2020年08月23日
新型レクサスISは熟成された玄人好みの1台か?
カー雑誌「GENROQ」web版でのレポートは、CG編集長の渡辺慎太郎氏。
最近少なくなってきたインテリジェンス感あふれる記事は大変読み応えあります。なお、今回のレポートでも「IS300」の評価が高いようです。
https://genroq.jp/2020/08/13/87343/
<以下引用>
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「従来型のISに乗った経験がある人が新型を試したら、おそらく「なんとなく全体的によくなったかな」という第一印象を持たれるだろう」
「新型は「自分の足の形状に寸分違わずピッタリ合った靴を、きちんと靴紐を締めて履いている」ような感覚である。
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上記レポートでは、以下の点が判明します。
■(F SPORT)車両重量が従来比「+10kg」
→ホイールを19インチに変更し、ボディ剛性強化パーツを盛り込んでこの重量増にとどめたのは、凄いですね。
https://genroq.jp/2020/08/13/87343/gqw_lexus_is_shintaro_081225/
■(IS300h)ハイブリッドバッテリーは「ニッケル水素」
→パワートレーンは変更されていないので引き続きニッケル水素を。
しかし、「ES300h」がリチウムイオン化で重量も、燃費も効率化されたので、ISも「もし換装されていたら・・・」と感じますね。
https://lexus.jp/models/is/features/hybrid_drive/
■全高は5mm高くなっているが、ヘッドライト、Cピラー、トランク上部の付近は43mm、15mm、31mm低くなっている
→ボディサイズが全般的に大きくなっていますが、すべてスタイルの変更にあてられ、全体的「ワイド&ロー感」が強調。
昨今の居住性を重視したSUVやミニバンなどとは真逆の進化です。
https://genroq.jp/2020/08/13/87343/gqw_lexus_is_shintaro_081230/
レポートの最後の締めくくりは以下のフレーズ。
<以下引用>
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洗練や熟成や成熟という言葉が新型ISには相応しいものの、前述のように従来型から劇的に様変わりしたわけではない。一方で、新型ISに試乗していろんな場面で改善の痕跡を見つけられたとしたら、相当の運転スキルと解析能力をお持ちだとお見受けする。しいていえば新型ISは“玄人好み”のコンパクトスポーツセダンかもしれない。
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なるほど・・・
現時点でのさまざまなメディアのレポートや、リーフレットを見る限り、新型ISにはみんなが「おおっ!」と点はありません。
マイナーチェンジの記者発表をしても一般的な全国紙やTVメディアに取り上げられることはないでしょう。
「安全装備」はようやくこのクラスの標準レベルに到達したのみで抜きん出たものはありません。
「燃費」や「環境性能」も従来モデルと比べても進化は見られず、カタログ見栄えのある変化はわずか。
「自動運転技術」や「電動化技術」は(求められていないでしょうが)進化なし。
「華美なイルミネーション」はまったく見当たらず。
「快適装備」もほとんど変更なし。 (UXにも装備されている”レクサスクライメイトコンシェルジュ”が非搭載なのは残念)
ボディサイズ拡大にもかかわらず、「居住性」には変化なし。
「乗り心地」の良さ「静粛性」の強化など高級セダンの指標である「わかりやすい進化」も見受けられない。
限られたコストで徹底的に手が入れられたのは「外観のデザインとボディ構造・足回りなど目に見えない部分」が中心。
当初、「廃止されるGSユーザーをも視野に入れた快適性向上のためのマイナーチェンジ」と予想する声が多かったですが(私自身もそう考えました)、結果的には従来の「IS」の路線から変わらずマニアックとも思える改良となったのは意味驚きでもあります。
レクサスでは「指名買い」ではなく、セールスマンのコンサルティングを受けて自分にあった車を選択される方も多いと聞きます。
しかし、新型「IS」は今の時代のムーブメントに迎合した改良ではなく、「ISの方向性はかくあるべき」とこだわって開発された方向性やデザインに共感された方が「指名買い」する1台であり、レクサス車でも特徴のあるクルマとなりそうな予感がします。
https://genroq.jp/2020/08/13/87343/gqw_lexus_is_shintaro_081220/
2020年08月14日
レクサス新型IS 2種類の新ボディカラーとシート素材、新パネルをチェック!
まずは「ソニッククロム」<1L1>
新型ISリーフレットの表紙を飾るイメージカラーの1つです。
9月改良の「RC/RCF」で先行導入されますので、IS専用カラーではなく、今後他のレクサス車にも続々採用される模様です。
カラーサンプルを見ると、色合い的には「マーキュリーグレーマイカ」とほぼ同系統。
マーキュリーグレーマイカは少し「紫」っぽさがありましたが、それを抜いた感じでしょうか。
▼左が「マーキュリーグレー」、右が「ソニッククロム」
もう一つの新カラー、「ソニックイリジウム」<1L2>
こちらは青白系かとおもいきや(と私は思っていた)実際は、「プラチナムシルバーメタリック」に近似のシルバーです。
現時点ではレクサスIS専用カラーですが、ほどなくして他車種にも採用されそうな雰囲気ですね。
▼左が「プラチナムシルバーメタリック」、右が「ソニックイリジウム」
もうひとつ、プレミアムクラスの車を中心に設定されている「ソニックシルバー」との比較
ソニックシルバーは金属感があり、非常に粒子が細かいですが、ソニックイリジウムは結構ガラスフレークのキラキラが目立ちますね。
▼左が「ソニックシルバー」、右が「ソニックイリジウム」
ということで、「ソニッククロム」、「ソニックイリジウム」は、それぞれ「マーキュリーグレーマイカ」、「プラチナムシルバーメタリック」かなり近い色合いとなっているといえます。
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カラーサンプルといえば、「シート内装のサンプル」が確認できるのもトヨタブランドにはない特徴です。
ISの場合は ”F SPORT”グレードを選択される方が多いと思いますので、標準スポーツシートの「Ltex」とメーカーオプションの「本革」で迷われる方が多いのではと思います。本革シートセットの価格が「269,500円」と以前より安くなったものの高額です。
快適装備の「ベンチレーション機能」を重視するのであれば「本革シートセット」を選択するしかありませんが、それほど重視しないのであれば本革の分価格を抑えることができますね!
気になるのはシートメイン材の「Ltex」の質感ですが、「ES」などと同様、本革と遜色ないタイプの仕上げでしたので、質感的には問題ないかと思いました。
ぜひカラーサンプルで手触りや生地の厚みをチェックしてください。(サイド材に使用されている「Ltex」は厚みも薄く質感は今ひとつです)
ISで継続採用されることが決まった「ダークローズ」と「フレアレッド」との違いもバッチリ確認できます。
▼左が「ダークローズ」、右が「フレアレッド」
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そして、「インテリアパネル」もすでに確認ができます。
(F SPORT専用パネルの「”F SPORT”専用サテンクロム」は到着が遅れている模様)
"version.L"専用インテリアパネル、「アッシュ材のオープンフィッシュ仕上げ」(墨ブラック)は質感もGood!
ただ、ちょっと古典的なパネルなので好みはわかれそうですね。
一方、「ブラックジオメトリーフィルム」は、幾何学模様でこちらも好みの分かれそうな質感。使い込むと爪先などで傷が付きそうな感じです。カラーも、ブラックと言うより、ダークグレーという感じですかねぇ。
定番の「ブラックメタリック」の方が好みという方も多そうです。しっかり、クリア塗膜があるので耐久性もあり、十分な質感を保っていて安心できるインテリアパネルといえます。”標準”グレードの方は「ブラックメタリック」にするか「ブラックジオメトリーフィルム」にするかぜひサンプルチェックしてくださいね。
2020年08月13日
速報!レクサス 新型IS 特別仕様車 ”F SPORT Mode Black" 見積もり例
レクサスLCコンバーチブルに続く新型車(または派生車種)登場とともに「特別仕様車」を設定する手法は最近の輸入車の定番ですが、レクサスでも今後定着しそうですね。
「F SPORT ”Mode Black"」は、ガソリンエンジンモデル「IS300」と「IS350」に設定されますが、この特別仕様車は価格を考えるとかなりお買い得な1台(特に「IS300 特別仕様車」)です。
価格は以下の通りベースとなる”F SPORT”の+500,000円高です。
これが「高い!」かどうかは「19インチ鍛造アルミホイール(BBS製マットブラック塗装)」の価値をどう見出すかどうかによります。
特別仕様車に「標準装備」される装備の価格換算(予想)は以下の通り。
このBBS鍛造ホイールは「ディーラーオプション」でも準備されますが、単純にオプション価格を上乗せするするのではなく、もともと純正で装備されている19インチブラックスパッタリングホイールとの差額を換算する必要があると考えました。この純正ホイールも4本で20万(1本あたり5万円程度?)ぐらいはするでしょうから、ここでは仮に「40万円」の差額としておきました。
・・・ということで、ホイール以外の追加装備で約40万円ほどかかっていますから、「+10万円」程度で、BBS鍛造ホイールが装着されると考えると、将来的に運動性能の高いホイールに換装を考えている方には非常にお得に感じますしね。
以上を踏まえての「IS350 ”F SPORT Mode Black”の見積もり案です(フルオプション)
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*IS350に「LSD」は標準装備の模様
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それにしてもIS350から本当に「LDH」や「VGRS」など3.5Lモデル専用装備が廃止されたとすると本当に残念。
共通部品使用によるコスト削減とは思いますが、リヤブレーキサイズも縮小されて全車種同サイズになっていますし、プレカタログを見る限りIS350とIS300の差は単純にパワートレーンの差(+「LSDのMOP設定有無」)だけになっているみたいですね。
「IS300」特別仕様車と 「IS350」特別仕様車の価格差は実に「1,150,000円」。
輸入車ではエンジン違いで100万円以上違うこともありますが、装備もその分上乗せされていることが一般的。
新型ISでは、ほぼパワートレーン違いのみですから、ここまで差があると、リセールも考慮した場合「IS300 特別仕様車」の方がコストパフォーマンスは高いと感じます。(とはいえ、V6エンジンと直4エンジンのフィーリングの違いも大きいのが事実・・・悩ましいですね。)
2020年08月11日
速報!レクサス新型IS(IS300・IS300h)MOP価格&見積もり例
私のようなスペックマニアは「パワートレーンが・・・」「プラットフォームが・・・」とついつい粗を見つけがちですが、扱いやすいFRセダンとして、最新の先進安全装備を備え、ユーザーの声に可能な範囲でしっかり手を入れてきていると感じます。
先般廃止された「GS」のラグジュアリー志向のオーナーの受け皿にはなりませんが、スポーティ志向派の方には選択肢の1つになりえると感じます。ただ、「助手席」や「後席」の快適性という面ではほぼ手つかずという点では配慮が欲しかったと感じます。
すでにご契約された方もいらっしゃると思いますが、まずは価格のおさらいです。
主要メーカーオプション価格は以下の通り。
参考まで現行モデルのオプション価格も併記しています。
注目ポイントは、「F SPORT 本革シートセット」が大幅に安くなっていること。
これは、現行モデルはシート素材の一部がファブリックだったのが、2021年モデルでは合成皮革の「L-tex」にグレードアップしたことにより、価格が引き下げされたものと思います。
販売店ではL texのサンプルが届いていますが、新型ISのL texのメイン素材は、「ES」や「RC」のLtexと同様、しっかりとした厚みがあり、本革とそれほど遜色ありません。しかし、本革シートセットにしないと、以下のアイテムが装備されませんので、悩ましいところです。
【F SPORT専用 本革シートセット】
・運転席・助手席ベンチレーション機能(冷風)
・運転席パワーイージーアクセスシステム
・運転席ポジションメモリー
・後席サイドエアバック (*単品装着可)
・ドアミラーメモリー機能
また、マークレビンソンオーディオも価格が上がっていますね。
これは北米でのニュースリリースのとおり、「17スピーカー1800W」へとシステム全体のレベルアップが図られていることが理由でしょう。
(17-speaker system with a new amplifier offering an impressive 1,800 watts)
さて、以上を踏まえて、「IS300」の見積もり例。
ISというモデルの性格上、ガソリンエンジンを選択される方はコンフォート志向ではなくスポーティ志向と思いますので、”F SPORT”をチョイスしました
メーカーオプションは「全部あり」仕様です。
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■IS300 ”F SPORT”
*諸費用・税金は、おおむね25万円前後を見ておけばいいでしょう。
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次は、売れ筋の「IS300h」の見積もり例。
こちらはコンフォート志向ということで、"version.L"をチョイス。あえてインテリアパネルは「墨アッシュ」ではなく、”標準”でも選択できる「ブラックジオメトリーフィルム」を選択しています。価格が安くなりますが、ステアリングからも「墨アッシュ」がなくなりますので要注意です。
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■IS300h "version.L"
*諸費用・税金は、HVのためおおむね15万円前後を見ておけばいいでしょう。
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IS300”F SPORT”とIS300h"version.L"のメーカーオプション「全部つけ仕様」ではその性格はことなりますが、結果的に価格が同価格帯になるのが面白いですね。
特に、"version.L"仕様はほとんどの装備がついているので、追加するのは「パノラミックビューモニター」のみの装備でも十分です。
「NAVI AI-AVS」を装備すると、評判のよい「スウィングバルブショックアブソーバ」が非装備となりますので、あとは好みで「ムーンルーフ」、そして「マークレビンソン」を装着するかどうか・・・というところでしょうか?
なお、新型ISはすでに契約が可能となっています。早期納車を狙う場合は遅くともお盆明けには契約が必要と思われます。
東京都内店舗においては、「紹介特典」がありますので、初レクサス車の方で「新型IS」の商談をスムーズに進めたい方はお気軽にメッセージ・またはコメント欄からご連絡下さい。
速報!レクサス新型IS 価格&プレカタログ公開 実質値下げか?
商談も8/1から解禁となっています。
表紙は新ボディカラー「ソニッククロム」のIS F SPORT。
新型ISは既報通りパワートレーン、プラットフォームは刷新されていませんが、ターボ(IS300)、ハイブリッド(IS300h)の制御にはだいぶ手が入っているとのこと。旧パワートレーンをチューニングすることで、ある意味、新型クラウンやレクサスESなどとも違った味に仕上げているのかもしれませんね。
例年ですと、セールス担当者が研修して試乗の上商談に臨むのですが、コロナ禍ではそれができないため、どれほどフィーリングが変化しているのかわかりませんね。
さて、気になる価格ですが、大方の予想を覆し、ほぼ「値段据え置き」。
最新の先進安全装備や電動パーキングブレーキ等が追加されるなど、標準装備のアップデートを考えると、実質「値下げ」とも言える仕様となっています。
価格は以下のとおりですが、モデルチェンジにあたり、消費税増税でバラバラになった金額が、「キリのよい数値」に補正されているのがレクサスらしいですね。
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従来はメーカーオプションであった以下の装備を「標準化」、また「ホイール&タイヤサイズの大口径化」を実施していますので、本来であれば、約11万円〜12万円程度値上げしても差し支えありませんが、セダン冬時代の中、販売数を維持するための戦略的結果でしょうか、価格は据え置き、実質的に値下げといえるでしょう。なお、”version.L"については、他のグレードより価格上昇が大きいですが、「アッシュステアリング」を採用しているのでこの分のコスト転嫁が考えられます。
・ブラインドスポットモニター&RCTA (約66,000円)
・クリアランスソナー&バックソナー (約44,000円)
・ステアリングヒーター(約11,000円)※ただし”標準”は非装備
さて、以下は「リーフレット」のポイント解説です。
■エクステリア1
全車メッシュ型のグリルになったこと、LEDヘッドランプが確認できます。ウィンカーの光り方はまだわかりませんね。特別な表記がないので、おそらくシーケンシャル式ではないのでしょう。「流れるウィンカー」はブームがすでに去った感じでしょうか?
■エクステリア2
リヤウィンカーの仕様が発表時から不明でしたが、どうやらウィンカーはLEDではなく電球のようですね・・・ちょっと信じがたいですが。
これは新型ISのエクステリアの数少ない欠点といえます。何故なんでしょう。
■インテリア1
2トーンカラーが映える「オーカー」が使用されており、見栄えが良いですね。質素だったドアトリムもエンボス加工で雰囲気が向上していますが、高級車では当たり前となった「アンビエントライト」の追加はないようなのが残念です。夜間は「真っ暗」仕様でしょうね・・・
■インテリア2
最大の目玉ともいえる「電動パーキングブレーキ」が取り上げられています。その他、アッシュ本木目ステアリングの採用、丸型に意匠変更されたエアコンレジスター、そして「ナノイーX」の採用など、現行ISからの変更点が取り上げられています。
”version.L”の価格上昇が他のグレードより大きいのは「アッシュステアリング」を採用しているという点もあるでしょうね。
■ボディ関係
新プラットフォームは重量増加がネックですが、ISの場合はあえて旧プラットフォームを継続しようというのは理解できる範囲と思います。レクサス量販モデル初のナットからボルト締結化への変更、サスペンションではフロントアッパーアームのアルミ可などの軽量化、そしてノーマルサスペンション採用車には、レクサスESでも評判の良かった「スウィングバルブショックアブソーバ」が採用されていることがPRされています。
■F SPORT エクステリア
ISは”F SPORT”の比率が高いようで、エクステリアもバッチリ掲載されています。
各部ピアノブラック塗装が行われており、むき出しの樹脂部分がほとんど生じていないのは素晴らしいですね。
また、オレンジブレーキキャリパーが新設定され、カラーリングも2021年モデル用により色味を強めた新カラーとなっています(RCも同様)
■F SPORT インテリア
インテリアはあまり違いがないように見えますが、「フレアレッド」の採用と「ホワイト」が新設定されたことによりスポーティさが際立ちます。
レクサスLCの2021年モデルから採用された「新意匠ブレーキペダル」のほか、ついにISにもアルミ製フットレストが採用されたのは嬉しいポイント。
そして、RCでも採用される”F SPORT”ロゴが入った新デザインのステンレス製スカッフプレートも明らかになっています。
標準装備のシートは「ファブリック+Ltex」から、「Ltex」にアップグレードされています。
■セーフティシステム1
安全装備はせいぜい「ES・UX」レベルに留まると予想されていましたが、一気にアップグレードされ、現時点ではレクサス(LSを除く)最高水準のセーフティシステムが搭載されます。(レクサスRC2021年モデルではアップデートされませんので、ISとRCでは安全装備系の世代が異なることに注意です)
ただし、LC・RCなどと同様、可変ヘッドランプシステムの「AHS」は不採用となったのは残念です。軽量化という面もあるかと思いますが、ライバル車では走行性能を確保しつつ可変ヘッドランプシステムやより高性能なヘッドライトシステムを搭載しているので、この点はレクサスも頑張って欲しいところ。
■セーフティシステム2
日常的に使用する「パーキングサポートブレーキ(PKSB)」の標準化、「ブラインドスポットモニター(BSM)」の標準化など、セーフティシステムが大きく強化されました。
またレクサスのセダン・クーペでは採用が珍しい「パノラミックビューモニター(PVM)」もオプションで設定されていることが確認できます。
■IS350/IS300特別仕様車 ”Mode Black”
北米での公開時に話題となった「BBS製 19インチ鍛造ホイール」や、RC特別仕様車”Emotional Ash"でも装備される「銀墨本杢」などが採用される仕様です。売れ筋の「IS300h」には採用がないのが残念ですが、”F SPORT”を検討される方はぜひ注目したい1台ですね。
■ディーラーオプション
モデリスタ・TRDといったブランドのエアロパーツやホイールが掲載されています。TRDには20インチの鍛造アルミホイールも設定されていますね。北米で話題となった、「カーボンリヤスポイラー」の設定もある模様。
■エクステリアカラー
ニュースリリースでもあったとおり、「ソニッククロム(1L1)、「ソニックイリジウム(1L2)」が新設定。
カラーコード的にはシルバー系に属しますが、ソニッククロムは「ダークグレーマイカ/マーキュリーグレーマイカ」の後継といえます。
「ソニックイリジウム」は、「プラチナムシルバーメタリック」の後継と言えるカラーです。
ニュースリリース画像ではもう少し白っぽく見えたのですが・・・
なおリーフレットのボディカラー名には一部誤字がありますが、見つけた方は相当なマニアです。
販売店にはすでにカラーサンプルが届いていますのでご検討される方は確認してみてください。
■インテリアカラー
内装カラーは大部分が入れ替わり、コスト削減もあるのでしょうが最近のレクサス車の定番カラー「ブラック」、「オーカー」、「フレアレッド」、「ホワイト」に集約されました。すでにレポート済ですが、「ダークローズ」が継続採用されたのは一つのトピックといえます。
オーナメントパネルもブラックメタリック以外は刷新され、古典的なインテリアパネルは消滅していまいました。
なお、「ブラックジオメトリーフィルム」はリーフレットのカラーと実物はかなり違うので”version.L”でレスオプション扱いされる方は注意ください。
”標準”の場合は引き続き「ブラックメタリック」が選択できますが、これはこれできれいなパネルです。
センターコンソール部分もこの仕上げであればよかったのですが・・・
■主要装備一覧
主要装備一覧はかなり細かいですが、やはり懸念していたことが実現となってしまいました。
具体的には以下のとおりです。IS350専用装備がほぼなくなってしまっており、エンジンぐらいしか差がなくなってしまいます。これだと、「IS350”F SPORT”」は22万円ほど値段を引き下げしてくれないと計算が合いませんが・・・?
