2017年04月04日
猫の侵入防止・ふん害対策に効果のある方法をまとめてみた
1.はじめに
ネコのふん害にず〜っと悩まされてきた,ネコって自分の縄張り内に食事の場所,昼寝の場所,遊ぶ場所,ふんをする場所など決めていて,それぞれの場所について,すごく固執・執着する性質がある,我が家の庭の芝生とか小さな一坪菜園はまさに,ふかふかのトイレみたいに認識されて毎日のようにふんをされてきた,その対策を2年にわたってイロイロやってきたのでまとめてみた
2.トゲトゲシート
最初にお隣さんから紹介されたのがコレ,いろんな製品がいろんな名前で出回ってるけど,要するにトゲトゲしたものを敷いて物理的にネコを寄せ付けないってもの,100均に行ったらトゲトゲが付いた40cm四方のシートが2枚一組で100円だったので10組20枚ほど買ってきて,早速設置してしばらく様子を見てたらやっぱ同じようにネコが行き来してる
おかしいなぁ,いつも侵入してくる犬走りのとこ全部を,トゲトゲシートで覆ったはずなのに,やはりそこを通ってくるようである,で,観察しててネコが来たとき追いかけたら,下のような状況が判明して驚愕!
なんと,ネコはシートの所は避けて,家の壁に飛んで,そこを蹴って逃げたんである,ネコがパルクールやるなんて考えてもみなかった,どうしようもねぇ,パルクールネコに完敗!,それに庭全体にこれを敷き詰めるとか現実的ではないし,ということで,トゲトゲシートは却下
3.各種の忌避剤
ネコの侵入防止やふん害防止にもっともよく使われるのがこの手の忌避剤だろう,ネコがいやがる成分を含んだものを通り道やよくふんをする場所に置くものである,よく売れてるからだろうか,ホームセンターなどでは一角を占拠するほどいろんな種類が売られている,逆に言えばそれだけ困ってる人が多いということだろう,顆粒状のモノ,液体のモノ,スプレー式のモノ,さまざまなものがある
アース製薬,フマキラー,ジョンソン,住友化学等,有名どころの製品をイロイロ試した経験から言えば,いずれも効果の持続期間が短かくて実用性は低い,ネコ借りてきて嗅がすとイヤがるから,それなりに効果あるんだろうけど,雨でも降れば散布した剤は流れてしまうし,条件に恵まれてよく効いたとしてもその効果の持続期間は5〜6日程度が限界である
5〜6日おきにまき直したり散布し直したりとか,労力的にも半端無い(というか面倒くさい)それに庭がそこそこ面積が有るようだと金銭的な負担も大きい,メーカーのうたい文句によれば,いやな臭いを学習したらその後は近寄らなくなる,ということらしいが,人間もそうだが,そんな学習能力の高いネコばかりじゃない
だいたい野良猫なんて極道の世界に生きてるネコが,それくらいでひるむとも思えないし,特に老化したネコは嗅覚が劣るとも聞くし,ということで,この手の忌避剤は,効果はほんの一時的で,抜本的な対策にはならない,というのが結論!
4.超音波で撃退
<ガーデンバリアGDX>
超音波でネコを撃退する製品が有るというので購入して使用してみた,ユタカメイクという会社の製品で,名称「ガーデンバリアGDX」,amazonで8,000円ちょっとなり,乾電池なので,どこでも設置できるしスイッチ入れておけば,ネコの体温に反応して自動で作動する
で,効果のほどなのだが,結論から言えばネコの侵入は防ぎきれない,なぜかというと,この超音波のキーンと言うような音,若いネコにはよく聞こえて忌避するんだが,ちょっと年取ったネコには聞こえないらしい,人間と一緒でネコも年取ると耳が遠くなるらしい
となりの小学生が遊びに来たとき,その子が「キーンって鳴るね」というのに,私には聞こえないんだもん,若いネコじゃないと効果無し!ガーデンバリア本体の直前にふんがあったこともある,嫌がらせか? ほんとに憤慨!
5.ハトよけネットの利用
以前,ネコがフンする場所に園芸用ネットをほっておいたら,絡みつくのをいやがったのか,ネコが寄りつかなかったので,鳩よけ用にベランダなんかに張る透明なテグスでできたネットを庭一面に張ってみた,四角のマス目は3センチ角のヤツ,地面から10センチくらい浮かして設置した,上の写真がその状況,2〜3日様子を見てみました,毎日定期的にふんしてるヤツが来てないようだ,これ効果有る〜!!!って喜んでたのだが,なんと!4日目にネットの上にふんが〜〜!!!
