせて加飾を追加してくるかな、と期待したのですが変更ありませんでした。
センターアームレスト&コントロールパネルも変更なし。
なお、特別仕様車“Graceful Escort”の外観の変更点も最後にレポートさせていただきます。
特別仕様車専用の「シルバー塗装」グリルに関しては、グリルを構成するL字のパーツひとつひとつが大きいため、シルバー塗装の色が明るいこともあり、プラスチック感がでてしまっていると感じました。同様の塗装を施した「RX」や「UX」では気にならず、むしろ高品質と感じましたので、グリルを構成するパーツの大きさなのかなぁと感じました。
ホイールは「スパッタリング塗装」されていますが、かなりギラギラ感が目立つので、ESらしさという面では賛否分かれるところですが、"version.L"の豪華さと質感に加え、”F SPORT”のようなスポーティ感というコンセプトで考えれば、これは「アリ」とも感じます。
外観の変更点はほとんどありませんが、"version.L"系にはレッド系のインテリアは設定がありませんでしたので、少しスポーティな内装色が好みの方には、この特別仕様車は好印象を持つのではないでしょうか?
(私も、今からES300h "version.L"を購入する場合は、こちらの特別仕様車にすると思います)
2022年08月19日
新型レクサスES (2023年モデル)発表!主な変更点をチェック!
2018年10月の発売からすでに4年目となりますが、2021年にはマイナーチェンジ相当の改良が行われ、ナビ画面がタッチディスプレイに換装されたにもかかわらず、そこからわずか1年で、新型レクサスNXから採用された新世代マルチメディアシステムに換装されるというのは、昨年の時点は予想もできないことでした。
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/37543990.html
2023年モデルの改良点については、ニュースリリースどおりですので、本ブログでは直接ニュースリリースで触れられていないと思われる点についてチェックしてみたいと思います。
■アナログクロックの存続
まずはなんといっても嬉しいことに、第4世代レクサス(NX・LX)発売以降、続々廃止されている「アナログクロック」が存続したことです。
(※トヨタグローバルニュースルーム https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/37543990.html より)
アナログクロックの廃止については法則が見えてきました。
・フルモデルチェンジまたは新型車種
→アナログクロックは廃止
(NX、LX、RX、RZ)
・ナビディスプレイが「タッチ化」未了の車種
→タッチディスプレイ化とともに、新規に金型設計をし直す必要があるため、アナログクロックも廃止。(UX)
・ナビディスプレイが「タッチ化」済の車種
→タッチディスプレイ化されているため、アナログクロックはそのまま。(ES、LS)
・ナビディスプレイ(12.3インチ)採用に大々的な改良が必要な車種
→ダッシュボードの刷新などコストやデザイン変更が困難なため、新システム不採用 (IS、RC、LC)
→よって、「リモートタッチ」もそのまま残さざるを得ない
■新内装色「ソリスホワイト」の追加
ニュースリリースでは大々的に報じられていませんが、新内装色が採用されています。
それは、「ソリスホワイト」。そう、新型レクサス「RX」で採用がアナウンスされたカラーです。
(※レクサス公式webサイト https://lexus.jp/models/es/ より)
「ホワイト」と「シャトー」の中間のグレーっぽい素材ですが、これが第4世代レクサスの"version.L"系のメインカラーとなる可能性がありますね。
これと引き換えに、ES発売当時から採用されていた、「リッチクリーム」は廃止となりました。
■新インテリアパネル「バンブー(マットフィニッシュ/ミディアムブラウン)」の採用
従来の「ナチュラルブラウン」から、「ミディアムブラウン」に変化。色味がダークになりましたね。「モーヴ」に似合いそうです。
新型レクサス「RX」に使用されているのも、ミディアムブラウンと思われますので、こちらも第4世代レクサスのテーマカラーの1つかもしれませんね。
(※トヨタグローバルニュースルーム https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/37367329.html より)
■「ビスコテックス」加工の廃止
ESの特徴の一つ、"version.L"のセンターアームレストやドアアームレストに使用されていた、高度な塗布技術による凹凸やグラデーションを行っていた、セーレン社の「ビスコテックス」加工が廃止され、一般的なデザインとなりました。
これは賛否あったのかもしれませんね。個人的には個性的で良いと思いましたが・・・
■おくだけ充電のシンプル化
レクサスESの「おくだけ充電」はこれでなんと3回目の改良!
個人的には充電スピードも遅いですし、「そこまで使用するかな?」・・・と思う装備ですが、ESでは気合が入っています。
従来は「隠していた」ものが、外だし(むき出し)となり、かなり簡素なデザインになっているのが残念です。
ここは実際の質感を見ないとなんとも言えないところですが、「完全新型設計車ならここには配置しないだろう」と思わせる配置とデザインなのは疑問です。
なお、「電源スイッチ」がないので、スマホケースを使用している場合など、「充電エラー」が発生したときの「ガチャガチャ」音がなる現象が解決されているでしょうか?(NXではエラー時に「ガチャガチャ」音がするので・・・)
(ES カタログP46より)
■充実した「USB給電端子」
新型ESでは、マルチメディア接続用のUSB Type-Aが1つに加え、充電用のUSB-TypeC端子を5個備えるなど万全の備えです。
レクサス「NX」では、アームレスト内にはUSB端子がありませんでしたが、ESではしっかり備えているのが嬉しいですね。
(ES カタログP47より)
■新型アルミホイール(タイプA)の新設定【DOP】
なんと、突如ディーラーオプションで15本ものスポークをもつ切削光輝タイプのアルミホイールが新設定されました。
スタッドレスタイヤ用のホイールとしても良いかもしれませんね。
(ES ディーラーオプションカタログP8〜9より)
■「HDMI端子」の新設定【DOP】
レクサス「UX」に続き、「ES」においても「HDMI端子」がディーラーオプションで設定されました。
レクサスNX(2023年モデル)においても、この形式で設定されるのは間違いなさそうですね。
■デジタルキーの設定はなし!
ちょっと不思議なのは先般発表されました「UX」2023年モデルで新設された「デジタルキー」について、今回のESではオプション設定がないことです。「デジタルキー」は、後付が困難と思われますので、フルモデルチェンジ時以外の採用が難しいと想定されていましたが、「UX」では採用。
しかし、今回の「ES」では不採用ということで法則がわからなくなってきました。
考えられることといえば、「UX」は比較的スマホを日常的に使用している若者層、一方「ES」はご年配の方も含めた幅広い層ということで、まだ動作も不安定なデジタルキーの採用は見送った、ということも考えられます。
今秋改良予定の「LS」にてデジタルキーが採用されるかどうか、ということも興味深いところです。
(UX カタログP48より)
また、最近はトヨタ/レクサスブランド共通してメーカーオプションの価格が低廉化していますが、残念ながら今回の「ES」においては価格変動がありませんでした。UXでは、「デジタルキー」の価格差がトヨタブランドと同額となりまあしたが
■MOP価格は下がらず
「デジタルインナーミラー」、「おくだけ充電」や「ヘッドアップディスプレイ」、「マークレビンソンオーディオ」、「寒冷地仕様」など価格低減の可能性がある装備についての価格は下がりませんでした。
特に、「おくだけ充電」は、電源スイッチも無いようですし、半額程度でも良いように思いますが・・
なお、「ヘッドアップディスプレイ」に関してはトヨタブランドでは「半額」相当(44,000円程度)までコストダ低減していますので、ぜひレクサスブランドでも価格を下げてほしいところ(とはいえ、強豪の輸入車勢と比べるトとHUDの価格は安いですが)
そして、新型「NX」でも装着率が高い「デジタルインナーミラー」。
こちらも一般的には「44,000円」(レクサスNX、クラウンクロスオーバー等)程度まで価格差が下がっているはずなのですが、細かい規格が異なるのか、従来どおり「110,000円」と2倍以上の価格差がありますので、ここは残念なところです。
(ES カタログP29より)
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なお、事前に噂になっていた通り、レクサスESとしては初の「特別仕様車」“Graceful Escort”も設定。
高価な"version.L"がベースになっており、通常モデルより「+10万円」の価格設定。
ラグジュアリー系では珍しい「レッド系」の「クリムゾン」の内装色を設定し、これはフラッグシップセダン「LS」に続くもので、特別感ありますね!
(※レクサス公式webサイト https://lexus.jp/models/es/features/graceful_escort/ より)
実車については、東京・青山にある「レクサスインターナショナルギャラリー青山」に展示中とのことですので、週末にチェックしてまいります!
https://lexus.jp/dealership/lexus_gallery/aoyama/
さて、特別仕様車“Graceful Escort” については、なかなか評価が難しいところです。
最近のレクサス車は「お買い得感」のある特別仕様車が多かったのですが、このグレイスフル・エスコートに関しては、「内外装の色替え」が主体の改良であり、ベース車両("version.L")に対しての追加装備はありません。
また、些細な点ですが、「セミアニリン本革」ではなく、通常の「本革」になっていますので、皮革の柔らかさ・しっとり差では"version.L"のセミアニリン本革シートとの差があるかもしれませんね。
(※レクサス公式webサイト https://lexus.jp/models/es/features/graceful_escort/より)
なお、ここ最近のレクサスの特別仕様車に設定されているグリルの「シルバー塗装」は大変塗装のクオリティが高く(もう少しちゃんとした特別感あるネーミングにすればいいのに・・・)またホイールに関しても「スパッタリング加工」は特別仕様車ならではの装備といえますので、その点で魅力的な方は「買い」と思います。
"version.L"はもともと装備が充実しているため、お買い得感を出すのが難しいですね。
(※レクサス公式webサイトhttps://lexus.jp/models/es/features/graceful_escort/ より)
実車については、7月7日に発表された「UX」が未だに各販売店に展示車・試乗車の配備もされていないように、「ES」においてもしばらくは2023年モデルの流通に時間がかかるかもしれません。
昨年に改良された2022年モデルは「完成形」に近いモデルでしたが、2023年モデルは実車を見ないとなんとも言えないところではあります。
実車を見て、カタログや動画ではわからない、細部の質感などチェックしてみたいと思います。
2021年07月03日
レクサス新型 ES(2022年モデル)プレカタログをチェック!
それと同時に、リーフレットも配布されていますので今回はそのご紹介をさせていただきます。
参考価格として「ES300h F SPORT」は 約651万円となっており、2021年モデルより約21,000円と最小限の価格アップとなっています。
ヘッドランプの「ブレードスキャン」へのアップデートや「Lexus Safety System+2.5」へのアップデートを考慮すると戦略的な価格に感じます。
■表紙
ES300h(2022年モデル)の表紙は、新設定カラーの「ソニックイリジウム」
とても爽やかなすっきりとしたデザイン。新意匠のグリルはシルバー系のカラーと実にマッチしていると感じました。
■エクステリア
既報通り、外観変更は小さく、フロントグリルとヘッドライトが新意匠となりましたが、ごく小規模な変更と言えます。
ヘッドライトはニュースリリース通り「ブレードスキャン」式となっています。("version.L"と”F SPORT”に標準装備)
新型NXはブレードスキャン式ではないのでNXとESでは差別化(クラスが違う)ということなのでしょう。
■エクステリア2
今回の改良で、ホイールは”標準”グレード用の17インチを刷新。また、メーカーオプションで18インチ仕様も選択可となりますが、こちらも新意匠。
一方、"version.L"用のノイズリダクションホイールには変更がありません。”F SPORT”のホイールも塗装色が変わりましたが、形状は同じです。
■インテリア
RX、LS、ISに続き、タッチディスプレイ化となりました。センタークラスターにはニュースリリース通り、ヘアライン加工が。
そしてレクサス2022年モデル共通の改良として「ナノイーX」の採用(運転席吹出口)、充電用USBの「Type C」への換装などが行われています。
■インテリア2
インテリアの変更もほとんどありませんが、プレカタログでは新カラー「モーヴ」を採用しています。
なんともいえないカラーですのでぜひ販売店のサンプル生地で確認してみてください。
インテリアパネルは「縞杢」に変わり「ウォールナット(オープンフィニッシュ加工)」を採用しています。
■ディーラーオプション
モデリスタエアロは残念ながら設定無し。
TRDエアロは前期のものを引き継ぐようですが、20インチ鍛造ホイールはカラーが変更されているようです。
そして注目は新規インテリアアイテムが3種類!地味ながらこれは熱い!
なんと、第3世代レクサスでは設定のなかった「スカッフイルミネーション」が突如新設定!
しかも、レクサス初の「電池式」!(これは一体どういうことなのでしょう?)なぜ車両側から電源供給しないのか、電池式ってどれだけ保つのか・・・謎のオプションですが、すっきりとしたデザインと、リヤもしっかり準備されているので気になるアイテムです。
「プロジェクションカーテシイルミ」にも新作が登場!「LEXUS」、「F」に続き「F SPORT」が登場!
他車種にも流用可能と思いますので気になる方も多いでしょう。
そして、ついにパワーウィンドウスイッチの質感不足を解決する、交換式の「ドアスイッチベース」(TRD)が登場!
だいぶ精緻なデザインのパネルですので質感向上は間違いなし!少々高価ですが、ぜひ実物を見てみたいところですね。
■F SPORT エクステリア
フロントグリルは変更ないため、見た目の変化が少ないですが、レクサスとしては初めて対向キャリパー以外での「オレンジキャリパー」です。
かなり小さい面積ですがレクサスロゴもしっかり入っていますね。
ホイールは「ダークプレミアムメタリック」から「ブラック」へ塗装が変更されています。ESのキャラクターに合うか、好みが分かれそうですね。
■F SPORT インテリア
ブレーキペダルの形状&意匠変更、インテリアカラーに「ホワイト」が追加されるなど極めて少ない変更です。
人気の「フレアレッド」のシートカラーについては主に「サイド」部分がブラックになり配色が変わっています。かっこいいですよね。
■エクステリアカラー
新型レクサスISで採用された「ソニッククロム」、「ソニックイリジウム」が追加され、代わりに「マーキュリーグレーマイカ」、「プラチナムシルバーメタリック」が廃止される、レクサス定番のカラー入れ替えが実施されています。
なお、一部車種で廃止されつつある「ブラック(212)」は継続。
■インテリアカラー
「モーヴ」、「ヘーゼル」が追加、代わりに「シャトー」、「トパーズブラウン」が廃止されています。
F SPORTでは「ホワイト」が新規追加となりました。
インテリアパネルでは「縞杢」代わり「ウォールナット(オープンフィニッシュ)」が追加、墨ブラックとダークブラウンの2色から選択できます。
■主要諸元・装備一覧
特段目立った変更はありません。「Lexus Safety System+」のレベルアップ(2.5相当)が中心と言えます。
アンビエントイルミネーションは引き続き"version.L"のみ(F SPORTにも装着可にすればいいのに・・・)
細かいところでは、セキュリティシステムに「傾斜センサー」が加わったり、充電用USBが「Type C」に換装されるなど変更されています。
新型「NX」の影に隠れがちな新型「ES」ですが、質実剛健、着実な改良を施されており、価格上昇も最小限となっていますので引き続き、数少ないプレミアムブランドの主力セダンとして活躍が期待できそうです。
2021年04月22日
レクサスES 初年度モデルオーナーはマイナーチェンジでここに注目!
まだ車検を迎えたオーナーさんもいませんし、おそらく初夏から始まる事前オーダーに注文すれば車検到来前に乗り換えすることも可能と思われます。
そこで、今回は初年度モデル(2019年モデル)オーナーさんが乗り換える場合の主な変更点(内外装のデザインは除く)をチェックしてみたいと思います。
■ハイブリッドバッテリーの「リチウムイオン電池」への換装
ニッケル水素から、リチウムイオン電池へ換装、車両重量の低減とともに燃費も向上(来型比+1.7km/L)
かなり大きなアップデートですので、買い替えの理由としても大きいのではないでしょうか。
■ヘッドライトの機能アップ(ブレードスキャン式AHS)
上下2段式AHSから、ブレードスキャン式へ変更。もともとESに搭載の「上下2段式AHS」も高性能でしたから、劇的なアップデートとまでは言えないかもしれませんが、新型LSの広報資料を見る限りは、特に路肩方面の照射範囲が拡大、実用性の高さに注目です。
■プリクラッシュセーフティシステム(PCS)のアップデート
以下の機能が追加、予防安全レベルが向上、まちなかでの「ヒヤリハット」に役立つ機能です。
・交差点右左折支援
・低速時加速抑制
■レーダークルーズコントロール(ACC)のアップデート
・カーブ速度抑制機能 が追加
■レーントレーシングアシスト(LTA)のアップデート
・車線認識にAI技術を活用することで車線内の走行の支援範囲を拡大
■ドライバー異常時対応システムを採用
ドライバーの無操作状態が継続した場合、音と表示と緩減速による警告、ハザード&ホーンのうえ、自車線内に緊急停止。
新型ISから採用(LSではより高性能な仕様を採用)したものですが、特に高速道路走行時に有用です。
■デジタルインナーミラー/デジタルアウターミラーのアップデート
・カメラをアップデートし、高画質化を実現。
ただし、新型LSのように、デジタルインターミラーの「大型化」や「高解像度化」が行われているかは不明
・LEDライトの「ちらつき」を改善
・距離目安線の表示機能を追加し、デジタルアウターミラーの利便性を向上。
■ワイドディスプレイのタッチ対応化
リモートタッチでの操作に加え、タッチ対応化。画面は約11cmほど手前に移動。
■スマートフォン連携機能のアップデート
以下の機能を追加
・AppleCarPlay / Android Auto 対応
■おくだけ充電「Qi」の使い勝手向上
置き場が拡大、利便性を向上。
■USB端子カバーの使い勝手向上
樹脂カバー化、見た目と利便性を向上。
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【F SPORT】
ユーザーからの要望の高いと思われる、以下の機能を追加(一部はオプション)
■新型ショックアブソーバ(リニアソレノイド式AVS)採用
■デジタルアウターミラー[MOP]選択可能
■オレンジ塗装のブレーキキャリパー[MOP]選択可能
振り返ってみると、「リチウムイオン電池化」と「先進予防安全装備(Lexus Safety System+)」のアップデートは外見には影響を与えませんが、レクサスのハイブリッドカーとしての魅力を高める改良ですので、買い替えの動機にはなるものと思います。
2021年04月20日
レクサス新型ES(2022年モデルMC版)公開!目玉のアレは見送りか…
予告通り、2021年4月19日、発売から約2年半を迎えるレクサスの最量販セダン「ES」(日本ではES300h)の2022年モデル(MC版)が上海モーターショーにて公開されました。
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/35079918.html?padid=ag478_from_kv
かねてから注目されていた、電動化技術の「DIRECT4」は発表されず、おおむね当初予想通りの比較的な地味な改良となりました。
発売から実質3年弱でのマイナーチェンジは最近では珍しいことから、大幅なマイナーチェンジがまた2〜3年後に控えている可能性は極めて高いと思われます。
主な改良点はニュースリリースや大手メディアですでに取り上げているようなのですが、今回はニュースリリースに則り、振り返ってみたいと思います。す。
【ボディカラー】
■新採用カラー「ソニッククロム」&「ソニックイリジウム」を設定
新型ISで人気のソニッククロム等を設定、「F SPORT」のイメージカラーになるかもしれませんね。
プラチナムシルバーメタリックに代わり採用されると思われる「ソニックイリジウム」。「Version.L」と思われるノイズリダクションホイールとの色合いがマッチしていますね。
【エクステリアの意匠変更】
フロントグリルの意匠を変更。
もともとがすっきりとした縦模様でしたが、縦長の「L字」を組み合わせたような仕様に。ちょっと好みが分かれそうですね。
【ヘッドライトの進化】
上限2段式AHSから、「ブレードスキャン式AHS」へ変更、デザインもすっきりしていてより精悍なイメージとなりました。
通常の「LEDヘッドランプ」(オートマチックハイビーム)仕様もあるようですので、ブレードスキャン式AHSはメーカーオプションになる模様です。(version.Lは標準装備でしょうね)
【先進予防安心システムの改良】
新型ISから採用が開始された「Lexus Safety System+2.5」を採用。
ESでは、更に「レーントレーシングアシスト(LTA)」の車線認識に「AI技術を活用」することで支援範囲を拡大とのこと。ただ、残念ながら、LSにのみ採用されている「レーンチェンジアシスト[LCA]」や「フロントクロストラフィックアラート[FCTA]」は今回のESでも採用されず・・・
【デジタルミラーの改善】
解像度や後続車両のLEDヘッドライトのちらつきで課題のあった「デジタルアウターミラー」、「デジタルインナーミラー」の「画質とLEDのチラツキが改善」されたとのこと。詳細は不明ですが、特にデジタルインナーミラーは新型LSの(2021MC版)で大幅に画質が向上していますので、同様のものが採用されることを期待します。(ちなみに写真のインテリアパネルはESで新採用「墨ブラック」)
【静粛性や乗り心地のさらなる向上】
レクサスESは、もともと乗り心地や静粛性には定評がありましたが、マイナーチェンジにより、優れた静粛性と乗り心地を向上させ、上質な快適性を磨き上げたことがニュースリリースで謳われています。「ちょうどいい」感じが人気のESですが、方向性を見失わず、本来のESが求められる分野を更に強化するのは、改良の基本であり、好ましいですね。
【ブレーキペダル等改良】
2021年モデルの「LC」から採用された、ブレーキペダル形状変更など、ブレーキを踏んだときの剛性感・コントロール性を向上させる改良を実施。
従来の「ES」では詳細にニュースリリースされなかったと思われる項目ですが、しっかりと「走行感・操舵感」にも手を入れているのは好感が持てます。
【F SPORT ダンパー改良】
2018年の「ES」発表時には、F SPORT以外のモデルで採用された「スウィングバルブ式ショックアブソーバ」の乗り心地の良さが話題を呼びましたが、「F SPORT」用の減衰力可変ダンパー(AVS)も、アクチュエータを用いた最新のリニアソレノイド式AVS最新型にアップデートとのこと。
走りを全面に出したモデルではないにも関わらず改良を行ったのは、ユーザの要望によるものでしょう。これは楽しみです。
【リヤサスペンション剛性強化】
コンフォートセダンであるESですが、リヤサスペンションのメンバーブレースを「1枚板による構造から2枚の板を合わせた構造に変更」することで剛性を向上、ということで見えない部分にもしっかり手を入れてきているようです。
■ホイール意匠・カラー変更
ホイールに関しては「17インチ」仕様がデザイン変更をしているようですが、装着グレードが「標準」ではないようで詳細は不明です(ニュースリリースでは、「標準」グレードには18インチホイールを装着・・・とアナウンス)
なお、F SPORT専用19インチホイールは色調変更で、「艶ありブラック塗装」に変更。
■F SPORTにオレンジキャリパー採用
ESとして初の「オレンジキャリパー」を採用。これは嬉しいですね!(写真は新型ISのもの)
■新内装カラー「Nauve(モーブ)」の追加
渋い落ち着きのある内装として、ES専用新カラー「モーブ」を設定。
その他、レクサスLS(2021年MCモデル)で採用済の「ヘーゼル」を設定。
■F SPORT内装カラー「ホワイト」の追加
F SPORTに「ホワイト」が追加され「ブラック」、「フレアレッド」、「ホワイト」の3色構成となる見込み。本革仕様なのか従来どおり「Ltex」(人工皮革)なのかは不明です。
また、フレアレッドはシートの配色が変更され、シート中央やシートバック・サイド部分がブラックとなるなど2トーンカラーを採用して「ハデハデ感」を低減しています。
■ナビ/オーディオモニター タッチパネル化&位置変更
レクサスRX、LS、ISに続き、モニターのタッチパネル化を敢行し、表面にはガラス素材を採用。
「LS」とは違い、違和感ない形でうまくドライバー側に寄せていると思います。これはいい感じですよね!
