といってもずいぶん前の話であるが。
WSJより。
バングラのビル倒壊原因は粗悪な資材など
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324474704578501821463099246.html
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【ダッカ(バングラデシュ)】バングラデシュの首都ダッカの郊外で4月に起きたビル倒壊事故を調べていた同国政府調査委員会は、基準を満たしていない建築資材が原因の一つになったと指摘した。このラナ・プラザ・ビル事故では1127人が死亡し、過去最悪の産業事故となった。
同委員会はまた、同ビルは建築基準を満たしていないことや、上部の階に重い設備を置いたことも原因の一部だとしている。
委員長のマイン・ウディン・カンダカル氏は23日、ウォール・ストリート・ジャーナルとのインタビューで、「ラナ・プラザはあからさまな建築法違反、基準以下の建築資材の使用、それに上部の階で発電機など重い機器を使ったことなどで倒壊した」と話した。
400ページに上る報告書の中で同委員会は、ビル所有者のラナ・プラザ容疑者とビル内の5工場の所有者を「過失殺人」の罪で起訴すべきだとしている。報告によると、同容疑者らは、4月23日にビル外部に亀裂が見られたにもかかわらず、翌24日に従業員をビル内で働かせたという。バングラでは同殺人は最高で終身刑となる。
公表はされていないが、22日に内務省に提出されたこの報告書の勧告に拘束力はないが、検察はこれに従うとみられている。・・・
−こういう事件を見ていると、日本の姉歯事件なんてバーチャルなものだ。
リアルに姉歯物件が地震で崩壊して人が死ぬ、ということは、まずなかったはずだ。
この辺りは、建築関係者はコメントする人が少ないが、それは構造設計者が少ないというつまらない理由からだ。
併せて、構造設計者は政治とか世間に関与するのを嫌う典型的な理系であるということもある。
バングラデッシュのようなことは日本ではよほどの殺人を意図しない限りは起こりえない。
これは素人考えでものを考える人には改めて欲しいものである。
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