2023年01月25日
新型「NX」バッテリーあがり対策?「充電器」を小型ポータブル電源「RIVER2」で使用してみた!
当方のような自分でDIY作業をする方は(バッテリー端子を外すのも面倒なので)ついそのまま作業してうっかり「バッテリーあがり」をやってしまいますが、今までバッテリーあがりの経験がない方でも発生しているようで、これはちょっと不安になりますよね。
「新型NX」のバッテリーあがりは「比較的短時間で、ほぼ無予告で突然バッテリーがあがる」ことが多く、「車内から”カチカチ”」とe-ラッチ等の音がした瞬間にバッテリーがあがり、その後ヘッドライトが「チカチカ」としばらく点滅するのが特徴のようです。
当方も今まで「3回」バッテリーあがりを経験していますが、いずれも上記の症状が発生しました。
とはいえ、通常の使用において、バッテリーあがりが発生することはまずありませんので、その点はご安心ください。
概ね発生するのは「ドア・ラゲージドアを開けながらDIY作業」、「長時間ラゲージを開けて出し入れや車内清掃」、「車内でエンジンをかけずにオーディオやナビ操作」、「ドラレコの駐車監視機能を使用した場合」、「長期間(2週間など)長期間乗らなかったケース」かと思います。
経験上、やはり寒い時期(冬季)に起きやすいので、上記のような作業をする場合は、バッテリーあがりを防止するため、地方自治体が定める「アイドリングストップ規制」に則った上で、これからの季節については、なるべくエンジンをオンにした状態とすることをおすすめします。
とはいえ、いざというときのために「バッテリーあがり」が発生した場合はどうするか? JAFなどのロードサービスも到着まで数時間かかることもありますので、知識として知っておくことをオススメします!(NXでは説明書も電子化されているので、スマホで調べるのも面倒です)
手っ取り早いのは「ジャンプスターター」を使用することですが、そもそもどこに「バッテリー(補機バッテリー)」があるのかを知っておく必要があります。新型NX(最近のレクサスはすべて共通)は、リヤラゲージボード下に「補機バッテリー」があります。
ただし、補機バッテリーがあがると、「電動ラゲージドア」がそもそも開かないので、ここにアクセスするのは大変となります。
なお、「ラゲージ」に荷物があって、どうしても開けたい場合の開け方は過去の記事にしていますのでぜひご参照下さい。
今後「NX」が納車される方には、ぜひ知っておいていただきたいと思います。(知っておいて損はありません)
▼新型「NX」全オーナー様に覚えておいてほしいこと&ラゲージドアLED換装
http://www.namaxchang.com/article/485571842.html
ラゲージにアクセスできない場合は、ボンネット内にある「救援用端子」を使用します。
ハイブリッド車とガソリン車で微妙に位置が違いますが、ほぼ共通です。もちろん説明書にも記載がありますが、探すのが結構面倒です。
■ボンネット内の救援用端子の位置
1)ボンネット右上のヒューズボックス内部にありますので、ツメを3箇所外します(かんたんです)
2)赤色の端子カバーを外します。パカッと手前側が外れます(かんたんです)
3)赤丸印の部分(左側面)に金属の端子がありますので、これが「プラス」端子です。
ここに「ジャンプスターター」や「バッテリー充電器」の「プラス」を接続します。
4)バッテリー充電器(当方の場合は、メルテック「MP-220 」を使用)の「プラス」→「マイナス」の順に接続します。
悩むのが「マイナス」をどこに接続するかですが、サスペンションタワーの上にある「金属ボルト」で大丈夫です。
▼Amazon メルテック MP-220 (※タイムセールでは安くなっていません)