【IS350】
・レクサスダイナミックハンドリングシステム(LDH)の廃止
・ギヤ比可変ステアリング(VGRS)の廃止
・リヤブレーキサイズ変更(全モデル290mmに統一)
【共通】
・リヤウィンカーは非LED
次回は各モデルの見積もり・メーカーオプションについてレポート予定です。
2020年07月27日
日本版 新型レクサスIS (MY2021) 商品概要妄想チェック!
新型ISに関しては、多少販売店により異なるものの、概ね次のスケジュールで商談がスタートする模様です。
■価格判明・・・7月30日(木)頃
■商談開始・・・8月1日(土)頃
今まで販売員の方は、事前に集合研修や実車を試乗したうえで、新型車の商談を実施していましたが、今回はオンラインでの動画研修が中心のようで、実物を見ない中での商談となるため、なかなか難しい対応を迫られそうです。
気になる日本市場版「IS」の仕様ですが、以下はすべて「予想(妄想)」に基づくものですのでご参考程度に・・・
■グレード構成
新型ISにおいては、「IS350」は1グレード ”F SPORT”のみの構成という割り切った仕様。
ハイブリッドの「IS300h」、2L直4ターボエンジンモデル「IS300」は”標準”、”F SPORT”、”version.L”というおなじみ3グレードの構成となるでしょう。
”標準” / 18インチホイールを装備
"version.L" / 19インチホイール、3眼フルLEDヘッドランプ、ラグジュアリーな内装を装備
”F SPORT”/ブラックスパッタリングの19インチホイール、ピアノブラック調リアスポイラーなど専用装備を備える
■パワートレーン
トランスミッション、エンジンともに変更はありませんが、ニュースリリースの通り、「IS300」と「IS300h」に関しては、実用領域や低速時でのパワー感を強調したものになると考えられ、エンジン型式に変更はないものの、印象が随分異なるようチューニングされている模様。
WLTCモードの燃費に関しては、クラウンなどより悪化するものの、その分力強さを感じるものになりそうです。
IS350・・・9.7km/L程度?
IS300・・・11.6km/L程度?
IS300h・・・17.2m/L程度?
■ボディカラー
既報通り、2つのレクサス初ボディカラーが追加されます。
「 イリジウム=白銀」と称されるようですから、イメージカラーのボディカラーが「ソニックイリジウム」と考えれます。
・ソニッククロム(1L1)
・ソニックイリジウム(1L2)
そのほか、UXで採用された以下のカラーも採用
・セレスティアルブルーガラスフレーク (8Y6)
有償オプションカラーは2種類設定される模様。
・ヒートブルーコントラストレイヤリング<8X1>
・ラディアントレッドコントラストレイヤリング<3T5>
その他のカラー
・ホワイトノーヴァガラスフレーク<083>
・ソニッククォーツ (085)
・ソニックチタニウム (1J7)
・グラファイトブラックガラスフレーク (223)
・レッドマイカクリスタルシャイン (3R1)
残念ながら、有償カラーの「マンガンラスター」は廃止。このカラーのISは超レアですね!(当方は見たことない・・・)
■インテリアカラー
”標準”&”version.L”については、以下の3つのボディカラーをラインナップ。
”標準”は合成皮革の「L-tex」、"version.L"は上質なセミアニリン本革となるものと考えられます。
最近のレクサス定番の「黒」、「赤」、「茶」の3系統に集約されました。「ダークローズ」の復活は意外ですよね。
冒険したカラーがないのはやむを得ませんかね。
・ブラック
・ダークローズ
・オーカー
”F SPORT”については、以下の3つのボディカラーをラインナップすると考えられます。
シート素材は合成皮革の「L-tex」が標準、本革はメーカーオプションとなるでしょう。
「ホワイト」がラインナップされているのは個人的に嬉しいところです。みなさんぜひ選択しましょう!
・ブラック
・ホワイト
・フレアレッド
■インテリアパネル
4種類を設定しているものと予想されます。古典的な「本杢」タイプのパネルはないものと考えられます。
アッシュ(オープンフィニッシュ/墨ブラック)
ブラックジオメトリーフィルム
F SPORT専用 サテンクロム
ブラックメタリック
■ホイール
3種類のホイールを採用。かつてのように16インチ、17インチホイールのようなコンフォート志向の仕様はありません。
「BBS製鍛造ホイール」は「特別仕様車」および、「TRDオプション」として準備されるものと思われます。
標準・・・18インチホイール
version.L・・・19インチホイール
F SPORT・・・19インチホイール
■安全装備(LSS+2.5)
現時点では、レクサスで最新の「Lexus Safety System+」を搭載。
今後は、これと同等レベルに各車が年次改良またはマイナーチェンジでアップデートしていくものと思われます。
以下の装備はレクサス初装備の模様
・プリクラッシュセーフティシステム検知範囲拡大(交差点右折前の対向直進車、右左折時に前方から来る横断歩行者)
・緊急時操舵支援
・低速時の事故予防をサポートする低速時加速抑制
なお、その他従来はメーカーオプションで装備されることが多かった下記の装備を標準化しています。
・パーキングサポートブレーキ(PKSB)
・ブラインドスポットモニター(BSM)
また、レクサスのセダンでは採用が珍しい「パノラミックビューモニター」(PVM)を全車でメーカーオプション設定。
■センターコンソールを「RC」と共有化
公開された画像から想像できましたが、今回ついに「RC」とセンターコンソール部分・中央エアコン部分が共通化されました。
なお、IS発売よりも一足先に「RC」が年次改良を実施、電動パーキングブレーキ&ブレーキホールドを採用します。
■ナノイーX を採用
レクサスブランドとしては初めて「ナノイーX」を採用。(新型ハリアーで採用済)
「OHラジカル」が従来の10倍超の濃度とのこと。助手席側に採用されますが、輸入車にはないきめ細やかな装備の一つと言えます。
https://panasonic.jp/aircon/nanoe_x.html
■パフォーマンスダンパー(フロント)を採用
走りの上質感と微振動を解消するパフォーマンスダンパーを採用。レクサス車ではモデルライフ途中で追加設定されることが増えましたね。
https://www.yamaha-motor.co.jp/pd/
さて、今後のISに関してですが、7月末には「プレカタログ」の配布も開始されるでしょうから、商品概要はその際にオープンになるものと思われます。
8月の週末からは商談開始、お盆中前までには仕様を決めておいて8月中には初回オーダーが締め切られるものと思われます。
とくに今回、新型ISに関しては「特別仕様車」も発売予定ですので、こちらの選択肢も悩ましいところ。
なお、東京都内店舗においては、「紹介特典」がありますので、初レクサス車の方で「新型IS」の商談をスムーズに進めたい方はお気軽にメッセージからご連絡下さい。
2020年06月25日
新型 レクサス IS(MC版)ちょっと心配なポイントは?
■F SPORTは「IS350」にしか設定されない?
F SPORTs will only be offered on the IS 350 powered by the 311-horsepower 3.5-liter V6 engine.
北米市場では、F SPORTは「IS350」にしか設定されない模様です。
日本ではIS350の市場規模が小さいためなんとも言えませんが、IS300,IS300hでもF SPORTが設定されることを期待しましょう。
■F SPORT リヤスポイラーはカーボン(CFRP)製なのか?
北米のニュースリリースでは、ブラックのリヤスポイラーはカーボン製であることが表示されています。
F SPORT models equipped with the DHP receive a unique carbon-fiber rear spoiler and side-view mirror caps, center console knee pad with contrast stitching, and a Lexus Card Key.
しかし、こんな小さな部品でわざわざ高額なカーボン製にするメリットがあるのでしょうか・・・
GSFやRCFでは、「F」の象徴としてカーボンを使用していましたが、もっと大型の面積でしたし、効果もあったものと思いますが・・・
日本市場での設定有無含め、リヤスポイラーの存在は気になるところです。
■LDH(4輪操舵)は消滅?
日本・北米のニュースリリースともLDH(レクサスダイナミックハンドリングシステム)については言及なし。一方「LSD」については触れられていますが、果たしてどうなるのでしょうか。
単純なコーナリング時の制御でいえば、アクティブコーナリングアシスト[ACA]の標準化の流れもあり、重量のかさむLDHは廃止されてLSDのみに変更されても確かにおかしくはありません。
■ヘッドアップディスプレイ[HUD]は非装備?
現時点では日本版、北米版どちらのニュースリリースおよび公開された内装のスイッチ類を見てもHUDは存在しません。
第3世代レクサスでは全車種HUDの設定があることを考えると、これは残念に思います。
■イルミネーション類は消失?
室内を彩るアンビエントライトは同セグメントでは定番になっていますが、新型ISにおいてはまったく見受けられません。
リモートタッチの隙間やドアトリム上部、ドアハンドル内部にもほんのり光るイルミネーションが見られないということはこれらのイルミ類は存在しないのでしょうか・・・マイナーチェンジされたRCでも後期モデルはイルミが廃止されましたが軽量化の名の下、同じ運命をたどるのでしょうか。
■カラードブレーキキャリパーは設定無し?
レクサスでも少しずつ採用が増えているカラードキャリパー(ブラック/オレンジ/ブルー)ですが、新型ISに関しては現時点で設定がないようです。
IS350はフロントに大型の4potキャリパを備えているようですが・・・
兄弟車である「RC」には設定あるだけに残念です。部品の流用という観点からも設定があってもおかしくなさそうですが・・・・
■パワーウィンドウスイッチ/パワーシートスイッチに加飾なし
パワーウィンドウスイッチに関してはUX/ESは金属加飾なし、一方兄弟車の「RC」には金属加飾あり、と車種によりまちまちですが、新型ISでは加飾なしという残念な結果に・・・地味ながら結構質感に違いがありますので不採用は残念です。
また、パワーシートのスイッチについても第3世代のものは使用されていないので、これも残念なポイント。
こういうところの細かいパーツのアップデートのコストは別の個所に振り分けされていると思うしかありません。
■パノラミックビューモニターは本当にあるのか?
日本版のニュースリリースには「パノラミックビューモニター」の記載がありますが、北米版には見当たりません。
と思ったら、グレーのボディカラーの画像に、ドアミラー下部のカメラが確認されました。細かく見ると、フロントグリルのエンブレム上部にもカメラがありますので、パノラミックビューモニターは設定あるようですね!
セダン系には設定ないことも多いのでこれは朗報です。
2020年06月20日
ついに発表!新型LEXUS IS 公式情報からの新情報まとめ!
ボディサイズやパワートレーン、プラットホームなど、概ね事前に漏れ伝わってきていた情報どおりでしたが、今回は、公式ニュースリリースおよびプレゼンテーション動画で判明したいくつかのポイントについておさらいしてみたいと思います。
https://lexus.jp/pressrelease/news/20200616.html
【YouTube】新型「IS」を世界初公開
■3眼フルLEDヘッドランプ
しっかり「3眼フルLEDヘッドランプ」も準備されています。ただし、LCと同様、薄型の軽量ランプユニットを使用しているため可変ヘッドランプ(AHS)が搭載できなかった模様。最近のレクサスは車両の重心から離れた部分に重量物を置くのを嫌っていますから、クーペやスポーツセダンでは可変ヘッドランプとせず、あえて単純なアダプティブハイビームシステム(AHS)に留めているのでしょう。(まさに信者のコメントw)
このあたりはBMWやメルセデス、アウディなどのジャーマン3勢がスポーツタイプのクルマにも惜しみなく最新のヘッドランプテクノロジーを導入しているのとは路線が異なりますが、その他の部分においては最新のセーフティシステムを導入していますから、方向性の違いと言えるかもしれません。
ウィンカー位置は最上部となりますね。シーケンシャル方式(流れるウィンカー)かどうか注目!
■19インチ ブラッククロームホイール+軽量ハブボルト
ブラックメッキにも見えるし、角度によってシルバーにも見える19インチホイールは社外品でしばしば見られる「ブラッククローム」塗装のようです。
また、半年以上前から噂になっていた「軽量ハブボルト」採用が現実となりました。4本でばね下重量を「約0.9kg(2ポンド)」ほど軽量化しているとのことです。
また、ブラッククロームでコーティングされているのでボルトの存在が控えめなのが奥ゆかしい感じです。
■19インチ BBS製 マットブラック鍛造ホイール
なんと、「F」モデル以外では珍しい「BBS製鍛造ホイール」をラインナップ!
デザインは好みが分かれると思いますが、マットブラックがレーシー。
標準の19インチホイールに比べ、ホイール1本あたり「約1.8kg(4ポンド)」の軽量化なので、4本合計では7.2kgの軽量化の模様。
日本ではメーカーオプションが濃厚ですね。
■トルセンLSD採用(F SPORT)
F SPORTのFRモデルでは、トルセンLSDを採用。
しかし気になるのは後輪操舵の「LDH」(レクサス・ダイナミック・ハンドリングシステム)について言及されていないことです。
もしかして高コストである「LDH」は廃止なのでしょうか?
■10.3インチ ワイドナビゲーションモニターは7cm手前に!
画面の大きさは10.3インチと公式発表。枠があるのでちょっと大きめに見えますね。(タッチ式のため、耐久性をつけたためでししょうね)
また、モニターの位置は「約7センチ(3インチ)」手前に位置されたそうですから、現行ISオーナーの方はぜひイメージしてみてください。
■ばね下重量の軽量化
2021年モデルのLCと同様、ISでもばね下重量の低減に手を入れています。見えない部分ですがこれは嬉しいですよね!
・「コイルスプリング」を20%軽量化
・「サスペンションアーム」アルミ化で 18%軽量化
・「サスペンションスタビライザー」を17%軽量化
■スウィングバルブショックアブゾーバーの採用
レクサスESで初採用されて評判のよい新機構をISにも投入
路面に対する応答性を高め、乗り心地の良さにも寄与しているようです。
■”マークレビンソン”サウンドシステムの大幅な強化
オプションのマークレビンソンオーディオシステムは、従来の15スピーカー、総出力835Wから、17スピーカー 1800Wへと大幅に増強されています。
独特なオーディオノブの仕上げといい、ISのマクレビはおすすめかもしれませんね。
1000W以上とは、数字だけみると凄いパワーアップです。
■Lexus Safety System+「2.5」の初採用
先進安全装備の「LSS+」は予想をいい意味で裏切り、2018年に発売された「UX」や「ES」を超える、新世代のものが採用されました。
具体的な追加機能は以下のとおりで、一部機能は「LS」にも搭載されていないもの(今秋で採用と思われますが)
前述のとおり、可変ヘッドランプがないのは残念ですが、セーフティシステムの進化は「IS」のトピックスの1つといえます。
・交差点右折時対向直進車・右左折時横断歩行者検知機能/[新型ヤリスで採用済]
・急アクセル時加速抑制機能/[新型LSの「LSS+A」で採用済]
・緊急時操舵支援PCS/ [新型LSの「LSS+A」で採用済]
・ドライバー異常時停車支援システム/(LTA連動型)[新型LSの「LSS+A」で採用済]
・車線認識性能向上型LTA/[初採用?]
■2種類の新ボディカラー
予想通り、「ソニック系」のボディカラーが追加されました。名称は以下の通りとされており、ティザー公開されたIS350は「ソニッククロム」と推測されます。なお、このカラーは2021年モデルの「RC」でも採用されると予想されます。
・ソニックイリジウム( Iridium ?)
・ソニッククロム(Grecian Water ?)
■2トーンの内装
北米市場では、内装色はF SPORTが3色、F SPORT以外も3色のようですが、日本仕様は更に数種類追加される可能性があります。
特に「オーカー」と「フレアレッド」は、ドアトリムやダッシュボードにも色が加わり見た目にも鮮やかです。”ダークローズ”が復活している点もポイントです。
<F SPORT>
・ブラック
・フレアレッド
・ブラック×ホワイト
<F SPORT以外>
・ブラック
・オーカー
・ダークローズ
■新規インテリアパネル
助手席前のインテリアパネルが廃止されていますが、パワーウィンドウスイッチ部分には継続採用。
パネルはすべて入れ替えされており、F SPORTで多くの車種に使用されていた「本アルミ(なぐり調)」がディスコンとなっています。
・F SPORT専用「サテンクロム」
・「アッシュ」(オープンフィニッシュ/墨ブラック)
・「ブラックジオメトリーフィルム」
新型IS、賛否分かれる部分も多いとは思いますが、個別に見ていくとなかなか頑張っている部分もあり、決してデザインだけのクルマではないことがニュースリリースから知ることができました。今後の続報にも期待ですね!
2020年06月11日
キター! 新型レクサスIS 噂通り「一文字」テール!
かねてから「一文字テール」であることはわかっていましたが、正式なティザー画像が公開されました。
レクサスUXに続く「一文字テール」ですね!
(新型ハリアーは、厳密には中央にトヨタエンブレムがあり途切れていましたが、ISはUX同様、つながっていますね)
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/32714640.html
昨今の事情を鑑み、モーターショーではなくオンラインで世界初公開予定とのこと。
このクラスのFRセダンの元気がない中、デザイン的には期待がかかるところです。
画像のカラーバランスを触ってみると、次のような感じ。
テールランプのうち、光る部分は完全な一文字ではありませんが、ランプの「上辺」は一文字みたいですね。
部分的に分解してみると・・・
「L字」のすぐ内側は「クリア」の大きな面積が見えます。順当にいけば、ここが「リアウィンカー」でしょうか?
