省エネ家電製品には、必ずと言って良い程「インバーター」が搭載され、家電製品の省エネ、性能向上に大きく貢献しています。
◎家電製品におけるインバーターの役割り
インバーターとは「コンプレッサー」「モーター」等の回転数を状況に合わせて細かくコントロールし、効率よく駆動させる装置の事です。
今回はインバーターの導入により大きく進化した代表的な家電製品3点をピックアップしました。
★ 冷蔵庫のインバーター制御
家庭用冷蔵庫にインバーター装置が搭載されだしたのは1980年代後半でした。
それまでは、起動と停止の繰り返しで温度調節をしていましたが、インバーター装置の導入により大幅な省エネが実現しました。
現在では、一部の小型冷蔵庫を除くほとんどの冷蔵庫にインバーター装置が搭載され、省エネに貢献しています。
◎ 高性能断熱材の採用で更に省エネ!
真空断熱材等の高性能断熱材の使用により、更なる省エネ効果を得ています。
ただし、高性能断熱材は高価なので、採用は上位機種に限定されているようです。
★ エアコンのインバーター制御
家庭用エアコンにインバーターが搭載されるようになったのは1980年代前半頃で、インバーターが導入される前は冷蔵庫と同様に、起動と停止の繰り返しで温度調整をしていました。
現在、日本国内で販売されているエアコンは100%インバーターエアコンだそうです。
◎ エアコンの運転モードは「自動」が経済的
インバーターエアコンは自動モードで!
あとはエアコンが省エネ運転をしてくれます。
★ 洗濯機もインバーター制御!
家庭用洗濯機へのインバーター導入は1990年代で、それによってモーターの回転数を細かく制御する事で、省エネはもちろん、騒音や振動の低減にも貢献しています。
◎ DD駆動が可能に!
インバーター化により、モーターの回転制御が可能になった事で、モーター軸と洗濯槽を繋ぐベルトや変速ギア等が不要になり、駆動系の静音化、低振動化、耐久性向上を実現しています。
※DD = ダイレクト・ドライブの略。
洗濯機の場合、モーター軸と洗濯槽を直結駆動する事。
今回は、家電製品の省エネや性能向上に大きく貢献しているインバーターについて取り上げました。
・本記事は、Wikipediaのインバーター関連の記載を参考に作成しました。
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