今回は使用しませんが、「ジャンプスターター」を使用するときも同様です(当方もNXで使用しています)。
▼ DINKALEN ジャンプスターター (25%オフクーポン配布中)
バッテリー充電器、メルテック「MP-220」の端子はしっかりしているので、マイナス端子(黒色)は、ここに接続すれば大丈夫です。
角度を変えて撮影。
バッテリー充電器「MP-220」は小型なので、ボンネット内におけます(が、一応落下しないよう注意しましょう)
このあと、バッテリー充電器「MP-220」のACコンセントをプラグに刺します。
なお、当方の「NX350h」は自宅外に駐車場があるので、今回片手で持ち運びできるポータブル電源「エコフロー RIVER2(リバー2)」をAmazonタイムセールで新たに購入しました。
▼Amazon EcoFlow ポータブル電源 RIVER 2
タイムセールで「約25,000円」程度で販売中
エコフロー RIVER2(リバー2)です。
なんと、わずか「3.5kgの超軽量」で片手で持ち運びでき、安全性が高いと言われる「リン酸鉄リチウムイオン電池」を採用、電池容量は「256Wh」、充電回数「3000回」、「充電時間がわずか1時間」、「300Wまでの機器を使用可能(X-Boostで450Wまで対応)」「スマホで動作状況が確認できる」というスグレモノです。
当方はマンション住まいで、電源確保が難しいことからポータブル電源を使用することを考えましたが、大型のものは重いので、持ち運びができ、小型のものを別途チョイスしました。別途10kg級のものも所持していますが、大型のものは持ち運びに台車がないとキツイです。
「RIVER2」(ポータブル電源)と「MP-220」(バッテリー充電器)の大きさ比較です。
どちらもとても小型です。ちなみに、「MP-220」は、NX350hのラゲージボード下の手前部分に収納可能な大きさです。
なお、このエコフロー「RIVER2」はスマホで動作状況が確認できるのも便利です。
ちなみに、「MP-220」ですが、消費電力はだいたい「90W」前後で(ピークタイムでも120W、最初は30W程度)、256Whの容量をもつ「RIVER2」の場合は、おおむね3時間弱程度使用できます。バッテリーの容量が減っている場合は満充電にできませんが、当方は持ちはこび重視で今回購入したので、これで良いと判断しました。
5)「MP-220」のコンセントプラグを、「RIVER2」(ポータブル電源)に接続し、ACオンボタンを押下します。
6)これで完了、あとは数時間(といっても「RIVER2」のバッテリー容量から3時間が限度ですが)充電すればOKです。
ネックとしては、ボンネットを閉じるのが困難なので、セキュリティ的に課題がありますね。
■ラゲージ内の「バッテリー」に充電する場合
ラゲージドアを無事に開けることができた場合は、ラゲージボード下のバッテリー端子に直接接続します。
バッテリーの位置はレクサス「NX」全車種共通です(新型「RX」も同じ位置にあります)
1)バッテリーカバーを取ります。手前の取っ手を真上にもちあげるだけです(かんたんです)。
2)バッテリーの上側にある、赤色のカバーを外します。つまむように上にひっぱります(かんたんです)
3)バッテリー充電器(またはジャンプスターター)の「プラス端子」(赤色)をバッテリー端子に接続します。
このとき、バッテリーを外す必要はありません。
4)バッテリー充電器(またはジャンプスターター)の「マイナス端子」(黒色)をバッテリー端子に接続します。
このとき、バッテリーを外す必要はありません。
5)バッテリー充電器のコンセントプラグを電源(今回は「RIVER2」のコンセントプラグ)に挿入し、「ACオン」ボタンを押下し完了です!
