2023年01月24日
「流」*東山彰良
台湾大好きな私。
読み終えた後も暫くその余韻に浸っていた作品。
人名の仮名ルビが中国語読み表記なのが個人的にありがたい。
正直私は中国語の人名ルビが日本語の音読みになっていると、それだけで大きくげんなりしてしまうのだ。
「流」*東山彰良(講談社文庫)
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話の軸となっているのは確かに「祖父の殺人事件」。
とは言え、ミステリー要素よりノスタルジックな回顧録って感じの雰囲気が濃い。
個人的な好みもあるだろうが、それが私には何とも魅力的だった。
1970年代〜80年代初頭の台北。
その混沌とした感じがたまらない!
最後のページをめくった時「あぁ、もう読み終わってしまった・・」という寂しさを感じた程。
東山氏の作品、どんどん読んでいきたいと思う。
素敵な読書タイムを!
posted by mysterynovels at 19:08| JAPAN