2017年04月05日
オークション(ヤフオク)で入札を増やすにはどうすればよいか?
1.はじめに
オークション(ヤフオク)をけっこう長くやってるが,いくら良い商品でも,入札が無ければ話にならないのがオークションである,扱う商材にもよるだろうが,私の場合はアクセス総数の大体10%程度がウォッチに入れてくれる,そしてその10%のうちのさらに10%が実際に入札してくれる
とまあ,上記のようなパターンが多い,その際,ウォッチ入れる人が10%を超えるような物は人気商品と判断している,だいたいこの傾向があるので,入札者数を増やすためには,分母となるアクセス数を伸ばさなきゃいけないわけであるが,そのアクセス数を伸ばす方法についてまとめてみた
2.出品時の価格設定
オークションの出品時に当初の価格設定は誰しも悩むものである,絶対の法則が有る訳じゃないが,私は出品時の価格は,できるだけ低く設定した方がいいと思ってる,たとえば相場の落札価格が10,000円だとすると,当初の価格は8,000円スタートでいいではないかと思うだろう
これなら相場より遙かに安値で落札される危険も無いし,と思うのは間違いである,とりあえず注目してもらい入札して貰わないと話にならないのだが,当初価格が8,000円ではウォッチに入れて貰うことさえかなわない,多くの人は現在価格の安い順でソートして安い方から詳細を見ていく
それに,おおむね10,000円で落札されてるような品物なら,当初価格を500円とか1,000円で出品してもそんなに不当に安く落札されることはない,開始価格は安めで出品することをお薦めする,とりあえず商品に注目してもらい,一度入札してもらうように心がける
1回でも入札して1度でも「あなたが最高入札者です」と,いったん自分が所有することができたモノに対しては,人間の基本的な感情として,「他人に奪われたくない」という心理状態が生じる,これがとても大事,こういう心理状態のせめぎ合いが起こらないと入札の競り合いが起こらない
特に男性入札者の場合「1度手にしたモノは離したくない」という感情が,女性よりずっと強い,ストーカーになるのは圧倒的に男性が多いことからも解るが,動物としてのオスの本能でもある,故に男性が欲しがるような出品物は特に当初価格を低く出品して,競り合いの参加人数を増やすべし
3.掲載する写真について
写真はできるだけ綺麗に丁寧に撮影したモノを掲載したほうがいい,私も当初は出品物が分かればいいんだからと,安いコンデジで撮影した写真で,特に質までは気にしてなかったが,オリンパスのTG-4で撮影した写真を掲載するようになってから,明らかに入札が増え落札価格も向上してきている
ちなみに,このオリンパスのTG-4というカメラは,レンズがF2.0と明るいレンズだから,室内で出品物を撮影する場合でも,綺麗に細部までくっきりした写真が撮れる,おまけに接写にものすごく強い機能が搭載されてるので細かな部分が気になるような腕時計とか装飾品等の撮影には重宝している
まあ,冷静に考えてみれば当然のことで,同じモノを同じような値段で買うなら,薄汚い店構えより綺麗な店で買うのと一緒である,最近はスマホのカメラでも十分綺麗な写真が撮れるから,できるだけ明るい場所で,背景や構図にも気を遣って撮影した写真を掲載することが入札率アップに繋がる
綺麗な写真を掲載する効果は絶対にある,写真撮影が苦手な人は撮影テクニックのハウツー本を1〜2冊読んでみるのもいいと思う,床にそのまま置いて撮影した写真とか,暗くて細部が解りにくい写真とかを使用してる人も多いが,競合出品が多いような商品なら,真っ先に入札対象外にされてしまう
4.即決価格の設定
出品時に即決価格を設定するかどうか,これで悩むこともあるが人気商品なら設定した方がいい,たとえばある商品でほとんどの出品が10,000円前後で落札されていくような場合11,000円くらいの相場より10%〜15%くらい高い価格で即決価格を設定すると,案外その価格で即決されることが多い
これはなぜかというと即決を設定してない場合,入札で競り合っていくウチに落札相場価格に近い価格,先の例で言えば9,000円くらいになると,他に出品されてる物に移行してしまう入札者が出てくるため,競争が鈍化してしまい,最終的には相場価格で終了してしまう
一方,即決価格が設定されている場合,入札者は誰かが即決するかもしれないという,常に緊張した心理状態に置かれることになる,また,先にも書いたが,入札して一度自分が最高落札者になって,自分のモノになったものは,誰かに取られたくない,離したくないという心理も働く
入札者はこのほかの誰かに即決落札されてしまうかもしれないという精神的な緊張状態から,できれば早く解放されたいという心理も働く,そのためて「相場よりちょっと高いけど普通に店舗で買うよりずっと安いんだから損はない」という理屈で,自分を納得させて即決することになる
出品物の内容や価値によりけりだが,発売直後のゲーム機のような人気商品で品薄になってるような場合は特に有効なのでお試しあれ,その際,法外に高い即決価格は逆効果なので注意すること,せいぜい相場より10〜15%高,最高でも20%高にとどめておくのが無難,欲を出すといけない
5.あなたへのおすすめコレクション
この設定はほとんど使ってなかったのだが,回転寿司状態の出品物があったので設定してみた,自分で%を設定できるからとりあえず2%で設定してみたら,アクセス30,ウオッチ2,入札0の商品が3日くらいで,アクセス231,ウオッチ26,入札3になった
私の出品物は,いまのところ2,000〜3,000円くらいで落札される出品物がメインだから,2%の場合で課金されるのは40円〜60円,これくらいなら設定した方がいいという結論になった,注目のオークションが1日で最低20円からというのに比べれば,コスとパフォーマンスは高いといえる
注目のオークションは落札が無くても利用料を取られるが,それに比べたら落札成立のときだけ取られるこのオプションはヤフーにしては超良心的である,これで一人でも入札者が増えれば十分に元は取れる,それにこの設定はその商品に関心ある人にアピールできる点からも効果は高い
落札が伸び悩んでる人で,この機能を使って無い人は設定をお薦めする,ただ,この機能,自分の出品物が自分に「おすすめ」されるという,ちょっとお笑いな点がある,なんでそういうことを回避するシステムになってないのか,はなはだ疑問ではあるが,まあ実害は無いからヨシとしよう
6.注目のオークション
注目のオークションは出品物を上位に表示して目立たせるための設定であるが,そこそこの利用料金を取られる半面,確かに効果は高い,出品物の期待される落札価格にもよるが設定して損は無い,ただその場合でも,オークション終了前の2日程度設定するだけで十分効果がある
7.トラブル対応
だれしも評価の低い出品者との取引はひかえるだろう,だから,評価を下げられるような行為は厳に慎むべきである,たまにオークションでトラブルになって評価欄で言い合いになってるのを見かけることがあるが,もし何かミスったらとにかく誠実に対応することが第一である
私も2個同時発送したとき,ラベル張り間違えてAさんの商品をBさんに,Bさんの商品をAさんに送ってしまったり,梱包が不十分で到着時に品物が壊れてたとか,酔っていてとんでもなく間違った返事をしてしまったりとか,こちらのミスで相手に迷惑かけたことが何回かある
そういう場合,まず最大の誠心誠意をもってとにかく謝る,そのあと相手が納得できるような解決策を提案する,なんかトラブった場合でも冷静に誠実に対応すればいい,トラブルがあってもちゃんと対応してくれる安心できる出品者だと落札者が認識してくれて,リピーターになってくれる
8.おわりに
最近オークションの出品側はとにかく金儲けができればいい,対して落札側は,お客様は神様だろう的な人が増えたように思う,そのためどんどんシステムや規制がうるさくなって,昔のメールでやりとりしてた時のような,まったり感が薄れてしまっているのは,ちょっと嘆かわしくもある
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