現時点で推測する限り、一文字型にウィンカーが配置されることはなさそうです。
また、丸形の「3連LED」がなんとか確認できます。ここはブレーキランプ(赤色LED」)か、後退灯(白色LED)のどちらかでしょう。
バンパー下部には、縦長のリフレクターが。レクサスでは珍しいスタイルですね。
バンパーの一番下辺には、スポーツセダンらしく、空力フィンが7つほど配置されています。
7月頃には商品概要が判明しそうですが、世界情勢によってはもう少し情報公開が遅くなることも想定されます。
商品力ではメルセデスCクラス、BMW3シリーズに大きく水を開けられていると言わざるを得ませんが、新型ISが2度めのマイナーチェンジでどこまで近づき、そして追い越すことができる部分があるのか?
純粋なガソリンエンジンおよびハイブリッドシステムを搭載した最後のミドルクラスFRセダンとなる可能性が高いだけに、惜しみない改良を施して欲しいところです。
2020年04月01日
ヒュンダイ新型「エラントラ」を見て次期ISのデザインを想像してしまった。
デザインの好みは分かれると思いますが、ワイド&ローで、なかなかスタイリッシュな4ドアクーペルック。
さて、レクサスが2020年秋頃発表予定と噂の次期「IS」(IS350/IS300h/IS300)では、デザインが大きく変わり、フロントは「ES似」、リヤはテールランプが「真一文字かつエッジは垂れ下がり」と噂されます。
先般発表された「エラントラ」まさにこれが「次期IS」のリヤビューのイメージに近いのでは・・・と思ったのですがいかがでしょうか?
https://www.netcarshow.com/hyundai/2021-elantra/1024x768/wallpaper_0c.htm
ところで、新型「エラントラ」は、内装は地一見味ですが、細部はしっかり作り込まれているように見えます。
レクサスのエントリーモデル〜ミドルクラスのモデルでは、各部に樹脂製のスイッチが使用されていますが、エラントラではメルセデスのように、金属調塗装が施されています。もちろん、電動パーキングブレーキ&ブレーキホールドは装備されています。
スピードメーターと、ナビゲーションモニターはメルセデスのようにツインモニター方式。
「10.25インチ」程度のガラスパネルを1枚に結合した仕組みで、インパクトのあるもの、これはレクサス陣営にはまだ導入されていませんね。(モニターサイズが複数あるようなので、オプションの可能性もあり)当然、Apple Car Playなどには対応しています。
その他、Impress CarWatchによると、エラントラは以下の機能を備えているとのことで、いずれもトヨタ/レクサス陣営には未導入のもの。ここ最近のレクサスのコネクティッドサービスは完全にトヨタブランドの新型車に追い越されている状態ですので、プレミアムブレンドの一つであるレクサスならば多少リスクを犯してでも先進的な機能は導入して欲しいと感じます。
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1242091.html
・「Hyundai Digital Key」(Android対応のスマホや車両付属のNFC(近距離無線接続)カードを使い、物理的なキーが不要)
・ワイヤレスでの「Apple CarPlay」「Android Auto」対応
世界各地でのモーターショーも続々中止に追い込まれている中、次期「IS」「マイナーチェンジver)が事前にその姿を披露するときはあるのでしょうか?状況は厳しいですが、ぜひ期待したいと思います。
2020年03月04日
新型レクサス IS(ビッグマイナー)2020年秋発売決定か?
レクサスの主力セダン、「IS」がついに2020年秋に大規模な「マイナーチェンジ」を敢行ことが確定したようです。当ブログでも何度か記事にしていますし、カー雜誌やSNSでも様々な情報が出ていましたが、その情報もまちまちでした。今回は、(あくまで噂レベルでありますが)比較的、信憑性が高いものをまとめてみたいと思います。
■ボディサイズの拡大が行われる
マイナーチェンジとしては珍しくボディサイズの変更が行われる模様。
全長は現行より25mm程度伸長し、「4705mm」程度になるものと予想されます。
全幅も現行より30mm程度拡幅し、「1840mm」程度になるものと予想されます。
全高についても現行モデルより多少高くなり居住性が向上すると予想されますが、ISでついに全長が4700mm超えなのは賛否分かれそうです。
全長については前後バンパーの意匠変更で多少変更されることは珍しくありませんが、全幅の変更が行われるのはマイナーチェンジでは非常に珍しく、この点では実質的にフルモデルチェンジといって差し支えないでしょう。また、全幅を1850mm以内に抑えてきたのは機械式駐車場を利用するオーナーには嬉しいですね。
ボディサイズが拡大するわけですが、現行GSがついに2020年8月頃に日本においても販売が終了するため、その受け皿としての役目もあるものと推測されます。(GS/GSFの販売終了についてはまた別記事レポート予定)
■F SPORTに「19インチホイール」採用、ホイールナットではなく「ボルト式」に変更
今回のISは足回りをさらに強化し、剛性を高めるほか、F SPORTでは初めての19インチホイールを装着します。
それに伴い、欧州車のようにホイールを固定するときはナットではなく、ボルト式に変更されるようで、見た目もレーシーな感じになりそうです。
■前後ヘッドランプは大きくリニューアル、特にリアは衝撃!
一部で噂されていましたが、テールランプは「UX」やポルシェブランドのような「真一文字」のランプになるようです。ただ、UXのようにサイドが上に上がらない模様。セダン型へ採用となると、今後のレクサス車のデザインにも影響を与えそうですね。
■電動パーキングブレーキ&ブレーキホールド採用
よかったです!(笑)
■Lexus Safety System+のアップデート
少なくともUX・ESと同等レベルのものは採用される見込みですので、先進安全装備面では大きくアップデートされます。
ヘッドライトに「ブレードスキャン方式AHS」が採用されるかは未定。
また、レクサスLS同等の(LSS+A)のシステムが導入されるかはまだわかりませんが期待・・・したい!
■新ナビゲーションシステム+タッチパネルを採用
採用が遅れていた新ナビゲーションシステムの採用が行われ、タッチパネル化する模様。当然クラウド検索に対応した「ハイブリッドナビ」、「ハイレゾ音源再生対応」、「Apple Car Play」等にも対応。なお、新型LS<MC版>もタッチパネル化するようですから、今後のレクサス新型車は「遠隔操作デバイス(リモートタッチ)+静電式タッチパネル」という複数の操作形態を備え利便性を高めることになりそうです。
期待の「オンラインアップデート」に関してはまだ情報が入っていません。(新型LS<MC版>には採用される見込み)
■ボディカラーに新色を準備
レクサスISのマイナーチェンジにあわせ、新色が複数投入される模様。
現行のISはボディカラーに偏りが出てきているので、新色に期待。「ソニック系」が複数リニューアルされる模様。最近元気がない新しいシルバー系に期待!内装カラーについても刷新が予定されているようです。
■しかしあくまでも「マイナーチェンジ」
外観が大きく変わるにもかかわらず「マイナーチェンジ」という扱いなのは「プラットフォーム」や「パワートレーン」の変更がないためです。このあたりはトヨタ内部で規則があるのでしょうね。2012年のレクサス「LS」(LS460LS600h)のときと同様といえます。
■発売時点では「F」モデルはなし
一部メディアでは「F」モデルの存在が出てきていますが、発売時点ではラインナップされないようです。
当初は継続が噂されていたハイパフォーマンスな4ドアセダン「GS F」が2020年8月で生産停止になる見込みのため、4ドアの「F」モデルはしばらくブランクが空きそうです。「F」モデルの拡充という話も出てきていますので無理やりISに「F」モデルを設定する可能性も否定できませんが、仮に「ISF廃止」→「GSF廃止」→「ISF新設定」という流れになると、モデル間の継続性が乏しく、ブランドとしての迷走感が漂いますね。
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さて、ようやく見えてきた新型IS、大きくデザインを変えてのビッグマイナーチェンジ。
セダン販売不振の中、ミドルサイズ最後のFR車となる可能性もあるだけに、惜しみない改良が期待されますし、新プラットフォーム「TNGA/GA-L」に移行した「新型クラウン」や現行「レクサスGS」との差別化も気になるところ。
発表時期は2020年10月〜11月頃と思われますので、今後も情報入り次第アップデートしていきたいと思います。
2019年12月27日
レクサスIS 密かに年次改良?新ボディカラー「マンガンラスター」追加!
このまま改良されずにモデル末期を迎えると思われましたが、なんとさりげなく2020年モデル(と思われる)に変更されています。
現時点で判明しているのはボディカラーの変更のみ。
ボディカラーにLSで採用されている「マンガンラスター」<1K2>が追加されています。
メーカーオプションで「15万円+税」と高価ですが、最近流行りの奥深い輝きを持つグレー系のカラーです。
今回の改良でISは全体的に「白」「黒」「ダーク系」「赤」「青」など、白以外は濃いカラー色が中心なります。
https://lexus.jp/models/is/spec_price/color/
レクサスディーラーに展示されているカラーサンプルでも確認できます。
なお、本変更についてはニュースリリースは行われておらず、かつカタログはまだ改定されていない模様・・・
謎の変更ではありますね。
そして代わりに廃止されたのは「濃紺系」の「ディープブルーマイカ」<8X5>
2019年12月20日現在、ディープブルーマイカが選択できる車種は以下の通りです。
”F SPORT”系ではディープブルーマイカは原則選択できず、その代わり「ヒートブルーコントラストレイヤリング」<8X1>が設定されています。
レクサスISはスポーツセダン、ということもあり、F SPORTを選択される方が多く、必然的にディープブルーマイカの占有割合が低かったのかもしれませんね。
[”ディープブルーマイカ”設定あり車種]
・LS
・GS
・ES
・LC
・CT
・LX
・RX
濃紺系といえば、UXで初採用された「セレスティアルブルーガラスフレーク」<8Y6>。
現在はUX用のカラーですが、他車種への採用がどうなるでしょうか?どちらかといえば、コンパクト系に似合いそうカラーではありますが。
2019年12月07日
次期IS マイナーチェンジするなら、静的質感向上を妄想してみる!
2020年度終わり頃に、仮に2度めの「マイナーチェンジ」が行われるとしてもパワートレーンの変更はないでしょう。
しかしそれ以外の部分については、これがISの実質的な「ラストモデル」となるのであれば大きな改良が施される可能性もあるかもしれません。(マイナーチェンジモデルの販売状況によっては次のフルモデルチェンジはない?)
以下はマイナーチェンジモデルの静的質感部分に関する、「完全な妄想」ですが、一つでも多く実現すれば嬉しいですね!みなさんはいかがでしょうか?
■ヘッドランプ「ブレードスキャン式AHS」の登載
初代ISは、可変ヘッドライト(AFS)を登載していましたが。、モデル途中からコストダウン等の問題からか廃止。現行モデルではオートマチックハイビームシステム(AHB)は設定されていますが、配光範囲を変更するシステムは設定されていませんでした。ISの価格帯は600万円前後が中心となりますので、新型RXで採用された「ブレードスキャン式AHS」はぜひ登載してほしいところです。
■最新の「Lexus Safety System+」登載
ISに自動運転機能を求める方は多くないと思いますが、「全車速追従機能」のアダプティブクルーズコントロールは当然、レーントレーシングアシスト(LTA)も当然装備されるべきと思います。より高精度な「プリクラッシュセーフティシステム」の登載も期待したいところです。
また、一部の安全装備に関してはオプションでも良いので決して手を抜くことがないようにしてほしいですね。メルセデス・CクラスはBMW・3シリーズにも大きく水を開けられてしまっていますので、例えば全方位カメラシステムを登載し、「パノラミックビューモニター」の採用など、従来のレクサスセダンでは採用例が珍しいものについても登載を検討してほしいところ。
また、扱いやすいサイズのISですが、セダンユーザーの高年齢化も鑑み、万一の踏み間違え防止のため、クリアランスソナーを更に進化させた「パーキングサポートブレーキ」(PKSB)の標準装備もぜひ!(これはそろそろ付けないとヤバいでしょう!)
■テールランプ意匠変更
レクサスでは中期モデルになるとウィンカー部分が「オレンジ」になる傾向がありますが、次回マイナーチェンジではL字タイプのシーケンシャルタイプに変更してほしいところ。他車種に比べデザインのアクが強すぎるので、ESなどのようなスッキリとしたデザインに変更しても良いのではと感じます。
■第3世代ドアミラーの採用
2017年発売の「LC」から始まった新意匠ドアミラーがですが、兄弟車のRCは一足先にマイナーチェンジで第3世代型へ変更済。一方、ISは古いママ。これも最新型へアップデート・・・されるはず!ただし、ドアミラー下のおもてなしランプ廃止は賛否あるようですね。
■F SPORTモデル ブレーキキャリパーの進化
欧州車でのスポーツグレードなどではブレーキキャリパーの形状が変更されるケースも多く特別感があります。
レクサス「F SPORT」においては「LS・LC」を除いては特別感がありませんので、このあたりも差別化して欲しいところです。
IS350が継続されるならスポーティな4potキャリパーも見てみたい!
■電動パーキングブレーキ&ブレーキホールド、アルミフットレスト、LEDフットランプの採用
現行ISの欠点が徹底的にコストダウンされたこの部分。
そもそも2013年デビューのプレミアムセダンでは既に電動化がスタートしていましたが、ISはコスト低減の時代に設計されたため、足踏み式を継続採用。
アルミフットレストもなぜか採用されず、レクサスの中でも珍しいフットランプが電球仕様など、未だに影響が大きく、かなりの改善が望まれます。さすがにこの部分は改善されるでしょうでしょうが・・・
■ステアリング意匠変更
第3世代では「クルーズコントロール」はレバー型から「右ステアリングスイッチ」に変更されましたが、大幅なマイナーチェンジをするのであればここにも手を入れて欲しいところ。NXやRXのマイナーチェンジでは改善されなかった部分ではありますが、同一ブランドで操作系が大きくことなるのはあまり好ましくありませんので、手を入れて欲しいところ。
■ヘッドアップディスプレイの設定
トヨタブランドへの展開も進む「HUD」は、コネクティッド時代・自動運転時代を見据え、視界をそらさずに多情報が表示できるため今や先進的な装備として欠かせない存在になってきました。ISシリーズには今まで採用がありませんが、マイナーチェンジモデルでの採用に期待がかかります。
できれば東海理化で開発中の新型タッチトレーサー型HUDだと最高なのですが・・・
■タッチパネル対応&Apple Car Play等スマホアプリ対応・新ナビシステムへのアップデート
もともとIS系のナビゲーションモニターは見ずらい位置にあり、運転席のシートポジションによっては、画面右下部分が見づらいという欠点があります。ここも構造変更によりモニターの位置が前方に移動し、RXと同様「タッチパネル化」が行われる可能性は高そうです。
あわせて、Apple Car Play等のスマートフォン対応、新リモートタッチパッドの採用、ハイブリッドナビゲーションシステムの採用、ハイレゾ音源再生対応など、第3世代レクサスで採用されているものへのアップデートが期待できそうです。
■新スピードメーターの採用
ISのスピードメーターはアナログ式で、中央に4インチ程度のインフォメーションディスプレイを備えますが、トヨタブランドでも昨今は大型のインフォメーションディスプレイを揃えるなど、見栄えや機能性も含め相当に陳腐化していますので、そろそろスピードメーター自体の刷新も期待したいところ。必ずしも全面液晶がベストとは思いませんが、「IS」に求められる若々しさ・洗練されたデザインというイメージの中、スピードメーター周りはかなりオールドタイプになりつつあります。もっとも、マイナーチェンジででの変更は難しいのかもしれませんが・・・現実的には「ES」や「UX」と同タイプへの変更が現実的なのでしょうか。なお、「F SPORT」に関しても可動式リングは独特ではあるもののそろそろアップデートが欲しいところ。
■インナードアハンドル&PWスイッチ等変更
かなり細かいところですが、毎日手に触れる部分として、こちらも第3世代レクサス型への意匠変更が期待されます。たとえば、UXとESでは形状は同一ですが表面塗装や質感がかなり違いますので、ISがどちらのタイプになるかは注目。パワーウィンドウスイッチの質感向上も期待したいところ。
■室内照明のLED化
他のブランドでもLED化が進みますが、光源は当然LEDになると思われますが、ISにおいてはスイッチ時代がアナログ式スイッチでしたので、RC等と同様にタッチスイッチ式に変更されるものと思われます。ここはぜひ改善して欲しいポイント。その他、ドアトリムやドアポケットへのイルミネーション配置などこのクラスのセダンでは当たり前の演出の追加も欲しいところですが、レクサスがあまり採用してきませんね。
■ドリンクホルダー位置変更
ISでは助手席の方がセンターコンソールの肘置きが使えない構造になっています(ドリンクホルダーが鎮座しているため)が新ナビゲーションシステムの導入とともにリモートタッチの形状変更や配置変更により改善が図られると思われます。また、ドリンクホルダー自体にも他車種のような「ストッパー」も欲しいところ。欲を言えばイルミも欲しいところですが、レクサスはこのあたり淡白ですので導入は難しいかな・・・一部欧州車で蓋(リッド)付きに回帰しているケースもあるので、ISはどうなるでしょうか。
■非接触型給電機能(qi)の設定
欧州車でも標準化が進む、スマートフォンの非接触型給電機能ですが、こちらも新ナビゲーションシステム導入とともに実施してほしいところ。
「USB-C」タイプの採用もあって良いと思いますが、レクサスの2020年モデルでは今の所設定がありません。
■スピーカーグリル周りの質感向上
ISは他車種と比べてもスピーカーグリル周りの質感が乏しいため、何らかの加飾か形状変更が望まれます。最近はマツダ車などでもかなり気合が入っていますからね・・・RXやNXのように金属調塗装の「リング」をつけるだけでも結構見栄えは変わるのですが・・・
■リヤ席 快適性の向上
ISはもともと後席の居住性は重視されていませんが、昨今のライバル車は後席の質感や居住性も大きく高まっています。
現行ISはお世辞にも後席の質感が高いとは言えません。例えば、ドアトリムの質感、スカッフプレートの質感、パワーウィンドウスイッチやドアポケットなど、もう1レベル上げて欲しいところ。また、後席センターのエアコン吹出口も質素ですし、全体的に照明不足であるため、イルミネーションの追加なども検討してほしいところ。
また”version.L”であれば、リヤのシートヒーターの追加や、「後席独立温度調整機能付きエアコン」もそろそろあっても良いように思います。
もちろん上記のほか、本来のクルマの性能である「走る」、「止まる」、「曲がる」部分についてのアップデートは当然行われるはず・・・
しかしフルモデルチェンジやプラットフォームの進化がない限り限界はありますので、まずは目に見える部分でどれだけ変わったのか、ぜひPRしてほしいところであります。
2019年06月06日
CG〜Dセグセダン ジャイアントテストでの「IS」の存在感は?