これ張るのにスゴイ労力かかったのに,徒労に終わってしまったよ,金も無駄になったが,精神的脱力感が半端無い,結論:水平張りネットは効果ない!
6.ネットのフェンス設置
この前はネットを水平に張ってみたけど,ダメだったんで,もうあきらめてたんだが,せっかくネットがあるんだからと,高さ45cmくらいに切って庭の周りに,縦にぐるりと張り巡らしてみた,これまで毎日のようにやられてたけどどうやら来なくなったようだ,やったー! 成功だ!
なんかネットで城壁をつくって猫の侵入を防止するなんて,あまりにも当たり前すぎて,話にならないんだがとりあえず進入防止には効果絶大と,安心していたら,1ヶ月ほどしてまた猫のふんが,どうも飛び越えることを覚えたらしい,がーん!
7.ネットのフェンス高を変更
最初は人間がネットまたいで行き来しやすいように,高さを45cmにしてたんだが,ちょっと低すぎたかもしれないということで,次は高さ60cmで設置してみた,で,結論から言えば約1年になるが
侵入無し,ふん害も無し,60cmだと行き来が多少不便だが,成人の体格なら「よっこらしょ」って足を上げれば,特に問題では無い
価格的にも安価だし困ってる人はお試しあれ,鳥よけネットが1,500円〜2,000円くらい,これを60cm幅にカットして地面に1.5m間隔に立てた園芸用ポールに固定する,各コーナーはちょっと太めのポールが必要だが,そのほかは100円くらいの細いので十分
なお鳥よけネットは広げたときのマス目が菱形じゃなく,四角い井桁タイプでないと作業しにくいので注意,当方は上の写真の製品を使った,幅2mを3等分すれば8m×3で,長さにして24mのフェンスが設置できる
8.おわりに
しかしネコって,ほ〜んとずるがしこいよ,再度書いておくが,忌避剤とか音波で寄せ付けない装置とかトゲトゲシートとかありとあらゆる方法を試したけど,この物理的に遮断する方法しか効果は無いと断言していい,この結論に達するまでほぼ2年かかった
9.猫のふん害防止のその後の経過報告
これまでは芝生にふんする猫と,家庭菜園にふんする猫の2匹だったのだが,その後,新しい猫が加わって,ちょっとした事件というか新たな展開があったりしたので,その辺の状況を踏まえて,その後の状況と言うことで再度まとめておきたいと思う
これまでとは違う第3の猫が現れた,この猫にプランターに一度やられた,また東側に幅40cmくらいの地面が有るのだが,ここは地面が固いためふんをされたことは無かったのだが,ここもコイツにやられてしまった,これらはトゲトゲシートで防御した,これで完璧だぞ,な〜んて思っていたら
ある日,ネットで囲った芝生のど真ん中に,ネコの糞が鎮座して異臭を放っている,なんじゃこりゃ〜,60cmのネットを飛び越える方法を覚えたか? っていぶかりながらネットの周りを点検したら,地面に接する一カ所に穴が開いてた,台風の時,なんかモノが当たってネットがめくれたのだろう
その隙間から進入したんだろう,芝生をトイレにしてた猫は時々庭先に来てたから,なんとか芝生にふんしようと虎視眈々とねらってたんだろうか,そこまでして我が家の芝生にふんすることに執着するモンなのだろうか,たぶんそうなのだろうが,もうあきれてしまうほかない
というか,この猫のココは遊ぶ場所,ココはエサをもらう場所,ココは昼寝する場所とか,いったん決めたことに対する執着心に関しては,あきれると言うより,ちょっと怖いような感情まで持ってしまう,そういうことをあまり拒否すると化けて出るんじゃないか,なんてね・・・
その穴もふさいでネットも補強してからは,その後,ふん害は全く無くなり,現在に至っている,結論から言えば猫のふん害防止には,進入してほしくない部分を,60cmくらいの高さのネットで囲ってしまう,これしかない,一般的に許される忌避剤や音波などの方法は効果は無いと断言できる
なお,このネコのふん害に関しては,ネット等でもイロイロな対応策が紹介されているが,場合によっては「動物愛護法」等の法に触れるような方法も紹介されていたりする,この点に関しては効果が高い方法だからと,安易に実行してしまうと,犯罪者になってしまう可能性があるので注意しよう
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6128567
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック