◆はじめに
昔の若者(ここでは男性の若者を意味してる)は,金が無くてもローン組んででも,車を所有するのが夢だった,男子たるもの車を所有しないで何をするかってのが70年代〜80年代だった,最近の若者が車を所有しないのは所得が云々という話もあるけれど,ここではお金があっても車を所有しない若者についてちょっと考えてみた
◆若者が都会に行ってしまった
そもそも若者はみんな都会に出て行ってしまってるから,公共交通機関の発達した都市部では,車自体が不要である,多くの若者は都会に住んでて車が不要の生活になっちゃってるわけである,そもそもそういう便利な都会に住んでると,車の所有どころか車は運転しないから免許さえいらないってのが最近の若者気質である
◆デートカーの需要が無くなった
以前は男性にとっては,車ってのはデートの際の必須アイテムだったのだが,その男性達が恋人いらない,結婚したくない,一人がいい,その方がコスパがいいって言ってんだから,若者が車を購入する際の大きな動機だった,デートカーという需要自体が消滅してしまった,昔は車の所有自体が多少のステータスにもなってたけど,いまはそんな時代じゃ無いしね
◆車がおもしろい対象ではなくなった
昔の車はイロイロいじれて楽しかった,手を加えて自分らしさをアピールすることができたんだけど,昨今の車はそういういじれる部分がほとんど無くなってしまった,最近の車はコンピュータ制御の走る電子装置になってしまって,素人が手を加えるなんて不可能,絶対的にゼロでは無いが,自分が関われる部分が大幅に減ってしまい,つまらなくなってしまった
◆車自体がつまらなくなった
昔の車は例えそれが中古車であっても手に入れたら,所有する喜びってなものがあったけど,最近の車は単なるモノになってしまって,車買っても大して感動も無い,車自体がワクワク感の感じられないモノになってしまってる,若者に訴求するなら車自体に物欲刺激するワクワク感がなきゃだめだろう
◆作る側がおもしろがってない
これは当方の想像だが,作る側がおもしろがって作ってないんじゃないのか,単に金儲けの手段として車を提供してるだけ,トップはとにかく金が稼げれば,車でなくても家電品でも銀行業務でも保険でも,なんでもいいと思ってる,こういう状況で楽しいファンタスティクな車が出てくるわけがない
◆デザインがつまらない
なんだか燃費至上主義になって空力特性とかをコンピューターなんかで計算してデザインしてるのだろうか,金太郎アメみたいな車ばかりで全然楽しく無い,もう何十年も前の車だけどイスズの117クーペとかトヨタの2000GTとか,いまそのままのデザインで発表しても,大人気になると思うけど,そういう個性的なデザインの車が無い,男性から見て乗りたいって思うようなセクシーな車が無いんだよ
◆暇つぶしの道具でなくなった
昔は車庫の前で延々と洗車してワックスかけて,さらに磨き上げて,な〜んて一生懸命やってる若者を見かけたけど,最近はそういう若者はマレ,いないワケじゃないが,ほぼ絶滅危惧種,昔は車いじりが娯楽というか趣味というか時間つぶしというかね,で,ぴかぴかの車でドライブしたりするのが楽しかったんだけど,今はスマホさえ有ればいくらでも時間つぶしができる時代だからねぇ,車なんてイラネーの世界になってるわけですなぁ
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