今回は競合激しいDセグメントセダンということで、非常に興味深い内容でした。
SUVブームが続く中でもやはりプレミアムブランドの顔はDセグメント、Eセグメントの「セダン」。
主役のBMW 新型3シリーズを含む「8台」の比較競合車で各分野(加速性能、燃費、乗り心地etc…)等の得点を積み重ねて評価しています。
今回、その8台のうち、日本車代表として、「レクサスIS」が登場しています。
・カーグラフィック 2019年7月号「第27回ジャイアントテスト」
http://www.cargraphic.co.jp
8台の車種は以下のとおり。
・アルファロメオ ジュリア 2.0ターボ ヴェローチェ
・アウディ A4 45TFSI クワトロ
・BMWの 330i Mスポーツ
・ジャガー XE300 スポーツ
・レクサス IS300 F SPORT
・メルセデス・ベンツ C200 アバンギャルド
・プジョー 508GTライン
・VW アルテオン R-ライン 4 Motion
▼Amazon カーグラフィック 2019年7月号
新品価格 |
▼楽天ブックス カーグラフィック 2019年7月号
カーグラフィックの「ジャイアントテスト」の良いところは、一般的なカー雜誌のようなモータージャーナリストや編集者の独自基準や試乗もしない「思い込み」で評価しているのではなく、しっかりと数値で「見える化」しているところにあると思います。
そのため、「乗り心地」や「商品力・先進装備面」、「静的質感」でレクサス車は得点を稼ぎ、上位にランキングされることも珍しくありません。
輸入車との比較において、動力性能や官能性ではまだまだ一歩劣ると標されるレクサス車ですが、日常的な使い勝手の面も含めて評価しているのはカーグラフィックならでは。
結果は雑誌でご確認いただければと思いますが、2013年5月のデビューからすでに6年が経過しているレクサスIS(テスト車はIS300 F SPORT)に対しては厳しいものとなっています。(テスト車はターボエンジンのレスポンス改良を受けた最新の2019年モデルが使用されている模様)
しかし、それは各項目のテストを見れば一目瞭然と言えるもの。
特に私がショックを受けたのは、「燃費」の項目で、なんと前8車中、IS300が「最下位」だったことです。
実用燃費も高いと言われるレクサス車において、非ハイブリッドモデルとはいえ、複合的なシチュエーションによる実走行テストで最下位というのは、競合車の燃費効率が向上しているなか、厳しいものがあります。特に一般道での通常走行の燃費が唯一「リッター10km」を割っているのは厳しい。
また発売時期が古いこと(MCで抜本的な改良をされなかったこと)による先進装備の不足にあることが所々で触れられています。
たとえば、比較競合車8車のうち、「全車速追従型」のレーダークルーズ装置を持たないのはIS300のみ、「足踏み式のパーキングブレーキ」を採用しているのもIS300のみであることが記事でも触れられています。
アイドリングストップ機能の復帰制御の面でも課題とされているなど、本来レクサスが得意とすべき分野が今や足かせになっているのは厳しいといえます。
しかし、良いこともありました。IS300は「マイナス」の項目も少ないこと。(大きな欠点もない)
とはいえ、500万円を超える価格帯になってくると、万人受けする車ではなく、個性のある車を求める方の比率も高くなってくると思いますので、その中ではIS300は個性のないクルマになっているともいえ、ますます選ばれにくくなっていると言えそうです。
なお、2019年4月のISの販売状況は合計約170台(内訳/IS350:1台、IS300h:136台、IS300:33台)と実用的なセダン車としては、非常に厳しい状態が続いています(おそらくCクラスや3シリーズの1/10程度の台数なのでは・・・特にIS350の1台というのは・・・)。
170台というのは、レクサスディーラーの数とほぼ同程度。つまり、ブランドの顔となるFRセダンのISが各ディーラーで1ヶ月に1台しか売れていないわけです。(ちなみに2月が171台、3月が231台、今後このような傾向が続くと思われます)
2020年、レクサスISは「2回目のマイナーチェンジ」をするのでは?という噂があります。
2016年のマイナーチェンジでは基本構造部分にはあまり手が入りませんでしたが、仮に2020年に再度マイナーチェンジしても前後バンパー&ヘッドライトの意匠変更、内装の一部装備の改善だけだとすると、よほどのレクサスファンでない限り購入の食指は動かないでしょう。
せめて「RC/RCF」と同等のナビゲーションシステムのアップデート(できればApplecarplay等の装備も)や、競合に見劣りしない安全装備「LSS+」のアップデート、万一をサポートする「インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)」など最低限のアップデートはしてもらわないと・・・。
Eセグメントクラスの「レクサスGS」に関しての動向も気になるところですが(現時点では某雑誌に記載されている2019年8月でのオーダーストップはない模様)、プレミアムブランドの中核Dセグメントセダンの「IS」は本来であれば最量販車種でなければならない存在。ブランドの「顔」として、なんとか大切に育ててほしいと切に願います。
2019年03月17日
レクサス 新型IS(第3世代)そろそろコンセプトモデルの展示はあるのか?
さて、最近は、非常に評判の高い新型セダン/ハッチバックの「mazda3」の見積もり解禁、BMW3シリーズの発売など、セダン系中核モデルの話題が以前より増えてきましたね。
それにしても「mazda3」の内外装の質感とコストのバランスは非常に良い印象。日本での実車展示が待たれます。
そして、旅先でお世話になるレンタカーのレベルも一気に上がりそうで、楽しみです。
[ワンダー速報]
■マツダの新型アクセラ改め「MAZDA3」を見積もってきました!
http://drumsyos.blog.fc2.com/blog-entry-2702.html
[WONDERFUL CARAMEL LIFE]
■速報【新型 MAZDA3 グレード・価格】判明! 細かい装備なども報告!!
https://wonderful-car-life.com/?p=5711
さて、レクサスの中核モデルといえば、やはりインテリジェントスポーツ、「IS」。
2012年9月のパリ国際モーターショーで、コンセプトカー「LF-CC」がお披露目。
このときは2ドアクーペでしたが、外観デザインはほぼそのまま「IS」に採用されました。
内装の質感に関してはだいぶ変わりましたが基本的なデザインは「IS」に踏襲されましたね。
コンセプトカーに続き、2013年1月のデトロイトモーターショーで「IS」がお披露目。
なんと、その4ヶ月後「2013年5月」に日本国内で現行ISが発売されました。(#30系IS)
しかし、当時の環境からか熾烈なコストダウンにより内装や先進装備が大幅にグレードダウンしたのは、今になっても尾を引いています。
その後、はや6年超が経過。メルセデス・ベンツCクラスやBMW3シリーズは年間1万台以上を販売しているにもかかわらず、レクサス「IS」の販売は振るわず、新型車の登場が待たれます。
しかし、2019年のレクサス新車ラインナップには新型ISは含まれていませんので、どんなに早くても新型ISの登場は「2020年」。
そのためには・・・
「コンセプトカーが、2019年中に登場」
「プロトタイプモデルが、2020年上期のモーターショーに登場」
ということが必要となりそうです。
トヨタ自動車はかねてから車種統合を表明していましたし、世界的なセダン不振の折、新型ISがキープコンセプトのままフルモデルチェンジすることはないと思われますので、以前から噂されていたように、居住性をアップさせるため、ボディサイズを拡大してGSとの統合を図るのか?(新型クラウンとボディを共用?)
それとも、先般のスクープされたマガジンXのような衝撃的な内容でデビューするのか?
■次期レクサスIS これは・・・衝撃?(マガジンX)
http://www.namaxchang.com/article/464327085.html?1552701409
それとも、もう1度内外装を最小限のコストで改良し、2度めのマイナーチェンジを施して、延命措置を図るのか・・・
ISファンとしては、やはり2019年度中にコンセプトカーがお披露目され、2020年1月のデトロイトモーターショーでプロトタイプの発表、2020年夏頃の新型車を期待したいところ。
4月のニューヨークモーターショーでは「RX」(MC版)がメインになるでしょうが、ここでISでのコンセプトモデルの登場という可能性も果たしてあるのでしょうか?(私的には2019年秋の東京モーターショーでのコンセプトモデルのお披露目に期待したいところ。でもそうなるとプロトタイプモデルの展示は2021年になってしまいそう?)
少なくとも以下のような改良が施されるだけでも多くのISファンの方の琴線に触れるのではないかと思うのですが・・・
■新型ターボエンジン
→次期ISには3.5L系のエンジンは投入されないと思われますので、ツインターボエンジンで出力向上を期待?
車格的には10ATは厳しいでしょうか?
■新型FR系ハイブリッドシステム
→2013年5月から2020年には7年が経過。リニューアルされたFF系に続き、FR系の新HVシステムの登場が待たれます。
3.5L系"マルチステージハイブリッド"の評判は今ひとつ伸びませんが、2.5L系にもなんとか投入できないものでしょうか?
■新型EV系パワートレーン採用
→電動化時代に適合した、EVモデルも当然視野に入っているものと思います。「UX300e」の登場は確実と思われますが、ポルシェが目指すように、スポーティなセダンタイプでも両立ができるのでは?新型ISでは実現してほしいところ。
■最新版のLexus Safety System+(LSS+A準拠)の採用
→最低でもES・UXと同等のシステムを搭載。
しかし、BMW3シリーズやCクラスの進化を考えると、当然自動運転系の装備も求められます(レーンチェンジ機能等)
■デジタルアウターミラー/ デジタルインナーミラーの進化
→ESのものが第1世代とすると、高精細化・高速画像処理化を施した第2世代の採用が期待されます。
モニターはダッシュボードへの埋込などを期待したい!
■ヘッドアップディスプレイ(HUD)の採用
→ISでは初採用の期待がかかります。LSに採用された大型HUDでフロントクロストラフィックアラート表示機能もぜひ!
■液晶メーター画面の大型化
→そろそろLFAインスパイアのメータも刷新してフル液晶やOLEDの採用を期待。
■電動パーキングブレーキ&ブレーキホールドの採用
→これは必ず実現していただきたい!
■室内照明のLED化
→小物入れへの照明追加など、使い勝手の面でも配慮がほしいところ。
■LDH(後輪操舵)の採用範囲拡大
→3.5L・5L系以外にもぜひ搭載を!
■新型ナビゲーションシステム&タッチパネル方式の採用
センターコンソールパネルのタッチパネル化、リモートタッチパッドの液晶化は先進性と操作性向上を良質させるためにはぜひ実現して欲しいところ。
そのためには、当然コストが嵩むわけですが・・・新型GSを廃止しISをサイズアップするのであれば、ぜひ実現してほしいところ。
投入時期がまだまだ不透明な次期ISですが、現行の#30系ISは、先進的な装備があまり導入されなかったので、レクサスの最新技術を惜しみなく投入して欲しいところです。
2018年10月13日
LEXUS IS 特別仕様車“Black Sequence”見てきました!
10月12日(金)まで東京・日比谷の「LEXUS MEETS…」に展示されているので、ご覧になった方も多いかもしれません。
展示されているのは、レクサスRC/RCFで2014年に登場した特別塗装色「ラディアントレッドコントラストレイヤリング<3T5>」を施した2Lターボエンジンモデル「IS300 ”Black Sequence”」
ラディアンレッドは非常に塗装のきれいな特別仕様車で、レクサスの特別塗装色でももっとも標準塗装との違いがわかると言っても過言ではないと思います。
今回のIS 特別仕様車は、”F SPORT”グレードの一律「+10万円」に設定されています。
IS350 “Black Sequence” 6,438,000円
IS300h “Black Sequence” 5,794,000円
IS300h AWD “Black Sequence” 6,249,000円
IS300 “Black Sequence” 5,318,000円
標準仕様の”F SPORT”の違いをチェックしてみたいと思います。
“Black Sequence”では、”F SPORT”と同様のバンパー/グリルを採用していますので、漆黒メッキを採用。
とてもスポーティです。ピカピカのレッドとの相性が抜群に思いました。
基本設計が古いので、クリアランスランプが一昔前のつぶつぶLEDなのはやむなしか・・・。
ドアミラーも特別塗装のブラックです。なお、内側のパーツ(視界に入る側)は樹脂パーツなのは残念。
ここはレクサスGS用のクリアブラック素材を使用してほしかったところ。
ホイールはTRD製品などによく見られる、「ブラックスパッタリング塗装」で、非常にかっこいいです。
ガリ傷には注意ですが、質感はとても良いです。これはたまりませんねぇ。
サイドビュー。ラディアントレッドと漆黒メッキ/スパッタリング塗装の組み合わせは実にマッチしますね!
これはかっこいいですよ!
ドアを開けると、”F SPORT”専用スカッフプレートが。そして、特別専用車専用のフロアマット。レッドの縁取りが純正では珍しいですよね。
しかし、フットレストがアルミ仕上げではないのはスポーツセダンにもかかわらず実に不思議でなりません。
ドアトリムは見慣れたISそのもの。
パワーウィンドゥスイッチにメッキ等の加飾がない、スピーカーグリルが質素、ドアカーテシランプが未だに電球、など、531.8万円〜643.8万という価格帯の車としては残念な部分が見受けられますが、あらためて見るとレクサス車としては標準的な質感を確保していることがわかります。
特別仕様として、「本木目インテリアパネル」は墨本杢調のものですが、これは、2018年7月まで販売していたレクサスRC特別仕様車 “F SPORT Prime Black” で設定されていたものと同一素材のもので、質感も高く、独特なインテリアパネルです。
RC特別仕様車“F SPORT Prime Black”についてはこちらでレポートさせていただいております。
■レクサスRC特別仕様車〜その他車種にも50万台記念特別仕様車?(2018/6/19)
http://www.namaxchang.com/article/460082056.html?1539257051
なお、リヤドアは次の通り。面積は狭いながらも、黒墨本木目ならではの手触りは室内の質感を高めてくれます。
ただ、手指の「油脂汚れ」には注意です。
専用ステアリング。上部が「墨本木目」で、大変渋いデザインになっています。
シートも特別仕様専用デザイン。
素材は合成皮革の「L-tex」ですが、生地の厚みが十分とられているので本革ライクな仕上がりで特段の不満はありません。
よくできていると思います。フレアレッドのアクセントが効いていて、万人受けするデザインと思います。
助手席グローブボックス上部のインテリアパネルも黒墨本杢調になっています。
ただし、天井のルームランプは残念ながら今どきALL電球、ドアミラーもフレームレスではないタイプ、など設計が古くなっているのは残念なところ。そろそろ改良してほしいものです。(他モデルと共有部品なのでいつでも変更できるはずですが・・・)
後席からの室内全景。
ブラックとアクセントとなるフレアレッド、そして漆黒の本木目パネルがマッチしています。
オーディオパネルサイドのニーパッドのアクセントレッドも実にいい感じですね。
後期ISはまだ街なかでもそれほど多く見かけませんが、特別仕様車で「ラディアントレッド」を選択した場合は、ほんと素敵なカラーで目を惹いてしまいますね。
さて、この特別仕様車は”F SPORT”の「+10万円」という設定ですが、「IS」自体を気に入ったとすれば非常にお買い得な設定となっています。
通常の標準仕様の”F SPORT”からの追加装備は以下の通り。
・黒墨本杢目/黒墨本杢目調パネル (推定約93,960円+税相当)
・パワーイージーアクセスシステム
・シートベンチレーション
・運転席&ドアミラーポジションメモリー
・L-texシート
・後席サイドエアバック
冒頭の「黒墨本木目ステアリング/黒墨本木目調パネル」で、今回の特別装備の「+10万円」をカバーできる計算です。
そして、その他の装備は、メーカーオプションの本革シートセット(275,000円+税)をセットしないと付帯されない装備となりますので、外観に対する特別装備(ドアミラー、ホイール)および、シート周りの追加装備が実質「無償」の計算となります。
UXを見た後にあらためてISをじっくりチェックすると、レクサスとしての中心となる車はやはりISではないか・・・としみじみと感じました。
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■11/25開催予定のTGRF レクサスLCオーナーズミーティングに関してはこちら
【募集開始】11/25 TGRF LCオーナーズオフラインミーティング
http://www.namaxchang.com/article/462096330.html?1539261331
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2017年11月08日
密かに LEXUS IS300にネーミング変更&年次改良が?
実はニュースリリースされていないと思われますが、レクサスISが年次改良(いわゆる2018年モデル)されています。主な改良点は次の点(と推測)です。
・IS200tからIS300への名称変更
・IS350に新エンジン投入(2GR-FSE → 2GR-FKS)※既にGS350に搭載済のもの。
これにより、エンジンの最高回転数が6600rpmに向上、燃費も10.0km/L → 10.4km/L)へ改善。
・IS350 F SPORTにトルセンLSD(MOP=4万円+税)の設定
なお、北米ではヘッドライトにAFS機能(Available Adaptive Front Lighting System)も導入されています。
AFSは、「LSS+」では、アダプティブハイビームシステム(AHS)に包含されていますので単品設定はすっかり見かけなくなりましたが、夜間の峠などのコーナリングで進行方向を照らす便利な装置です。
なお、2018年モデルにおいて、このAFSは日本では未導入です。
理由としては、北米では日本のような「3眼フルLEDランプヘッドランプ」の設定がないことで、その代替と思われます。
なお、SUV系の各モデルや新型LC、LSではステアリングを切った方向を照らす「コーナリングLEDランプ」が備わっていますので、今後も、AFSが単品で設定される可能性はほぼないと思います。(CT200hにはあってもいいかも?)
最大のトピックスはIS350に待望の新エンジン投入ですが、ニュースリリースすらされていないことを鑑みると、トヨタ/レクサス自身もPRするつもりがないのかもしれません。IS350の毎月のここ直近の販売数は約10〜30台前後程度といつ販売停止されてもおかしくない状況ですのでやむを得ませんが・・・
新エンジンは既に「GS350」に搭載されているもので、スペック的には同性能ですが、モード燃費に関しては、GS350が10.8km/Lに対し、IS350は10.4km/Lと若干低くなっているのは謎です。(車両重量の計測区分の違いか??)
しかし、いずれにせよ本来対応してほしかった、アクセル/ブレーキ踏み間違い防止機能(インテリジェントクリアランスソナー・パーキングブレーキサポート等)は行われておらず、これは来年度の改良となるものと思われます。
実質的には「IS200tからIS300のネーミング変更」のみと思われますが、IS350を検討されていらっしゃる方は、新エンジンへの換装とLSDの設定は訴求ポイントになりえると思います。
なお、GS350と同エンジンにつき、引き続きアイドリングストップ機構はありません。また、GSやRCで採用されている、ブレーキキャリパーのオレンジカラー設定もないのが残念ではあります。
2017年10月17日
魅力的な欧州でのLEXUS ISのオプション類
オプションがビジュアルで準備されているので、とてもわかりやすいです。
日本のレクサスはトヨタブランドと比べてもあまり遊び心のあるオプションがありませんが、欧州は凄いですね。
まずはホイールですが、とてもスッキリとした17インチホイール。カッコいいです。
ちなみに、欧州では空気圧警報システムは標準装備ではないんですね・・・。
18インチホイールはBBS製っぽい万人受けしそうなデザイン。
日本では先日LXに設定された、牽引ニーズに対応する、ヒッチメンバーが(取り外し式)。
セダンではあまり見ないように思うのですが、これはインパクトありますね。
ウィンタースポーツにも活躍のスキーグッズも。純正でラインナップがあるのは安心。発売当初と違い、IS300hにもAWD仕様がありますので、日本でもニーズはあるのでは。
室内では、欧州車で少しずつ普及が進んでいるといわれる、wi-fiルーターが。(2018年初設定予定)
いわゆるモバイルルーターの車載版になると思われますが、そもそも日本ではクルマの中でノートPCを利用して仕事はあまりしないでしょうし、スマホのテザリング機能等、個人で安価に通信できる手段があるのであまり需要はないのかもしれません。仮に採用されるとしても、au系になるんでしょうね。
なんと、後席のエンタテイメントシステム&タブレット(IPad)のホルダーもあります。
これは日本でもニーズがあるでしょうから、ぜひラインナップしてほしいですね。
日本では間もなく発表される、新型レクサスLSではHDMI接続だけでなく、DLNAでの接続もカバーしていますが、これはどのような入力手段に対応しているのか楽しみです。
ということで、実用的かつ遊び心のあるアイテムでした。どれも魅力的なアイテムでした。
日本での入手は困難と思いますが、ぜひ正規オプションとして導入して欲しいところですね。
さて、レクサスギャラリーのうち、名古屋ミッドランドスクエアのページに気になる文言が追加されています。
https://lexus.jp/dealership/lexus_gallery/midland_square/
つまり、新型レクサスLSが19日の13:30にプレス発表され、お披露目されることを意味していると思われます。
ホームページでの公開もおそらく同時刻と思いますので楽しみですね!