ただし、残念ながら、マルチメディアシステム自体の大きなアップデートはないようで、これはマイナーチェンジレベルでは難しいのかもしれません(そこは「NX」に期待!)
■ナビ/オーディオパネル質感変更
独特な加飾から、一般的なヘアライン加工に変更。もともとも味のある仕様でしたが万人受けする目の細かいヘアライン加工に。
あなお、ユーザから要望が多かった(らしい)センターコンソールやパワーウィンドウスイッチパネルの加工も少し変更されているようにも見えますが、それほど大きな変更はないようにも見えます。
■新インテリアパネル採用
現在のESは「バンブー」、「縞杢」、「本アルミ」の3色ですが、「ウォールナット素材」が新採用されるとともに、新開発の「墨ブラック」と「ダークブラウン」の色調も加わるようです。なお、「F SPORT」は引き続き本アルミを採用の模様。
■ナノイーX採用
ニュースリリースにはありませんが、ヘアラインパネルに「nanoeX」の記載がありますので、新型ISと同様パナソニックの「ナノイーX」を採用しているようです。
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まだ日本仕様の全貌は明らかになっていませんが、現時点では「DIRECT4」の採用がないのは確定・・・期待していただけに残念です。
また、採用が今後拡大するとアナウンスされていた「アドバンストパーク(Advanced Park)」の採用もありませんでした。これらの追加はマイナーチェンジでは難しいのでしょうか。
また「ES300h」へのAWD仕様の追加も特段アナウンスされていないので、1年ないしは2年後には「DIRECT4」とともに追加されるものと信じたいですね。
今回の「ES」(2022年モデルMC版)は、ユーザの要望を受けて全般的に商品力を上げているのは間違いないですが、内外装のデザインともに大きな変更がないのは新鮮味という面では残念ですし、先進安全装備のアップデートという意味では、2020年秋発売の「IS」から大きく変わらないというのはちょっと物足りなさがあるかもしれません。
「NX」の仕様についても果たしてどうなるか・・・ますます妄想が広がりそうです。
2021年03月28日
レクサスES300h 2021年初夏のマイナーチェンジを妄想してみる!
最近のレクサス車は3年半〜4年程度でのマイナーチェンジですから、2017年10月の発売から3年弱でのマイナーチェンジは異例といえます。
まだ何の情報もありませんが、まずはお約束の「妄想」をしてみたいと思います。
外観は現行モデルでも好評につき、「ヘッドライト」や「テールランプ」、「ホイール」および周辺部分など最小限の変更と思われますし、2020年の改良で密かに駆動用ハイブリッドバッテリーが「リチウムイオン電池」に換装されていますので、考えられるのは以下のアップデートでしょうか?
■パワートレーン
AWDモデル「DIRECT4」の追加
→約2週間前に公開された電動化の新動画でも、SUVに混じって唯一セダンの「ES」が混じっています!今回間に合わず搭載されなくてもまた1年後の改良での採用は確実でしょう!(なんとしても今回のMCで設定してほしいところ・・・)
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【YouTube動画】Lexus Electrified
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■ヘッドランプ
「ブレードスキャン式」AHSの採用
→上下2段式AHSを採用していましたが、LSではブレードスキャン式に換装されましたので、ESでも同様に換装されそうです。
■Lexus Safety System+2.5相当へのアップデート
・「レーダークルーズコントロール」にカーブ速度抑制機能を追加
・「プリクラッシュセーフティシステム」に以下機能追加
・交差点右折時の対向直進車、右左折時の対向方向から来る歩行者検知機能追加
・緊急時操舵支援機能追加
・低速時加速抑制機能追加
→レクサスISや新型カムリと同様、最新版にアップデートされることは確実です。
■LEXUS Teammate
・高度運転支援 「Advanced Park」の採用
→ESの車格であれば(ハイブリッドですし)採用されそうです。大型のFF車は最小回転半径も大きいですし、でこの機能があれば便利ですね〜
■ナビ/オーディオ
・タッチ式ディスプレイの採用
→RX、LSに続き、ESでもタッチディスプレイの採用は確実。現行でも比較的ドライバー側に近い位置にディスプレイがあるので、どれぐらい前に近づけることができるか?
■視界
・デジタルインナーミラーの 高解像度化(LSと同等)
・デジタルアウターミラーの 高解像度化(期待!)
→デジタルアウターミラーの換装は確実に行われると思いますが、デジタルアウターミラーはどこまで進化しているのか・・・他ブランドのデジタルミラーと比べても画質ではかなり見劣りするので、これは確実に換装してほしいところです。
→デジタルアウターミラーのディスプレイの「薄型化」と大型化にも期待したいところですが、3年弱での改良は難しいか?
■インテリア
・パワーウィンドウスイッチパネル、センターコーンソールパネルの質感向上
→オーナー層からの要望が高い部分のため、ピアノブラック塗装や、ヘアライン加工仕上げなどもう少し質感向上が欲しいところです。
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みなさんの予想はいかがでしょうか?
注目はなんといっても「DIRECT4」の採用可否でしょう!
レクサスESの車検を迎える方も含め、2021年のマイナーチェンジは注目です。詳細情報入り次第共有させていただきたいと思います。
2020年11月12日
レクサスES300h 2021年モデル 地味だがクオリティアップは嬉しい!
そして、2020年8月6日にはデビューから「約1年10ヶ月」と長期間をおいての「年次改良」が施されましたが、その内容はハイブリッドバッテリーの「リチウムイオン電池化」により燃費改善、車両重量減少というニュースリリースのボリュームの割には実は非常に大きな年次改良でありました。
■レクサスES(ES300h) 初の年次改良は何気にすごいぞ!(2020/8/7)
http://www.namaxchang.com/article/476722329.html
ES300hの年次改良版(2021年モデル)の動画インプレッションは非常に少ないですが、自動車研究家の「山本シンヤ」さんがレビューされています。
ニュースリリースには出てない、表に出ないカイゼンが実施されているようですね。
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【YouTube】「あれっ、他にも変わっているぞ!?」年次改良されたレクサスESに乗ってみた【自動車研究家 山本シンヤの現地現物】
*当方が見た感じ、デジタルインナーミラーの解像度には変更がないようですが・・・
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さて通常、年次改良モデルで展示車・試乗車を入れ替えるケースは少ないのですが、今回のレクサスESは前述のとおり、見た目はほとんど変更がありませんが、ハイブリッド駆動用バッテリーが「リチウムイオン電池」に換装され、スペックアップを果たしているため入れ替えをしている店舗が従来のモデルより多いようです。
とはいえ、2021年モデル、写真のように外観ではまったく見分けが付きません。
トランクスペースも変化がなく、広々としています。それにしても、ゲージボードがトランク上部のウェザーストリップに固定できるのは便利ですよねぇ〜
しかし、以前の記事でも取り上げたように、「パワーウィンドウスイッチ」には加飾が入りました。
しかも、レクサスRXやRC、LX、LCで採用されているメッキタイプではなく、LSで採用されている「サテンメッキ調」で輝きを抑えたタイプを採用しています。
もちろんリヤ席にも採用。
そして、地味ながら、「USB端子」のカバーもゴム製から樹脂製になり、見栄えと使用感が向上しています。
なお、後席の充電専用USB端子に関しては従来どおり変更がなく、端子自体もUSB Type-Aでしたので、現時点で Type-Cを採用するのは「UX」のみのようですね(LSも採用すると思われますが)
質感向上の声が強い、パワーウィンドウスイッチパネル自体の素材には変更がありませんが、ウィンドウスイッチ自体に加飾が入るだけでも結構見栄えが良くなるなぁ・・・と改めて感じます。(その点、新型ISにはこの部分がケアされていないのが残念!)
センターコンソールのサイド部分の樹脂パネル、リモートタッチパッド周辺の質感向上が果たされば更に満足度が高まりそうです。
レクサスES、2021年は発売から3年目となりますが、次はマイナーチェンジの情報も気になるところです。
今回の年次改良時でリチウムイオン電池への換装を果たしたことから、2021年内にはマイナーチェンジは「ない」と予想しますが、年次改良で、レクサスISから本格採用される「Lexus Safety System+2.5」同等装備へのアップグレードが施されれば、もともと完成度の高いES300hの満足度がさらに高まるのは言うまでもありません。
2020年08月28日
レクサスES ニューモデル 4輪駆動「ES250 AWD」北米で設定!
https://pressroom.lexus.com/lexus-es-family-grows-for-2021-all-new-awd-black-line-series-enhance-lineup/
ニュースリリースによると、ESに待望の4輪駆動(AWD)が設定されます。
それがES350やES300hではなく、なんと「ES250」!
特徴はニュースリリースによると以下の通り
・ダイナミックトルクコントロールAWDを搭載
・直列4気筒 2.5リッターエンジン、203馬力
・AWD化による居住性やスペースの変更はなし
・”F SPORT”の設定もあり、サスペンション、ホイールも同一
日本でもGSが廃止になったため、居住性重視のセダンにおける「AWD」需要があるはずですが、現時点でのESにAWD設定がありません。
「カムリ」にはAWD設定があるため、「ES300h AWD」が待望されていますが、北米で「ES300h AWD」ではなく「ES250 AWD」が先に発表されたのは驚きました。
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なお、その他にも特別仕様車「ES 350 BLACK LINE SPECIAL EDITION」も1500台限定で設定とのこと。
ブラック塗装のアルミホイールとリヤスポイラーがスポーティですね。
来年はES発売から3年が経過しますので、マイナーチェンジ前のテコ入れ策として、日本でも設定されるかもしれませんね!(ES300hでしょうけど)
なお、この ”BLACK LINE” では日本でも設定のない、「ブラック&ホワイト」内装が設定されています。
ドアトリムも白色が一部にあしらわれていますのでクリーンな感じがします。日本でもぜひ導入してもほしいですね。
2020年08月15日
レクサスES(ES300h) 初の年次改良は何気にすごいぞ!
デビューが2018年10月ですから、約1年半で初の年次改良ですが、ニュースリリースはかなりあっさりしていますが何気になかなか「すごい改良」が施されています。
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/33359011.html
では、ニュースリリースでは触れられていないものも含めてチェックしていきましょう!
改良1■BSM+PKSB[後方近接車両]を”F SPORT”と”標準”グレードに標準装備
"version.L"以外にはメーカーオプションだったブラインドスポットモニターとパーキングサポートブレーキ[後方近接車両](リヤクロストラフィックアラート)を標準装備。約66,000円の価格相当で、今回しっかりと価格は上乗せされていますが、装着率高めの装備ですから標準装備化はありがたいですね。
改良2■パノラミックビューモニター+パーキングサポートブレーキ[後方歩行者]を”F SPORT”と”標準”グレードにオプション設定
"version.L"以外では装備不可だった、パノラミックビューモニター+歩行者にも対応したパーキングサポートブレーキをメーカーオプションで設定。価格は67,100円と比較的安価のため、駐車環境によっては装着をおすすめします。
改良3■デジタルアウターミラーを“F SPORT”に追加設定
発売時には結構装着率が高かったデジタルアウターミラーですが、現在の装着率は低い模様。”F SPORT”での設定で、さらなる普及拡大を目指す?私的には画面の高解像度化と後付感のあるモニターについてのアップデートに期待したいところです。
改良4■デジタルアウターミラーに「距離目安線」を追加
まだまだ解像度が足らないので、どうしても平面に見えてしまい距離がつかみにくいようですが、「距離目安線」の追加で距離感を視認する改良を実施。なれればだいぶ距離感は掴めそうですね。
■改良4 Apple Car Play等対応
レクサスの各年次改良モデルで続々対応されているApple Car Play/AndroidAuto等のスマートフォンアプリ対応がESでも対応されました。(てっきり価格には反映されている感じですけどね)
■改良5 置くだけ充電設置エリア拡大!
従来とはスマホの置き方が変更(「縦方向」に置くように変更)、大型サイズのスマホでもおけるように改良が加わりました。
■改良6 USB端子のカバー変更
Apple Car Play等の対応により、USB端子にスマートフォンを接続する機会が増えましたので、USB端子のカバーがゴム製の横開き?から樹脂製の縦開き?に仕様変更され、USB端子接続時の見た目もスマートになっていますね。
■改良7 ”標準”グレードのインテリアカラーに「リッチクリーム」追加
"version.L"でしか選択できなかった「リッチクリーム」が選択可能に!これは嬉しいですね。当方ならこのカラーを選びそう。
■改良8 パワーウィンドウスイッチが加飾付きに!
ニュースリリースでは触れられていませんが、なんとパワーウィンドウスイッチに「金属加飾」が加わっています!これは嬉しいですよね!
もともとESの車格でなぜ・・・?と言われていた部分ですし、交換するにもコストがかかるパーツですから嬉しい変更点。
ちなみに改良前はこれ・・・
■改良9 駆動バッテリーに「リチウムイオン電池採用」!
なんといっても最大の改良点がコレ!
トヨタ・レクサス系では珍しい、年次改良でのバッテリー種類の変更が実施されました。
これにより燃費は各モードで「1.7km/L」と大きく増加していますし、後述の重量低減にもつながっています。
もともとカムリがリチウムイオン電池で、なぜESがニッケル?とう疑問はありましたがようやく搭載できるための何らかの条件が整ったのでしょう。素直にこれは喜びたいところですし、そもそも年次改良でこれだけカタログ上の燃費が改良されることは珍しいです。別モデルと考えてもいいぐらいですね。
■改良10 ボディ軽量(全グレード▲10kg)
車両重量が「10kg」低減しています。「ニッケル水素電池」→「リチウムイオン電池」への換装での重量減なのか、それとも足回りなど構成部品の変化での10kg減なのかは不明(おそらく前者)ですが、このクラスの車で10kgの減量はなかなか大変なこと。これは何気に大きな改良ポイントではないでしょうか?
さて、さらっとしたニュースリリースですが、細かく見ていくと結構地道な改良が実施されていることがわかります。
マイナーチェンジではないため、内外装の意匠は変更されていませんが、「リチウムイオン電池への換装」で実燃費を向上させる・・・という大きなアップデートを果たしたES2021年モデル。これはコンフォートセダンを求める方には要検討ですね!
なお、価格ですが、以下の通り「約2万円〜8万円」ほど上昇しています。
”標準”と”F SPORT”は、「ブラインドスポットモニター(BSM)+パーキングサポートブレーキ(後方近接車両)」が標準装備されているので、これが約66,000円相当の価格です。そして、「Apple Car Play」等のアプリケーションのレベルアップが約11,000円相当の価格換算。あとは端数+αといったものですから、値上げ幅は妥当と言えます。それに加え、最大の改良である「ニッケル水素」→「リチウムイオン」への換装を考慮すると、更に魅力が増すのではないでしょうか?
2020年01月29日
ES300h トムスからエアロパーツ新発売!
純正カタログには掲載されませんが、レクサスディーラーでも発注可能です。
町中で見かけることもかなり多くなったESの差別化としては嬉しいカスタマイズ・パーツの発売ですね。
https://www.tomsracing.co.jp/company/news/5359/
■フロントスポイラー
塗装済=90,000円、素地=70,000円<税別>
トムスおなじみのデザインでスタイリッシュなスポイラー。13mm地上高が下がるので、駐車環境には要注意。
■サイドディフューザー
塗装済=110,000円、素地=90,000円<税別>
フロントスポイラーのサイド部分と同様の処理がリヤ側に来る特徴的なスポイラー。
■リヤバンパーディフューザー
塗装済=90,000円、素地=70,000円<税別>
中央の大型フィンがスポーティ。マフラーは隠れたままなので、比較的おとなし目のデザインでESにも似合いますね。
塗装済は以下の4種類がラインナップ。
「ホワイトノーヴァガラスフレーク」「グラファイトブラックガラスフレーク」「プラチナムシルバーメタリック」「フラットブラック」
TOM'sのイメージカラーといえる、シルバー系が塗装済で準備されているのは嬉しいですね。
これで、「ES」のエアロパーツとしては、メーカーブランド系では「TRD」、「TOM's」がラインナップされることとなりましたが、気になるのは「モデリスタ」です。
販売が比較的好調といえる現在のESの販売数から考えると、「モデリスタ」ブランドのエアロパーツが開発されてもおかしくはなさそうです。しかし、2月発売の「トヨタ・GRヤリス」では、GRパーツに関し、「TRD」や「モデリスタ」のブランド表記がなくなっており、一部パーツの製造元として「トヨタカスタマイジング&ディベロップメント」の名称が記載されているだけ。今後のトヨタ/レクサスの新型車では「TRD」や「モデリスタ」のブランドネームでのパーツは設定されない可能性がありそうです。初夏発売とされる「トヨタ・新型ハリアー」での設定がどうなるか気になるところです。
2019年11月16日
LEXUS ES300h 発売から1年経過!絶好調でしたね。
人気が落ち込んでいる「セダン」かつ駆動方式が「FF」、兄弟車として「トヨタ・カムリ」の存在、そして価格は「600万円〜750万」レンジという高価格帯ということもあり、大きなヒットは望めないと思われていましたが、結果的にはレクサスの販売台数を大きく底上げする原動力となっています。
2019年度のレクサス国内販売台数は昨年に続き「新記録」をマークすることが確実視されており、ついに年間「60,000台」突破が見込まれます。
そのうち、レクサスESは20%弱、「約11,500台」前後を占めると推測され、UX250hやNXとともにレクサス販売台数増加の原動力となっています。
(※数値は当方予測のもの)
以下は2019年度におけるレクサスES300hとUX250hの発売からの販売台数一覧。
「UX250h」はレクサスNo1の販売実績ですが、ES300hも負けないぐらい好調なセールスを記録していることが分かります。
ES300hに関しては、2019年8月以降は月1000台を割り込んで来ていますが、納期待ちは変わらずの状態のため、需要は引き続き高いものと思われます。ただし新車需要は一巡化、目玉だったデジタルアウターミラーも今後他社メーカーからより性能が高いものが続々登場予定ですからES自体の商品力を上げていく改良が待たれるところです。
(※グラフは自販連、雑誌CG等のデータを元に当方作成)
なお、特筆すべきは、レクサスES300hは2018年10月の発売以降、ずっと「3ヶ月超え」の納期待ちが続いていることです。
2019年11月に注文したとしても納車されるのは「2020年3月頃」と未だに3ヶ月〜4ヶ月待ちの納期が続いています。
ESは海外での需要も高いため、国内向けの割当台数に制限があるものと思いますが、それでも発売して1年間継続して3ヶ月超の納車待ちが継続した車種はレクサスでは初と思われます。
https://lexus.jp/news/es_info/
先般、レクサス「RC」の年次改良でApple Car Play等のアップデートが行われたように、ES300hでも対応が待たれるところ。
現在初の年次改良に向けた準備が進んでいることと思いますが、自動車業界全体でセダン不振の中、ESがしっかりと一定のセールスを記録しているのはSUV全盛期の中、目だった存在に感じますし、この「ちょうどよさ」をしっかりと進化させていってほしいものです。
2019年04月08日
レクサスES(ES300h)納車本格化!
しかし、じっくり見ないと「LS」との区別がホント付きません。高級感あり、見た目もバッチリですね。
個人タクシーで使用されているのも見かけます。
後席の居住性が素晴らしいのと実用燃費の良さも嬉しいところ。
先日乗車したのは「標準」グレードでしたが、十分な広さでした。(足が組めた・・・)
発売以降、毎月コンスタントに月/1000台ペースで販売(登録)が進む好調な「ES300h」の各メディアでのインプレッションについては概ね出尽くした感がありますが、首都圏エリアで人気の中古輸入車専門販売店「ロペライオ」のyoutubeチャンネルでも”特別編”として早速「ES300h "version.L"」が登場!
▼【特別編】レクサス ES300h バージョンL 試乗インプレッション
輸入車に乗り慣れている方からすると「厳しい評価か?」と想像したのですが、ESに関しては乗り心地を中心に非常に高い評価。
川久保さんのインプレッションも
「ロールスロイスに匹敵するほどの乗り心地の良さ」
「輸入車の○○などよりも良い!」
「これで700万は安い!」
といった主旨の言葉が次々出るなど、乗り心地、静粛性、居住性の高さなど、ESオーナーさんにとっては心強い評価。
一般ユーザーに近い一般道や高速道路のちょっとしたロードインプレッションですが、購入予定の方はぜひご参考にされてはいかがでしょうか?
また、当ブログでもオーナー様からの納車の報告をいただいており、ご満足のコメントが非常に多いことがこの車の満足度を表していると思います。
■【ESオーナーさま用】LEXUS ES300h納車予定一覧!
http://www.namaxchang.com/article/462611131.html?1554606010
納車も少し前倒しになったこともあり、正式発表前に予約された方はすでにご納車され、2018年11月にご契約された方も、大型連休(G.W)までには納車されるみたいですね。
ご納車後のインプレッションは非常にご満足の声が多いようですが、不満点としては、「コンソールサイドのプラ(ハード樹脂)」や「パワーウィンドウスイッチパネルの素材感」などでしょうか?
また、”version.L”の方が多いのがESの特徴ですが、アンビエントライトは全グレードに標準装備してほしかったところですし、クラウンからの乗り換えの方も結構いらっしゃるようですからドアの「イージークローザー」なども欲しいところ。
現時点でできる内装の改善策に関して、市販のアフターパーツ関連ではそれほど多くはありませんが、以下のようなものが登場しています。
■パワーウィンドウスイッチの加飾
なぜかES300hには、素のスイッチが使用されているのが残念です。(NXでは2017年のマイナーチェンジでメッキ加飾がついて見栄えが良くなりましたね)ES300hの車格からいうと、当然ここは改善されるべきかと・・・マイナーチェンジで改善されると思いますが・・・
そこで、貼り付け式のメッキパーツが販売されているようです。手頃な価格なのでご検討されても良いかもしれません。
■後席エアコン吹出口近辺
”F SPORT”の方は後席のエアコン周りをグレードアップするパーツも。
これはマニアックですね(笑)ワンポイントにはいいかもしれません。
■運転席の、ドライブモードセレクトスイッチ、VSCスイッチのパネル
ドアに乗り込むときしか見えない、まさに通好みのアイテムですね。
”F SPORT”の方やブラックのインテリアの方にはカーボン柄は合うでしょうね。
■トランク ラバーマット
レジャー好きな方は、汚れに強い、ラバーマットも良いですよね。
純正品はカーペット生地やナイロン生地がですが、ラバー仕立てだと汚れ物もおけますし、ラバーなので静音性にも寄与します。
▼楽天 アルティジャーノ ラゲージマット(ラバータイプ)
■ラゲージランプの明るさ増強
純正のLEDラゲージランプはあまり明るくありませんが、ラゲージランプの交換も可能です。(当方も交換してます)
多少のDIY作業が必要ですが、実用的ですので、ラゲージLEDが暗いと感じる方にはぜひおすすめです!
▼楽天市場 みね商店 純正交換用 LED(SMD2835)トランクルームランプ
■外装(エアロパーツ)
エアロパーツ類では、アーティシャンスピリッツさんが開発中で、近々発売予定のようです。
他のブランドからの登場も待ちたいところですね。これだけ台数が出ると、マイナーチェンジで「モデリスタ」ブランドからの登場も期待できそう?
http://artisanspirits.co.jp/car-lineup/lexus/es/es_sl-bl/index.html
街なかにESが増えてくると、差別化したくなってきますよね。
このエアロは派手すぎず、フロントの腰高感を解消するためにもちょうど良いように思います。
リヤはまさにスポーツセダン!カッコいいですね〜!
2019年02月17日
レクサスES300h 増産か?納期短縮へ!!
https://lexus.jp/news/es_info/
現在注文すると「5ヶ月〜5ヶ月半」ほどの待ちで、納期は「7月中旬〜7月下旬」と以前からはだいぶ短縮化されました。
さて、ESオーナーさまからいただいた「納期情報」も久々に更新させていただきました。
【ESオーナーさま用】LEXUS ES300h納車予定一覧!
http://www.namaxchang.com/article/462611131.html?1550226895
<2019/2/15現在>
50名以上のESご契約者さまから情報をお寄せいただきましたが、すでに半分以上の方には納車されているようです。概ね、9月中に先行予約された方は納車済で、ESとの素敵なカーライフをお送りなのではないでしょうか。
ESの前身モデル「ウィンダム」にお乗りの方、兄弟車ともいえる「カムリ」やレクサスブランドの「LEXUS GS、HS」、同価格帯の「クラウン」からの乗り換えの方などいろいろいらっしゃると思いますが、皆様からのコメントを拝見する限り、「ES300h」は時代にマッチしたちょうどいい仕上がりで、非常に満足度の高い車であるようです。
あまりにも納期が長期化していたため、このままではレクサス恒例の「年次改良」がおこなわれないまま年を超すのでは?と思っていたのですが、ひとまず増産体制が敷かれたと仮定すると、今年の秋口〜冬辺りに年次改良が行われる可能性も?
ES300hで初採用された、「スゥイングバルブショックアブソーバ」、「アクティブコーナリングアシスト[ACA]」などの制御はもっと良くなる可能性があります。また、ジャーナリストのレビューでは”F SPORT”のAVSの制御にはまだまだ改善の余地があるようですので、このあたりのファインチューニングが行われる可能性もあるでしょう。(将来的には、こううのはソフトウェアのアップデートで対応してほしいところですが・・・)
また、インテリアパネル、パワーウィンドゥスイッチパネルの質感は改善要望が結構あるようですが、ここは年次改良レベルでは困難と思います。しかし、ユーザーの声は将来的なマイナーチェンジ・年次改良に活かされる可能性が高いですね。
その他、NXの年次改良でボディカラーの改廃がありますので、ESでも設定されている「プラチナムシルバーマイカメタリック」が存続するかどうか?
また、シートカラーについては、特に「F SPORT」は黒・赤の組み合わせのみですので、差し色を追加した「ブラック×アクセントカラーの」追加なども期待しちゃいますね。
その他、年次改良では困難かもしれませんが、「L-tex」から「本革」へのアップグレードにも期待?
・・・改良の話はまだ少し先の話と思いますが、ひとまず、現在「ES300h」をご契約された方は、消費税増税までには間に合うようで、一安心ですね!
2019年01月21日
LEXUS ES300h 納車式に参加させていただきました!
レクサスディーラーには納車専用の部屋(プレゼンテーションルーム)があり、思い出にもなりますので、自宅納車ではなく、ディーラーでの納車を選択されることが多いと思います。
ようやくご対面、ES300h"version.L"!
最上級コーティングの効果もあり、212「ブラック」の艶が凄いです。
フォーマルな使い方もできるESはブラックを選択される方が多いようですが、とても似合いますね。
プレゼンテーションルームの赤じゅうたんとも色の対比も素敵。
車両は"version.L"、ノイズリダクションホイールがを装備。
タイヤはダンロップ 「SP SPORT MAXX 050」を履いていました。
ハイブリッドカーではありますが、単なるエコロジータイヤではないのも特徴の一つですね。
なんと、チャイルドシートはレクサス純正!(高価ですがデザインはかっこいいですね)
プレゼンテーションルームでは、販売担当者による車両説明が丁寧に行われます。
とくにESやUXは初レクサスという方も多いと思いますので、1時間ほどかけて説明が行われることも珍しくないようです。
基本的な操作方法の他、不明な点があれば担当者に質問・確認をするのが良いでしょう。
特にレクサスESは装備が豪華ですので・・・
シートポジションやステアリング、ミラー、ヘッドアップディスプレイの位置はここで設定しておいて、メモリーしておくのがよいでしょう。(「SETボタンを押下しながら、任意のポジションメモリー番号を押し、ブザーがなればメモリー完了)
車両説明後は、花束や記念品の贈呈が行われます!
このあたりの演出は各販売店により異なるようですが、嬉しいものですね。
最後は店舗スタッフの方も交えての記念撮影も行われて、大変素敵な納車式となりました。
今回は販売店でのお乗り換えのため、新旧車両の比較!
旧愛車との最後のツーショットを撮影できるのもディーラー買い取りでのメリットでしょうか。(当方はほとんど経験ないですが・・・)
当日の駐車場状況が許されれば、並べて配置するなどの対応もしてくれるのは嬉しいですね。
このあとはスタッフさん総出でのお見送り。
素敵なご家族とともに、快適・豪華なESでレクサスライフのスタートですね!
このあと、レクサスでは「1か月点検」があります。
納車してからも不明点や、販売店でしかできない設定を変更する場合は、その際にお願いするのがよいでしょう。
ESの納車はまだまだ始まったばかりと思いますが、今や7ヶ月待ち(2019年8月)の状態!
すでに初回の年次改良がどうなるか心配な納期レベルとなっています。少しでも早く納車されると良いのですが・・・
2018年12月24日
ES300hいよいよ納車開始!アフターパーツも徐々に!
速い方は9月から予約をされていますので、約3ヶ月待ち…いよいよですね!
■【ESオーナーさま用】LEXUS ES300h納車予定一覧!
http://www.namaxchang.com/article/462611131.html?1545444706
なお、ESの納期事情はかなり厳しくなっていて、レクサス公式サイトでは、量産車としては珍しい「7ヶ月」待ちという深刻な状態となっています。
https://lexus.jp/news/es_info/
最も台数が多い北米用はケンタッキー州にあるTMMKで生産していますから、中国・欧州向けの生産がかなり多いのでしょうね。
経済情勢が急速に不安定となり、日経平均株価も2万円割れ目前、高額車の購入心理にも影響しないか不安です。
そして、ESおよびUXの発売を受け、12月中旬を過ぎてもトヨタ自動車九州(宮田工場)で生産されるレクサス車のハイブリッドモデルが軒並み3ヶ月超の納期遅延が発生しています。(HVシステムの供給面もあるのだと思いますが)
レクサスの大部分の車種は4月からのエコカー減税幅縮小には影響しないと思われますが、納期遅延はなんとかしてほしいですねぇ…
新型ES300hについて、一般オーナー向け納車開始時期にあわせmアフターパーツも徐々にでてきていますね。
■エアロパーツ
年明けの「オートサロン」で発表されると思いますが、大手パーツメーカー「エイムゲイン」さんでES用のエアロパーツを開発しているようです。
コンフォート志向のESですが、カスタマイズも徐々に広がるかもしれませんね。正式お披露目が楽しみです!
http://www.aimgain.net/products/aero/es300h_jvipsp/index.html
その他、ユーティリティ関係のアフターパーツも徐々に増えてきました。
■TV/NAVIキット(ケーズシステム)
10,000円前後と安価で、TV/NAVIシステムを動作させることができるキット。ベーシックで使いやすいです。
当方もブルーバナナ製品を使用するまではこのメーカーの商品を使用していましたので愛着あります。
▼amazon(約10,000円)
新品価格 |
▼楽天 (約10,000円)
価格:9,936円 |
■フロアマット(アルティジャーノ)
「C2000」タイプは、純正品の1/3程度の価格。若干厚みは落ちますが、社外品マットの中では厚み・質感は高く、しっかりとしています。
純正品にない「グレー」や「ベージュ」があるのが特徴で、ロック色が変更できるのも強み。また、「ヒールパッド」があるのも特徴ですね。
▼楽天(30,000円前後)
レクサス ES フロアマット 300h H30年10月〜 10系 アルティジャーノ フロアマット カーマット 自動車マット 価格:30,240円 |
■ラゲージマット(アルティジャーノ)
3分割式で使いやすいです。純正品より4000円程度安価、グレー、ベージュがあり、ラゲージルームが明るくなるのがいいですね。
(当方もLCで使用しています)
純正品には「LEXUSロゴ メタルプレート」があるのがメリットですが。
▼楽天(21,000円前後)
レクサス ES トランクマット(ラゲッジマット) 300h H30年10月〜 10系 アルティジャーノ フロアマット カーマット 自動車マット 価格:21,384円 |
その他、ランプ類ですが、ESは車両のすべてがLED化されており電球が使用されていません。
そのため、新車納車時定番作業の「LED化」をする必要がありません。
しかし、「トランクランプ」と「フットランプ」は控えめなLEDが使用されているので、明るめのLEDに換装または増設すると視認性がさらに高まります。
オススメは見栄えや配線加工を要せず、かつ比較的リーズナブルな以下の製品ですが、どちらもES用としては2018年12月20日現在適合確認されていません。(が、部品の形状を見る限りES300hにも適用すると考えていますが、自己責任でお願いします)
■トランクルームランプ
トランクランプは結構暗めなので、マットを敷かないまたは「ブラック」のマットにした場合は庫内が暗いので、明るいLEDへの換装がおすすめです。
純正のLEDチップをそのまま換装するタイプなので、配線加工や見栄えに変更がないのもポイント。
適合確認していませんが、おそらく「LS500/LS500h用」やLC500/LC500h用」がそのまま流用できると予想します。
(違いは、LS用が2個セット、LC用が1個)
▼楽天 (LC用)
LEXUS LC500h・LC500/純正交換用 LED(SMD2835)トランクルームランプ/GWZ100・URZ100 価格:1,382円 |
■フットランプ
純正のフットランプは結構暗めなので、明るさ重視の方は換装がおすすめです。(ポン付けなので簡単)
適合確認していませんが、おそらく「LS500/LS500h用」のものがそのまま流用できると予想します。
▼楽天(LS用)
LEXUS LS500h・LS500/純正交換用 LED(SMD5050)フットランプ/GVF5#・VXFA5# 価格:4,730円 |
2018年11月24日
モーターファン別冊「レクサスESのすべて」 予約開始!
発売は12月10日とのこと。今のところ、開発陣からのメッセージや開発秘話などが他車に比べて少ないので、マニアックな記事、日本仕様の違いなどがどれだけ明かされるのか期待したいです。
▼Amazon
ニューモデル速報 第578弾 レクサスESのすべて (モーターファン別冊 ニューモデル速報) 新品価格 |
2018年11月22日
LEXUS ES300h「TRD」エアロパーツ装着車レポート
もともとレクサスディーラーに配備されている車両はは「純正フロアマット」以外は装着されていないのが通常ですが、ごく僅かにエアロパーツなどを装着した試乗車・展示車を配備するディーラーがあります。
今回、「ワンダー速報さん」のご協力も得て、TRD装着車について、レポートさせていただきます。
今回は屋外の写真ですので、高精細かつ綺麗なプレゼンルームでの写真はワンダー速報さんでどうぞ。
■レクサスES300h試乗しました!黒のESかっけぇぇ!TRDエアロ装着車の画像大量!
http://drumsyos.blog.fc2.com/blog-entry-2581.html
まずは、フロントリップスポイラー(塗装済:95,000円、素地:89,000円)*税抜き
左右と中央で3分割されています。
真横から。横方向の出っ張りは抑えられているので、機械式駐車場の「パレット」にもほとんど影響ありません。
カタログでは約45mmダウンとのことですが、フロントリップで一番地面に近い場所で「約12cm程度」でした。
サイドスカート(塗装済:90,000円、素地;84,000円)*税抜き
シンプルで純正ライクなデザインで、後付感があまりありません。これは結構いい感じですよ。
サイドスカート前方部分。出っ張りがほとんどないので、純正ライクな仕上がり。かつ、ロー感が強まります。
サイドスカート前部、一番低い部分で「約12cm程度」でした。
サイドスカート後部、一番低い部分で「約12cm程度」でした。どこもだいたい同じですね。
スポーツマフラー&リヤディフューザー (塗装済:395,000円、素地:389,000円)*税抜き
こちらも派手すぎず、スポーツセダンライクなデザインでとても好感が持てますね。純正とはもっとも印象が異なりますね。
カタログではわかりませんでしたが、エアロ上部は、「リフレクター」にかぶせるような複雑な形状のエアロです。(グレーの防水ラバーに注目!)
地上からマフラー下部までの高さは「約24cm」程度。これだけ余裕があればほとんどの車止めは問題ないでしょう。
うーん、これはいいですねえ!でもマフラーセットで40万円超は結構躊躇しますね。
リヤ全景。純正ESとはずいぶんイメージが違いますね!うーん・・・かっこいいぞ。
さて、他車種流用もできる(はず)のエアロダイナミクスカバー(通称「デビルマン仕様」とも言われているとか?)
価格は56,000円(税抜き)と樹脂の割に、相当高価ですが、風切り音低減高価があるようなので、高速道路走行が中心の方は要チェックです。
助手席側。カタログではよく見えまえんでしたが、ミラーカバー天面に2箇所の薄い「くぼみ」があり、これも空力効果があるようです。
これは意匠面も含めてgood!
隣にあった、ノーマルのLSと比較。違いがよくわかりますね。
エレガンスさはだいぶ失われるので、かなり好みが分かれるかと。
運転席からの視界。
ドアミラーカバーの内側に4つの「フィン」があり、整流効果を発揮するようです。
そして、その上の天面の「でっぱり」が、視界を若干遮ります。
さすがTRD製ということもあり、「かぶせてる感」は思ったよりありません。(カバーの上への貼付けと思われますが)
別角度から。
ここから見るとカバー天面はかなり内側に出っ張っていますね。
純正ミラーとエアロダイナミクスミラーカバーとの隙間はブラックの「エプトシーラー」が緩衝材&雨水防止の役目を果たしているようでたが、フィッティングもよく、同じブラックなので目立ちません。
ES300h、納車まで今しばらく時間がありますので、オーナーの方は「ディーラーオプション」やアフターパーツの検討もされるとより愛着が湧きそうですね!(しかし、エアロつけると、ホイールも換装したく・・・なりますよねぇ)
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レクサスES関係は以下もあわせてどうぞ!
