のんびり なまけにっき

レクサス(LEXUS)の話題を中心に、個人的主観をもとに日記をのんびりきままに書いています。
(バックアップもかねてほぼ同内容を「のんびりなまけにっき2」に記載しております。)
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さらば、マークX! レクサスGS/ISの行方は・・・
(なまっくす at 12/31 00:29)
2019年12月23日、かねてからアナウンスされていたとおり、トヨタFRセダンとして永らく愛されてきた「マークX(旧:マークU)」が生産終了となりました。2019年4月にニュースリリースが出ていましたので、早いものでそこから8ヶ月が経過、生産終了日を迎えてしまいました。
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/27847378.html


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現在レクサスオーナーの方では、かつてマークU、マークXにお乗りだった方も多いのではと思います。
一世を風靡したクルマということもあり、関係者を招いてのイベントが開催されたようでいくつかのメディアが報じています。

■さらば「マークX」。トヨタ、元町工場で生産終了イベント開催 (impress carWatch)
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1226262.html

■トヨタ自動車、マークX 最後の1台をラインオフ…コロナマークII から51年、690万台[ヒストリー](response)
https://response.jp/article/2019/12/24/330118.html


車の高性能化、ライフスタイルの変化などもあり、ここ数年はSUVに人気がシフトし、セダンタイプの車も、TNGA化で商品力を高めた「新型カムリ」や「ES300h」などの「FFセダン」に需要がシフトしたということもあり、FRセダンとしてはレクサスおよびクラウン(&新型MIRAI)などに委ねることになったようですね。


レクサスが2005年に日本で開業する前年の2004年、「マークX」が登場しました。
それまでの保守的なデザインから、異型のヘッドランプを備えたスポーティなデザインに変更され、賛否両論ありましたが、新開発の2.5LV6エンジン「4GR-FSE」を登載し、燃費効率や静粛性にも優れており、ハイブリッドカーが本格普及するまで、永らく愛されたエンジンでしたね。
2005年に発売されたレクサスIS(IS250)や、クラウンにも同系エンジンが登載されましたね。

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2009年10月には2代目マークXにフルモデルチェンジ。
リーマン・ショック等の不景気時代を反映し、ハイブリッド専用車(プリウス、HS250h、SAI)が大ブームとなっており、2.5Lと3.5Lという比較的大排気量の純がガソリンエンジン車のラインナップしかもたないマークXの販売は低迷したようですが、手頃な価格のV6エンジン搭載FRセダン車として存在感を示しました。

特に「3.5Lエンジン(「2GR-FSE」)」搭載グレードはレクサス「IS」やレクサス「GS」と比べても大幅に車両価格が安く、コストパフォーマンスに優れましたが、この時代、すでにこのクラスのセダンにおける3.5LのNAエンジンの需要は失われており、町中で3.5LのマークXを見かけることは非常に少なかったのが印象的です。

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2013年6月には、マークX 「G's」の特別仕様車(カーボンルーフを採用した特別仕様車 250G“Sパッケージ・G's CARBON ROOF Ver.”ならびに、350S“G's CARBON ROOF Ver)を設定するなど、この時代には誰もが憧れるセダンというより、こだわりをもつ方のスポーツセダンとしての位置づけとなっていたようです。この時、レクサスも「LS」や「GS」のみならず「IS」にもハイブリッドグレード(IS300h)を設定するなど、NAエンジンしか設定のないFRセダンは希少となっていました。

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2016年11月には、マイナーチェンジを敢行し、主に外装デザインの変更に加え、先進安全装備の「Toyota Safety sence+」の標準化などを行いましたが、根本的なパワートレーンの変更やハイブリッド車の設定は行われませんでした。
すでにクラウンクラスでも販売の大部分は「2.5L・ハイブリッド」モデルであり、NAおよびターボエンジンなどの純ガソリン車についてはすでに販売の中心ではありませんでした。

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マークXのボディサイズは全幅「1800mm以内」にこだわり、全長も「4800mm以内」と、日本の道路・駐車環境にもマッチしていましたし、様々なシチュエーションで使用でき、大人4人が快適に移動できるセダンとして永年愛されてきましたが、ミドルサイズのセダンは、かつてのクーペと同様、輸入車など高価格帯の車にのみ需要がシフトし、「300万円前後」でのFRセダンの需要は、SUVやダウンサイジングしたコンパクトカーに遷移してしまったということなのだと思います。


なお、限定モデルでトランスミッションにMTを登載したハイスペックな「GRMN」が即日完売となったように、熱狂的なファンがいらっしゃるのも事実。
そして、トヨタブランドの量産車である以上、限られた需要だけではモデル存続ができないのもまた事実・・・

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さて、いよいよマークXがモデル廃止になると、トヨタ/レクサス陣営では、パーソナルユースのミドルサイズのFRセダンは「IS」、ラージクラスは「GS」および新型「クラウン」のみとなりますね。

「IS」に関しては多方面からの情報で、2020年末に、若干ボディサイズの拡大を伴って大きなマイナーチェンジを敢行することが確実視されます。

「GS」に関しては、以前から幾度となくモデル廃止の話が出ていましたが、いよいよ2020年半ばをもって、いったん販売中止となる模様です。

レクサスでは今後車種のバリエーションを増加していくとの話も聞こえてきますし、プレミアムブランドの「顔」として欠かせない「FRセダン」はぜひ複数種類ラインナップに欲しいと感じます。
トヨタブランドでのFRセダンが実質的に「クラウン」のみになってしまうことから、FRセダンはレクサスにシフト、ということであればISだけでなく複数ラインナップして欲しいところ。一時的にラインナップが途切れたとしても、「GS」の後継モデルが発売されることに期待したいところですね。(その時は「電動化」の世の中となっているのでしょうね)

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