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2016年12月29日

581話 2017年は平成二十・・・?!  

年末、29日から年始の3日の間、休みとなった龍之介は

29日、早朝に単身赴任先の2DKのマンションを出た。


深夜の仕事を終え、なんとも言えない解放感に震えた龍之介は

マンションの後片付けも顧みず、帰路を急いだ。


途中、24時間、営業しているディスカウントショップに立ち寄り、

亡き父が好きだった日本酒と、お供えの果物、それと子供たちの

おやつや、酒のつまみなどを買い、心ウキウキと帰宅した。車(セダン)



「ただいまぁ〜わーい(嬉しい顔)わーい(嬉しい顔)



「ワン犬犬


早朝、返事をしてくれるのは、オンリーワン。

愛犬のももだけである。



「う〜ん 大好き揺れるハート ただいま ももちゃん」

2016年11月30日

580話 お父さん 出て行って!

単身赴任中の龍之介は、自宅に帰省した。


ところが、龍太郎がなにかソワソワしている。


「どうした!」


嫁ちゃんが、龍之介に耳打ちしてきた。


「彼女がくるんだって。だから、早くお父さんに出っていってもらってと・・・」


中学3年生の龍太郎は、どうやら奥手ではないようだ。



しかたなく、龍太郎をおいて外出する龍之介たち。


「大丈夫だろうな。まさか、変なことにはならないよねあせあせ(飛び散る汗)



龍太郎の発情がやや気になる龍之介だが、親が口だす隙間は 

なさそうだ。



夕方になり、父との交流もしようと思ったのか、龍太郎が家族と

合流し、22時まで家族連れなら遊べるゲームセンターで遅くまで

遊んだ。


「龍太郎は俺に気をつかったのかなわーい(嬉しい顔)


「そうかもねわーい(嬉しい顔)」と嫁ちゃんも同感のもよう。



「でも、明日から期末試験・・・大丈夫なのかしらたらーっ(汗)


「え”っあせあせ(飛び散る汗) それを先に言ってくれよがく〜(落胆した顔)

2016年09月23日

579話 健康に気を使う

朝目覚めた龍之介は鏡を見て驚いた。


「あちゃぁ〜〜〜 肌荒れすごいなこりゃふらふら


飲みすぎたわけでもなく、寝不足でもない。


「油もの食べ過ぎかぁ〜(;'∀')」


健康診断の結果が出たばかりの龍之介だが、肝機能は比較的良い。

が・・・総コレステロールと悪玉コレステロールの値が共に高い。


「にきびだな、これゃぁわーい(嬉しい顔)
    >笑いごとではない


日頃の運動不足もあり、スーパーを共にする薬局へと散歩がてら

足を運んだ。薬局までは一本道なのだが、路が狭いわりには交通量が

多く、歩行するのがなかなか困難である。


「よし、見知らぬ路地を攻めてみるかわーい(嬉しい顔)

単身赴任先のまだ慣れない土地。しかも普段は車での移動。

歩くことなどめったにないのである。


龍之介は方角だけ信じて、路地を歩いた。時には家と家の間、50cmほど

に狭くなったり、お墓の横を通ったりして、それでも目的地には無事に辿り

ついた。
   >肩になにかのっかってるけどねモバQ



わおっあせあせ(飛び散る汗)




肌荒れを気にした龍之介は、目的としていたピーナッツや牛乳などの

他に、栄養ドリンクを買ってレジを済ませた。


「やっぱ街にはきれいな女の人が多いね。う〜んでもあの人の目つきワルッあせあせ(飛び散る汗)

お願い、こっちはみないでよ。」



夜勤専門の龍之介には、日中の太陽晴れはまぶしすぎる。


ややよろけながらも、覚えたての路地とまだ通ったことのない脇道を

楽しみながら歩いた。
  >未知の道目


路地には50cmほどの小川がさらさら流れており、この流れに乗ったら

家まで帰れるんじゃないかな、などと想像しながらてくてくと歩いた。
  >一寸法師ならね喫茶店


やがて道は開かれ、見覚えのある家が現れる。
  >後光が指すぴかぴか(新しい) 



「ただいま。いい運動になったわ。わーい(嬉しい顔)
 


元気よく帰った家には誰の返事もなかった。
  >モバQおかえり

2016年09月20日

578話 哀愁の龍太郎

「お父さん 今日空いてる?」


龍太郎はめずらしく父を誘った。

というよりも、運転手として龍之介は雇われたたらーっ(汗)たらーっ(汗)


「エギングしたいんだけど、島に連れてってくれる?」


島と言っても、そこには最近できたばかりの大橋を車で渡れば

行けるところ。


「いいねぇ。でも、近づく台風はお構いなしexclamation&question


喜んだ龍太郎は直ちに友達を誘い、運転手を含め5名で大橋を渡った。


その車上で、野球部の友達と、硬式野球クラブの事であるだろう

内容の話をしていて、龍太郎は積極的に質問をしていた。

練習試合のこと、友人たちの打席の結果などなど。


龍太郎はその硬式クラブの出席率が悪く、恐らく参加しても使っては

もらえまいと龍之介は思った。その思いは残念で、悔しい気もあるが、

今、体格も心も未熟な龍太郎を可哀想であると同情してしまった。


小さくても、誰よりもうまく、大きい選手に負けなかった過去のことなど

硬式クラブの指導者たちは少しも知らないし、何より、練習の出席率

が悪いのではそれも仕方がない。


そんな心配をよそに、雨の降り注ぐ中、子供たちは楽しそうに遊んでいる。

やっぱり、龍太郎には笑顔が似合う。



三連休も終わり、単身赴任先に帰宅しようとする龍之介は、嫁ちゃんにつぶやいた。



「龍太郎を頼むな。無理はさせないでいいから。

 やっぱり、元気で明るい元の龍太郎のほうがいいわ。」



そういうと、なんだか野球をさせることに執着していた龍之介は

野球なんてどうでもいいかと少しだけ思えたのであった。


2016年09月11日

577話 お墓参り

「お父さんはお酒好きだったよねぇ〜

 心臓悪くて入院して、手術した後も日本酒口にふくんでさぁ〜

 俺もそうなるかもねぇ (*´∀`*)ゞ 」


そんな父上のお墓にお酒をたっぷり飲ませてあげようと、龍之介は

一升瓶を用意している。


「でも、お父さん。お墓にお酒かけちゃだめだってよ。

 なんか、失礼にあたるんだって。」

と、小学5年の娘にたしなめられた。


「えっ、そうなんだ。知らなかったふらふら

残念そうに龍之介はつぶやいた。


次の日・・・


「お母さん 誕生日おめでとう。

 これ、お土産、と、線香とお酒。

 今日、他のみんなは龍太郎の体育祭にいってるから、

 お墓参りはまたこんどにしようか。

 それまで、お酒、仏壇においとくね。」



今度の3連休、また帰省できる楽しみを残し、

仏壇だけを拝んだ帰った龍之介であった。












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ブランド越後守
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