■【ESオーナーさま用】LEXUS ES300h納車予定一覧!
http://www.namaxchang.com/article/462611131.html?1542711635
■レクサスES300h オーナーさまはどんな選択をしている?
http://www.namaxchang.com/article/462754616.html?1542711676
2018年11月18日
レクサスES300h オーナーさまはどんな選択をしている?
データは以下を元にしています。
■【ESオーナーさま用】LEXUS ES300h納車予定一覧!(寄せられた情報を元に随時更新しています)
http://www.namaxchang.com/article/462611131.html?1542366471
なお、「TRD仕様」のES300hやおすすめの「メンテナンスパーツ」についても近日中にレポートさせて頂く予定です。
それでは、ES300h オーナーさまが選んだクルマの仕様は・・・?
■グレード
全体の65%が"version.L"を選択されています。
車両本体価格だけでも700万円に迫る最上級グレードですが、後席居住性、セミアニリン本革、新開発のサスペンション、静粛性の追求、話題のデジタルアウターミラーなど非常に魅力的なグレードと言えます。コンフォートかつラグジュアリーなセダンということもあるのか”F SPORT”比率が他車種より低いのは気になるところ。"標準”は現時点では少ないですが、L-texシートのできが良いこと、本木目パネルあり、スイングバルブショックアブソーバ装備などバランスが取れているので実車が出回った今後は契約が増えるのでは。
■ボディカラー
ホワイト系、ブラック系で過半数以上を占めますが、新色2色(サンライトグリーン、アイスエクリュマイカ)もしっかり。
一方、プラチナムシルバー、マーキュリーグレーマイカ、有償OPのヒートブルーは今の所ゼロ。(最近のレクサスではシルバー系・グレー系は減少していますね)
■内装カラー
「ブラック」が過半数を占めます。その他のカラーは均等に選択されています。
車両発売後にご契約された方はリッチクリーム、シャトーなど特徴的なカラーを選択される方が増えてきた印象です。
■オーナメントパネル
各カラーが非常にバランスよく選択されています。ここまで均等なのは珍しいのでは?
バンブーは"version.L"専用パネルですので検討しているといえます。
なお、フィルム素材などのフェイクパネルが一切ないのもESの特徴といえますね。(すべてリアル素材)
■デジタルアウターミラー("version.L"オーナーのみ)
選択率は約30%。概ね想定内でしょうか?
正式発表後にご契約された方の選択率が高まっているのも注目したいところ。
量産車世界初の装備、アーリーアダプターとして体験できるのは羨ましい。
なお、H/N 「とあるホンダ乗り」さまから、ESの”標準”および"version.L"に装着されている、「スイングバルブショックアブソーバー」に関する技術解説のwebページを紹介いただきました。
このサスペンションは今世間を賑わせている「KYB」が開発したものです。(車両のサスペンションについては最近非常に高性能なダンパーを開発しているようで定評がありますね)
ESの乗り心地の良さはこの装備と、「パフォーマンスダンパー」(ヤマハ製)によるものと思われます。今後他車種にも採用される可能性は高いですが、現在味わえるのは「ESのみ」です。ご興味のある方はぜひ!
https://www.kyb.co.jp/technical_report/data/no57j/09_technology_introduction_01.pdf
2018年11月07日
レクサス ES300h 試乗してきました!(2)”F SPORT”
各販売店からメーカーへの初回発注は「11月1日」でしたので、初回発注組の方はそろそろ納期目安の予定日が確定しているのではないでしょうか?大都市圏でも、遅くとも今週末には連絡があると思われます。
12月から生産開始、年末年始休みや配送の都合もあり、最速でも年明け1月中旬、という感じのようですね。
さて、ESでは意外にも初設定の”F SPORT”の人気が高いようです。
当方も試乗する機会がありましたので、レポートさせていただきます。
まず”F SPORT”に乗ると・・・ドアトリムの「本アルミ」がスポーティでなかなかいい感じです。
またシートのホールド性は適度で、ISやRCなどのようなスポーティ路線のシートではなく、サイドサポートや座面の「土手」の部分はおとなしめで、コンフォート感があります。
また、シートのクッションが厚く、合成皮革の「L-tex」シートの割には質感が高く感じるのも嬉しいポイント。
ただ、”version.L”に乗ったあとだと、インテリアパネルに埋め込まれた「アンビエントイルミネーション」や、インナードアハンドル部分のベゼルにあるイルミネーションがないのが残念です。こういった装備は全車標準にするか、コストの問題があるならせめて「メーカーオプション(MOP)」として設定すべきと思います。しかし、フレアレッドの内装はフォーマルなセダンには珍しく、スポーティでとてもいいですね。
"version.L"だと、後席にもイルミがあるんですよね。こういったところは全車標準にしてほしいところ。
F SPORTだからといって省く必要ないように思います。(”標準”にはMOPでも良いかと)
さて、動き出すと、相変わらずの乗り心地の良さですが、ロードノイズが”version.L”に比べ「少し大きめ」であることに気づきます。
やはり”version.L”は「ノイズリダクションホイール」が効いていたのでしょう。
路面の凹凸でも、サスペンションが少し跳ねるような感じがしますが、総じて乗り心地は良いですし、ここ最近のレクサス車の延長線上にあるような乗り心地で違和感はありませんでした。(ということはやはり”version.L”の乗り心地がレクサスとしては異例な程良かった!)
ヘッドアップディスプレイも大型で見やすいですね。
”F SPORT”だと、どうしてもアクセルを踏んで見たくなりますが、動力性能的には他のグレードと差がありません。
ですので、坂道等、負荷がかかるところでアクセルを踏み込むと一般的な4気筒エンジンのサウンドノイズにがっかりしてしまいがちですが、実際クルマを所有してみると、そんなにアクセルを踏み込むシチュエーションは多くないと思いますので、それほど気にする必要はないかと思います。
また、ESは後席にゆったり座れるようになっていますが、ヘッドレストの位置によっては結構バックミラーが見づらい・・・
なるほど、やはり後部に人を乗せる機会が多い方は「デジタルインナーミラー」は有益だな、と感じました。
ESのスピードメーターはIS・RC・LCと同じ「LFAインスパイア」タイプのスポーティ路線で見やすいです。
一方、”標準”と”version.L”はデジタルとアナログの2種類からメーターを切り替え表示可能です。”version.L"の場合は、ヘッドアップディスプレイにスピードがデジタル表示されているので、メーターはアナログ表示がおすすめです。
・アナログ表示
・デジタル表示
なお、今回の”F SPORT”の燃費についてはいつもの測定コースで、約19.8km/Lと、”version.L”より若干落ちる結果となりましたが、タイヤ&ホイールの影響または誤差の範囲と思われます。いずれにせよ、ごく普通に走行していても燃費は「20km/L」あたりを達成できるすばらしいプレミアムサルーンと思います。
今までのレクサス的な乗り心地(適度は硬さとコンフォートさ)を期待する方は”F SPORT”はおすすめです。
そして、今までと違う新たな乗り心地(あえて言うならメルセデス・ベンツ的?)を追求したのが"version.L"ではないでしょうか。結構フィーリングが異なると感じましたので、これからご検討される方はぜひ乗り比べをおすすめします。
試乗車の少し気になったのは、センターコンソールサイドが「ハード樹脂」のため、シートベルト着脱時に接触・またはスレるのか、結構擦り傷が出来ていたこと。まだほぼ新車時の状態ですが、結構目立ちますので、実際納車されたあとは、このあたりも気を付けたほうが良いかもしれません。
あとはちょっとマニアックですが、前席ドアポケットにはグレードにかかわらずちゃんとラバーマットが設定されていました。
コストダウンで省かれがちな地味な装備ですが、ESはこういったところも気を使っていますね。goodです。
・・・とおもったらリヤは省略されていました。
ここはやむなしかな?気になる方は、「型紙」を作ってラバーやフェルト素材を敷くと良いと思います。
また、グローブボックス内部には不織紙のようなものが敷いてあります。起毛仕上げよりこちらのほうが静音性には効果がありそうです。
(奥に見えるのは、エアコンフィルターケースです)
2018年10月31日
LEXUS ES300h ”F”&”L”比較!
明日はいよいよRC(RC350/RC300h/RC300)のマイナーチェンジモデルが発表される予定です。
そして来月は待望の「UX」の発売とレクサス車のモデルチェンジが続きます。
さて、ES300h、デジタルアウターミラーが搭載できる唯一のグレード”version.L”と”F SPORT”の外観の違いをざっとまとめてみました。
どちらのESがお好みでしょうか?
■フロント比較
外観ではやはりデジタルアウターミラーの有無が目立つ所。
私的には”標準”と”version,L”のフェイスが好みですが、”F SPORT”になると、他のレクサス車っぽい雰囲気になりますね。
■”標準”’&”verion.L” フロントフェイス
最新のアウディやBMW車でもセンサーやカメラが目立つ仕様が見受けられる中、レクサスは、レーダーセンサーやカメラを隠すのが上手ですね。
いわゆる「フォグランプ」(ESでは装着されてませんが)位置にあるサイドガーニッシュのデザインがいい感じと思います。
■”F SPORT” フロントフェイス
「漆黒メッキ」のグリルフレームも似合っていて、”F SPORT”として嫌味のないデザインになっていると思います。
これが次期ISと言われてもいいような?
■サイド
サイド部分はデジタルアウターミラー以外は共通。デジタルアウターミラーは更に小さくできると思いますが、見える角度や耐久力などを考慮するとこれぐらいがちょうどいいのかもしれません。
■”version.L” ホイール
ノイズリダクション機構で、ロードノイズが低減しているのが感じられます。
ハイパー塗装なのでカラーもきれい。タイヤは「SP SPORT MAXX」を採用していました。(エコタイヤではない!)
■”F SPORT” ホイール
第3世代の”F SPORT”モデルはLCライクな意匠のホイールを採用していますね。なかなかかっこいいと思います。
■”標準”’&”verion.L” ラゲージドアガーニッシュ
ラゲージドアガーニッシュがテールランプ端までつながっているのが特徴的。
しかし、安心して見れるデザインですね。
■”F SPORT” ラゲージドアガーニッシュ
「漆黒メッキ」採用で、スポーティな印象となりますね。リヤスポイラーも意外に大型でスポーティセダンのようです。
■”標準”’&”verion.L” バンパーロアガーニッシュ
ESでは数少ないむき出し樹脂部分です。こちらもメッキ部分が車両下部のリフレクター部分までつながっているので特徴的ですよね。
■”F SPORT” バンパーロアガーニッシュ
「漆黒メッキ」により、ブラック部分が一体化した印象。樹脂部分をブラック系で塗装するか、カーボンフィルム等でブラックアウトすると更にかっこよくなりそうに思いました。
■”version.L"内装
version.Lでは、インテリアパネルに「バンブー(竹)」内装が選択可能。第3世代レクサスでバンブーを選べる車種はESのみとなりそうですので存続されたのは嬉しいですね。北米でも人気のインテリアの模様です。
「和」の感じがしていいですねぇ〜 ブラック内装とはかなりマッチしますね。
ブラックのセミアニリン本革のステッチもいい感じ。
ステアリングもLS風の意匠。運転席右前にもガーニッシュが装着されているのはいいですね。
リヤのエアコン吹き出し口にもバンブーのパネルが!
ESには、前席シート下に「LED照明」が入っているのがいいですね。
これは他のレクサス車にもぜひ付けてほしい!(確か、新型LSにもついてない・・・)
前席シート照明は、”F SPORT”にも装着されています。
■ラゲージ下収納(共通)
ESでは、ラゲージのボードをフックで車両に「掛ける」ことが出来ます。そのかわりボード自体はペラペラ・・・
純正のフロアマットを敷くとこの機能はつかえなくなると思われるので注意が必要です。
しかし、「床下収納」は結構ありますね!
ちょっと金属むき出し部分が多いので、さらなる静音化にこだわる方はいろいろアイディが出てきそうです。
次は”F SPORT”もぜひ試乗してみたいですね。
なお、日比谷のレクサスショールーム「LEXUS MEETS… HIBIYA」での「ES」試乗開始は11月以降とのこと。(当初は”F SPORT”が導入される模様)
あらためてレポートさせていただきたいと思います。
2018年10月29日
レクサス ES300h 試乗してきました!(1)
当方も、目玉の「デジタルアウターミラー」装着車のES300h ”version.L”に試乗してきました。
デビューしたてということもあり今回は45分程度の短時間試乗ですが、ファーストインプレッションです。
以下、燃費以外はすべて当方の主観と感性に基づくものですが・・・
■デジタルアウターミラー
賛否両論ある「デジタルアウターミラー」ですが、当方は「アリ」でした!
これは個人差がかなりあると思います。目の状態(近視、乱視、老眼状態など)などもあると思いますし、長距離や夜間走行の多い方は目の疲労度も考慮する必要があると思いましたが、次のようにメリット・デメリットを考慮すると、当方はメリットが上回ると感じました。
もっとも、モニターの形態(意匠含む)、解像度の面では改善が必要ですが・・・
<メリット>
・「死角」がとても少ない
全般的に、物理ミラーより「大きく」見えるので、隣接車線に迫ってくる車両などが非常に見やすい。また、脇道から本線への合流時など、窓から首を後方に向け直接確認しなくても、カメラで確認できるのは便利。
・薄暗時の鮮明さ
日が落ちたあとなど、外が薄暗くなってもモニターの画像は明るいまま。(ただしノイズは増える)
そのため、車両や人物の確認が容易。これはとてもメリットがあります。
次の画像では、実際はオートライトが点灯するぐらい薄暗いのですが、モニターではかなり明るく写っていて、明らかに物理ミラーより視認性が高いです。
・後方車両のチェックが容易
物理ミラーと異なり、自分の車のボディが映る範囲が少なく、大きく見えるため、意図的に車線内の走行位置を少しずらせば、後方車両もはっきりと確認できます。(ドライバーもよく見える)
・見える範囲が広い
物理ミラーより、遠いところにあるものも見えます(ただ、解像度はいまいち)ただ、「遠近感」は損なわれる印象。
今までの物理ミラーではあまり気にならなかった「縁石」や植え込みの木々などが目だちます(笑)ちょっと不思議な感覚です。
<デメリット>
・LEDライト/信号が点滅する
「LEDヘッドライト」装着車がカメラの視界に入ると、モニター内に映るLEDライト部分が高速で点滅するので、停車時などは気になります。
特に都市部では輸入車やレクサス車が多く、LEDヘッドライト装着車比率が高いため、結構気になります。
同様に、「LED信号機」も点滅しますので、信号が連続するエリアだと、気になりますね。
・ライトがカメラに入ると眩しい
これは物理ミラーでも同様ですが、カメラではかなり輝度調整してくれるものの、やはり眩しい場面あり。
特に「西日が直撃」するシチュエーションでは、モニター全体が明るくなります。
・若干表示が「遅延」する
完全リアルタイムな映像ではなく、若干表示が遅延しています。この体感には個人差があります。また、フレームレートは30ps以下と思われるため、画像の滑らかさも今一つか。これはさらなるECUの高速化などが求められそうです。ただ、これで走行中に問題が生じるレベルのものではありません。万一のためにも、車線変更の際は目視確認をすることを怠ってはいけませんね。
・・・とはいえ、事前予想よりかなり良かったです。
ただ、自分が購入するとすれば、「夜間」のチェックは絶対に必要ですね。周囲が暗い状態で、液晶モニターが光り続ける状態は果たしてどうなのか?
■乗り心地
控えめに言って相当に「良い」です。
制限速度内の一般道において、現行レクサス車では、ベストでは?
ふわふわ感も少ないのに、サスペンションがしっかり動き車両をフラットに制御してくれている感が伝わってきます。
「スイングバルブショックアブソーバー」と「パフォーマンスダンパー」がいい仕事をしているのだと思います。
減衰力を調整するAVS機能はないのですが、十分ですね。
年次改良前のLSより乗り心地が良いと評する方も多いでしょう。
■静音性
ノイズ・リダクションホイールを装着しているだけあり、とても静かです。
当方のLC500hより静か(笑)
ランフラットタイヤではないという点もあると思いますが、はっきりとわかるぐらい静かです。
遮音性ガラスを装備していることもあるでしょう。特に床下と後方からのノイズが少ない印象です。ぜひカーグラフィックで検証してほしい。
■HVノイズ
良好。トヨタ/レクサスHV車の特徴でもある、インバーター等の電気ノイズや改正ブレーキ時の「ヒューン」音は相当に低減されています。
どれだけ静かかというと、GS450hやLC500hより静か。新型クラウンHVとは同程度かな。
EVモード走行とエンジン始動のショックも相当に低減されており、これはLS500h(年次改良前)と比べても優位な点。
■燃費
非常に良いです。当方が毎回燃費を計測する市街地ルートでは、ノーマルモードで無理なく「20km/L」を超えました。
(参考:レクサスの2.5LFR系HVだとだいたい15km/L程度、LS500hで12km/L程度)
ガソリン価格が高騰してきましたが、レギュラーガスということもあり、経済性にも優れ、大人が4人しっかり座れるセダンとしてはトップクラスの燃費を誇る車となりそうです。
■前席居住性
良好。”version.L”は、運転席のシート座面を延長できる(10wayパワーシート)ので、シートがぴったりしてとてもいいです。
ランバーサポートも4wayなので、腰/尻の具合もきめ細かく調整できます。
スポーツセダンではないので着座位置は少し高めですが、「セミアニリン本革」特有の柔らかさもあり、とてもいい車に乗っている感がありますね。
反面、シートのサポート力はあまりありません。あくまでコンフォートなセダンです。
■全体的な印象
「静か」、「乗り心地良い」、「高級感あり」「デジタルアウターミラーの将来性を感じる」という点で、乗っていて面白い車でした。
さすがに坂道でのアクセルオンはカムリと同様、ありきたりな4気筒エンジンがうなりますが、ほとんどのシチュエーションでエンジンが主張することはなく、とても好印象。ここ最近のレクサスに見られる「静と動」ではなく、「静と静寂」という感じ?(とはいえ、無音ではない)
HVカー特有の運転になれている方は、常時リッター20km/Lをマークしつつ、フラットライドに近い乗り心地で車内も静か・・・これはいい意味で「昔のレクサス」の再来といえるのではないでしょうか。ぜひ”version.L”の試乗、おすすめです!
2018年10月28日
ES300h 実車チェック!「デジタルアウターミラー」など
量産車世界初採用の「デジタルアウターミラー」は最上級グレードの”version.L”に「20万円+税」のメーカーオプションですが、実車確認後に注文する仕様になっているため、メーカーへのオーダー日はデジタルアウターミラーの有無にかかわらず「11月1日」となっています。(納車に関しては、それまでの店舗内での予約順)そのため、納期が確定するまでにはもうしばらく時間がかかるようです。
さて、「ES300h」に関してはデジタルアウターミラーの広報的な意味合いもあるのでしょう、複数台の試乗車を導入している店舗が目立ちます。
また1台を「デジタルアウターミラー」とすることが推奨されているらしく、必然的に「”version.L”+”デジタルアウターミラー仕様”」と、それ以外「”F SPORT”または”標準”グレード」の2台体制としている店舗が目立ちます。
■ES300h ”version.L” デジタルアウターミラー
イメージCGと異なり、電子カメラユニットはかなり「かっこいい」仕上げとなっています。
メッキ仕上げと、クリアブラック仕上げのパーツの組み合わせで高品質感と未来感がありますよ。
「ワンダー速報」さんでは、動画により詳しくインプレッションされているのであわせて参照下さい!
http://drumsyos.blog.fc2.com/blog-entry-2558.html
■【内装の質感は?】新型レクサスES300h発売!デジタルアウターミラー見てきた!
