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2020年06月30日

さよならドビュッシー 中山七里 宝島社文庫

「このミス」大賞受賞作なので、当たり前ながらミステリーだが、とにかく音楽の描写が素晴らしい。音楽の持つ、歓喜、救済、そして狂気を見事に描いている。こうでなくちゃ。

音楽の描き方に対して、ミステリーのプロットがいささか陳腐な気もするが、それでもお釣りがくる読み応え。最後にどんでん返しがあって、作品のタイトルともリンクするというミステリーの王道に、納得の読了感。

いやー、面白かった。

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なかなかやん
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