2016年10月18日
ホラー映画ではあるが男の弱点をつく怖い女二人 2015年制作「ノック・ノック」劇場公開2016年6月
豪雨の真夜中、ノックの音がする。ずぶ濡れの若い女二人が戸口に立っていた。
よもやこいつらに自分のキャリアを無茶苦茶にされ、妻の芸術作品や部屋中も打ち壊されるとは思っても見なかった。そうは言っても無害で冷たい雨に小鳥のように震えている女の子を無碍に断れないのも見識のある大人の態度だろう。
それがこんなことになるとは……その主人公は、エヴァン(キアヌ・リーヴス)という建築家。建築家と言うだけに玄関から寝室まで長い廊下の洒落た家に住んでいる。室内に入れてもらった女二人は、「ワォ、素敵な家ね」。
エヴァンは仕事熱心で今夜もパソコンで建物の作図をしていた。夜中の12時前になるとバカンスに行っている妻や子供とタブレットでチャット、「愛しているよ」とお休みの挨拶。
そんな家庭人の男でも美女ジェネシス(ロレンツァ・イッツォ)とベル(アナ・デ・アルマス)の二人にせまられたらイチコロ。3Pでハメを外した。
翌朝にはこの女達は態度が一変。やり放題へと転げ落ちていく。それを見ていて私はだんだん腹が立ってきた。大の男のエヴァンがやられ放題だからだ。それも女の嘘にだまされて。「未成年とのセックスは懲役20年だよ」20歳を過ぎた女が言って脅す。
結局何もかも無茶苦茶にされて、挙句の果てには首だけ出した姿で埋められてバイバイとなる。ああ、情けなや! くれぐれも美女にはご注意を……
この映画のブログは書く気がなかったが、暴力亭主や暴力ボーイフレンドをお持ちの女性の方々の鬱憤晴らしには格好の映画かもしれない、また、これを参考に実践するのも一興だろうと思ったわけですよ。
お話はお話として、二人の美女はチリ産とキューバ産なんだ。チリは安いワインしか知らないし、キューバは国民全員真っ黒と思っていたから、こんな白いのがいるとは驚き。でも、結構可愛いよ。映画では悪女をやっていたけど、本当は優しいんだろうなあ。おいおいそんなこと言ってると騙されるぞ!
さて、この映画を監督したのは、新世代のホラー映画監督として注目されるイーライ・ロス。ワル女ジェネシスを演じたロレンツァ・イッツォは妻で出演料の節約になる。
そして最後に注意事項=絶対に子供を含めた家族と一緒に観ないこと。3Pなんて見せられない。劇場公開2016年6月
監督
イーライ・ロス1972年4月マサチューセッツ州ボストン生まれ。
キャスト
キアヌ・リーヴス1964年9月レバノン、ベイルート生まれ。
ロレンツァ・イッツォ1989年9月チリ生まれ。
アナ・デ・アルマス1988年4月キューバ、ハバナ生まれ。
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