「デジタルアウターミラー」のインナーモニターを外から見ると、Aピラーの根本にがっしりとして5インチモニターが取り付けられているのがわかります。
ここだけ見るとかなり違和感ありますが、乗り込むと当初想定よりは気になりません。
室内で見ると、液晶画面は高輝度で、着座位置にかかわらず鮮明に見えるのは驚きました。
ただ、画質の精細さでは、大型スマートフォンに慣れていると今ひとつに思いましたが、デジタルアウターミラーインナーミラーほどの違和感はなく、比較的視認性は良いと思いました。ただ、これは個人差があると思いますので、実車チェック後でないと発注できないようにしたのはなるほど、という印象。
気になるのは、通常モードですと、拡大して映る仕様となっており、従来の物理的なミラーよりだいぶ見える範囲が狭いです。
ウィンカーを入れると、「広域モード」に切り替わり、通常のミラーのような範囲に変更されます。
「広域モード」は次のとおり、モニター画面右下に、広域範囲を示すインジケーターが表示され、見える範囲が一気に広がります。
私的には、常にこの状態でもいいような・・・「ピンク色のバッグ」の位置を上の画像と比べてみて下さい。
ドアミラーを折りたたむと、自分が写ります(笑)
通常のミラーと比べ、大幅に前方斜めの視界が広いことに気づきます。デジタルアウターミラー自体かなりかっこいいですね。
通常のミラーとの見え方の違いはかなりあります。
車両の後方、リヤバンパー右側に人物が立った場合の「デジタルアウターミラー」の見え方は次の通り。
かなり拡大して表示され、人物の上半身は見えません。
一方、通常のドアミラーで同じ位置に人物が立った場合の見え方は次のとおり。
人物全体がしっかりと見えますし、背景もよくわかります。ただ、比べてみると、後方をしっかりみる、という点では「デジタルアウターミラー」の方が優れているのかもしれません。はるか後方から迫る緊急車両などの発見には通常ミラーの方がいいのかな・・・
ギアをリバース(R)に入れると、「補助線」が表示されるのですが、これはかなりいいですね!なんといっても「タイヤの位置」もしっかりわかるので、これだと狭いところの機械式駐車場に入れる際や、縁石に寄せる際などかなり便利に思いました。これいいなぁ。
周囲が暗くなったときは、自動的にカメラが補正を行ってくれますが、さすがに画質は多少ノイジーになります。
が、思ったより画質の低下は抑えられていました。
しかし、全般的にES300hの”version.L”は価格に見合った質感を確保していると思います。
写真は運転席に着座したものですが、上質なセミアニリン本革シートは、LSと同様のいい革を使用している匂いがしますし、肌触りもしっとり。これは新型クラウンの本革シートや、レクサスのL-tex(合成皮革)シートとはやはり大きく違います。
ドアを締めた際の「シーン」となる静粛性・密閉感もとても良いです。
上質なマークレビンソンオーディオスピーカーグリル、控えめにほんのりとライン状に光るアンビエントライトも「いいもの感」がありますね。
ブラック本革は、ホワイトのステッチが効いていてとてもいい感じ。「バンブー」との組み合わせも合いますねぇ。
セミアニリン本革の上質さが伝わってきますし、センターコンソールの「ビスコテックス」加工もオシャレな印象。
最後に「デジタルアウターミラー」仕様車と標準ミラー車の比較。
右は”F SPORT”の標準ミラーで、LC/LSと共通のかっこいい第3世代レクサス用ミラーですが、比べると左側のデジタルアウターミラーが、いかに小さいかがわかります。特に上下方向の視界確保に寄与しており、サイドウィンドウの隠れ方が全然違いますよね。
ローアングル。
比べてみると、デジタルアウターミラーは標準ミラーの1/3〜1/4ぐらいの大きさでしょうか?
これは未来感あるなぁ・・・
ホイールの違いもバッチリわかりますが、どちらも純正にしてはなかなかかっこいいホイールですよね。
さて、みなさんは「デジタルアウターミラー」あり/なし どちらがお好みでしょうか?
量産車世界初、デジタルアウターミラー装着車「LEXUS ES300h」、すでに各販売店でお披露目、公道試乗も開始しています。
明日は公道試乗レポートをお伝えさせていただきたいと思います。
価格情報等は以下のとおりです。
■ES300h”version.L”見積もりなど
http://www.namaxchang.com/article/461665857.html?1540642442
■ES300h”F SPORT”見積もりなど
http://www.namaxchang.com/article/461644671.html?1540642350
■ES300h”標準”グレード見積もりなど
http://www.namaxchang.com/article/461627252.html?1540642493
2018年10月26日
LEXUS ES300h 予約受注台数は2200台!
デジタルアウターミラーがまさかESで発表されるとは、数ヶ月前まで想像も出来ませんでしたね。
当方は週末まで実車を見れないのでぜひ高解像度画像でレポートされている、ワンダー速報さんでご確認を!
http://drumsyos.blog.fc2.com/blog-entry-2557.html
さて、impress carwatchでは、ESのデジタルアウターミラーのカメラが「panasonic製」であることが記事になっています。
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1149870.html
また、デジタルアウタミラーを制御するEUCについては、「DENSO製」であることも。
量産車世界初の装備を構成する主要部品のサプライヤーが日本企業であるのは嬉しい限り。
デンソーのニュースリリース
https://www.denso.com/jp/ja/news/news-releases/2018/20181025-01/
さて、ES300hの記者発表はなんと、東京日比谷の「LEXUS MEETS…」で行われましたそうです。
impress carwatchでレポートされています。
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1149729.html
その場ではESの予約受注台数が「2200台」で有ることが報告されたそうで、月販目標販売台数350台の「約6.2倍」にあたります。
この中には「デジタルアウターミラー装着車」は含まれていないため、実際には潜在的な需要は少なくとも「3000台」程度はあるのではと予想します。
(なお、トヨタ/レクサスでは、発売から1ヶ月後に正式な予約受注台数が公表されます)
他のLEXUS車と比べれば現時点では地味な数値ではありますが、そもそもESの知名度はまだそれほど高くなく、今後はその端正なルックスと上質な内装、先進装備で魅力を増していくのではと思います。
ただ、どうしてもそのボディの大きさ、最小回転半径の大きさは所有にあたり都市部では駐車環境の点でネックとなりそうです。
しかし、とにかく楽しみなのは「デジタルアウターミラー」!週末にはさっそく体験したいと思います。
2018年10月25日
LEXUS基幹モデル「ES300h」ついに発売!
本カタログも配布開始、早速入手しました。
LCやLSで多かった開発秘話みたいな部分がだいぶ少なくなったのは残念ですが、余白が減り、写真が増え、見やすい内容になっていると思いました。
LEXUS トータルケア関係のページも刷新されていますね。
さて、実車の方も早速販売店に配備されていますが、なんとか「量産車世界初搭載」が実現した「デジタルアウターミラー」は、展示車・試乗車として積極的に店舗に配送されており、各販売店で見かけることができると思われます。
「レクサスディーラーは敷居が・・・」という方は、東京/日比谷、東京ミッドランド日比谷のLEXUS MTEETS…に早速展示されているようですので、こちらでチェックされるのも良いかと思います。
「デジタルアウターミラー」ですが、事前のCG画像に比べると、実車の電子カメラ付きのドアミラーはなかなかいい感じです。(結構かっこいい!!)
一方、室内側の「5インチモニター」はかなり後付感があるのと、ピラー部分に固定されるタイプ。
これはまぁオプションなのでしょうがないとは思いますが、現在の内装にはマッチしていませんね。
運転席側。まさに「レーダー探知機」のイメージ。
デジタルインナードアミラーほどではありませんが、画面の「解像度」も足りない感じです。
あとは表示遅延があるのかどうか。週末試乗でチェックしてみたいと思います。しかし、レクサスの基幹モデルになる「ES」で設定されたことは大変意義のあることと思います。
助手席側。
やはり後付感があります。今後の新型車では、ぜひダッシュボードやドアトリム上部に埋め込んでほしいところ。
情報公開からだいぶ時間が経過したので、カタログ上では特段サプライズはありませんでしたが、レクサス第3世代としてまさに「基幹(旗艦ではない)」モデルにふさわしいスタンダードな装備となっている印象です。今後のレクサス車は、「レクサスESの装備を超えるかどうか」がベンチマークとなりそう。
ただ、基本となる安全装置が「VDIM」ではなく「VSC」に留まるのは残念ですね。
エンジンルームのサスペンションタワーに巻かれているスポンジ材ですが、これはどうやらエンジンルーム内で発生する騒音を吸音して低減する「サスペンションタワーサイレンサー」というものらしい。これは静粛性に効果がありそう。
ディーラーオプションでは以前から話題になっていた、「プロジェクションカーテシイルミ」に注目。
価格は2個で22,000円と結構高価ですが、正規品ならではのきれいなロゴは一見の価値あり?
当方は早速発注しましたので後日装着レポートをさせていただきたいと思います。
オプションでは、TRD仕様のみ発表。あれ・・・モデリスタは?(設定なし??)
個人的にはリヤのディフューザー&マフラーはとてもかっこいいと思いました。
フロントスポイラー
リヤディフューザー
TRDパーツでは、エアロパーツの他、第3世代レクサス車にも流用可能な「エアロダイナミクスミラーカバー」も注目。
「風切り音の低減」に寄与するとの説明があるので、高速道路走行が多い方にはメリットあるかもしれません。
しかし結構高価ですねぇ(取付費別で60,480円)
ES300hでは、レクサスでは初となる新燃費基準(WLTCモード)も公開されています。
新型クラウン(2.5L HV)と比較してみると・・・
JC08モード燃費では、新型クラウンが優位ですが、WLTCモードの「郊外」と「高速」ではES300hが逆転(燃費が良)しています。
逆に、市街地では新型クラウンの方が若干優位になっています。
ESでは、特に意識しなくてもリッター18〜20km程度は簡単にマークできそうですね。レギュラーガソリン仕様なのも嬉しいところ。
現時点では試乗車の準備が出来ている販売店は少ないと思われますが、週末には試乗できる店舗も多そうです。
話題の「デジタルアウターミラー」に注目が集まる「ES」ですが、ESならではの「乗り心地」「快適性」がどれほどのものかぜひ味わってみたいですね。
いよいよLEXUS ES300h 発売!展示車ではここをチェック?
懐かしい大型FFセダン「ウインダム」は国内レクサス開業間もない、2006年初に販売停止となったそうですから、そこから12年を経て、大型FFセダンがついに復活です!
国産車では、「新型クラウン」という強力なライバル車も存在しますが、新型ESならではの「私的チェックポイント」を今一度整理してみたいと思います。
試乗前のご参考になれば幸いです。
■スタイリング
注目は、新型「LS」と見紛うばかりのスタイル!既存のレクサス車の中でも最も「嫌味のない」デザインになっていると思います。
”F SPORT”
”標準”&”version.L”
■エントランス
樹脂の質感、スカッフプレート、パワーシートスイッチ。そして助手席の8wayパワーシートなど。
非常に地味ながら、細かい点がESはちゃんと仕立てられています。
見過ごされがちな後席スカッフプレートやドアカーテシランプもしっかり。
ドアポケットにも小物は収納できますね。
■ステアリング周り
LEXUS ESのステアリングは上質な仕上げになっています。使用頻度の高いスイッチ類もヘアライン加工がされています。
この部分は新型カムリと部品共有する新型クラウンとは大きく質感が異なります。ぜひチェックしてみてください。
ラグジュアリーな”version.L”や”標準”でも「パドルシフト」が装備されています。
スピードメータも7インチまたは8インチのTFT液晶を採用。
■ドライブセレクトモード
ESはコンフォート寄りのセダンにもかかわらずスポーティに走行性能を切り替える「ドライブセレクトモードスイッチ」をメーター横に設定。
新型クラウンのように画面上で切り替えるのではないため、手間が要りません。
■ナビゲーションシステム
画質のよい12.3インチワイドナビゲーションシステム。TV画像と地図のW画面表示も可能です。
ナビゲーション周りの金属調パネルやオーディオパネルの質感も十分なもの。
アナログウォッチもおしゃれなデザインになっています。
ただ、「リモートタッチパッド」の操作性は人により評価が分かれます。この点、クラウンのほうが直感的な部分も多いので要チェックです。
■ドアトリム
ESは落ち着きのあるドアトリムを採用。新型クラウンのような「光沢部分」はかなり少なく、金属部分もサテン仕上げになっており、全体的に優しい色調になっています。
version.Lは夜間のアンビエントライトが非常におしゃれ。
マークレビンソン・オーディオスピーカーパネルは特にいい感じ!
新型クラウンにはない「本木目/バンブー/本アルミ」インテリアパネル
フィルム等の疑似パネルの質感も以前より大幅にアップしていますが、手触りや近くで見たときの質感などはやはり差があります。
■内装素材(ピラー/ルーフ)、前後ルームランプ、バイザー等
内装素材は地味ながらコスト削減が如実に現れる所。LEDランプの色調やルーフ、ピラーの手触りなども要チェック!
■後席の居住性
新型クラウンをしのぎ、新型LSとほぼ同等の広さを実現。
”version.L”にはコントロールボックスも配備、リヤシートヒーター、エアコン、リクライニングの調整が可能。
後席のセンタートンネルも低め。
膝前のスペースはほんと広い!!
一方、新型クラウンの「EXECUTIVE」では前席シートバックに「とっ手」があり、これはご高齢の方やVIPをもてなす際には乗降に便利かもしれません。(助手席肩口スイッチもあり)
新型クラウンも「EXECUTIVE」であれば後席の質感はなかなかのもの。ただ、コントロールパネルはちょっと派手すぎるような。
■「セミアニリン本革」の質感・縫製
”version.L”のセミアニリン本革は手触り・質感も良く、ステッチ等の縫製もよく仕上がっています。
ぜひ新型クラウンの本革仕様と比べてみて下さい。
”F SPORT”のL-texも新型クラウンの本革と遜色ない仕上がりになっていると感じます。
”F SPORT”のスポーティなシートはデザインとホールド性も非常に魅力的!
■電動パワートランク
新型クラウンでは採用されていない電動パワートランクの設定あり。輸入車でもおなじみ、バンパー下で足を動かして開閉するハンズフリー機能も搭載。
ラゲージ下の容量も要チェック!
2018年10月07日
レクサス ES300h version.L やはりいいですね〜
LEXUS ES300h では、”標準”グレード・”version.L” と ”F SPORT”ではフロントグリル&前後バンパーが差別化されています。
今回の展示車は”version.L”であるため、「縦フィン」とバンパーロアのガーニッシュが細長であることが差異ですね。
こちらの顔のほうが好み、という方も多いのでは?
▼version.L
▼F SPORT
フロント部分アップ。
奇抜なデザインが多かった最近のレクサス車では実に正統派で安心して見れるデザインですね。
ver.L専用のノイズリダクションホイールも公開!
ハイパークロムメタリック塗装をしているので金属感があり、なかなか綺麗です。
最近のレクサスのホイールは単純なグレーっぽいアルミホイールがほとんどなくなり、切削加工かハイパー塗装がされているものが主流となり、デザインも良くなりましたね。
内装はversion.L専用カラーの「リッチクリーム」に、インテリアは「縞杢」を採用。
リッチクリームは、2015年発売の「RX」やマイナーチェンジした「GS」で採用されたカラーですが、ESにも非常に似合っていますね。
インナードアハンドルは「LC・LS」と同等の品質でクオリティ高し。
そして、リッチクリームの場合は、ドアトリムが部分ごとに色分けされているのが美しいです。
本木目パネルの下に「アンビエントライト」が仕込まれていますが、明るいところではほとんど見えませんね。
ただし、ドアポケットはもう少し容量がほしい所。また、内部には異音を防ぐレザー加工やラバー加工はされていないのが残念。
輸入車等はこういうところにも気を使っていますよね。
スピードメーターは既報通り、新意匠のものが使用されています。”F SPORT”のメーターは2013年発売のISから基本的に同じものが使用されているので見飽きた感がありますが、ESの標準メーターは新鮮な感じがします(笑)
国内では180km/hのスピードリミッターが搭載されていますが、260km/hスケールのものが使用されていますね。
運転席足元は”F SPORT”と異なり、シンプルなラバータイプのものが。フットレストはちょっと寂しい感じです。
FF車ですが、他のレクサスモデルと同様、アクセルペダルはオルガン式を採用。
”version.L”の特徴として、助手席「肩口」のシート調整スイッチがあるのも特徴的ですよね。これは高級セダンならではの装備。
レザー自体も「セミアニリン本革」でとても柔らかく風合いが良いですね。
ESの”version.L”では、最近あまり見かけなくなった「助手席 シートポジションメモリ」も搭載します。
必要な方には本当に便利な装備ですが、レクサス車でも採用車両が減少傾向にあります。
なお、ドアトリムには、セーレン社の特殊加工が施されており、見栄え向上に寄与しています。
インナードアハンドルのすぐ上部には、密かにイルミネーションのスリットが、ES”version.L"には装備されています。(UXにはなし)
リヤ部分についてはESクラスになると、ステンレスパネルのスカッフプレートが装備されます。
また、前席シート下には「LED照明」があり、足元を照らしてくれるのも嬉しいところ。第2世代レクサスの前半(暗黒期?)ではこのような一見無駄な装備は次々と削除されコストダウンを進めていましたが、第3世代レクサスでは積極的に取り入れていますね。
アンビエントイルミネーションは、リヤドアにも装備されています。
とても綺麗なイルミネーションは純正ならでは。社外品だとここまで綺麗に「細く・均一」に光らすことはできないでしょう。
その他、”version.L”専用装備といえば、地味ながら「リヤドア・リヤクオーターサンシェード」(手動)
フィルムは・・・という方も多いと思いますが、高級セダンならではの装備と言えます。
そして最大の特徴といえば、やはりリヤの居住性、リヤコントロールパネルではないでしょうか?
最大7度のリクライニングなので、LSと比べればほんの僅かではありますが、やはり角度が変更できるのはリラックス度合いが違いますね。
また、リヤシートヒーターに加え、後席専用のエアコンコントロールが加わるのは高級セダンならではの装備。
ESらしさが味わえるのはやはり”version.L”ではないでしょうか?
LSのような液晶スクリーンはありませんが、わかりやすいようにスイッチが配置されています。
ドリンクホルダーも静かに開閉し、底面にはラバー仕上げ。
▼version.L
▼F SPORT
”ES300h ”version.L”の見積もり情報は以下の記事でもレポートさせていただいております。
■LEXUS ES300h ”version.L” 見積もり&装備概要 (2018/9/15)
http://www.namaxchang.com/article/461665857.html?1538828175
2018年09月19日
レクサスES(ES300h)日本仕様に「パノラマルーフ」がなぜないのか?
日本での正式発売まであと1ヶ月ほどありますが、北米の公式サイト(https://www.lexus.com)では、ES350/ES300hのコンフィグレーターが実装されており、好みの1台をシミュレーションすることができます。
既報のとおり、日本仕様のESと北米仕様では異なる部分があるので、その違いを見つけるのも面白いと思いますし、ESを購入予定の方はぜひ一度違いを試してみるのも面白いと思います。
https://www.lexus.com/build-your-lexus/#!/series/ES/
北米での「ES300h」素のグレードは「DELIVERY, PROCESSING & HANDLING FEE」の「$1,025」を考慮したエントリー価格は「$42,335」となりますが、実際は素のモデルではほとんど出荷されておらず、何らかの「パッケージ」(メーカーオプションセット)が装着されていることがほとんどのようです。
そのため、日本の仕様に合わせてシミュレーションしてみることとします。
■ES300h ”標準”グレード近似仕様
「プレミアムパッケージ」と「ナビゲーションパッケージ」に加え、「BSM+PKSB」、「本木目パネル」、「ステアリングヒーター」、「電動リヤサンシェード」等のオプションを装着することで、「$47,545」となりました。
(ナビゲーションパッケージをつけるとブラインドスポットモニター(BSM)が強制装着となる)
なお、「電動ムーンルーフ」は日本仕様と同様、全車標準装備。
また、日本仕様ではMOPとなる「リヤスポイラー」は標準装備のようです。
■ES350 ”F SPORT” 近似仕様
北米の「ES300h」には”F SPORT”の設定がないようなので、V6NAエンジン搭載の「ES350」でチョイス。
「F SPORT」パッケージ装着に、「ナビパッケージ+BSM+PKSB」、「電動リヤサンシェード」、「3眼フルLEDヘッドランプ」、「AVS」を装着したところ、「$50,700」となりました。
日本仕様と異なるのは、減衰力可変ダンパーの「AVS」がオプション扱いというところでしょうか?
それにしてもES300hには”F SPORT”の設定がないとは、日本仕様は貴重かもしれませんね。
■ES300h ”version.L” 近似仕様
「ULTRA LUXURY」パッケージ装着に、「ナビパッケージ+BSM+PKSB+パノラミックビューモニター」セット、「3眼フルLEDヘッドランプ」、「18インチノイズリダクションホイール」、「HUD」、「ステアリングヒーター」のオプションを加えた仕様で「$53,250」。
ただ、残念ながら「パノラマガラスルーフ」は選択できない模様・・・ということは?
