ツール | 7 | 製作年 | 2024年 |
タイトル | 『 MML COMPILER(通常版) Ver.1.1 』 | ||
対応機種 | MSX1、MSX2、MSX2+、MSXturboR | ||
ダウンロード | リンク先へ |
『基本操作』
プログラムを「LIST」表示します。
プログラム最初にあるDATA行部に、作成したMMLをチャンネル毎に登録してください。
Aチャンネルの最後には「P1」、Bチャンネルの終わりには「P2」、Cチャンネルの終わりには「END」を入れてください。
登録が終わったら「RUN」実行。
BGMデータを書き出すファイル名(デフォルト:「MML」)と、データの先頭アドレス(デフォルト:「&HC000」)を入力して下さい。
「Now Compile…」と表示されコンパイルが開始します。
Aチャンネル、Bチャンネル、Cチャンネルの順でコンパイルされ、全てのチャンネルのコンパイルが完了したら「All Complete」のメッセージと、各チャンネル毎のBGMデータの開始と終了アドレスが表示され、コンパイルされたBGMが演奏されます。
演奏終了は「スペースバー」を押してください。
オールBASICですので、MMLデータの大きさによっては、完了までに時間を要します。
『MML仕様』
MSX標準のMML仕様に、「N」コマンド以外ほぼ準じています。
但し、テンポのみ「テンポずれ」回避のため、設定値に近いテンポずれしない値に強制変更します。
テンポずれしないテンポ値 | ||||||||||||||||||||||||||||
36 | 40 | 45 | 48 | 50 | 60 | 64 | 72 | 75 | 80 | |||||||||||||||||||
90 | 96 | 100 | 120 | 125 | 128 | 144 | 150 | 160 | 180 | |||||||||||||||||||
192 | 200 | 225 | 240 | 250 | 256 | 300 | 360 | 450 |
※例えばT210を設定すると、一つ下のT200に変更されます。
【音階】
C | D | E | F | G | A | B |
ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ |
【半音】
半音下げる時は「-」、半音上げる時は「+」を音階に付けます。
【長さ】
全音符を「1」として、64分音符「64」まで使えます。
音階に付けます。
デフォルトの長さ(「L」コマンド設定値)なら付ける必要なし。
【付点音符】
長さにピリオド「.」を付けると付点音符となり長さを半分伸ばします。
(4分音符に付けると、4分音符+8分音符になる。)
4段階まで可。(「....」4分音符+8分音符+16分音符+32分音符+64分音符)
【書式例】
C+4
D
A-2.
F.
【コマンド一覧】
コマンド | 意味 | ||
T | テンポを設定する。(但し、テンポずれしない近いテンポに強制変更)【例】T225 ※注:「T」を設定した後には必ず「L」をしてください。 | ||
V | ボリュームを設定する。(0〜16)16はエンベロープ【例】V13 | ||
) | ボリュームを1上げる。 | ||
( | ボリュームを1下げる。 | ||
O | オクターブを設定する。(1〜8)【例】O2 | ||
> | オクターブを1上げる。 | ||
< | オクターブを1下げる。 | ||
L | デフォルトの音の長さを設定する。(【長さ】、【付点音符】参照)【例】L4 | ||
R | 休符。(【長さ】、【付点音符】参照)【例】R4. | ||
S | エンベロープ波形を設定する。【例】S3 | ||
M | エンベロープ周期を設定する。【例】M15000 ※エンベロープ周期設定は全チャンネル共通です。 | ||
Z | ノイズ周波数を設定する。(0:OFF)【例】Z15 ※ノイズ周波数は全チャンネル共通です。 |
※コマンドの詳細はMSXのマニュアルを参照ください。
【BGMデータファイルレイアウト】
1音(3バイト) | 2音(3バイト) | ... | 最後 | ||||
音程下位8ビット | 音程上位8ビット | 長さ | 音程下位8ビット | 音程上位8ビット | 長さ | ... | FF |
コマンドデータレイアウト(上図の音と音の間に入る。)
「V」「S」「Z」 (2バイト) | 「M」(3バイト) | |||
「V」&HFC 「S」&HF8 「Z」&HFB | 設定値 | &HF7 | 設定値下位8ビット | 設定値上位8ビット |