2017年08月06日
久々の LEXUS IS200t! 〜 ホイールナット染めQ塗装編(1)
レクサスでは数少ないソリッドカラーである「マダーレッド」<3T2>のIS、実は街なかで一度も見たことないような気がします。欧州車っぽいなかなかいいカラーで、かつてのトヨタ「スーパーレッドV」を思い出しました。
久々に乗った「IS200t」はフロントが軽くて街なかでは大変乗りやすく、十分なパワーがあります。車両はversion.Lなのでタイヤサイズも17インチで乗り心地も良好。
反面、アイドリングストップ機構の再始動の振動の大きさ(結構クルマが揺れる)は500万円を超える高級車としては結構気になります。また欧州車のダウンサイジングターボ車のような、いかにもターボで加給してるようなフィーリングがほとんど感じられないので乗っていて刺激がなさすぎるのは残念です。
乗り心地は良いですし、トランスミッションは8速はスムーズですし(ただしDレンジでのシフトダウン・アップの変速は遅い)ブレーキもフロントは4podキャリパーですし、商品力はあるんですけどね。
そして、マイナーチェンジ前車両なのであらためて見ると内装の質感は気になりますね。
室内の電灯類(ルームランプ、カーテシ、フットランプ等)はほとんど電球ですし、カップホルダーの位置・センターアームレスト&ドアトリム周りの質感といい、デザインは似ていても、約1年半遅れで発売されたRC系はずいぶん改善されたんだな・・・と改めて思います。
9月マイナーチェンジ予定のNXの改良情報を見る限り、それより高額価格帯にある「IS」はもっと内外装の質感を高めてほしいと感じました。
久々に天気が良かったので、久々のDIY作業として、純正の「ロックナット」をブラックに染めてみました。
今まで使用していた純正のロックナットをなんとか継続使用できないかと思い、シルバーのものを塗装して再利用しようと思っているのは私だけでしょうか(笑)
しかし、シルバーとブラックでなぜ「8000円」も違うのでしょうか・・・(そんなもん?)
塗装は素人には難易度が高すぎるので、普通は手を出さないのですが、小さなナットならなんとか出来そうな感じがしたので、とりあえずチャレンジ!
調べたところ、「染めQ」が一応金属にも使えて、比較的簡単に塗装できるみたいなので、脱脂後、金属に塗装できるよう「ミッチャクロン」を塗布。すぐ乾燥しますが、表面がネバネバするので手で触らないよう、割り箸を使います。
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そのあとは「染めQ」のブラックを塗装します。
ロックナットは4個なので、塗料は少量70mlのものをチョイス。700円前後。
素人DIYなので多少ムラが出来てしまいますが、重ね塗りをするとだいぶ気にならなくなります。普段はほとんど見えないので良しとしましょう。
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遠くから見ると結構いい感じに仕上がりました。(近くで見ると・・・・)
純正とは違い、マットな感じになったので、数日間完全乾燥するのを待ってからツヤ出しのクリア塗装をして完成の予定です。金属系には、「保護ツヤ出し」がいいらしい。 800円前後。
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問題はナットを締めたあとどれだけ塗膜が剥げるかですね。
通常のナットと違い、マックガードのロックナットは噛み合う部分が中央の花型の部分でロックナット外周は噛み合わないのでそれほど剥げないと思っているのですが・・・
かかった費用は3000円未満なので失敗しても授業料として割り切りできます。
結果はまたレポートいたします。
2016年10月31日
新型 LEXUS IS F SPORT 実物はなかなかカッコいい!
まずはヒートブルーCL の「IS200t」 F SPORT。
とにかくカッコいいのは、RCFにつづいて採用の「漆黒メッキ」!
しかもRCFとは色調が異なるような・・・特にロア部分は面積も広くメッキの質感も高いため大変かっこいいです。
北米では不採用の「3連フルLEDヘッドランプ」ですが、ヘッドランプ内部がブラック調になってるためとてもスポーティです。NX、RC、RX、LX、GSとはウィンカーの点灯具合が違うのは謎ですね。
オプション価格も7万円+taxと安価になりましたので、必ず装着したいオプションですね!
F SPORT専用色の「ホワイトノーヴァガラスフレーク」と漆黒メッキがよく似合います。
目立たないように、「クリアランスソナー」もしっかり準備。(RCFは正面のクリアランスソナーがないんですよね・・・)
ドアミラーカバーについてはスポーツグレードで色調変更されるケースも増えてきましたが、ISでは通常モデルと変わりありません。内側の部分は引き続きブラックの樹脂を使用していますが、表面処理はしっかりされているので一定の質感は保っていますが、「GS」と同等のクリアブラック塗装あたりにしてほしかったところ。
なお、NX・RC等から採用されているドアハンドル照明は不採用のため、引き続きドアミラー下照明が使用されています。
F SPORT専用ホイールは変更ありません。定番デザインで人気もあるのでしょうね。(切削加工になってもいいのでは?と思いましたが)
リヤディフューザーは塗装されていませんが、スポーティ感が増して良い改良と感じます。
内装については、「ダークガーネット」を差し色に使用した「ニュアンスブラック」がとてもカッコいいですね。
ナビゲーションシステムは2画面表示対応でとても見やすくなりました。
地図は2016年秋版が採用されていました。
なお、マップオンデマンドの無料更新は大変便利な機能ですが、新規に追加・更新された地図の地名や施設名の音声読み上げ機能は追加されませんので、最新状態にしたい場合は、無料更新期間の3年後は有料の更新をする必要があります。(特に新規追加されたICの出入り口やJCTなどは注意!)
特に、ドアトリム部分については、ドアトリムの一部のクッション厚が変更されて快適性が増した(と思われる)のと相まって、ドアトリムの配色も「GS」ライクになって見栄えも良くなっていると思います。
ドアカーテシランプは残念ながら電球のままですが・・・
なお、F SPORTであってもリヤのスカッフプレートは樹脂製です。ここはロゴなしでもいいのでステンレス製にしてほしかったところ。
テールランプは好みの別れるところですが、斬新なデザインと立体感のある光り方で私的には好みです。
オレンジ色のクリアパネルは後期途中で廃止されそうな予感もありますが・・・
2016年10月23日
LEXUS IS マイナーチェンジモデル 詳細写真1 どこが変わった?
いきなり旅行先で立ち寄ったディーラーで・・・
IS300h グラファイトブラックガラスフレークのフロントフェイス!
街なかではあまり見かけないベースグレードでしたが、フロントフェイスはなかなかかっこいいですね。
3眼フルLEDライトは2014-1015年発売の新型車(NX・RC・RX・LX)の3眼フルLED仕様とも違うデザインですが、実物はなかなかカッコいいです。
オプションの17インチホイールが装備されていました。切削加工でスポーティですね。
ブレーキシステムはIS300hなので質素なタイプです。
テールランプはフルLEDタイプですが、ウィンカーレンズがオレンジなのは賛否が分かれるところと思います。
ハイブリッド仕様の場合、バンパー下部のマフラーエンドはダミーです。が、結構よく出来てます。
遠目で見るとフェイクとは気づきにくいです。
ドアミラーは変更なし。内側は引き続き無塗装樹脂パーツで、LSやGSクラスとは差別化されています。
インテリア。残念なのが引き続き標準グレードではスカッププレートがALL樹脂です。
高価なクルマですから、ここはなんとかしてほしいですよねぇ。
ま、DOPのスカッフイルミを装着すれば解決するのですが。
ドアカーテシも引き続き電球。
RC系は2015年秋の改良モデルからLED化されています。部品単価では数100円ぐらいしか違わないのですが。
今回からディーラーオプションでLEDバルブが準備されているので、そちらを売る作戦か?
意外に貴重?な標準グレードの「ウォームメタル」。
フェイクフィルムですが、よく出来てます。
個人的には、F SPORT専用の標準パネル(ウェッジメタル)よりこちらのほうが好きですね。
助手席前のウォームメタル部分は結構派手目で外光が強い場合は反射もあり、好みが分かれるかもしれません。
インナードアハンドルはステアリングスイッチとともに、NXやRC系と同じものに変更されています。
ISはメッキで室内と調和していませんでしたので、ようやくの改良。ただし、新型GSの高輝度・高品質・高剛性のものと比べるとプラスチック感が残っていますね。
(現在、GSとLXのみ採用されています)
角度を変えるとLEDのスリットが。(廃止されて無くてよかった)
最近のレクサス車は室内イルミネーションが増えていますが、ISはこの部分のみとなります。
室内足元。F SPORTのものですが、足元照明が電球なのは諦めるとして、フットレストは引き続きアルミではありません。SUVのNXやRXでもアルミフットレスト装備なのに、ホント不思議ですよねえ。ここまで改良コストが捻出できなかったのか不思議です。RCのものがそのまま使えるはずなのですが・・・輸入車でもフットレストがアルミでない車種はありますが、レクサスのF SPORTではなぜISだけ不採用なのかが不思議です。
ルームランプはALL電球でした。レクサスマイナーチェンジの法則どおりですが、今時の500-600万レンジのクルマとは思えませんね。これを変更しないのはRCへの配慮か?(笑)
新意匠のインナードアミラーですが・・・なんとフレームレスではありませんでした(スミマセン)
といっても、GSやRXのようなインパネへのLED点灯機能もなく、現時点ではIS専用のルームミラーです!
数がでないレクサス車でここまで車種別ルームミラーの仕様を変更する必要があるのか不思議ですね。
でも枠はかなり細くなりましたし、とてもスッキリして見やすいです。
シフトノブは改良されて(たぶん)IS専用になっています。
中央の金属部分が高輝度塗装(GSと同じか?)になりました。MC前のものやNX・RCのものはプラスチック感がありましたのでかなり良くなっています。ここは地味ながら嬉しい変更。
しかし圧巻はやはり大型化したディスプレイ!
7インチからワイド10.3インチはかなりの大型・高品質感があります。とても良いです。これは正直うらやましい。。。
最近のジャーマン3のワイドディスプレイは後付感がありますが、レクサスISはしっかり「一体化」していますね。
シートポジションにより一部見づらい点がありますが、コントラスト、画質ともに良好です。
カップホルダー部分は当初のモーターショー出展時のニュースリリースでは改善されたとありますが、残念ながら位置は変わらないように感じました。写真のとおり、あいかわらず助手席の肘置きがありません。
これは評判が悪かったはずですが? (少なくともかつて、私はこれで30系ISの購入を完全に断念しました。)
※RC系は大型のアームレスト&ドリンクホルダーの前進により助手席でも快適です。
カップホルダー自体は意匠が変更され見栄えがよくなりましたが、ドリンクを保持する「ツメ」がありません。
NXやRCでは配慮されているのですが・・・なぜか不思議な仕様。
カップホルダーの周囲も硬質な樹脂パーツですし、あまり質感がよいとは言えません。(改良前よりは良いですが)
今回の改良の目玉でもあるリモートタッチ部分。パームレストは合皮ですが、それほど質感が高いともいえず。インテリアにこだわりがある方は貼り替えたりカラーリングを楽しむのが良いと思います。でも改良前から比べると相当良くなっています。
リヤ部。とくに変化は感じられません。
ドアトリムの仕上がり、スピーカー周り、スカッフプレートなどもう少し見栄えがよくなると良いのですが。
次回は「F SPORT」仕様を。
フォグランプ周りは好みがわかれそうですが、標準仕様とは漆黒メッキの採用など、カッコ良かったです!
2016年10月20日
LEXUS IS MC版(2017年モデル)ついに国内発表!
http://lexus.jp/pressrelease/news/20161020.html
カタログの表紙は「IS350 F SPORT」(3眼フルLED(ランプ装着)でとてもカッコいい表紙です。
「インテリジェントスポーツ(IS)」というネーミングどおりのスポーティさを全面に押し出していますが、残念ながら走行性能に関する新規の追加装備はありませんでした。GS350で採用された新型エンジン(2GR-FKS)への換装もなかったのは(燃費改善の面も含め)とても残念です。
既に何度も取り上げておりますが、あらためて概要をざっくりまとめると・・・
・キープコンセプトの一般的なマイナーチェンジモデル(ビッグマイナーではない)
・安全装備のレクサスセーフティ・システムプラス(LSS+)を標準装備
・改良型ショックアブソーバー、フロントサスペンションロアアームをアルミ製に変更、剛性アップと軽量化を両立。
・前後フルLEDランプをラインナップ。(一部メーカーオプション)
・フォグランプの廃止
・ナビゲーション画面拡大、リモートタッチ周りの質感・操作性の改善
・内装の大幅な質感向上(※本来の水準に戻っただけとも言えるが・・・)
・パワートレーン、トランスミッション、主要な機構は変更なし。(IS350のエンジンも換装なし)
・レクサス開業年(2005年)以来、主力だった2.5L V6エンジン(4GR-FSE)の廃止。
・価格はグレード等により異なるが概ね15万前後の上昇。
・・・これが2〜3年前に発売されていれば、20系ISから乗り換えたのに!と思う方は結構いらっしゃるのでは?
着実にブラッシュアップ&ファインチューニングされたものと思いますが、ライバルとされる他ブランドのDセグメントモデルとこれで残り「3年間」を戦うには、あまりにも厳しいのでは・・・というのが偽らざる感想です。
あまりにも「規定」通りの改良であり、サプライズなし。
レクサスブランドでの最量販を期待されるモデルとしては少しさみしさを感じるのは私だけではないでしょう。(既にSUVモデルが主力になっているともいえますが)
内装に関しては、スポーツセダンっぽい暗い「ブラック」や「シルバー」を基調としたカラー&インテリア、そして引き続き人気の「ダークローズ(リオハ・レッド)」が中心となり、RCやNXで取り入れられたパーツの投入など、質感の向上が確実に図られていますが、ルームランプ類が引き続きALL電球など、5−600万円レンジの2017年モデルとしては古臭さも残っています。
サプライズはなかったとはいえ、クルマとしては相当洗練されているはずですので、まずはその実車での試乗等で、数値やカタログスペックではわからない部分を体感してみたいですね。
レクサスのMC後(後期モデル)では、ライバルとされるジャーマン3のクルマと比べても遜色ない、もしくは一部性能が追い越しているというのが最近のモデルの評判ですし、20系ISにお乗りで30系ISの発売を見送りされていた方は一考のモデルではないでしょうか?
週末には各ディーラーで試乗車・展示車が入っていると思われます。
名古屋ミッドランドスクエアでは「IS200t(F SPORT・マダーレッド)」が展示されている模様。
価格的には、LSS+の標準装備やナビゲーション画面の拡大などコストアップにつながる点が標準装備化されていますので、「F SPORT」の「本革シートセット」が引き続き割高感があるのを除けば、値引きが原則無いのを効力しても妥当なラインと感じます。
なお、ISの「F SPORT」に本革シートセットを付帯した場合は、GSやRCシリーズのF SPORTとの価格差もずいぶん縮まりますので、その点も考慮されると良いと思います。
私的には、「なぐり調本アルミ」をセットにした場合のオプション価格(147,960円UP)は相当な割高感があると感じます。
なかなかの質感でISにはとても似合うと思いますが、おそらく部品単体で注文しても差額オプション価格内には余裕で収まると思われますので、なぐり調本アルミを検討される方はぜひ部品単価もチェックされるのも良いと思います。
(ご自分で取付ができる方に限られますが、ISのインテリアパネルはかなり換装が簡単です)
2016年10月14日
新型レクサスIS(MC・2017年モデル)北米で先行発表!
日本発表は来週10月20日ですが、北米公式ホームページに正式に詳細情報がアップされました!
新型ISが待ちきれない方はぜひ先行チェックを!
コンフィグレーターで簡易的な見積もりも可能です。
http://www.lexus.com/models/IS
現時点で公開されている情報ですと、日本仕様とは結構違います。(他にもあるかもしれませんが)
(ナビゲーションシステム/リモートタッチがオプションなのは以前からの定番なので割愛しています)
・3眼LEDヘッドランプの設定がありません!!
・F SPORT専用インテリアパネル「なぐり調本アルミ」の設定がありません。
・インテリアパネルの「ウォームメタル」がありません。
・F SPORT専用内装色「ニュアンスブラック本革」の設定がありません。
・内装色の「ノーブルブラウン」がありません。
・外装色の「レッドマイカクリスタルシャイン」がありません。
ということで、特に「3眼フルLEDヘッドランプ」の設定がないのでちょっと華が無いような印象です。
また、日本仕様と同様、LSDやカラードブレーキキャリパーの設定もありませんでした。
メイン市場の北米ではあまり望まれないんでしょうか。
反面、北米仕様のいいところといえば・・・
●マークレビンソンオーディオがわずか「1100ドル」。(日本の半額以下!)
●有償色「ヒートブルーコントラストレイヤリング」のオプション価格がわずか「595ドル」(日本の1/3近い!)
●スカッフイルミネーションのデザインが日本仕様とは違う。
(日本のDOP方が個人的にはカッコいいと思いますが、発光面積はこちらのほうが広くて目立ちますね。)
●DOPで、日本に設定ないF SPORT専用ホイール。(ホイールキャップも違う)
しかし、3眼フルLEDランプ、設定されている国が意外に少ないのかも?
日本でも早く実車をみたいものです・・・明日からの週末で、こっそり入庫しているディーラーさんもあるかもしれませんね。
2016年10月07日
LEXUS IS MCモデル 欧州でも詳細発表!
http://media.lexus.eu/newsrelease.do;jsessionid=6DEAAE661F393C690BFF7CE4A76671FB?&id=5292&allImage=1&teaser=european-premiere-new-lexus&mid=204
欧州エリアでは「IS 300h」と「IS 200t」のラインナップ。一方、北米では「IS300h」はラインナップにありませんから、大排気量ガソリンエンジン、ターボエンジン、ハイブリッド 3つのパワートレーンが揃う日本は幸せ?
その日本発表もあと2週間ほど。現物はそろそろディーラーに入ってくる頃かもしれませんね。
レッドマイカのIS F SPORT。以前フォグランプがあった部分は大型のパーツで覆われていてアグレッシブです。
濃色系でも主張していて、ちょっと好みが分かれそうですね。
ナビゲーション拡大。約10.3インチに拡大しますが、枠いっぱいいっぱいですね。
しかし、着座位置によっては、下部が見づらいのは改善されなそうです。
高精細インテリア画像。
ルームランプ部分もはっきりわかります。
設計が新しいRCやNXはタッチセンサー式ですが、GSと同様ISは従来品を継続採用。あとは光源がLEDか電球かでコストのかけ方が判断できそうです。
その他アナログクロックはRCのように台座の上にシルバーベゼルのアナログクロックが乗る形にない、かなりかっこよくなっています。その他、L-texと思われる合成皮革で覆われたリモートタッチ&パームレスト、ヘアライン調のナビゲーションシステム&オーディオパネルなどセンターコンソールを中心に全般的にクオリティが上がっているのがあらためてわかります。最初からこのクオリティで出ていればコストダウンをさほど感じなかったのですが・・・
名栗調本アルミパネル。しかし、ISはインテリアパネルの面積が狭いのが惜しい・・・
センターコンソールにもパネルを配置してほしいところ。こうみると結構ナビゲーションサイズは大きいですね。さり気なくドアミラー内側も見えます。こちらは引き続き無塗装樹脂か?