■ES350 ”version.L” 近似仕様
広大な「パノラマガラスルーフ」は、なんとV6NAエンジンを搭載する、「ES350」のみの設定の模様。
「ULTRA LUXURY」パッケージ装着に、「ナビパッケージ+BSM+PKSB+パノラミックビューモニター」セット、「3眼フルヘッドランプ」、「18インチノイズリダクションホイール」、「HUD」、「ステアリングヒーター」のオプションを加えた結果、「$51,940」となりました。
しかし「パノラマガラスルーフ」へのアップデートが「$500」というのは安いですね。
ということで、日本仕様のES300hになぜ「パノラマガラスルーフ」の設定がないのか、という理由がわかりましたね。
北米でも「ES350」にしか設定がないため、それが答えと思われます。
(ES350”F SPORTにも非装着)
反面、リヤ席の「電動リクライニング機能」、「3席独立温度調整エアコン」、「リヤ席コントールボックス」等は北米仕様は設定がないと思われるので、日本仕様も頑張っていますね。
日本仕様では、”F SPORT”が「ES300h」にも設定されているのも特徴と言えそうです。
その他、北米には、日本仕様にはない魅力的なディーラーオプションが存在します。
そのうち、代表的なものを紹介させていただきます。
■スカッフプレートイルミネーション・・・ $379
日本の第3世代レクサス以降採用されていないイルミ付きスカッフプレートで、LEXUSロゴが発光するタイプです。おそらく日本仕様にも装着可能ですので、輸入して取り付けるのアリでしょう!特に”version.L”には似合いそうですね!
■トランクシルイルミネーション・・・$450
ESのトランクシルは黒い樹脂パーツですが、このオプションは「メッキ仕様」となり上質になる上に、さらにLEXUSロゴ入りのイルミが。好みは分かれそうですが、これは目立ちますね!取付はちょっとめんどくさそうですが、これも魅力的なアイテムと思います。
2018年09月15日
LEXUS ES300h ”version.L” 見積もり&装備概要
「デジタルアウターミラー」が装着可能な話題のグレードで、後席重視のグレードとなります。
デジタルアウターミラーについては、プレカタログでも大きく特集されています。
「世界初」と表示されていないのは、本冊子印刷時には本当に世界初になるかどうか不明だったからだと邪推します(笑)
結果的には、世界初「*2018年9月5日現在」と表示してよかったのでしょうね。
まるでレーダー探知機のようなモニターは違和感がありますが(しかもAピラーから生えている・・・)カメラ付きミラーの形状はなかなか先進的です。
ただ、電子ミラーの操作が、パワーウィンドウスイッチパネルにある「ミラースイッチ」を流用して操作するのは少しどうかなぁと思います。
従来の物理ミラーとは違い、画面の切り替え/広範囲化などの機能もあるので操作頻度も増えると思うので、ぜひステアリング部に移設してほしいと感じます。
また、問題は、画質でしょうね・・・どれだけ高精細な映像が表示できるか。「デジタルインナーミラー」と同等の画質だとかなり不満が残りそうです。
さて、”version.L”にフルオプションを装備した場合の概算見積もりは次の通り。
車両本体価格は既報通り「698万円」です。
■ES300h ”version.L” 概算見積もり(フルオプション)
多くの装備が標準でついているので、思ったより価格は上昇しない印象。これに、フロアマットやロックナット、ナンバーフレーム等を付けてもコミコミ800万円には収まる計算です。
「デジタルアウター」、「デジタルインナー」の各デジタルミラーを装備しない場合は、約45万円ほどダウンする、と考えて良いでしょう。
さて、”version.L”といえば、レクサスLS、GSといったプレミアムクラスのセダンと肩を並べるような装備が施されています。
次の画像でも、独特なシートパターンを持つ「セミアニリン本革」、「本木目インテリアパネル/ステアリング」、「助手席シートポジションメモリスイッチ」など王道のアイテムが。(「本木目インテリアパネル/ステアリング」は”標準”グレードでも備えているのはESの凄いところです)
特に、フリーキルティング仕様の「セミアニリン本革」シートはESでは”version.L””ならでは。
ではその他、”version.L”の独特な装備を振り返ってみたいと思います。
■「アンビエントイルミネーション」
これは意外なことに、”version.L”だけの専用装備となっています。
どおりで、先日「LEXUS MEETS…」で公開された”F SPORT”では備わっていなかったわけですね。
ドアトリム、助手席前、インナードアハンドル付近にLEDがインストールされ、ほんのり光る演出が施されるようです。
(DIYが得意な方は、部品取り寄せて移植できるかもしれませんね)
■後席居住性(コントロールパネル、3席独立オートエアコン、サンシェード、後席リクライニング、後席シートヒーター)
ESの後席はかなりゆったりしていますが、”version.L”には、新型クラウンの”EXECUTIVE”や、レクサスGS”version.L”のようなコントロールパネル付きのアームレストが備わっています。とにかく膝前のスペースの広さには驚いてしまいます。
リヤドア&クォーターのサンシェード(手動)も備えます。
その他「シートヒーター」や「後席専用のエアコン温度調整」、「電動リクライニング」も装備する唯一のグレードとなりますので、クラウンやレクサスGSにお乗りのオーナーの方も後席は満足できるのではないでしょうか?
■足回り
試乗レポートでも定評があった乗り心地の面では、”version.L”は次の通り、世界初を謳う、「スウィングショックバルブアブソーバー」と、微振動を吸収する「パフォーマンスダンパー」を標準装備しているため、もっとも乗り心地が良いのは容易に想像できますね。
”標準”ではパフォーマンスダンパーは備わりませんし、”F SPORT”ではスウィングバルブショックアブソーバーは備わりませんので。
昔ながらのコンフォートな乗り心地が期待できそうです。果たして、メルセデス・ベンツのような独特の世界観を実現できているでしょうか?
■ホイール
LSやGSにも設定されている、ノイズリダクションホイールを標準装備します。
個人的には、ESの純正アルミでこのホイールが一番かっこいいと思います。「ハイパークロームメタリック塗装」で、一番輝度も高く、質感も高そうです。
他のグレードではこのホイールはオプションでも選択できません。
その他、”version.L”専用装備は以下のとおりです。 (一部は推測)
意外なことに、パノラミックビューモニターは専用装備です。
・パーキングサポートブレーキ[PKSB](後方歩行者用)
・パノラミックビューモニター
・運転席10way調整式パワーシート、助手席肩口パワーシートスイッチ
・後席アコースティックガラス
先進安全装備や室内の快適性では、トヨタ/レクサスブランド内では、レクサスLSに次ぐものを備えているといえるでしょう。
最後は、内装カラーの組み合わせ。
”version.L”では明るい内装色の「リッチクリーム」が選択できるほか、海外ESでも定評のある「バンブー」ステアリング&オーナメントパネルが選択可能です。(”標準”では選択不可)
また、前述のとおり、ESのシート表皮は”version.L”が「セミアニリン本革」、その他が、合成皮革の「L-tex」ですが、L-texでも厚みのある皮革を使用しているので、かなり本革に近い風合いで、NXやCTの「L-tex」とは別物のようです。(不安な方は販売店のサンプルで必ず確認しておください。)
ただし、シートは「ファブリック系が良い」、という方は残念ながらESでは設定がありません・・・
さて、いよいよ週末、ご契約に至る方も多いと思いますが、非常に高価な車両です。
ぜひ悔いのないグレード・メーカーオプションの選定を!
2018年09月13日
世界初!ESデジタルアウターミラー解禁&価格・見積もりは?
https://lexus.jp/pressrelease/news/20180912.html
当ブログでも、読者の方から情報を頂き、7月1日から「デジタルアウターミラー」の記事をアップしておりましたが、ようやく正式に解禁です。
■新型レクサス ES 日本初!あの装備が!(驚!) <2018/7/1>
http://www.namaxchang.com/article/460288449.html?1536750051
3連休明けには、Audiが新型電動車「e-tron」、その後もメルセデスベンツなどもデジタルアウターミラー搭載車を発表するとのことですので、10月24日のES発売日では遅く、その先にニュースリリースする必要があったと判断されたのかもしれません。
かくして、新型LSで断念された「デジタルアウターミラー」は日本市場のESにて世界初搭載のニュースリリースが行われました。
後付感のある電子モニター等については様々な意見があるとは思いますが、これは大きな一歩と思います。
批判するのは簡単ですが、これを2018年度中に、トヨタ自動車(レクサス)が世界のライバルに先行し量産車に投入、しかもESの販売数がそれほど大きくないと思われる日本市場にこのタイミングで先行投入というのは非常に意義のあることと思います。
そのため、現時点では「後付感の」ある仕様となっているのは致し方ないと考えます。今後のフラッグシップ系のモデルチェンジ時にはドアトリムアッパー部分や、ダッシュボード等に埋め込まれることになると思います。
なお、デジタルアウターミラーの操作は、運転席側の「パワーウィンドウスイッチ」にて行うようで、そのためデジタルアウターミラー装着車のみ、レクサスLSやLCで採用されているタイプのスイッチに変更されるようですね。
さて、ESについては、すでに販売会社での受注が開始されており、今週末には多数の方がご契約を予定されていると思います。
週末に向け、数回に分けてレクサス「ES300h」について情報を再整理・情報共有させていただきたいと思います。
まず第1回目は、一番お求めやすい、レクサスES300hの”標準”グレードの価格について。
なお、すでに各グレードに関して、「ワンダー速報」さんでもレポートされていますのでこちらも要チェックです!
■新型レクサスES見積もりました!オプション価格も!おすすめグレードは?
http://drumsyos.blog.fc2.com/blog-entry-2472.html
最近のレクサスでは「セミアニリン本革を備えた豪華装備の”versionL」と「スポーティな内外装と減衰力可変ダンパーを備えた”F SPORT”」のどちらかに受注が偏る傾向があるようですが、「ES300h」に関しては、通常のレクサス車の”標準”グレードでは省かれることが多い、以下のような装備を標準で備えていますので、ESの場合は、標準グレードでも十分商品力があると思います。これに「メーカーオプション」で装備を増強していくという選択肢もおすすめかと。
・パーキングサポートブレーキ(静止物)[PKSB]
・サンルーフ(ムーンルーフ)
・合成皮革シート(L-tex)
・シートヒーター&シートベンチレーション
・ステアリングヒーター
・運転席・助手席8wayパワーシート
・運転席ポジションメモリー
・電動チルト&テレスコピックステアリング
・オート電動格納式ドアミラー(リバース連動、メモリー機能付)
・電動リヤウィンドウサンシェード
・カードキー
・アクティブコーナリングアシスト[ACA]
・スウィングバルブショックアブソーバー
・アクティブノイズコントロール(ANC)
さて、メーカーオプション「全部付け」のES300h”標準”は、コミコミ約「658万円」前後となります。
実際はこれに「フロアマット」やホイールロックナット、ナンバーフレーム、ドライブレコーダー等で「+20万円程度」を見積もっておくとイメージが湧くと思います。ハイブリッドカーで燃費基準を達成しているため、自動車取得税等が「ゼロ」なので諸費用がかなり安い・・・!
■ES300h ”標準”グレード 概算見積もり <MOP全装備版>
メーカーオプションで高価なのはなんといってもカッコいい「3眼フルLEDヘッドランプ」+「上下2段式アダプティブハイビームシステム(AHS)」+「マルチウェザーライト」のセットオプションです。(187,000円+税)
これは、レクサス「新型LS」譲りの装備で、トヨタブランド車でも設定されていない先進性の高い装備ですが、さらに18インチアルミホイール(102,000円+税)を考慮すると、車両価格が上位グレードの”F SPORT”(6,290,000円)に結構近くなるため、なかなか悩みどころかもしれません。
「都市部走行がメイン」で、「後席重視ではない」方は、”標準”グレードに「3眼フルLEDランプセット」と「18インチアルミホイール」はどちらも「装備せず」割り切るのも良いのではと思います。ただ、フロントウィンカーが「電球」と思われるのは今どき少し抵抗がある方も多いでしょう。(なお、リヤは標準で、「フルLED」です)
また、”標準”グレードには、スピーカーグリルが大変かっこいい、「”マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステム」(221,000円+税)は装着することができませんので要注意です。
”標準”のヘッドランプと”3眼フルLEDヘッドランプ”のイメージ写真は次の通り。
なお、新型ESには、既報のとおり、日本導入にあわせ、”F SPORT”グレードの設定でスポーティさを高めるほか、「TRD」や「モデリスタ」ブランドの純正エアロパーツもラインナップされます。
「TRD」仕様のイメージ画像は次の通り。なかなかスポーティですね!
次回は、”F SPORT”グレードに、TRDエアロパーツを装着した場合の概算見積もり価格についてもレポートさせていただきたいと思います。
2018年09月06日
レクサス ES300h「ムーンルーフ」動作はどうなってる?
<北米仕様> パノラミックルーフ
日本仕様は、一般的な「ムーンルーフ」ですが、どのように動作するか撮影しましたのでご参考になれば・・・
【動画(youtube)】 ES300h ムーンルーフ開閉動画
最近のレクサスに多い、ガラスが外に露出する、「アウタースライド式」ではなく、ガラスルーフが天井に収納される方式となっています。
それでも閉塞感はなく、室内高を確保しているのには驚きです。
なお、室内側からはこのような感じ。それほど圧迫感もありません。
(ただ、天井の素材がイマイチなのは残念でなりません・・・)
室内ルームランプはこのような感じです。
2014年にデビューした「NX・RC」とほぼ同デザインで、タッチセンサー式のLEDルームランプ。フラットかつ、操作性もデザインもいいですね。
トヨタ・ブランドと違い、サングラスホルダー(小物入れ)がないのが残念です。
さて、「LEXUS MEETS…」での「ES300h プロトタイプ」お披露目会に関してはこれでいったん終了させていただきます。
少しでもESをご検討されている方の参考になれば幸いです。
また、過去記事も合わせてご覧いただければ幸いです。
■レクサス ES300h(日本仕様)実車見てきました!(速報編) (2018/9/1)
http://www.namaxchang.com/article/461431288.html?1536074681
■レクサス ES300h(日本仕様)実車見てきました!(マニアック編)(2018/9/2)
http://www.namaxchang.com/article/461451299.html?1536074748
また、「ワンダー速報さん」でも詳細に公開されていますので、あわせてご覧いただくと、ほぼ会場に訪問されたような雰囲気が味わえるかと思います。
■【後席の広さを画像で】レクサスES300h F SPORT見てきた!後席ラゲッジの評価は?
http://drumsyos.blog.fc2.com/blog-entry-2479.html
2018年09月03日
レクサス ES300h(日本仕様)実車見てきました!(マニアック編)
今回は、ちょっとマニアックなポイントをまとめてみました!
主要なポイントを撮影した、「速報編」は前回ブログにまとめていますので、概要に関しては以下の記事を先にご覧いただければと思います。
■レクサス ES300h(日本仕様)実車見てきました!(速報編)
http://www.namaxchang.com/article/461431288.html?1535892065
さて、ES300h ”F SPORT”(プロトタイプ)で、前回お届けできなかった少しマニアックなポイントをレポートさせていただきます!
■前席ナビゲーション画面&アナログクロック
ESのアナログクロックですが、夜間は「LEXUS」ロゴ自体も光りますし、針の形状やメモリがとても細かく、すっきりとしていて、とても綺麗だと思います。
■前席 ヘッドアップディスプレイ(HUD)
大型のHUDで、かなり視認性が高いです。輸入車勢より価格も安いですし、装着されると未来感あって、良いと思います。
速度や簡易ナビ、そしてなによりロードサインアシスト(RSA)の標識表示にも対応するのはとても便利と思います。
■前席(運転席)パワーウィンドウスイッチ
詳細に見たい!とのリクエストをいただいたので「拡大版」です。
ドアミラー調整スイッチは動作状態のLEDランプがない簡易版です(傾き具合で動作状況を確認する必要あり)、パワーウィンドウスイッチもメッキ/サテンメッキの加飾がない仕様になっています。スイッチベースは軽めの塗装仕上げですが、もう少し質感を高めてほしいと感じる方もいらっしゃるでしょう。
■前席 マークレビンソン・スピーカーグリル
こちらも詳細画像リクエストいただいたもの。ESオーナーさん、予算許せば、絶対つけてくださいね!
かなりかっこいいです。
■前席 ETCカードホルダー
第3世代レクサスでは、従来グローブボックス内にあったETCユニットが運転席に移動しています。
(私的には、助手席側の方に、ETCカードの入れ替えをしてもらえなくなったので不満ですが・・・)
残念なのが、LCやLSと同様、「小物入れ」の機能がないことです。
せっかくなら小物入れも(ほんの少しで良いので)付加してほしいところです。
■前席 おくだけ充電(Qi)
iPhoneX等でも対応している、Qiですが、この場所にあります。後付感がないのは最高ですね!
コンソール内部は結構深いので、内部に外付けの「給電装置」をつけるのも手だと思います。(やすいし)
■前席 カップホルダー
前席のカップホルダーは、内部の板が収納され、深さが調整できるようになっています。
滑り止めのゴム仕上げなど、異音にも気を使っています。
■前席 スマホホルダー(取り外し可)
スマートフォンやUSBオーディオ等を立てかける専用のホルダーがついています。取り外し可能です。
USB端子もこの辺にあるので、普段はこの場所に設置することが推奨されているのでしょう。
スマホ置き場所がちゃんとあるのは考えられていますね。
■前席 デジタルインナーミラー
新型LS以降、トヨタブランドの新型車にも続々採用されています。私的にはまだまだ解像度の面であまり好きではないのと、デザイン自体がもう少し洗練されれば、と思います。
後席に家族やゲストが乗られる場合は、後方視認性の向上のためにも確かに有効と思います。デジタルインナーミラーを装備すると、リヤカメラがさらに1つ追加され、ツインカメラになるようです。
■後席 センターアームレスト
”F SPORT”のセンターアームレストです。さすが600万-700万クラスの車なので、よく出来ています。
レザーの素材は「L-tex」ですが、本革に近い風合いを実現しています。
小物入れにもちゃんと「ラバー」が引いてありますし、ドリンクホルダーも格納式で、展開の動作も上質です。
このあたりのパーツもちゃんとガンメタ塗装してあるのは嬉しいですね。
■ボンネット内部
ボンネットは直4エンジンということもあり、エンジンカバーは最小限です。
個人的に「おっ!」と思ったのは、
画像左側、「サスペンション」周りに、吸音材or制震材と思われる、黒いマットが広範囲に貼り付けられていたこと。これにより、下回り方の振動やノイズを低減しているのだと思いますが、こういうパーツはまっさきに削られてもおかしくないので、静粛性等に気を使っているのだと感じました(勝手な想像ですが)
■トランク内部
キックオープン式のパワートランクリッド(電動)が装備されているのは新型クラウンとは大きな違いですが、内装のトリムもしっかりはられていますね。ただ、アーム周りは少し貧弱な印象も受けました。
トランクは、さすが日本車、ゴルフバックがちゃんと横置きできます!いやー広い・・・
照明はLEDです。(1個) また、トランク右側には、AC100Vコンセントも備わっています(メーカーオプション)
ラゲージ内のボードを持ち上げると、パンク修理剤やジャッキ、小物入れが見えます。
■ヘッドランプ(サイド)
LEXUSロゴが見えます。新型LSとと同様ですね。
■リヤアンダー部分
リクエスト頂いた部分です。
下部のリフレクター周りは、無塗装樹脂になっていて、その周辺を漆黒メッキがカバーしている構造です。
このあたりを塗装するとイメージが変わるかもしれませんね!(もしくはTRDやモデリスタのエアロパーツ装着など)
■リヤサイド部分
こちらもリクエストいただいた部分。新型LS,クラウンと続く、「シックスライト」部分ですね。
ホイールの形状やカラーもありますが、おっさんセダンではなく、とてもスポーティです。
タイヤ・ホイールも結構頑張っていて、フェンダーとの隙間もそれほど気になりません。
さて、かなり遠方から訪問された方もいらっしゃったようで、ESの初お披露目は大盛況だったようですね。
次は来月、六本木ヒルズでの展示となるようで、”F SPORT”以外のバージョンもぜひ展示してほしいところです。
まだ、可能であればせめて名古屋ミッドランドスクエアあたりに展示してほしいですよね。
2018年09月02日
レクサス ES300h(日本仕様)実車見てきました!(速報編)
(展示は9月2日(日)まで、東京ミッドタウン日比谷の「LEXUS MEETS…」にて)
今回は「速報編」として「ES300h」<プロトタイプ>のおおまかなポイントをまとめてみました。
マニアックな点は後日別途編集して記事にさせていただきたいと思います。
なお、「ワンダー速報」ドラヨスさんも記事をアップされています。あわせて参照いただければと思います。
http://drumsyos.blog.fc2.com/blog-entry-2475.html
展示車は、ES300h ”F SPORT”。
右ハンドル仕様のプロトタイプですが、かなりの仕上がりでしたので、ほぼこのまま市販されるものと思われます。
ボディカラーはF SPORT専用のホワイトノーヴァガラスフレーク。室内色は「フレアレッド」で従来の(海外仕様の)ESにはなかった鮮烈なカラーです。
正面から見ると、新型LSに見えてしまいますね!(隣にはLCがおいてありますが、ホワイトのLSがあれば比較でできて良かったのですが・・・)
ホイールは19インチの”F SPORT”専用ホイール。タイヤはダンロップの「SP SPORT MAXX」を装着していました。
(レクサスにはよく採用される銘柄で万能選手ですね!)