6)ラゲージのバッテリーに接続した場合は、ラゲージドアを締めてロックすることも可能なのでセキュリティも問題ありません。
ただし、充電中は「MP-220」および「RIVER2」いずれもファンが回りますのでいつでも状態を確認できるようにしておいたほうがいいですね。
ちなみに、自宅(一軒家)の場合、コンセントプラグの配線をどこを通して車外に出すか、という問題がありますが、ラゲージドアは、電動クローザーで思い切り力を入れて閉じますので、あまり隙間がありません。しかし、手動で閉じる「リヤドア」は配線が通るぐらいのクリアランスがあります。
このとおり、特に配線を痛めることなく、プラグを外に出せるので、この状態でドアロックも可能です。
よって、一軒家で充電する場合はこのような方法もとれますね。(あくまで自己責任でお願いします)
なお、ジャンプスターターやJAFのレスキューなどを利用した後、車両にエラー表示がでる場合もあります。
この場合は、ほとんどの場合、「バッテリーのマイナス端子」を外して 10分程度放置することで、リセットされますので、その後再度マイナス端子を接続することでおおむね復帰できると思います。
いくつかの設定は初期設定に戻りますので、その後異常がないか念の為ディーラーで見てもらうのもよいでしょう。
新型レクサス「NX」はたしかにバッテリーあがりの報告が(新車なのに)多いという実感ですが、普通に使っていればバッテリーあがりが生じることはほとんどないと思います。
しかし、電装品が増えている昨今ですので、クルマを降りてから荷物の出し入れをする時間が長い方や多くの電装品を装着されていらっしゃ方は、「バッテリー充電器」や「ジャンプスターター」、「ポータブル電源」などがあれば安心できるかと思います。
補機バッテリーの「残容量」がわかったり、危なくなったら警告(スマホに通知が来るとか)があると良いのですが・・・
(NX標準でも事前にインフォメーションディスプレイに「警告」が出る場合もあるのですが、おおむね警告がでたその後すぐにバッテリーがあがっていることが多くて、あまり役に立ちません)
2016年05月25日
バッテリーあがり再び!しかしBESTEK ジャンプスターターですぐ回復!
まるまる2週間クルマにのっていなかったのですが、ドアノブを触った途端、ドアが解錠せず、(ドアミラーが開かず)すぐにバッテリーあがりと気付きました・・・あの独特の感覚といったら味わいたくないですね・・・
実は先日、レーダー探知機のOBD2接続を一時的に車両のOBD2ポートと直付接続に戻していたので、不安はあったので、また「OBD2の暗電流か?」と思ったのですが・・・(実は原因は別にあることが判明)
いずれにせよ、突然のバッテリーあがりは大変困ります。
残念ながらタワーパーキングから出せなくなったRCF。
しかし強い味方が・・・前回バッテリーあがりの経験の際に事前購入しておいた、「BESTEK ジャンプスターター」が活躍する時が! 公称13600mAhのリチウムイオン電池を搭載する中国製の機器です。
(最近見たら当時より2000円ほど価格が下がりさらに魅力的に・・・)
BESTEK ジャンプスターター 12V車用エンジンスターター 13600mAh 出力5V/12V/19V 新品価格 |
平置きならまだしも、タワーパーキングの場合は装置によっては100台近くの他の車両と出入口を共有しますので復帰作業は短時間でも迷惑をかけてしまうので、レスキューは深夜に行いました。
まずは「メカニカルキー」でトランク内に置いてあった「BESTEK ジャンススターター」を取り出し(笑)
慣れないと鍵穴の場所がわかりにくいので一度はチェックしておくのがよいでしょう。
次に、運転席ドアを解錠。
NXやRC系、新型RXの物理的な鍵穴はドアハンドル内部に隠されていて非常にスマートですが解錠はしにくいですね・・・で、ボンネットを開き、マニュアルに従い、バッテリーのプラス端子、マイナス端子に専用ケーブルを介し、それぞれジャンプスターターを取り付けます。
RCFのバッテリーは欧州規格の「LN3」という特殊なバッテリーですが、BESTEKジャンプスターターに付属の接続キットで問題なくバッテリーとジャンプスターター本体を接続できます。
バッテリー端子を外す必要はなく、プラスとマイナス端子近辺に接続するだけです。
本体は小型なので写真のようにバッテリー近辺に置くことができます。
接続したらあとはエンジンをかけるだけ。
運転席ドアをあけた瞬間に、今まで漆黒だったスピードメーターの「アナログメーター」が白く脈動するので安心できました。
あとはエンジンをかけ、タワーパーキングから出庫して、軽く走行してバッテリーを充電。