フルLEDになったテールランプ。LEDウィンカーの「穴」もはっきり見えます。クリアオレンジのカバーを使用しているようですが、こちらはまた数年後に変わるかもしれません。
さてさて新型LEXUS IS (マイナーチェンジ版)もちろん、見えない部分での走行性能の向上やハンドリングも気になりますが、私的には新インテリアのクオリティも注目したいです。これが来年改良予定の「RC」/「RCF」のベースになるわけですので・・・。
2016年09月15日
北米でMC後のレクサスISの改良内容がアナウンス!
http://pressroom.lexus.com/releases/lexus-restyles-2017-is350-is200-sedan-bolsters-safety-tech.htm
冒頭には以下の3つのトピックスが記載されており、特段走行性能・動力性能に関しては強調されていません。
日本仕様と同様、安全装備の標準化、ナビゲーションシステム&大画面化、インテリアの改善が目玉の模様。
Now Standard: Lexus Safety System+ with Automatic Emergency Braking
New Multimedia System with Available 10.3-in. Screen
Interior Enhancements
最大の販売台数を誇る北米仕様では、日本で主力のハイブリッドモデル、IS300hの設定は引き続き行われていません。
ただし、日本とは違い、IS300(AWD)の設定があります。
また、ボディカラーではCaviar(グラファイトブラックガラスフレーク〈223〉)と Nightfall Mica(ディープブルーマイカ〈8X5〉)が新設定されていることがアナウンスされています。
下記によると北米仕様でもフロントフォグランプは廃止されているようですね。
ホイールは従来から設定されていたメッシュタイプ。(切削光輝タイプに変更)
なお、ヘッドランプは3眼フルLEDタイプは公開されておらず、ウィンカーは電球仕様となっています。
F SPORTは、グリルロア部分が漆黒メッキになっているのがわかりますが、上部のメッキ部分もダークに見えますが・・・なお、F SPORTにもやはり、フォグランプは見られません。
なお、グリルメッシュはつやありブラック塗装がされている模様。(exclusive three-dimensional F-mesh pattern, with jet-black metallic coating)
インテリアでは、日本仕様でも新設定された、「シャトー」のものが公開。それに、人気のレーザーカット本杢がくみあわせられています。
なお、新型GSやRXで導入された、メッキ加飾付きのパワーウィンドウスイッチは不採用となっていて、しっかり差別化されています。
インサイドドアハンドルは従来のメッキから、金属調塗装に変更されていますが、この画像ではNX・RC系のものか、新型GSやLXで採用されている、より高品質・高剛性なものかは判断出来ません。
助手席側からはカップホルダー部分が変更されているのがよくわかります、RCやNX系のように金属調塗装の加飾がなされただけなのか、以前のニュースリリースにあったように使い勝手が向上しているのか確かめてみたいですね。
しかし、リモートタッチの形状や金属調塗装の台座追加、L-tex貼り&ステッチ入のリモートタッチはとても良い感じです。
ナビゲーションシステム周りは、パネル前面にヘアライン処理が入ったことにより質感が向上しているように感じます。
アナログクロックはデザイン変更によりかなりかっこいいですが、時刻合わせがGPS連動式でないのが残念です。
部品単価的にはGPS連動有無であまりコストは違わないと思われますが、GS・RXクラスとはやはり差別化してきますね。
リヤビューはリヤディフューザー・マフラー周りが変更されていますが、ブラック部分は表面処理のみの無塗装樹脂でしょうか?しかし、全般的に現行モデルからはずいぶん質感が向上しているように感じます。
また、テールランプですが北米仕様はフルLEDタイプが標準ではないようで、ウィンカー部分は電球タイプのようにみえますね。(日本はフルLEDタイプが標準)
しかし、そろそろ新型IS、実車を見せてほしいものですねぇ。(今月中は無さそうですね・・・)
2016年09月10日
新型LEXUS IS 内装「ウォームメタル」と「ニュアンスブラック」は?
既にご契約されたオーナーさんは実車が本当に待ち遠しいですよね。
個人的に気になる新インテリアパネルの「ウォームメタル」と新内装カラーの「ニュアンスブラック」の「レッド部分」をチェックしてきました。
まず、ウォームメタルですが、これは標準グレードに装備されることとなっています。
(一方、”ブラックメタリック"がメーカーオプションの模様)
サンプルを見る限り、本物の金属ではなく、NX等で使用されている、3Dフィルムに表面処理をしたもので金属を模したパネルになりますが、なかなかの高品質感があります。ただ、かなり光の反射があるので日差しが強い日中や夏季シーズンではどうでしょうか?
メーカーオプションの「名栗調本アルミ」のような落ち着いたマットな感じとは違う派手目な感じです。
なお、現在ISとRCのF SPORTに標準装備されている「ウェッジメタル」は個人的には相当フェイク感があり、プリズムシールを貼り付けたような安っぽい印象があり好みではありませんが、このウォームメタルはずいぶん良く見えました。(以前、後期ISCのディーラーオプションで採用されていたものに似ている気が?)
ただ、あいかわらずセンターコンソールには採用されないので、使用部位が狭いISの実車ではどう見えるでしょうか?
なお、このパネルは従来通り、部品発注も可能と思われますので、そうであればかなり安価に導入可能ですので、前期オーナーさんは気分転換に換装するのも良いかもしれません。
次に、新色内装の「ニュアンスブラック」。
これに使用されているレッド部分ですが、「ダークローズ」とは若干色味が違っているように見えましたので、実物が楽しみでしたが、結構色味が違いました。
ネーミングもちゃんと準備されており、「ダークガーネット」です。
(以前GSやRXの内装カラーに採用されていた「ガーネット」をさらにダークにしたもの)
画像右下が、ニュアンスブラックに組み合わせられる、「ダークガーネット」です。
上半分は、F SPORT専用色の「ダークローズ」で、それとはずいぶん色味が違うと思いますので、気になる方はぜひサンプルで確認されることをおすすめします。
またもう一つ、新型RXやMC後のGSで採用された、「ノーブルブラウン」と、「ダークガーネット」の違いです。
どちらも渋いカラーですね。個人的には「ノーブルブラウン×ダークガーネット」という組み合わせもオシャレなのでは?と思いました。
これらのカラーには日本でラインナップされているジャーマン3勢の車ではなかなかみられないカラーなのでレクサスならではと言えます。
最後は、シャトーも含めたカラーリング。
(左から、シャトー、ノーブルブラウン、ダークガーネット)
シャトーは新型RXやMC後のGSから採用された新色ですが、果たしてスポーツセダンのISに似合うか心配でしたが、遠目から見ると結構白っぽくてこれはアリでは?と思いましたが、やはり通好みのカラーですね。
2016年09月03日
LEXUS IS (MC)リーフレットで分かる変更点を見つけてみる!!
簡易リーフレットレベルで分かる変更点を書き出して整理してみたいと思います。
現行30系ISからの変更点のおもなハイライトは以下のとおり。
なお、パワートレーン・トランスミッションの変更はありません。
・フロントマスク等意匠変更
・Lexus Safety System+ の追加
・ブラインドスポットモニター(BSM)にRCTA機能追加
・レーンディパーチャーアラート(LDA)にステアリング制御機能追加
・ヘッドランプ意匠変更、LEDヘッドランプ標準(「3眼フルLEDランプ」はMOP)
・リヤテールランプのフルLED化
・フォグランプ自体の廃止(※推定)
・18インチアルミホイール意匠変更(MOP)
・ドライブセレクトモードに「カスタマイズ」追加
・ナビゲーションサイズの拡大 (7インチ→ワイド10.3インチ)
・ロアアームのアルミ化
・リモートタッチ操作性UP(側面に「ENTER」、前面に「戻る」ボタンの追加等)
・ドライブスタートコントロール機能追加
<デザイン関係>
・ボディカラーに「ディープブルーマイカ<8X5> 」追加
・ボディカラーに「グラファイトブラックガラスフレーク<223>」追加
(スターライトブラックガラスフレーク廃止)
※ISの改良では、「マーキュリーグレーマイカ」は継続採用されます。
・インテリアカラーに「ノーブルブラウン」「ニュアンスブラック」、「シャトー」追加。
(「アイボリー、「ムーンストーン」、「トパーズブラウン」の3色を廃止)
・インテリアパネルに「レーザーカット本杢」、「名栗調本アルミ」、「ウォームメタル」追加
(「クラフテッドラインウッド」、「バンブー」を廃止)
軽微な変更は以下のとおり
・ナビ・オーディオパネルにヘアライン加工
・標準スピーカー数の変更(8→10)
・フレームレス自動防眩インナーミラー採用
・アナログクロック意匠変更
・リモートタッチパームレスト意匠変更
・センターコンソールサイド ニーパッド意匠変更
・ドリンクホルダー位置・意匠変更 (位置は変更されていないかも?深さが増した?)
・シフトノブ高輝度塗装(GS系と同様か?)
・ステアリングスイッチ意匠変更(RC・NXと同系)
・インナードアハンドル意匠変更(RC・NXと同系)
・ワイドFM対応
・LTE対応通信対応
改良点はISで不満の声が聞かれたインテリアの質感改善が目立ちます。
ナビゲーションシステムはようやく本来の姿で、2画面表示も可能となりましたが、先行導入のLX・GS・RX系のものがダウンサイジングして採用されている模様。動作や使い勝手も同様と思われます。
ユーザーから不満の高かったドリンクホルダー位置はパームレストの形状・位置を改善することで前方に移動しています。
全般的にセンターコンソール周りの質感は大きく改善されていますが、センターコンソールパネルは見たところ、塗装仕上げなどは行われていないようで、ここは残念なところではあります。
手が触れる部分については、RCやNXで先行投入されたパーツへの換装をはじめ質感が高められています。
また、内装のカラーリングはGS・RXで導入されたカラーが中心となり、定番だった「アイボリー」、「グレー」といった定番カラーが消滅することとなりました。「トパーズブラウン」が採用されたのは残念ですが、ISのイメージからはやはり「ブラック・レッド系」が中心になるのはやむを得ないと思われます。
インテリアパネルについても同様、GSで導入・RXで公表のレーザーカット本杢の導入。(ただし引き続きセンターコンソールパネルには不採用のため、面積が狭いのが残念・・・)
「バンブー」、「クラフテッドラインウッド」は姿を消しました。version.Lでインテリアパネルの選択が固定なのは国内レクサスでは初の試みと思われ、選択肢が失われたのは残念です。(これも「カイゼン」?)
ボディカラーについては他モデルと同様。高価なMOPのヒートブルーCLは装着率が高くないようでそれを補う意味もありディープブルーマイカの投入さされたと考えられます。
今後GS系で廃止予定の「マーキュリーグレーマイカ」については継続採用されますが、早晩廃止される可能性があることに注意です。
そのほか正式にはアナウンスされていませんが、地味に影響がありそうなのが「フォグランプ」の廃止です。
写真および装備表を見る限り、F SPORTのみならず、ver.Lでもフォグランプの存在が見えず、廃止されていると考えられます。
海外仕様の「F SPORT」では装備されていない車種があり、国内レクサスでもRCF/GSFといったスポーツモデルにはフォグランプがなく、日常使いには特段問題ありませんが・・・
ディーラーオプションでの設定有無は不明ですが、居住環境によっては影響があるかもしれません。
”簡易リーフレット”での改良内容を見る限り、基本的にはキープコンセプトの改良で特段目新しいものはないようです。
「Lexus Safety Sysetem+」も、従来から個別にメーカーオプション装備可能なものをパッケージングしたもので、機能的な変更はほとんどありません。(これが、「アダプティブハイビームの採用、全車速追従型レーダークルーズコントロールの採用」が行われていれば、セールスポイントになっていたのですが・・・
また、マイナーチェンジなので仕方ありませんが、最近各メーカーがしのぎを削っている「自動運転系」についてほぼ全くと言っていいほど対応していないのも残念と言えます。
今回のマイナーチェンジについてはトヨタ/レクサスの社内規則の枠内に収まると思われる改良であり、デザイン変更が選択のポイントといえると感じました。
(”IS”はレクサスのイメージを高める主力車種であるはずなので、私的には更なる「AMAZING!」を見せて欲しかったところです。)
2016年09月01日
新型 レクサスIS 受注開始&リーフレット配布!
それに合わせ、各販売店では、IS350が表紙の「簡易リーフレット」の配布を開始。
今週末からは販売店で本格的な商談があちこちでみられそうです。
リーフレットからわかる詳細装備一覧詳細については、後日アップ予定です。
新たに判明した装備概要は以下のとおり(当方調べ)
・IS350のエンジンは従来通り (GS350の新エンジン不採用)
・新アナログクロックは GPS連動時刻調整なし
・フロントフォグランプ廃止
・アダプティブハイビームシステムは不採用(オートマチックハイビームシステムのみ)
・標準スピーカーが8個から10個に。(RC系と同様と推測)
・ロアアームにアルミ部材採用(RC/GS系と同等と推測)
・レーンディパーチャーアラートはステアリング制御あり(NXと同等と推測)
・レーダークルーズは 全ブレーキ制御(全車速追従機能なし)
・F SPORT フロントロアに漆黒メッキ採用(RCF/GSFで採用のメッキ)
・インテリアパネル version.Lはレーザーカット本杢のみ
・インテリアパネル 標準グレードにウォームメタル追加
・内装色 ムーンストーン廃止
・内装色 ノーブルブラウン追加(version.L)
・安全装備 ドライブスタートコントロール追加(除くIS350)
・F SPORT アルミフットレストなし。(従来通り)
・助手席シートポジションメモリなし。(従来通り)
・ver.Lのリヤスカッフプレートは樹脂。(従来通り)
価格については別途記載していますが、グレード・バージョンにより多少異なりますが、約10万から22万円程度の値上げ幅となっています。
Fスポーツにうちては、欧州車同様、高価な本革シートセットをつけるかどうかで大きく価格が異なるのが特徴。本革セットを諦めれば600万円以内に収めることも可能ですが、本革シートセットをつけると一気に価格が跳ね上がります。
特別仕様車「F SPORT Mode Plus」と較べてしまうとずいぶん価格差を感じてしまいますので、個人的にはF SPORTは本革シートをセットして+20万円程度で抑えてお買い得感を高めて欲しかったところです。
さて、既存のISオーナーの方の琴線に触れる改良となっているでしょうか?
今週末は販売店が混雑しそうですね!
2016年08月27日
LEXUS IS 2017年モデル(MC版)ついに価格確定!
(※赤字部分追記しています)
詳細装備は不明ですが、「予定価格」は確定し、以下のとおりです。
なお、小冊子(リーフレット)は来週末には配布が開始される模様。
発売は10月20日前後とのことですので、年内納車希望の方は今週末および来週土日までの商談が必要と思われます。
■IS200t系
“version L”には、フルLEDヘッドランプが装備されているので、他のグレードより価格上昇が大きいですね。
IS200t “version L” 5,087,000円 → 5,308,000円(現行+221,000円)
IS200t “F SPORT” 5,092,000円 → 5,204,000円(現行+112,000円)
IS200t “ベースグレード” 4,544,000円 → 4,700,000円(現行+156,000円)
■IS300h系
200tと同様、“version L”には、フルLEDヘッドランプが装備されているので、価格上昇が大きいですね。
“F SPORT”はLEDヘッドランプがオプションとなりましたので実質的には約19万円程度の価格上昇となります。
IS300h “version L” 5,567,000円 → 5,788,000円(現行+221,000円)
IS300h “F SPORT” 5,572,000円 → 5,680,000円(現行+108,000円)
IS300h “ベースグレード” 4,999,000円 → 5,150,000円(現行+151,000円)
■IS350系
国産車では割高感のある価格設定のIS350ですが、今回も価格上昇は若干多め。
詳細ver.Lの価格上昇がIS300h,IS200tより若干大きいのが気になります。(何か追加装備がある?)
IS350 “version L” 5,979,000円 → 6,207,000円(現行+228,000円)
IS350 “F SPORT” 6,190,000円 → 6,303,000円(現行+113,000円)
IS350 “ベースグレード” 5,443,000円 → 5,599,000円(現行+156,000円)
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メーカーオプション(MOP)
<動力性能系>
■微妙に価格差が変更されています。
・17インチアルミホイール(ベースのみ)=47,000円+tax
・18インチアルミホイール+AVS(“version L”)=94,000円+tax
・17インチランフラットタイヤ(ベース、Lのみ)=20,000円+tax
<安全装備系>
■RC系と同様、「RCTA」が装備されるようになりました。フルLEDランプ機能の詳細は現段階では不明。
・フルLEDヘッドランプ(ベース、Fのみのみ) =70,000円+tax
・ブラインドスポットモニター+リヤクロストラフィックアラート =60,000円+tax
・クリアランスソナー =40,000円+tax
・後席サイドエアバック(ベース、Fのみ)=20,000円+tax
・寒冷地仕様 26000円+tax(200t)、34,000円+tax(300h)
<シート>
■引き続き、かなり高価です。GSやRCみたいに本体価格に含めてくると予想していたのですが。
なお、F SPORT専用カラーとして、「ニュアンスブラック」が追加されます。
(近似イメージ?)
F SPORT専用本革シート+BSM・RCTA+後席エアバック+名栗調本アルミ =492,000円+tax
F SPORT専用本革シート+後席エアバック+名栗調本アルミ =432,000円+tax
F SPORT専用本革シート+後席エアバック+オーナメントパネル =382,000円+tax
F SPORT専用本革シート+後席エアバック =295,000円+tax
<快適装備>
■マークレビンソンが若干値下げされています。(もしかしてアルミパネル廃止?)
・ステアリングヒーター =10,000円+tax
・マークレビンソンオーディオ =217,000円+tax
・ムーンルーフ =100,000円
・運転席・助手席シートヒーター(200tベースのみ) =15,000円+tax
<内装カラー>
シャトー が追加されます。(アイボリー廃止)
(近似イメージ)
<その他コメント>
・「RC」や「GS」のような「ブレーキキャリパーペイント」、「LSD」のオプション装備はない模様。
・レーンディパーチャーアラートの制御方法(ステアリング制御の有無)は確認中。
・レーダークルーズコントロールは「ブレーキ制御方式」の見込み。
・10.3インチナビゲーションシステム(標準装備)
・高速通信LTE方式対応(標準装備)
・ワイドFM対応(標準装備)
・ドライブセレクトモードに「カスタマイズ」モード追加(標準装備)
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さて、車両価格も決まれば次は肝心の「下取り価格交渉」ですね。
レクサスディーラーでのレクサス車の下取りは正直、かなり低い傾向にあります。
(とくに、経験上、初回車検ぐらいまでの個体は圧倒的に買取店の方が高いです)
ディーラーである程度の価格の交渉をした後、その価格の妥当性を確かめる上でも、インターネットでの査定サイトの活用がおすすめです。なお、
査定依頼後、夜間の時間を除けばすぐメールや電話が来るので、時間の余裕のある時がおすすめです!
私の場合は毎回ディーラーでの下取り査定価格+20万程度を上乗せして、ディーラーでは○○円だったと、下取り業者と交渉します。
買取店は基本的に即決(すぐ車両を引き渡し、もしくは月末までなど)かなり早期取引を要件としてきますので、その分ディーラーより価格が高いのは当然といえますが、最終的には買取専門店の方が50万円近く高いのはよくあります
少しでも時間のある方は、ディーラーの下取り価格が適正かどうかを見極めるうえでも一括査定サイトの活用は有用です。
(ただ、セールスマンのあたりはずれはかなりあるので信頼のおけないセールスマンにあたった場合は毅然と交渉打ち切りを宣言する必要があるのが少々面倒です)
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内装の質感も強化され、前後フルLEDヘッドランプの採用、「Lexus safety system+」の採用等、魅力を増したインテリジェントスポーツIS。気になる方はぜひレクサス販売店へ・・
※なお、東京エリアで懇意の販売店(ディーラー)がない場合は紹介させていただくことが可能です。
特典として、「レクサス純正フロアマット(93,000円相当)」を進呈することが可能ですので、ご興味のある方はコメント欄にメールアドレス入力の上お問い合わせください。詳細ご連絡させていただきます。
(コメントは当然非公開とさせていただきます。また当然ですが手数料等は一切頂戴いたしません。)
2016年08月25日
LEXUS IS MC版 価格等 暫定情報(8/25ver)
過去に妄想していたLEXUS RCF、RC等の年次改良もおおむね予定通りの内容で発表され、ホット一安心です。
「RC」は価格上昇はありませんでした(RC350は「パフォーマンスダンパー」の分だけ、3万+tax価格UP)ので、DCMの「LTE通信対応」は実質無償ということですね。
一方、RCFは「AVS(可変サス)」の分が11万円、エンジンコンパートメントブレースを取り付けるブラケットをアルミダイカスト製に変更したのが+3万円って感じでしょうか?(部品取り寄せ+取付が流行りそう?)
なお、今回発表されなかった、LEXUS GS系は来月、9月21日頃に発表予定です。
GS200tについては以下に予定価格をまとめています。
https://fanblogs.jp/namax/archive/367/0
ワンダー速報さんでは見積書も!
http://drumsyos.blog.fc2.com/blog-entry-1275.html
GSFについては以下に予想される改良内容をまとめています。
https://fanblogs.jp/namax/archive/369/0
さて、10月20日頃発表予定の30系 レクサスIS(マイナーチェンジ版)の見積もりが解禁されたようで、ありがたいことに早速見積もりされた皆様から情報提供をいただいております。m(_ _)m
現時点で事前に入手した情報と寄せられた貴重な情報をもとに、確度の高いものを中心に「暫定版」として記載していきたいと思います。ご検討されていらっしゃる方の検討材料となれば幸いです。
(あわせて、貴重な情報を寄せていただく皆様にもあらためて感謝申し上げます。)
各カテゴリのトピックス(随時更新予定)
■価格等
・IS300h F SPORT (FR) 約568万円前後(現行比+約11万円)
・IS300h ベースグレード 約515万円前後(現行比+約15万円)
・IS200t F SPORT (FR) 約520万円前後(現行比+約11万円)
・IS250は廃止。
*一番売れ筋の「IS300h F SPORT」のMOPなしモデルで約580万前後。(諸費用12−15万程度)
■主要装備
・LEDヘッドライト(F SPORTおよびベースグレードにMOP)=約7万円+tax
・ムーンルーフ =約10万円+tax
・本革シートセット+BSM(F SPORTにMOP)=約34.5万円+tax
・10.3インチナビゲーションシステム(標準装備)
・高速通信LTE方式対応(標準装備)
・ワイドFM対応(標準装備)
・ドライブセレクトモードに「カスタマイズ」モード追加(標準装備)
■ボディカラー
・スターライトブラックガラスフレーク〈217〉が廃止
・グラファイトブラックガラスフレーク〈223〉の追加
■内装色
・「ブラック×ダークローズ」の組み合わせを新設定
■インテリアパネル
・名栗調 本アルミパネル(F SPORTにMOP)=約8.7万円+tax ※単品設定確認中
■安全装備
・「Lexus Safety System+」のレーダークルーズコントロールは従来通り「ブレーキ制御」方式。
(「全車速追従型」は見送りの模様)
・BSM+RCTA =約6万円+tax
・クリアランスソナー =約4万円+tax
・後席サイドエアバック=約2万円+tax
※受注開始時期については、やはり販売会社により異なるみたいで速いエリアでは9月1日のようです。
※記載内容は暫定版であり、市販バージョンとは大きく異なる可能性があります。
2016年08月23日
LEXUS 新型IS(マイナーチェンジ)間もなく見積もり解禁か?
マイナーチェンジモデルについては今年の春に公開されていますが、日本仕様についてはまだ公式披露されていません。
まず予約開始時期ですが、販売会社により若干前後すると思いますが、「9月1日」から受注が開始される見込みです。
また、見積もり解禁時期ですが、遅くとも今週末には開始される見込みです。
気になる価格ですが、「LEXUS Safety System+」の装備や内外装の質感向上等のリファインにより、概ね15万円前後の価格上昇が行われるものと推定されます。
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追記1:一番売れ筋モデルと思われる、「IS300h F SPORT」については、現行比 約10.8万円アップの 「568万円前後」との情報をいただきました。
なお、ベースグレードは現行比 約15万円の価格上昇が行われ、「515万円前後」となる見込みとのこと。
追記2:「F SPORT」グレードでは、新型GS等と同様、LEDヘッドランプが標準装備からメーカーオプションとなる見込み。(価格は従来から大幅に引き下げされており、7〜8万円程度)
追記3:他レクサスモデルと同様、スターライトブラックガラスフレーク〈217〉が廃止となり、グラファイトブラックガラスフレーク〈223〉が追加される見込み。
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もともとISは「プリクラッシュセーフティシステム&レーダークルーズコントロール」で+6万円(税抜き)、「レーンディパーチャーアラート+オートマチックハイビーム」で+5万円でしたから、安全装備を重視するオーナーにとっては、実質的な価格上昇はあまりないものと考えられます。(なお、レーダークルーズコントロールシステムが「全車速追従型」になるかどうか注目されます。実現のハードルは高そうですが、ライバルは全車速追従型が主流なので、ここはなんとか頑張ってし欲しいところです)
なお、ISに関しては、既報のとおり、LEXUSで初めてマイナーチェンジもかかわらずナビゲーションシステムの刷新が行われます。
当初から不満の強かったナビゲーションシステムモニタサイズの拡大(7インチ→10.3インチ)が行われますが、販売台数がライバル車に比べ劣位にあることと、比較的お買い得なグレード、「F SPORT Mode plus」の影響もあり、価格上昇は上記範囲内に収まるものと思われます。
なお、グレード体系は「ベースグレード」、「F SPORT」、「version.L」の3本立てで変更ない見込みです。
今後も可能な範囲で続報をレポートしたいと思います。
2016年07月11日
待ちきれない?レクサスIS MC & GT500にLC500が登場?
予約開始は発売の2ヶ月前の8月上旬頃には開始されるでしょう。その2週間前には改良内容が記載された資料が販売店に届くかと思いますので、今週末あたり?
パワートレーンの変更やグレードの追加もないと思われますのでメインは「LSS+」対応による商品力&リセールバリューの向上、前後ライトのフルLED化、ナビゲーション画面の10.3インチへ拡大、オーディオパネル、新インテリアパネル(名栗)、ワイドFM・LTE対応、手や肌の触れる場所の室内質感の大幅改善というところが目新たしい改良点と思われますので、既存の30系ISオーナーさんが乗り換えるまでの訴求力は無さそうですが、最近のレクサス車はマイナーチェンジによる商品改正で前期モデルのリセールバリューが低下する傾向にあるので、新型ISは果たしてどうなるでしょうか?
車検を期に一度市場価値の査定をしてみるのも良いかもしれません。
あらためて見るとヘッドランプはSUV系ともRC系ともGS系とも違う独特なもの。
流れるウィンカーは非装備ですし、ヘッドランプのAHS機能やAFS機能の有無も不明。レクサスというよりトヨタテイストな感じがしますが・・・。
青山インターナショナルギャラリーの7月13日(水)からの展示に賭けてみますか?
次はGT500への「LC500」参戦の噂。8月下旬に実施されるスーパーGT第6戦、鈴鹿サーキットで新型車両が公表されるそうですが、豊田章男社長自らプレゼントした「LC500」に力を入れる可能性は高く、2017年春デビューとされる新たなフラッグシップモデルのPRには最適と思われます。
当方はモータースポーツにはあまり興味がありませんでしたが、RCFがGT500ベース車両になってからはよくテレビ東京の「GTプラス」を視聴するなどしていました。
しかし、RCFは残念ながらデビュー以降、日産GT-R勢に後塵を拝している状態・・・
GT300での「RC F GT3」も不調のようですし、このままベース車両がLC500に変更されると、ベース車としてのRCFの存在意義が薄れそうで寂しいですね。
また2017年モデルからはRCF、GSFともに頑なにこだわってきた固定式サスペンションから決別し、減衰力可変サスペンション(AVS対応)になるとの噂もありますし、矢口主査が定年退職されてからは「F」モデルの方向性がかわってきているようです。
固定式ダンパー、V8NAエンジン、スペックより官能性を備えた現行Fモデが味わえるのはあと僅かかもしれません。(もしかしたらISF同様、次期RCFは存在しなかったりして・・・?)
RCFやGSFのカタログからもISFの存在はすっかり消えていますし、RCFがそうならなければいいのですが・・・。
2016年04月28日
新型レクサスIS カラーバリエーションは?
当方も4/29からの前半は北陸地方に行ってまいりますので、ブログ更新は5月1日までお休みさせていただく予定です。
さて、レクサスIS 2017年モデル(マイナーチェンジ版)は本年秋発売とされてます。
新型車ではないので、販売店への正式な「スタッフマニュアル」も配布されないものと思われますので、日本仕様の詳細がわかるのはまだ少し先だと考えられます。
GSではギリギリまで日本国内でのお披露目はありませんでしたが、新型ISはターゲット層も幅広いと思いますので日本でのプロトタイプモデルの早期展示を望みます。
ボディカラーに関しては北京モーターショーでのアナウンスによると、次の2種類のボディカラーが追加されるようです。(いずれも2015年の改良でNX以降順次採用されているカラーです。)
・ディープブルーマイカ〈8X5〉
・グラファイトブラックガラスフレーク〈223〉
特に、IS系ではブルーは有償オプション(15万円+税)のヒートブルーコントラストレイヤリングしかありませんので、ディープブルーマイカの設定は良いですね。
内装色に関しては、2015年秋のGSマイナーチェンジで採用された、「シャトー」、そしてGSやRXとでもおなじみの「ノーブルブラウン」その他ブラック系の新色もある模様。
コレに伴い、グレー系の「ムーンストーン」と定番色の「アイボリー」は廃止。特に、ムーンストーンは非常に短命でしたね・・・。
日本仕様ではホワイト系(リッチクリーム)などもう少し多くのカラーが設定されるかもしれませんね。期待しましょう。
インテリアでは、「名栗(なぐり)調」の本アルミパネルが採用されているものと思われます。
2016年モデルの新型GSにメーカーオプション、GSFに標準なので新型ISでは5万円程度のメーカーオプションとなるでしょう。
サプライヤーはレクサスマガジンによると、長野県にある「アルテクノ」という会社とのこと。
最近のレクサス車はアルミ系を徐々にインテリアに使用し始めたね・・・・
http://www.altechno.co.jp/otoiawase.html
マイナーチェンジということで今のところ新型IS専用のボディカラーというのは設定されないようですが、20系ISでかつて人気を誇った薄系のブルー「ブルーイッシュパールクリスタルシャイン(074)」やハイブリッド系で目立った、クォーツホワイトクリスタルシャイン(078) 」みたいな爽やか系のカラー、ぜひ復活してほしいと思います。
それではみなさまよい週末を!!
2016年04月25日
LEXUS IS マイナーチェンジ登場! サプライズあるか?
レクサス公式ホームページも更新が速く、時差の少ない中国でのお披露目ということもあり、本日お昼すぎには新型ISのマイナーチェンジモデルが公開されました。
特に国内においてここ1年ほど手強いライバル車の台頭で販売台数が激減し、ライバル勢に遅れをとっている感が否めなかったIS。そのマイナーチェンジ内容、いかがだったでしょうか?
ざっとまとめると次の点です。(【】内は私見)
1.Lexus Safety System+ の採用 【想定通り】
2.前後フルLEDヘッドランプの採用 【ややサプライズ】
3.足踏み式パーキングブレーキの継続採用 【想定通り】
4.オーディオパネル、PWスイッチパネルの質感向上 【ややサプライズ】
5.ナビゲーション画面の拡大(10.3インチ) 【サプライズ】
6.リモートタッチ、ドリンクホルダーの改善 【想定通り】
7.ステアリング意匠の変更 【想定通り】
8. シフトノブ、ドアハンドル、アナログクロックの変更、フレームレスミラーの採用【ややサプライズ】
9. ルームランプ継続採用【想定通り】
10.エンジン、トランスミッション変更なし【想定通り】
11.前後バンパー、グリル、リヤディフューザー、マフラーカッター変更【想定通り】
という感じで、トヨタ/レクサスとしては根本的な構造変更を伴う改良ではないものの、ナビゲーションサイズの拡大やフルLEDヘッドランプの採用など、これからISを検討される方にとっては新型を待ったほうがよいと思われる内容になっています。
エクステリアに関しては、前後「フルLEDヘッドランプ」の採用が嬉しいニュースです。
ただし、写真を見てもわかるように、ウィンカーは内側に位置しており、ぷちぷちLEDです。
よって、NXやRCのような別体のL字ランプと一体化した、ライン型のものではないようです。
よって、「流れるウィンカー」ではなく、従来の電球を素直にLED化したというイメージです。
▼画像は インプレス car watchより
http://car.watch.impress.co.jp/docs/event_repo/beijing2016/20160425_754933.html
エクステリア、F SPORTモデルは先般マイナーチェンジした「GS」に似たアグレッシブなデザインとなりました。グリルがブラック塗装(ジェットブラックメタリックコーティング)となっており、質感を高めています。
真正面からは、かなりアグレッシブなデザイン。グリルがてかてかしてますね!
ヘッドランプ下部がひょうたん型ではなく、素直なデザインになったので自然に見えます。
フォグランプがありませんが、これが中国仕様だからなのか、それともアウディのようにLEDの照射角度を変えてフォグの代わりをするのかはどうかわかりません。
リヤビュー。テールランプは赤色の部分が目立つようになりました。
クリアカラーの部分が細くなっており、ウィンカーやバックランプもLED化されているものと思われます。
(L字の内側がややオレンジっぽく砲弾型のLED跡があるので、ここがLEDウィンカーと思われます)
これでようやく欧州車に追いつくという感じでしょうか。
プレミアムクラスのGSのみならずISクラスでもついにフルLED化されるのは個人的には嬉しいサプライズです。
なお、LEDバックフォグは片側にインストールされている模様。
インテリア編。パッと見た目はあまりかわりませんが、ナビゲーション画面は待望の10.3インチ。
BMWと同じ系統の大型・ワイド型になるとの情報は得ていたのですが、そのサイズは、「10.3インチ」でした。
ワイド型の10.3インチはなかなか見かけないサイズと思われますが、新開発なのでしょうか?
8.4インチのCクラス、8.3インチのA4、8.8インチのBMW3シリーズを超えるサイズとなります。
ただ、ダッシュボードの奥に設置されるためそれほどの大きさは感じないかもしれませんね。
従来にレクサス車でマイナーチェンジでナビ画面が変更されたことはなく、サプライズとなります。
メーターフードとシートポジション・ダッシュボードの形状の関係でこれ以上大きくできなかったものと思われます。
別途高精細写真で検証してみたいですが、足踏み式パーキングブレーキは継続採用。
ライバル車のみならず、国内でもマツダやスバル、ホンダの上級車がのきなみ電動式を採用するなか、やはりトヨタ/レクサス方程式にならい、マイナーチェンジレベルでの改良はされませんでした。
ここは想定通りではありますが、残念ですし、そこまでコストをかけれなかったという事情があるのでしょう。
天井を見ると、ルームランプについては、NXやRC、RXで採用された新型のタッチセンサー式のLEDルームランプではなく、GSFと同様、旧型のルームランプが使用されています。
スポットランプがLEDに換装されている可能性はありますが・・・(GSでも改良されていないので、仕方ないですね。)
ステアリングはオーナーさんから使いづらいとの声も出ていた、丸型のステアリングスイッチがNX・RC系と同様になりました。(プッシュスタートボタンの位置が変更された?)
ルームミラーですが、RC系で採用されている「フレームレス」自動防眩ミラーになり、スポーティ感と視認性が向上しています。これは嬉しいですね。
ナビ画面はこうして見ると結構大きいですね!
シフトノブについては2015年10月に改良された、新型GS同様、金属調塗装に変更されているものと思われます。
ここもプラスチック感が強かったので嬉しい改良です。
また、「アナログクロック」も改良されたそうですが、オーナーさまでないとわからないかも・・・?
また残念ながらGPS連動は見送られたようです。やはり上位車種とは差別化してきますね。
インナードアハンドルはISではここだけメッキが使用されていますが、メッキではなくGS系の金属調塗装のものに変わっているように見えます。(もしくはNX・RC、旧GSで使用されているタイプ)
また、フェイク感が強く、質感が低かったF SPORTのインテリアパネル(ウェッジメタル)は、新型GSでオプション採用された、「なぐり調のアルミパネル」に換装されているようで、一気に質感がアップしました。
一方、ドアトリム下部のスピーカは改良されず。(新型GSの改良の同様だったのでやむを得ません)
当初から不満の強かったナビゲーション・オーディオ周りはなんとヘアライン調仕上げとなりました。
マークレビンソン仕様だと下部だけがヘアライン仕上げでしたが本体もヘアライン仕上げになったことで一気に高級感がアップしましたね。これはうれしいサプライズです!
ただ、マクレビ仕様のように素材が「アルミ」なのかは不明です。樹脂に特殊塗装による「調」仕上げの可能性も高そうです。
なお、中国仕様だからでしょうか、シート&ステアリングヒーターとシートベンチレーションのスイッチがありませんね。(レクサス公式HPによると、これらもヘアライン仕上げとなるそうです)
リモートタッチのアームレストは「L-tex」と思われる合皮+ステッチ入りで一気に質感が向上しました。
またオーナーさんから不満の声が上がっていたドリンクホルダーについて使用感向上が図られているそうです。
見た目ではNXのなどのように2つがつながる形状となりました。しかし、ズレ防止のつめ(リッド)はないようです。
また、助手席側のアームレストは相変わらず小さいですが、微妙にドリンクホルダーの位置も変更されて肘を置きやすくなっているものと思われます。
足元では引き続きのこる足踏み式の電動パーキングブレーキが目立ちます(涙)
また、残念ながらアルミフットレストは採用されず。また、デザインも旧型の滑り止めがマル模様のもの。
ここは改良されると思っていたので意外でした。
ホイールですが、F SPORTのものは変更ないようですが新意匠のホイールが設定されるようです。
18インチ仕様でしょうか?また、リヤディフューザーの形状やマフラーカッターが最近のレクサス仕上げに変更となりましたね。
最後に、安全装備では「LSS+」が採用されることがアナウンスされましたが、残念ながら標準的なものでレーンキーピングアシスト(LKA)や、アダプティブハイビームシステム(AHS)の設定はないようです。
また、レーダークルーズコントロールの全車速追従有無については現時点では不明です。
ようやくこれで2年ほど前の欧州車レベルになったというところなので、フルモデルチェンジの際はまたかなり安全装備で差がついているものと思いますが、ひとまずはスタートラインにたったというところでしょう。
マイナーチェンジのレベルとしては、ビッグマイナーチェンジまでには至らないまでも、前後フルLEDヘッドランプの採用、ナビゲーションモニタの大型化、コストダウンを感じた内装の質感向上など、可能な範囲でユーザーの要望に答えた感じの比較的改良点が多いマイナーチェンジという印象です。
残念なのはパワートレーンの変更や改良、そしてISならではの機能や装備のアナウンスがなかったこと。
既存のオーナーさんがこの「後期仕様」の乗り換えるだけの魅力があるかどうか・・・
ナビゲーションとLSS+はどうにもならないですが、その他は換装もできそうですね。
ただ、日本仕様はまた変更点もあるかと思いますので続報に期待したいところです。
2016年04月21日
LEXUS IS 特別仕様車 ”F SPORT Mode Plus” を見てきた!
以前のブログでも取り上げましたが、従来オプションだったプリクラッシュセーフティシステムやオートマチックハイビームシステム、レーンディパーチャーアラート等の安全装備を標準装備として、専用カラーのL-texスポーツシート、専用メタル調塗装のドアミラーを備えたクルマです。
値引きがほぼ望めないレクサスにおいて珍しくお得感のある特別仕様車ですが、間もなく公開される、マイナーチェンジ版ISも非常に気になるところです。
さて 特別仕様車。F SPORT Mode Plus 。
フロントから見ると、あまり違いがわかりません。
まもなくアンヴェールされるマイナーチェンジモデルのヘッドライトと比べると特に白系ボディなのでクセのあるデザインのヘッドランプであることがわかります。
サイドから。特別装備の金属調塗装のドアミラー。色調は、ソニックシルバーに近い綺麗なカラーです。
なお、ドアミラーの根本がつやアリブラック塗装ですが、この色違いは賛否が別れると思います。
(私は残念ながら好みではないです。)
ドアミラー拡大。ドアミラーの機能、形状そのものは変わっていません。
なお、ドアミラーの内側は引き続き無塗装樹脂でした。
つまり、「ボディカラー」、「シルバーミラーカバー」、「つやありブラック台座」、「無塗装ブラック樹脂カバー」と4系統のカラーが入り乱れている状態となります。ボディカラーによってはゴチャゴチャ感がありそうです。
リヤ側ではまったく通常モデルと違いがわかりません。
欲を言えば、リヤアンダーディフューザーの樹脂部分はブラックやシルバーで塗装して欲しかったところ。
さてインテリア。
まず、ドアカーテシランプは・・・残念ながら引き続き電球でした。
2016年モデルからRC系やGS系・RXの系のカーテシランプがLSやLXのように「LED」されましたが、ISは引き続きということで、微妙な差別化が図られています。
足元。まったく変わっていないようです。
フットランプは標準仕様と同じで電球。よってエンジンオンで当然真っ暗に・・・。
さすがにマイナーチェンジモデルではLED化されるでしょう。
プレミアムクラスにもかかわらず、行き過ぎたコストダウンにそろそろ終止符を打って欲しいところ。
他モデルではアルミフットレストが装備されていますがISではなぜか未設定で貧相に見えるのもなんとかしてほしいですね。
ルームランプやルームミラーも標準仕様と変化なし。
しかし、2016年現在、これほどの高額車で今時ルームランプのALL電球は珍しくなってきましたね。
ここもマイナーチェンジでは改良されるでしょう。
さて、ここまであまり驚きはありませんでしたが、専用装備の「L-texスポーツシート」は良かったです!
グレー部分は明るめなのでホワイトっぽくも見えて、いいアクセントを出しています。
シートの部位によって表皮の仕立てが違うのでのっぺり感がありません。
L-Texシートというと、CT・NXで使用されているような比較的薄手でビニールっぽい風合いのシートのイメージがあったのですが、RCと同じ系統の厚手シート生地で、ビニール感も低減されており、本革シートになかなか近い風合いで、言われないと本革シートと間違えてしまいそうです。(流石に本革の匂いはしないのでわかりますが・・・)
近くで見てもなかなかの質感と手触りでした。私的には、メルセデス・ベンツの人工皮革「レザーARTICO」より好みです。また、シートベンチレーション付きなので、座面にはこまかなパーフォレーションあり。蒸れにくく、送風機能もあるため、この点は同価格帯の輸入車勢に対してのアドバンテージとなります。
フロントシートはとても良かったですが、リヤはどうでしょう?
まず気になるのが、残念な樹脂スカッフプレートやドアトリム。(特に下部)
ここもマイナーチェンジで改良してほしいところ。
久しぶりにじっくり見ると、10年前にデビューした、20系ISは良く出来てたんだなと感じます。
リヤは、「パワーウィンドウスイッチパネル」の仕上がりも気になります。
写真で見てもわかるとおり、パネルとドアトリムや台座の部分の隙間が目立ちます。
もともとフェイク感の強いパネルですので余計に気になります。
また、クッション感の乏しい硬質なドアトリム素材やなぜかここだけメッキ仕上げのインナードアハンドルなど個人的に気になる点が多いです。
しかし、リヤシートに関しても、シート自体はやはりいい仕上がりで、これなら本革シートの設定はなくても良いと思いました。
私はIS系がやっぱり好きなので久々にじっくり30系ISを見ると20系から退化した部分に目が行ってしまい、どうしても厳しい意見となってしまいますが、間もなく明らかになるマイナーチェンジモデルで走行性能のみならず、再び内装や快適装備のクオリティもアップしたさらなる魅力ある車になってほしいと願います。
2016年04月19日
間もなく発表か? 新型レクサスIS(マイナーチェンジ)
いよいよ4月25日から開催される、「第14回 北京国際モーターショー」でアンヴェールされるようです。
一足お先に、ヘッドライト周辺のみが公式サイトで公開。
http://www.lexus-int.com/news/new-lexus-IS-to-make-world-debut-at-2016-beijing-international-automotive-exhibition.html
好みが別れる、下部が丸みを帯びた波型の異型ヘッドライトの造形が一新されているのがわかります。
素直にカッコいいと感じる造形に変更されていますね。
<2世代目レクサス IS 300h F SPORT Mode plus>
NX・RC・LX・新型RXで採用されたL字型の「3眼フルLEDヘッドライト」でもない、新たな造形のライトで、
周囲にはライン上に光る仕組みも採用されており、ずいぶん印象が変わりそうです。
マイナーチェンジでフルスピンドルグリル化された「CT200h」や「HS250h」ではヘッドライトの基本構造は変更されませんでしたが、ISは販売のテコ入れもあるのと思われ、ヘッドライトの構造が単眼LED/HIDから、新意匠の4眼?LEDヘッドランプ+LEDウィンカーに大幅変更されるということは、Lexus Safety Sysetm+の標準装備のみならず、その他の部分についても、大幅な改良が期待できそうです。
北京ショーの場合、事前にリーク画像が出まわる可能性もあるので、マイナーチェンジ後のISがどれだけ変化があるのか楽しみです。早ければ今週末には新しいISの姿を見れる可能性が高そうです。
2016年03月08日
LEXUS IS特別仕様車発売、テコ入れなるか?
まだ展示・試乗車の配備がされていないようなので実感がわきませんが、週末あたり入庫しているディーラーがでてくるかもしれませんね。
さて、ジュネーブショーでの「LC500h」のアンヴェールも終わり、次に気になるのがレクサスISの改良。(そしてCT200hのモデルチェンジ?)
そして、レクサスISシリーズの販売台数の落ち込みぶりは気になるところで、2015年は惜しくも逃した、念願の年間販売台数50,000台を達成するためにはISシリーズで毎月500台は少なくともキープして欲しいところ。
以下は昨年9月から12月のレクサスISシリーズの販売(登録)状況です。
この期間、レクサス全体の販売は「月/4,000台超」をキープしており、比較的好調でしたが、ISシリーズの販売ウェイトが見事に右肩下がりに低減しています。
発売から2年半を経過しており、今夏には3年目のマイナーチェンジを迎える可能性が高いとはいえ、主力のDセグメントモデルとしては実に寂しい数字。
(ライバルのCクラス、BMWの3シリーズは販売促進効果もありこれ以上の販売をマークしているのは言うまでもありません。)
9月→10月→11月→12月
IS200t ・・・ 288 →135→105→90
IS250 ・・・ 16→15→ 5→13
IS300h ・・・ 447→271→267→202
IS350 ・・・ 37→24→16→8
IS250C ・・・ 0→1→0→0
----------------------------------------------------
IS合計 ・・・ 788→446→393→313
特に壊滅的なのが「IS350」系。(ちなみに、1月も10台程度・・・)
モデル唯一「LDH」を備えるモデルですが、もはや国内では350が廃止されてもおかしくないぐらいの台数となっています。割高な価格設定が要因と思われますが、新GSでリニューアルされた新2GRエンジンに換装し、ぜひ価格も思い切って引き下げて欲しいところです。
また、ターボモデル(IS200t)が販売増につながっているとは思えないのも残念です。
NXでは、ターボ比率は40-45%と比較的高いのですが、ISでは25%-35%程度と低くなっています。
せっかくの8速AT搭載、フロントブレーキ強化、パフォーマンスダンパー装着など走りにこだわったモデルなので価格差もあり、本来は200tのウェイトが高まるはずですが・・・。
現時点ではレクサスのFR系ターボエンジンは他ブランドのダウンサイジングターボと比べても燃費面、パワー感、ダイレクト感(変速スピードなど)、サウンド面、レスポンス面などの各要素において、優位性があるとは言えない状況かと思います。
私自身も感じたところですが、特に新型アウディA4と比べてしまうと「印象に残らない」ところが課題ではないでしょうか。また、エコカー減税非適用というのも痛いところでしょう。
もちろん、静かで快適という要素では秀でているのですが、世間の方が求めているレクサスのダウンサイジングターボのフィーリングとはマッチしていないのではと思います。
(ということが販売台数からも伺えるのではないかと)
安全装備を標準化して、比較的価格アップを抑えた Fスポーツ 特別仕様車「F SPORT Mode Plus」がどこまで勢いを取り戻してくれるでしょうか?
なお、上記販売台数を見る限り、「IS350」に特別仕様車が設定されなかったのは自然かもしれません・・・。
2016年01月24日
IS200t と アメイジングあんぱん!
残念ながら、新型GS(マイナーチェンジ)発売の宣伝は短期間でしたね。
メイキング編動画
さて、南青山のインターセクト(INTERSECT BY LEXUS)にはCMをイメージしたISと装飾品が展示されています。車両はホワイトノーヴァガラスフレークのIS200t F SPORT(内装は、F SPORT専用ダークローズ)にレッドのラッピングフィルムを施した仕様と思われ、3月から発売される、“F SPORT Mode Plus”ではありません。
近くで見ると、赤色部分は「ラッピングフィルム」なのですがその品質がとても高く驚いてしまいました。
色はソリッドの「マダーレッド」ではなく、少しパールが入っています。
(シャークフィンアンテナもちゃんと処理されていて驚き!)
最後は、アメイジングあんぱんを! (1個250円)
「AMAZING」部分が焼印されてます。
1日限定30個ということで、かなり人気があるようなので、残りあと僅かでした。
著名な「木村家」が製造しているので味はとてもおいしいです。
(数日日持ちするのでおみやげにもいいかもしれませんね)
正直なところ、ブログのねただけに行ったのですが、とても美味しく、これはリピートありと思いました。
クルマは六本木ヒルズにとめて、インターセクトまではコミュニティバスで移動したのですが、森ビル系の駐車場の多くの場所に、EV充電設備が備わっているのには驚きました!
通常は1〜2箇所に充電施設があるだけですが、みたところ、ほとんどの区画に標準装備されていて驚き!
ただ、急速充電装置ではないようでした。
(そういえば、イトーヨーカードー、アリオなどでも一気にEV充電設備が増えていますね)
六本木ヒルズのパーキングといえば、スーパーカーやポルシェなどの高級車がとても多く、EVカーはほとんど止まっていないと思うのですが、このような設備が通常のパーキングにも備わってきたのは時代の変化を感じます。
2016年01月21日
LEXUS IS 特別仕様車 F SPORT Mode Plusはお得かな!
レクサスの特別仕様車は今まであまりお買い得感のあるものはありませんでしたが、今回はベース車両からの価格アップが最小限に抑えられています。
IS300h・・・5,680,000円 (+108,000円)
IS200t・・・5,200,000円 (+108,000円)
要は、通常モデル+10万円(+消費税)という、とてもわかりやすい価格設定!
10万円で、以下の追加装備が手にはいりますが、これは久々の「お得」モデルといえます。
(F SPORTグレードしかないのが残念ですが、ISの場合はこれでも良いでしょう)
追加装備
■専用オート電動格納式ドアミラー(メタル調)
■専用インテリアカラー(ブラック&ホワイト)
■“F SPORT”専用L texスポーツシート(運転席ポジションメモリー/運転席・助手席ベンチレーション機能付)
■電動チルト&テレスコピック(オートアウェイ&オートリターン&メモリー機構付)ステアリングコラム
■パワーイージーアクセスシステム(運転席オートスライドアウェイ&リターンメモリー機能)
■プリクラッシュセーフティシステム(ミリ波レーダー方式)
■レーンディパーチャーアラート(LDA)
■オートマチックハイビーム(AHB)
■レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)
■後席SRSサイドエアバッグ
価格がわかるものから分析していくと・・・
・プリクラッシュセーフティシステムと、レーダークルーズコントロールのセットで「60,000円」
・レーン・ディパーチャー・アラートとオートマチックハイビームのセットで「50,000円」
・後席SRSサイドエアバッグ 「20,000円」
*価格は税抜きです。
これだけで、既に「130,000円」分の装備追加となりますので、既に値上げ分以上の装備がついていることになります。ここからさらに肝心の「シート」のレベルアップと、ドアミラーカラーの差別化が図られます。
ISの本革シートは他のレクサスと比べても割高に設定されており、通常のシート(L-tex&ファブリック)から本革シート(+追加装備)にレベルアップするために「275,000円*」もの高額なオプション代金が必要です。(*後席SRSエアバッグ相当分の20,000円を控除しています)
他の車種では、「F SPORT」グレードは、本革シートが標準のものが多いですがISはさらに追加の負担が必要となっているわけですね。
今回、IS 特別仕様車 F SPORT Mode Plus では、ISの本革シートセットオプションのうち、
■電動チルト&テレスコピック(オートアウェイ&オートリターン&メモリー機構付)ステアリングコラム
■パワーイージーアクセスシステム(運転席オートスライドアウェイ&リターンメモリー機能)
■運転席シートポジションメモリー
■運転席・助手席シートベンチレーション
を含んでいます。
これらの価格を推定するのは困難ですが、他社ブランドで上記装備を勘案すると少なくとも15万円は超えると思われます。(ブランドによってはシートベンチレーションだけでも15万ぐらいしますし・・・)
また、今回のIS特別仕様車 F SPORT Mode Plusではシートが「全面L-tex仕様」となっていますが、公開された画像を見る限り、LEXUS RCのような穴があいたパーフォレーション付きのシートになっているので一定の皮革の厚さも確保され、質感も良いものと推定されます。
(同じL-texでもNXに採用されている滑りやすく生地が若干薄い仕様のものもあります)
本革ではないにせよ、かなり近い風合いと考えれば、実質275,000円もの本革セットのオプションを選択しなくても「シートベンチレーション機能」、「パワーイージーアクセスシステム」、「運転席シートポジションメモリー」、「ステアリングのメモリー機能」などがついてくるわけですので、これはかなり訴求力がありまると思います。
ただ、注意すべき点として、正式アナウンスはされていませんが、本年度中には、ISのマイナーチェンジが行われるであろうこと。販売数が低迷していることもあり、大規模なマイナーチェンジが行われるとの噂もありますので、マイナーチェンジの情報が明らかになっても遅くないと思います。
また、各種安全装備が標準化されていますが、「LEXUS Safety System+」のような高精度のものではない、1世代前の旧タイプであることにも留意すべきです。(どれほどの違いがあるかはJNCAPでの比較動画でも明らかです。)
また、アクセントとなる、外観のドアミラーについては、ドアの根本がどのボディカラーでもブラックとなるなど少しアクの強いデザインになっていることなど。(この根本の部分のみの部品供給はない模様)
この根本、さすがにブラック部分は「塗装」されていると信じたいです。
まさかドアミラー内側のように無塗装樹脂ではないと信じたい・・・実物みてみたいですね。
そのほか、室内のオーナメントパネルがオプションで選択できませんが、実はこれ部品単体注文できて、メーカーオプションとほとんど同じ価格で入手出来てしまいますので、デメリットにはならないでしょう。
(一部純正部品通販ショップではMOP価格以下で手に入ります)
インテリアを分解できる人はメーカーオプションでなく、単体部品注文した方が、標準のパネルが手元に残る分、お得といえます。
全般的には価格も控えめであり、特別仕様車の名に恥じない仕様となっていると感じます。
IS300hの場合、諸費用・諸税込みでも約600万円程度に設定されたのはポイントが高いと思います。
ところで、IS350に F SPORT Mode Plus が設定されなかったのはなぜ?
今の2桁前半の販売台数では無理もありませんが、残念です。
2015年07月23日
LEXUS IS200tなど正式発表!
ニュースリリースでは十分触れられていない点をざっと書き出すと・・・(ほかにもあるかも)
■IS350シリーズ
フロントパフォーマンスダンパーを標準装備するも、レクサスらしく、きっちり32,000円値上げ。
350のセールスが壊滅的なので、せめてこれぐらい値上げしなくても…と思うのは私だけ?
■IS300h AWD
新設定。FRより40.4万円高の設定。(F SPORTは本革シート等がセットなので、70.6万高)
トルセンLSDが採用されているが、7/23現在、なぜかHPの装備一覧には掲載されていない。
■IS200t
新設定。パフォーマンスダンパー、4podブレーキ&ローター大口径化により外観はIS350に近い。
サウンドジェネレーターは不採用。
アイドリングストップ機構を搭載するがモード燃費は13.2km/Lとエコカー減税の対象から外れている。
■IS250
廃止されていない!と一瞬驚きましたが、AWDのみの設定。
つまり、FRは「200t」で、AWDは「250」という住み分けとなりますね。
今秋の「GS」では完全廃止されるものと思われます。
■DOP
カップホルダープレート、バルブキャップ等を追加
■ボデーカラー 以下のカラーが廃止
ホワイトパールクリスタルシャイン(077)
ラピスラズリマイカ(8V3)
エクシードブルーメタリック(8U1)
*スターライトブラックガラスフレーク(217)はISでは残りました。
今回の年次改良では、内外装には手が入っていないと思われるので、200tと300hAWDの設定以外は目新しさはほとんどありませんが、マイナーチェンジではLexus Safety System+ の採用や前後ランプの意匠変更、センターコンソールやリモートタッチの改良が確実視されていますので、現行モデルに不満を覚える方はもうしばらく待つという選択もあると思います。
発売は8月3日からとのことですので、試乗可能なのは早くてもお盆明けでしょうか?
8速ATとFR甩ターボエンジンの組み合わせ、ぜひ体験してみたいものです。