動力性能には見合っていると思いますが、ローター&キャリパーは少しさみしい感じです。
「3眼フルLEDヘッドランプ」を装着していて、精悍でした。まさにLSライク!
フロントウィンカーは海外動画とは異なり、シーケンシャルタイプ(流れる)が採用されていました。しかし、新型クラウンと同様、少しLEDのつぶつぶ感があるタイプです。
■点灯動画を撮影してきましたので参考にしてください。
[動画 youtube ES300h フロントウィンカー点灯状態]
期待以上だったのが、L字のクリアランスランプです。非点灯時は乳白色っぽくなっており、LSやLCの光り方に結構近く、かなり綺麗に光ります。上下2段式アダプティブハイビームシステムを搭載していることもあり、コストをかけている印象でとても見栄えが良いです。
テールランプは、安心できる形状!現行レクサスでは一番オーソドックスかつ無難なデザインですが、上質感あります。
”F SPORT”のため、リヤスポイラーが装備されているのがいい感じですね!
なお、既報どおり、リアウィンカーはその場所柄、シーケンシャルタイプではありません。(流れません)
■点灯動画を撮影してきました(短い・・・)
[動画 youtube ES300h リヤウィンカー点灯状態]
真後ろから見ると・・・マフラーが見えません!
腰高感は多少ありますが、結構スッキリしたデザインですね。
なお、中央にカメラがありますが、バックカメラと、デジタルインナーミラーのカメラの2種類設置されています。
さて室内ですが、「フレアレッド」の内装はなかなか刺激的です。(従来は「F」モデル用でしたし)
ブラックメッキで加飾されたシート調整スイッチ、本アルミインテリアパネル、ステンレススカッフプレートなど所々のアクセントがいい味出していて、パッと見た感じはなかなかの品質感です。
全般的に、新型クラウン以上の高品質感が確保されていることが確認できました。「GS」クラスからの乗り換えでもそれほどグレードダウンした感はありません。よく出来ていると思います。
助手席側もちゃんと「8way」のパワーシートが備わっているところが、レクサスらしいですね。
(新型クラウンでも助手席は「4way」のパワーシートしか備わりません)
足元は見栄えの良いアルミペダルを装備。アクセルは、オルガン式。
省略されがちなフットレストもアルミタイプがあしらわれています。
足元照明のLEDのイルミもバッチリ点灯していました。
運転席ドアトリムは、下部が硬質なハード樹脂ですが、それ以外はしっかりソフトパッドまたはL-tex(合成皮革)で包まれており、質感を確保しています。特に肘を乗せることもあるドアトリムはうまく出来ていると思います。
インナードアハンドル(ドアノブ)の塗装も「LC・LSや」と同様の金属調塗装であり、手抜きなし。
ただ、パワーウィンドウスイッチ自体には、サテンメッキ等の加飾がないのは意外でした。(プロトタイプだから変更されるかも?)
ここは市販バージョンで確認したいところ。(結構見栄えに影響します)
ポジションメモリースイッチはちょっと目立つタイプですね〜
このあたり、欧州車のようにももう少し目立たない位置にできないものでしょうか。
ドライブモードセレクトスイッチは、UXと同様、樹脂仕上げで、LC・LSのような「ガンメタ塗装」ではありませんでした。
ここは差をつけてきましたね。ただ、操作性には問題ありません。
しかし「マークレビンソン・スピーカーパネル」は見栄えいいですね〜。ESはマクレビ、つけましょう!
オーディオパネルにうまく、シート空調関係のスイッチが埋め込まれています。(効率よく配置されていますね!)
「マークレビンソン」のロゴがここに入りますが、特別パネル自体に加飾が加わるわけではないようです。
他ブランドでは徐々に物理的なメディアスロットが廃止されていますが、レクサスESでは、CD/biu-rayスロットも残したまま。もちろんSDカードスロットも備えています。
運転席に座った感じはかなりしっくりしました。ステアリングのパンチングレザーの感じも良いですし、ステアリングスイッチ類もLSのようにヘアライン加工がしてあり、指紋が目立たないタイプ。よく出来ていると思います。
”F SPORT”用のアナログクロックがかなり綺麗でカッコいいですよ!
ナビ/オーディオ周りの仕上げも上々。インストルメントパネル周りのデザインは「RX」や「カムリ」ライクですが、素材をうまく使い分けていて安っぽさがありません。(ハード樹脂はところどころありますが、うまく手・体が触れない部分に限定しています)
さて、ご検討者の方からしばしばご質問をいただく、”F SPORT”の「L-tex」シートですが、見栄えはご覧のとおりとても良いです!
そして気になる質感ですが、NXやCTの「L-tex」とは違い、ちゃんと「厚み」があり、ツルツル感も相当押さえられているので、本革に近い風合いとなっていますのでご安心ください!(ただ、リヤ席に関しては少し滑る感じがありました)
質感自体は「RC」や「IS」の「L-texシート」と同等と考えて良いと思います。
なお、匂いなどは個人差があるので、気になる方はご確認されたほうが良いと思います。(当然、本革の匂いはしません)
言われなければ「本革」と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
(このあとレクサスの本革シートorセミアニリン本革装着車と比べるとたしかに違いはありますが・・・)
それにしても、ESにも結構フレアレッドが似合うのは新発見でした。ドアトリムもいい感じでL-texが巻かれていますね!
さて、リヤ席ですが、LSと同等以上のカップルディスタンスですので、とにかく広い!!
ただ、頭上はそれほどのクリアランスはありませんので背が高い方などは要チェックです!
FFですが、なぜか中央には少し小高いセンタートンネルがあります・・・(FR系よりは低い)
実際座ってみましたが、かなりゆったりしてます!
つま先も余裕でシート下に入りますし、そもそも膝前のスペースが広い(笑)
そして、フロントシート下にLED照明が仕込まれているので、足元もほんのり照らされていますね。
「2.1A」対応のUSB端子、上質なドリンクホルダーもあるので、後席もゆったりできますよ。
FFなのにセンタートンネルがあるのは少し残念ですが・・・今度の派生車種展開が予想される?(剛性強化? AWD? ES350?)
成人男性でもゆったり座れますね!”F SPORT”のセンターアームレストも結構仕上がりがよかったので、”version.L”の方は期待して良さそうです。また、リヤ席にもスカッフプレートは備わります。ただし、LEXUSロゴは入っていませんでした。
リヤのドアトリムもフロントと同様の出来栄えで、マークレビンソンのスピーカーパネルを備え、本アルミのインテリアパネルもあります。
もちろんLSとは質感は違いますが、値段なりによく出来ていると感じました。
室内の装備や質感に関しては概ね好印象ですが、残念だったのは、「天井、ピラー、バイザー」等の素材が今一つであったこと。
これはNXやCTのような目の荒い素材が使われており、(プレミアムクラスの輸入車でも同様ですが)ここは残念なところです。
市販品では改善されていればいいのですが・・・
(写真で見ても「素材の目の荒さ」わかると思います)
「サンルーフ」については非常に珍しく「全車標準装備」されますが、最近主流の「アウタースライド式」ではなく、室内ルーフ内にガラスがスライドして格納される形式なのでオープン時もスッキリしています。風切り音にはこちらのほうが有効でしょうね。
なお、現時点では日本仕様に「パノラマルーフ」の設定はないようです。
トランクは広いですね!後部座席下に小型化されたハイブリッドバッテリーが移設されたおかげと言えます。(なお、トランク上部のトリムはしっかり設置されていたのでご安心を!(海外動画では鉄板むき出しだった))
なお、キックオープン式の「パワートランクリッド」が装備されていました。
さて、取り急ぎ「速報編」としてアップさせていただきました!!
ESにご興味のある方はぜひご確認をおすすめします!私的には静的質感はとても好印象でした。
最近のレクサスは子育て世代や若者世代に向けた車やスポーティな路線の車が多かったように思いますが、今回のESは結構ご年配の方が多数来店されて、じっくりチェックされていたのがとても印象的でした。やはり「王道のセダン」の需要はまだまだあるのだなと感じました。
またそうやって歴代クルマを乗られてきた諸先輩方がレクサス「ES」に注目されているのは嬉しくも感じました。
今回のプロトタイプを見る限り、「ES300h」は、(ボディの大きさ、小回りの効かなさは如何ともしがたいですが)内外装ともに、これまでセダンを乗り継いで来られた方にも十分訴求力のある商品力を持っているのではと感じました。
「燃費が良く、乗り心地もよい。万全な安全装備、過剰なパワーは不要、ゆったりとした上質な空間・・・」ツボにハマる方も多いのでは?
・各販売店でのオーダ受付は9月12日ごろからのようです。(一般顧客むけの生産は12月以降の模様、年内納車はかなり少数?)
・販売店によりスケジュールが異なると思いますので詳細は各販売店でご確認ください。
2018年08月25日
新型LEXUS ES300h 国内展示決定! 価格も決定か?
ESだけではなく、新型「UX」の日程も公表されていますが、「ES」に関しては一足速い公開となります。
日程は以下のとおりで、現在は東京エリアのみ公開。
NXやRXのときのように全国主要都市でのお披露目もあると思われます。
当方も全会場でチェックしてくる予定ですので、遠方でご覧になれない方の参考になればと思います。
ESの展示仕様が判明次第レポートしたいと思います。
[追記]「UX」の展示が9月23日(日)〜9月24日(月・祝)に変更されています。
また、その後の六本木ヒルズでの展示も10月1日(月)〜10月8日(月・祝)に変更されています。
さて、「ES300h」に関してはすでに車両本体価格、主要メーカーオプションが決定したとの情報をいただきました。
今回は「暫定版」として、車両本体価格について情報共有させていただきます。
■ES300h ”標準”
予定価格・・・5,800,000円 (8%税込)
<コメント>
予想は、「550万前後」でしたが、だいぶ外れてしまいました(汗
2012年以降のレクサス(いわゆる第2世代レクサス)では、各車”標準”グレードは廉価版的なイメージが強く、大多数の方が”F SPORT”や”version.L、(一部車種では”IPackage”)を選択されていたようですが、「ES300h」に関しては”標準”グレードでも従来のレクサス車での”IPackage”的な装備が織り込まれていることから、”標準”グレードに好みのメーカーオプションを装備、というのは良いと思います。
3眼フルLEDヘッドランプもMOPとして装備可能ですし、注目のスイングバルブショックアブソーバーやアクティブコーナリングアシストも標準装備。
同じレクサスでは「IS300h version.L」とほぼ同価格となります。
また、「GS300h "I Package" 」が6,560,000円ですので、ESは「約76万円」安い計算です。
トヨタブランドの「新型クラウン 2.5LHV ”G”」が5,621,400円ですので、これより「約18万円」高い計算です。クラウンは更に値引きがあるのでコストパフォーマンス比べると分が悪そうですが、乗り心地・静粛性などはぜひ比較してみたいところです。
■ES300h ”F SPORT”
予定価格・・・6,290,000円 (8%税込)
<コメント>
こちらはほぼ想定通りの価格帯でした。適正価格と言えます。
減衰力可変サスペンション「AVS」が装着される唯一のグレードとなります。
従来のレクサス車と異なり、本革シートへのアップグレードがなく、「L-tex」シートのみとなることには注意。ただし、ISやRCで採用されているような本革に近い質感の「L-tex」を採用しているようです。(NXやCTとは異なる模様)
同じレクサスでは高出力3.5LNAエンジンを搭載する、「IS350 ”F SPORT”」とほぼ同価格となります。
また、「GS300h ”F SPORT”」が6,993,000円ですので、ESは約「70万円」安い計算です。
トヨタブランドの「新型クラウン 2.5LHV ”G”」が5,799,600円ですので、これより「約50万円」高い計算です。
■ES300h ”version.L"
予定価格・・・6,980,000円 (8%税込)
<コメント>
こちらもほぼ想定通りの価格でした。現在のレクサスヒエラルキーではここしかない価格帯。
駆動方式が「FF」セダンとしては高価な印象ですが、装備を考慮すると価格アップ幅は妥当と思われます。
注目の「デジタルアウターミラー」の設定や「乗り心地がよく、静粛性が相当高く、4座ともゆったり」というかつてのレクサス像を受け継いただとも言える、”version.L”の人気が高くなりそうです。
「セミアニリン本革」を備える唯一のグレードで、後席居住性を強化。マッサージ機能はないものの、新型LSと比べても遜色ない居住性・快適性・静粛性を確保している模様。
同じレクサスでは「GS300h ”version.L”」の7,171,000円より「約19万円」安い計算ですが、後席居住性はESに軍配が上がりそうです。
トヨタブランドでは直接比較できる同系統の車種が同価格帯には存在せず、「新型クラウン 3.5L"マルチステージハイブリッド"ー"G Executive"」が7,187,400円ですので、これより「約20.7万円」安い計算です。
なお、新型カムリ ”Gレザーパッケージ”が4,260,600円ですので、これよりなんと「約270万円」高い計算となりますが・・・もちろん装備差はあるもののプラットフォーム、パワートレーンがほぼ同一ということもあり、各メディアやSNS等では賛否両論ありそうです。
なお、注目のデジタルアウターミラーは、「20万円+税」の216,000円とのこと。
これに見合う価値があるかは実車確認が必要になります。電子ドアミラーのデバイスは次第に価格も下がり、性能も向上していく過渡期の機能と思いますが、話題になることは間違いありません。
Audi・メルセデスも近々電子ドアミラー(デジタルアウターミラー)を備える次世代電動車を発表する予定とのことですが、実際にユーザーの手元に届く車両としてはES300h”version.L”のデジタルアウターミラー装着車が一番速いと想定されます。
それにしても、約1週間後の展示が待ち遠しいですね!
ボディカラーは「ホワイト」の予感がします・・・・
2018年08月12日
新型UXとES体験会募集開始 & 新型ES 国内展示予定?
https://lexus.jp/cp/ldx2018/
毎年、関東と関西(今回は中部はなし)で開催されている体験試乗会で、以下の日程で行われるとのこと。
@大磯ロングビーチ特設会場【開催日程:2018年10月19日(金)・20日(土)】
A泉大津フェニックス特設会場【開催日程:2018年11月3日(土)・4日(日)】
前回は新型LS発売後の12月頃に開催されていましたから、約1年ぶりですね。
関東エリアに関しては、新型「ES」と「UX」という、発売前のモデルを体感(試乗?)できる貴重なチャンスですね!
なお、応募は上記公式webから。当選人数は160組とのことですから、関東エリアで80組、2日間の開催でそれぞれ午前、午後の部があることから各回20組の計算ですので、かなり狭き門です。
ちなみに、前回は結構近隣だったのでたまたま通りかかったのですが、参加者の方のお車はほとんどが「輸入車」(高級車比率高し!)でした。レクサスを含む国産車はほんの数台・・・。完全なオープン抽選ではなく、一定の「枠」があるのでしょうね。
私も当選して、参加したことはあるのですが、そのときは「audi A7」に乗っている時でした。
・・・ということで、既存のレクサスオーナーさんの当選倍率はかなり低いことが想定されますが、今回はES、UXもお披露目とのことですから既存オーナーの方の参加枠も増やして欲しいですねぇ。
応募締切は9月2日までとのことです。
さて、とても気になる今後のレクサス新型車「ES」と「UX」ですが、ついに国内の展示が決まったとの噂が!
現時点ではあくまで噂ベースですが、まず「ES(ES300h)」に関しては、「9月1日(土)〜9月2日(日)」頃には、東京都心部に今春オープンした某都市型商業施設のレクサスショールームに展示されるとか。
※正式アナウンスあり次第レポートしたいと思います。
おそらく名古屋エリアでも展示があるものと思います。
(あくまでイメージです)
「UX」(UX200/UX200h)に関してはその1ヶ月後、9月末頃に、東京世田谷区の人気商業施設に・・・
(あくまでイメージです)
またESに関し、今後のスケジュールに関する貴重な情報提供をいただきました。
当方も調査の結果、「ES」に関しては従来のレクサス車とは異なるスケジュールでオーダーが行われるようです。
レクサス車の新型車は「9月〜10月」前後に発売するケースが結構多いのですが、通常、その2ヶほど前には販売店からメーカーへ初回オーダーを行っているようです。(お盆前後には初回のオーダーを行い、その方たちには発売日から比較的早い段階で納車が行われます。)
しかし、今回のESはメーカーへの正式オーダー開始が、10月24日(予定)の「車両発表後」になるとのこと。
(なんと、「UX(UX250h/UX200)」の初回オーダーのほうが先に行われます!)
これは、例の「デジタルアウターミラー」が関係しているようです。
デジタルアウターミラーを検討している方には必ず「実車」にて確認後発注してもらう仕様になっているとのことで、デジタルアウターミラー検討者の方の納期が遅延しないように、オーダー時期を車両発売後にしたものと推定されます。
また、8月中には価格が確定し、販売店に伝えられるようですが、一般オーナー向けの生産は「12月」に入ってから行われるとのことですのでほとんどの方の納車は年明け1月以降になる模様。(なお、国内の展示車・試乗車向け生産は10月に入ってから行われるようです。)
しかし、工場的な生産が逼迫している九州・宮田工場の生産状況が心配です。
(2017年初夏にマイナーチェンジした「NX(NX300,NX300h)」は1年経過後の今でも、3.5〜4ヶ月以上の納期待ちとなっている、異例の状態に・・・)
https://lexus.jp/news/info/
ESをご検討の方はまず、国内の実車展示を待ち、その後販売店と具体的なバージョン、メーカーオプションの決定をして、販売会社内での予約リストに名を連ねて、ES正式発表後に正式オーダー(11月初旬頃)、という流れになりそうです。
2018年08月02日
レクサスES(ES300h)の基本スペックを整理してみる!
さて、レクサスES(ES300h)に関してはそろそろ本格的な商談がスタートとなる見込みですが、多くのレクサス販売店はお盆時期に1週間程度の夏季休暇を取得しますので、本格的な商談はお盆明けでしょうか?
web/SNS上にもいろいろな情報が出回っていますが、結構古い内容のものも多いようなので、いったん基本スペックを整理してみたいと思います。正式なプレカタログは「9月初旬」に販売店に出回るとのことですが、それまでは商談時に閲覧できる社内資料をもとに商談が行われると思われます。
以下の内容は出回っている情報やいただいた情報をもとに当方でまとめたものであり、概ね情報の正確性は確保しているつもりですが、正式なものではありませんのでご参考程度に・・・
■ボディサイズ
全長×全幅×全高=4975×1865×1445mm
ホイールベース=2870mm
全幅は一般的な機械式駐車場の制限1850mmを超えるため注意が必要。
全長は新型クラウンより「65mm」長く、GSより「95mm」長く、カムリより「90mm」長い
ホイールベースも新型カムリより「45mm」拡大している。
■車両重量
「ES」は、フロントフェンダーやボンネットをアルミニウムとし、軽量化を図っていますが、装備が強化されていることやムーンルーフが全車標準ということもありFFセダンとしては重量が重くなっています。
”標準” …1690kg
→新型カムリ”G"にムーンルーフ相当(約20kg)を装着した場合、1590kgとなりますので、それに比べ約「100kg」重い。
”F SPORT”…1730kg
→GS300h ”F SPORT”に、ムーンルーフ(約20kg)を装着した場合、1780kgとなりますので、それに比べ約「50kg」軽い。
→新型クラウン”RS Advance"に、ムーンルーフ(約10kg)、レザーシートP(約10kg)を装着した場合、1790kgとなりますので、それに比べ約「60kg」軽い。
”version.L”…1740kg →新型クラウンG
→GS300h ”version.L”に、ムーンルーフ(約20kg)を装着した場合、1790kgとなりますので、それに比べ約「50kg」軽い。
→新型クラウン”G”に、ムーンルーフ(約10kg)、レザーシートP(約10kg)、電動リヤサンシェード(約10kg)、リヤサポートP(約20kg)を装着した場合、1800kgとなりますので、それに比べ約「60kg」軽い。
■パワー
以下の通り、エンジン/モーターともに、新型カムリと同等。(エンジン型式も「A25A-FXS」で同等)
クラウンやGS等、FR系と比べると「モータートルク」が大幅に押さえられています。
ただし、システム最高出力はカムリの211psから「218ps」に上昇しており、セッティングが異なると思われる。
(もっとも、重量がカムリより100kg程度重いので実際は体感はできない?)