なお、「BESTEKジャンプスターター」の製品スペック上、「3.0Lエンジン車」まで対応となっていますが、当方の環境では、5LNAエンジンの2URでも大丈夫でした。
(*ターボエンジンだと動作しないとのユーザーコメントがありましたが・・・)
なお、この製品はamazon等のレビューでは初期不良の報告も時たまあるので、一度事前にスマホやタブレットでの充電が正しく行えるか等の万一の際の動作チェックをしておいたほうがよいでしょう。
30分ほど安全運転をしたのち、バッテリー電圧をチェック。
12V弱と、少し低めですがとりあえず大丈夫そうです。
さて、結論的には今回のバッテリーあがりには、BESTEK ジャンプスターターで解決しました。
ジャンプスターター以外の用途として、デジカメやiPhone、スマートフォンなどのUSB対応デバイスの充電も可能ですので価格を考えるとクルマに常備しておいて損はないアイテムと思いました。
落ち着いて対処すれば所要時間はおよそ5分ぐらいなので、ロードサービスを呼ぶよりも手軽で速いです。
なお、液晶表示があり、4Lエンジン(ディーゼルは2.8Lまで)対応を謳う、別メーカーの類似製品もあるようでこちらもなかなか評判が良いようです。
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駐車監視機能付きドライブレコーダーやレーダー探知機をOBD2接続している場合など、常時電源と接続をしている場合は、これらのアイテムが万一の際の助けになるかもしれませんね。
2015年03月21日
第2世代以降 レクサス車 サービス検査モードの入り方
なお、本機能に関してはユーザーが本来触れるものではありませんのでお試しされる際は自己責任で・・・
まず、エンジンスタートボタンをプッシュして、「イグニッションオン」の状態にします。
次に、ナビ画面が起動したら、メニューボタンをおしたまま・・・
ポジションライトを ON、OFF (点灯、消灯) を3回繰り返します。
そうするとメニュー画面が。「機能検査・調査」をリモートタッチで選択
「車両信号検査」を選択。
これでバッテリー電圧が簡易にチェックできます。
その他の項目でもいろいろ見れたりしますが、あまり触らないほうが良いと思います。
2015年03月19日
OBDU接続でバッテリーあがり解決策 <結論1>
<事象>
ドライブレコーダー「ドライブマン1080GS」(セキュリティモード接続)とレーダー探知機「GWR103sd」をOBD2接続し、まるまる1週間車に乗らずにいた場合、バッテリーがあがってしまった (バッテリー電圧が約3.6Vに低下)
なお、「ドライブマン1080GS」単体での接続では、まるまる1週間乗らずにいてもバッテリー上がりは発生していない。
<解決策>
GWR103sdと車両の接続方法について、OBD2ケーブルを使ったOBD2端子の常時電源接続ではなく、市販のOBD2分岐ケーブル(電源切り替え配線付)を活用して、電源を助手席足元にあるヒューズボックスのイグニッションオン電源から取得した。(ヒューズは、エーモン社の低背仕様[E577]等を使用)
【エントリーでポイント10倍以上可能!】【エーモン】プラグ・ソケットパーツ低背ヒューズ電源【E577】 価格:288円 |
<使用した分岐ケーブル>
楽天等で販売されている、以下のケーブル。(黄色の電源切替ラインをイグニッションオン電源等に接続)
【レビュー記入で送料無料】OBD2 ACC/常時電源切換 分岐ハーネス OBD2コネクタを分岐⇒2ポートにできる! 価格:2,550円 |
<結果>
1日経過・・・12.1V
2日経過・・・11.9V
3日経過・・・11.8V
〜
9日経過・・・11.5V、エンジンオンで無事起動。
という結果で、まるまる9日経過してもバッテリー電圧は11.5Vから低下しておらず、エンジン起動にも問題はありませんでした。バッテリーあがりが発生した時(電圧が3.6Vまで低下)と違う点といえば、電源をOBD2の常時電源ではなく、分岐ケーブルの電源切替ラインを「イグニッションオン電源」へ接続しただけです。
必ずしも皆さんのRC/RCFでも同様とは言えませんが、レーダー探知機をOBDU接続をしていてバッテリーあがりが発生した場合は、電源をOBD2の常時電源以外からとるのが解決策の1つであると思われます。
余裕があれば、分岐ケーブルを外し、OBDUの常時電源接続状態に戻してバッテリーがどれだけ減るのかも試したいところですが・・・
なお、分岐ケーブルはかなりかさばり、アンダーカバーの取付に苦労しますので、後日不要なもう一方の分岐ケーブル部分を切断することを考えています。