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2022年11月17日

私だけの特捜最前線→61「白い手袋をした通り魔!〜叶刑事VS二世議員を描いた痛快なドラマ」

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※このコラムはネタバレがあります。

今回紹介する第264話「白い手袋をした通り魔!」は、叶刑事(夏夕介)と親の七光りで権力を鼓舞する都会議員(西田健)の対決を軸にしたドラマです。

連続通り魔事件の犯人は都会議員か?

叶刑事のモノローグでスタートするドラマ。都会議員が登場するや、BGMにベートーベンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」がジャーンと鳴り響き、絶妙の効果音として強く耳に残ります。

叶刑事が追っているのは連続通り魔事件。一人目は小さい子を持つ母親が背中を切り付けられ、二人目は喫茶店のウエートレスの女性が右太ももを切られます。特命課は現場の状況から怨恨の線で捜査を始めます。

三人目はすし店の店員で、左ひざ下を切り付けられ、犯人につかみかかったところ、首を切られて殺されてしまいます。現場に駆け付けた叶刑事たち。と、そこに都会議員が「ジャーン」の音楽とともに現れます。

都会議員の容疑が濃くなっていきますが、3人に対する動機は不明ですし、被害者同士の接点も無し。おまけに、大物代議士の父親の権威をかさに、都会議員は特命課に圧力をかけていくのです。

神代課長(二谷英明)は、都会議員宛に詫び状を書きます・・・が、「こんなものはただの紙っ切れ」と涼しい顔。しかも、当事者である叶刑事に詫び状を持たせて都会議員の元へと出向かせました。

意外な動機と劇的な逮捕劇

詫び状の持参を口実に、根掘り葉掘り事情を聞かれて不機嫌になる都会議員。さらに女性記者が、ペンのインクを飛ばして服を汚してしまいます。激怒した都会議員は二人を追っ払うのです。

叶刑事は、改めて被害者や関係者の事情聴取をします。すると、3人の被害者の接点が出てきたのです。3人は過失あるいは無意識のうちに、都会議員の服を汚していたのでした。

都会議員は病的な潔癖症で、自分が敬愛する母親を亡くしてから異常な言動が目立っていました。つまり、3人が切り付けられた個所は、自分が汚されたところだったのです。

女性記者の身が危ないと、叶刑事たちは特命課を飛び出します。そして、女性記者に切り付けようとした都会議員を見つけて取り押さえ、叶刑事はその腕に手錠をかけました。

取調室で神代課長と相対した都会議員は、服を汚されたことが「母親への冒涜」であり、そんな連中は母親が許さない、だから自分が天誅を下したと、淡々と語るのでした。

犯人役の西田健さんの名演技

このドラマの見どころは、なんといっても都会議員役の西田健さんの演技に尽きるでしょう。プライドが極めて高く、病的な潔癖症とマザコンという複雑な人物を見事の演じています。

ドラマの冒頭で「皇帝」のジャーンとともに登場した時点で、この人が犯人だというのはすぐわかります。ドラマは、犯人捜しではなく「動機は何か」ということにポイントを置いているところが秀逸です。

特捜最前線で見られる「人情派」っぽい部分は一切なく、「権力をかさにきる者への挑戦」という視点で描かれています。そして、最も権力を嫌うタイプである叶刑事を対決相手に据えています。

特命課にやって来た都会議員に対し、叶刑事が「逃げも隠れもせん」と言い切る姿は、かつて橘刑事(本郷功次郎)が大物政治家に対して啖呵を切った場面を思い起こさせました。

私だけの特捜最前線→25「完全犯罪・350ヤードの凶弾!〜大物政治家に敢然と立ち向かう橘刑事の執念」

西田健さんといえば、特捜最前線では何度も犯人役で出演しており、そのつど印象的な演技を見せてくれました。その中でも、この都会議員役はドラマ屈指の犯人像と言ってもいいかもしれません。

取調室で、まるで台本を読むかのように淡々と「・・・が許せませんでした」と動機を語るシーンは、とても印象的で、まさに西田さんの真骨頂ともいえる演技でしたね。

BGMの「皇帝」も抜群の効果音でした!

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マイケルオズ@フリーランスライター
「特捜最前線」がマイブームになっているオヤジです。リアルタイムの頃は津上刑事より若かったのに、今はおやっさんよりも年長者になりました(苦笑)
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