システム出力 約218ps(約160kw)
エンジン出力 約178ps(約131kw)
エンジントルク 約221N・m /22.5Kgf・m
モーター出力 約120ps(約88kw)
モータートルク 約202N・m /20.6Kgf・m
■燃費
数値的には思ったより良くありませんが新型カムリから推定すると、実燃費はかなり改善していると想定されます。
JC08モード燃費で「23.2km/L」
カムリ”G”が「28.4km/L」、新型クラウンが「23.4km/L」と新世代の中では数値的には不利になっている。
GS300hは「21.4km/L〜23.2km/L」のため若干改善している模様。
■最小回転半径
大型のFFセダンということで最小回転半径の大きさがネック。
場合によっては納車前の駐車可否の確認が必要なサイズです。
”version.L”および”F SPORT”…5.9m
”標準”…5.8m
新型カムリが「5.7m」(18インチ装着車は5.9m)、新型クラウンが「5.3m」(18インチ装着車は5.5m)、GSが「5.3m」と比べるとFR系との違いは大きいですね。
■燃料タンク容量
50L
新型カムリと同等。FR系の新型クラウンやGSは「66L」のため、少し少ない印象。燃料はレギュラー。
■ハイブリッドバッテリー
「ニッケル水素」を採用。
新型カムリは軽量な「リチウムイオン」を採用。(重量差の一部はバッテリーの重さによるものと思われる)
新型クラウンは「ニッケル水素」を採用など、車種により異なる。
ただし、ニッケル水素も新世代の軽量化されたものが使用されているとのこと。
■ボディ構造
新プラットフォーム、「GA-K」を採用。
ボンネットとフェンダーをアルミニウムに置換し、軽量化。ハイブリッドバッテリーはリヤシート下に配置し重心の低下を図っている。
■グレード
”標準”、”F SPORT”、”version.L”の3グレード。
■ボディカラー
新色2色が設定。しかし”F SPORT”では選択不能。
「アイスエクリュマイカメタリック」、「サンライトグリーンマイカメタリック」
グレー系は従来からある「マーキュリーグレーマイカ」を採用。
レッド系は従来からある「レッドマイカクリスタルシャイン」を採用。
有償色オプションとしては「ヒートブルーコントラストレイヤリング」(”F SPORT”専用)を採用
■インテリアカラー
”標準”、”version.L”では全4色を設定
(ブラック、シャトー、トパーズブラウン、リッチクリームと、ほぼ「GS」を踏襲)
”標準”のシート表皮は合成皮革の「L-tex」(ISやRCのように厚みのある滑りにくい「L-tex」を使用している模様
"versiopn.L”は、セミアニリン本革を採用。
”F SPORT”ではブラック、フレアレッドの全2色を設定。
シート素材は「L-tex」
インテリアパネルは、縞杢が2タイプ、バンブー、刃取アルミパネルを採用。
■新装備
・現時点で世界初採用の可能性が高い、「デジタルアウターミラー」をversion.Lにメーカーオプション。
・新機構サスペンション「スイングバルブショックアブソーバー」を”標準”、”version.L”に採用
・レクサス初、カーブ、コーナリングをスムーズにする「アクティブコーナリングアシスト」を全車に採用
スバル車等、類似技術採用あり
ここ数年のレクサス車は派手でインパクトのある車種が多かったですが、レクサスESはまさに「質実剛健」という言葉が似合いそうです。
第1世代のレクサスにあったようなゆったりとした落ち着きのある乗り味になっているようで、スポーティ化が進んだ最近のレクサスFRセダンとは差別化できていると思います。実際に試乗された販売員の中での評価もかなり高いようです。
またいい意味で「FF臭さがない」というのは海外レポートでも言われており、アクティブコーナリングアシストとスイングバルブショックアブソーバがいい仕事をしているように思います。しっかりと足が動いているのに車内は比較的フラット、というのは従来のレクサス車が苦手としていた部分ですのでその点、実に楽しみです。
ただし、「パワーの伸びがない」、「エンジン音が味気ない」というのはトヨタ/レクサスのハイブリッドシステムとしては如何ともし難い所。
「新型カムリ」とパワートレーンは同じですので、新型カムリをレンタカーでじっくり乗って、様々なシチュエーションでエンジンフィールを事前に確かめることも必要と思います。
とにかく、FFセダンではなかなかない、コミコミ600-750万円レンジと推定される高価な買い物になると思われますので・・・
2018年07月30日
レクサスES(ES300h) 北米で価格決定、日本価格を予想!
http://pressroom.toyota.com/releases/pricing+epa+mileage+figures+announced+for+all+new+seventh+generation+lexus+es+sedan.htm
かねてから海外試乗動画では、「現行モデルとほぼ同額程度」と予想されていましたが、V6 3.5LNAエンジン搭載の「ES350」に関しては現行モデル+550ドル高の「39,500ドル」。また、2.5LHVモデルの「ES300h」に関しては現行モデルより▲510ドル安の「41,310ドル」に設定されました。”F SPORT”に関しては日本と異なり、パッケージオプションとなり、「4,535ドル」のようです。
日本では既報のとおり、「ES300h」のみの導入となり、”標準”、"F SPORT"、"version.L"の3グレードで展開されます。
-----------------------以下転載------------------------------
Entering its seventh generation, the all-new 2019 Lexus ES will go on sale in September with a base price of $39,500, a modest $550 increase over the outgoing model. The latest ES sedan delivers enhanced comfort, craftsmanship and luxury in one of the most competitive segments in the industry.
In addition to the ES 350, the ultra-efficient ES 300h will go on sale with a base price of $41,310, a notable $510 decrease compared to its predecessor. The new ES 300h not only costs less, it’s EPA mileage estimates of 43 mpg city, 45 mpg highway and 44 mpg combined make it the most fuel-efficient luxury vehicle without a plug.
A new addition to the lineup in 2019, the ES 350 F SPORT arrives with a base price of $44,035. It includes numerous upgrades like a retuned suspension, 19-inch wheels and tires and unique aluminum interior trim that gives the F SPORT a more dynamic look and feel.
All prices exclude a $1,025 fee for delivery, processing and handling.
-----------------------以上転載------------------------------
北米でのレクサス車の価格は為替レート(1S=110円前後)を考慮しても日本より大幅に安いことが知られていますが、そもそもライバルとされるジャーマン3などのラグジュアリーブランドの車両価格も非常に安く、必然的にこれらと競争力のある価格に設定されているようです。よって、日本仕様のレクサス車の車両価格とは必ずしもリンクしませんが、「ES」が既存のレクサス車の中で、どれぐらいの価格水準であるか調べてみました。
下図は、レクサス「ES300h」とおおむね同水準にある北米でのレクサス車の価格、右端は、日本でのレクサス車の車両価格です。(のんびりなまけにっき調べ)
「ES300h」標準仕様は、はおよそ42,000ドルですので、「IS300(2.0Lターボ)”F SPORT”」や「RC300 ”標準”」などと同等レベルの水準です。日本仕様ではおおむね「530万円前後」の水準に位置することがわかります。
今回初設定される「ES300h ”F SPORT”」に関してはおよそ47,000ドルですので、「IS350(3.5LNAエンジン)”F SPORT”」などと同等レベルの水準です。日本仕様ではおおむね「630万円前後」の水準となります。
よって、北米価格から推測すると、日本仕様における「ES300”標準”」は「約530万円〜」に設定されると予想されます。
ただし日本仕様の「ES300”標準”」は、通常の標準グレードよりも「Ipackage」等の中間的な装備を備えていますので、実際はもう少し高価になることが想定されます。よって、「約530万円〜約560万円」、かねてから予想されていたとおり、「約550万円」という可能性はかなり高そうです。
「ES300h ”F SPORT”」に関しては、同様に「約630万円〜」に設定されると予想されます。
日本における”F SPORT”の価格は標準仕様+100万円というのはあり得る話ですので、「約630万円〜約660万円」。
逆にこのレンジを外れた場合は日本仕様は「割安」or「割高」と判断する材料となりますね。
最上位の”version.L”に関しては、各国により仕様に差があるようです。
日本仕様は北米仕様よりも豪華な仕様になっており、リヤシートリクライニング、3席独立調整エアコンなどかなりの装備が標準仕様となっていることから、”F SPORT”よりも高価になると考えられます。(なお、デジタルアウタミラーはversion.Lにメーカーオプション)
とはいえ、「GS300h ”version.L”」の「7,160,000円」を超えることはありませんので、ES300h version.Lに関しては、「約700万円前後」と考えて良いでしょう。
それにしても北米での「3.5Lモデル(IS350)」の安さが際立ちます。日本のレクサスでは3.5Lは高価に設定されているのがよくわかりますね。
そのほか、「GS」シリーズに関しては北米ではISやESよりかなり高価に設定されているので日本の販売価格との差が縮まるのも面白い現象ですよね。
さて、ES300h、正式な価格はお盆前には確定していると思われ、先行受注もほどなくして開始されると思います。
「ES300h」をご検討される方はそろそろ販売店と接触しておくのが良いと思います。販売員も研修でESの試乗を済ませている方も増えているようですから様々なインプレッションが聞けると思います。
2018年07月21日
レクサスES300h、アダプティブハイビームシステムも更に進化!
夜間の視界確保に非常に有用な「アダプティブハイビームシステム[AHS]」は、「3眼フルLEDヘッドランプ」とセットで装備されると予想されますが、新型LSで採用された、「上下2段式アダプティブハイビームシステム[AHS]」がレクサスESにも採用見込みです。
2018年7月現在、レクサス/トヨタ陣営では、「上下2段式AHS」を備える車種は新型「LS」のみであり、「ES」(ES300h)が採用2例目となる見込みで、新型LSと同様、「片側24個」のLEDを制御し、かなりきめ細かいライトの点灯/消灯が可能になるようです。
また、ESのAHSには、更に新機能が追加され、「雨天時モード」も追加されるとか・・・
これはおそらく雨天時にライトの方向を変更させ、より視界を確保するものと考えられます。(フォグランプのように路面近くを照らすなど)
マツダ車やジャーマン3などの輸入車勢はトヨタ/レクサス陣営が採用する「AHS」を更に進化させ、速度や走行シチュエーションによりヘッドライトの照射範囲を変更させるシステムを導入しているケースも多いですが、レクサスESに採用されるものは、「雨」に対応した類似システムといえるのではないでしょうか。
雨天時には路面の起伏等(アンジュレーション)が分かりづらくフォグランプを点灯する方も多いと思いますが、LEDヘッドライト装着車ではフォグランプが廃止されている車種も増えており、それに対する対応ともいえそうです。
その他、低速度でカーブをする際に夜間や雨天時に進行方向の路面を照らすことで視界を確保する「コーナリングLEDランプ」も採用になると思われ、レクサスESには様々なシチュエーションで安全に運転できる装備が備わっていると思われます。
もっともメルセデス・ベンツなどは「片側84個」のLEDを制御する「第二世代マルチビームLEDヘッドライト」を備え、650m先まで照らすウルトラハイビームを搭載するなど、さらなる高性能を誇っています。
BMWも7シリーズ等ですでにレーザーライトを実用化しており、こちらも約600m先まで照らし、そのライトのデザインも個性的です。
なお、11月下旬に発表されるとされる「UX」に関しては、2段式ではない「AHS」が設定される見込みです。
とはいえ、従来のレクサスヒエラルキーでは「UX」クラスでは単なる「ロー/ハイ」切り替えの「オートマチックハイビーム」のみの採用でもおかしくありません。UXはNXと同様非常にコストパフォーマンスのよい車種と思います。
2018年07月17日
新型ES 世界初?「デジタルアウターミラー」は発売後でないと選べない?
新型ES(ES300h)に関しては一部販売店スタッフによる試乗会がすでに実施されているようです。
最近のレクサス車はRCF・GSFなどの「Fモデル」や「LC」の開発など、従来不足していた「感能性能」に加え、基本的な走行性能を徐々に高めるとともに、「スポーティ寄り」になっていた感がありますが、今回の新型ESではその方向性を少し見直すような設定・仕様になっているところには注目です。
サーキットのような路面状態がよい場所でも。「ES」の足回りの良さは体感できるようです。
海外レポートでも注目されているのは、"F SPORT”以外に装着される、新装備「スイングバルブショックアブソーバー」の乗り心地。
従来のレクサス車と比べ、段差や路面状態が悪い部分を走行した際のゆすられ感が相当に低減しているようで、サスペンションはしっかり動いているが上物のボディのゆすられ感がかなり低減しているとのことで、この快適性はメルセデス・ベンツの主要モデルと比べても遜色ないレベルに達している模様。ぜひ体感してみたいものです。
今回のESは、新プラットフォーム(GA-K)を使用しつつ、かつてのレクサスが得意としていた「優雅さ」「優しさ」など、ラグジュアリー感や居住性の良さ等を重視した作りになっているようで、第3世代レクサスの新たなスタンダードとしても独特のポジションを確立したモデルなのかもしれません。
優しい乗り心地とともに注目されているのが、「後席の居住性」ですが、前席と後席ヒップポイントの差(カップルディスタンス)は1000mmを超え、ライバルの同クラスの欧州車を凌駕(もちろん新型クラウンより広い)、レクサスLS500hの1080mmに迫るレベル。ただし、「高さ」はそれほど余裕がないので、ここは実車でチェックしたいポイントです。
さて、量産車世界初といわれる電子ドアミラー「デジタルアウターミラー」についてはやはり相当な慣れが必要なようです。
「あるべきところ」にミラーがないのは、数時間程度の試乗では到底慣れない模様。
また室内側のモニターの大きさも5インチ程度ですのでサイズ的な問題の他、特に夜間、後方からハイビームが照射された際、カメラが一瞬「真っ白」になってしまうなど電子カメラならではの欠点もあるようです。
そのため、「デジタルアウターミラー」をメーカーオプションで選択した場合、レクサスの新型車では初めて、「実車確認後」(発売後)に正式発注が行われる方式となっている模様。(納期待ちが長期にならないような配慮はされているようです)
しっかり「メリット」・「デメリット」など、電子ドアミラーの特性を理解した上で販売するような体制になっているようで安心しましたが、外付け感が強い室内モニターの存在といい、積極的に選択するのは躊躇するかもしれませんね。
なお、私であれば、実際に見えるモニターの解像度を見て判断すると思います。現状のデジタルインナーミラー(電子ルームミラー)程度であれば見送りですかね。
なお、万一の故障時は物理的なドアミラーが存在しないことになりますので、そのため、モニターやカメラ等のシステムが壊れたことがわかるように、画面がブルーになるようですね。
デジタルアウターミラーの室内側モニターのイメージ画像は、ワンダー速報さんでイメージ画像を作成されているので参考になります。
運転席/助手席側のAピラーの付け根に、大型のレーダー探知機を設置しているイメージです。
これにより定番の場所へレーダー探知機の設置は困難になっています。(天井吊りですかね〜)
■ワンダー速報
レクサス新型ESの最新情報まとめです!
http://drumsyos.blog.fc2.com/blog-entry-2373.html
さて、内装カラーに関してですが、以前の記事ではF SPORTでは「2種類」、それ以外(標準、version.L)では「3種類」を紹介していましたが、日本仕様ではプレスリリース画像にも掲載されていたものが加わり、4種類あることが判明。
■レクサス 新型ES(ES300h)内装カラーのバリエーションは?
http://www.namaxchang.com/article/460032549.html?1531660357
日本仕様で加わるのは、新型RX以降のモデルで新設定された、「リッチクリーム」。
レクサスJPのホームページでも公開されているカラーリングで、トパーズブラウンと同様ダッシュボードの色が変更されます。
・リッチクリーム
・トパーズブラウン
・ブラック
・シャトー
マニアックですが大変シックな、グレー系の「シャトー」が残るのは嬉しいところ。
一方、LC等で採用され、その後新型NXでも採用された「オーカー」は不採用で、定番の「トパーズブラウン」が採用されています。
なお、インテリアパネルは、標準仕様に加え、縞杢が2種類(ブラック、ブラウン)、バンブーが選択可能。
”F SPORT”に関しては、「ブラック」と「フレアレッド」の2色。
他車種で採用が進む「ホワイト」や、従来の”F SPORT”定番カラーの「ダークローズ」は消滅しています。
装備面を考えると、今回のESは”version.L”がとにかく「一押し」のようです。
目玉の「デジタルアウターミラー」の他にも、「3席(後席)独立調整エアコン」、「助手席シートポジションメモリ」(ランバーサポート付)、「運転席クッション長可変シート」、「ノイズリダクションホイール」、「後席リクライニングシート」、「後席シートヒーター」、「電動リヤサンシェード・リヤドアサンシェード(マニュアル式)」など”version.L”専用装備がかなりあるようですし、いずれも快適性をさらに確保するものであり、大人4人+αが快適に移動できるツールとしてもESは活躍することでしょう。
2018年07月08日
レクサスES 「ムーンルーフ」の仕様はどうなる?
「ES300h」(海外ではES350等もあり)の一般的なムーンルーフはご覧のとおり。日本でも見慣れたムーンルーフで違和感はありませんが、SUVタイプに多い「パノラマタイプ」と比べると開放感は劣りますね。
”F SPORT”では、ピラーやルーフもブラック素材が使用されますので、ムーンルーフがあるだけでずいぶん印象が異なります。
新型ESでは、通常の「ムーンルーフ」の他に、「パノラミックルーフ(ツインルーフ)」が設定されていることが公開された動画等から判明しており、北米では「Panoramic sunroof」としてオプション設定あり。
「パノラミックルーフ」は、ツイン仕様となっており、前部分は電動開閉式。(アウタースライド式)、後ろ部分は固定式となっているようですが、大変開放感がある仕様です。
まずは先般コメントでいただいた動画で再度確認してみたいと思います。
パノラミックルーフ装着車の動画
▼(youtube)Compared: 2019 Lexus ES vs F-Sport vs Hybrid Review
「6:00〜」前後からパノラマルーフのシェードを電動で開くシーンが。これはいいですねぇ〜!
日本仕様では全グレード「ムーンルーフ標準装備」のようですが、特段の補足もないことからパノラミックタイプではないようです。
一方、北米仕様はムーンルーフが「標準装備」、オプションでパノラミックルーフなのかもしれません。
そうなると日本仕様でもムーンルーフが標準、というのは合点がいきますね。
動画では必ずその走行性能やのり心地、静粛性についても触れられますが、「ES300h」のインプレッションは概ね良好のようです。ただし、”F SPORT”の設定とスポーティな外装に変更されたことにより、どうしてもスポーティなサウンドについて期待されるようで、ハイブリッドモデルの「300h」の直4サウンドに関してはやはり評判がよくないようです。速度域が高い海外ではやはり気になるのでしょうね。
▼(youtube)2019 Lexus ES: First Drive – Cars.com
「3:50秒〜」から直4サウンドノイズに言及。確かにスポーティな外装には似合わないサウンドですが、カムリと同じですね。これはやむを得ないのではと思いますが、「ES350」と比べるとたしかに全然違いますね。
また、後半はマルチメディアシステム&リモートタッチパッドの使いにくさに言及しています。
私はまったく問題なくむしろマウス型より使いやすいと思いますが、国内外問わず、モータージャーナリストでのこのシステムの評判は悪いです。ブラインド操作ができないのはまさにそのとおりですし、オーディオ再生時のフォルダ/プレイリスト切り替えなどのしづらさは改善すべき点と思います。これがApple Carplay等に対応することにより更に際立つ、ということなのでしょう。
なお、上記動画では、通常のムーンルーフ装着車のようです。パノラミックタイプの方が開放感ありますね。
なお、海外動画では今のところ、「デジタルアウターミラー」(電子ドアミラー)については一切言及がありません。
各国の法規制上の問題もありますので、まずは日本仕様先行採用なのでしょうか。これは本当に話題になりそうです。