こうして解決したことは大きな成果であろう。
公害と企業の利益はバランスしないものだ。
ただし、あまりにも非現実的な環境基準というものはマイナスに働くだけ。
環境オタクが企業活動を無条件で規制ができるというようなことのないように監視も必要だろう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131217-00000059-mai-soci
<イタイイタイ病解決>苦闘半世紀、開いた扉
毎日新聞 12月17日(火)15時37分配信
富山県で発生したイタイイタイ病を巡り、残された課題だったカドミウムによる腎症患者への救済。長い苦闘の歴史を経て、その扉が開かれる日を迎えた。17日、富山市内であった被害者側と原因企業、三井金属鉱業の調印式。一時金などを支払う同社の仙田貞雄社長は謝罪し頭を下げた。かつて訴訟などで相対した両者にとって、全面解決に向けた歴史的一歩だ。
この日午後、富山市内のホテルであった合意書の調印式には、神通川流域カドミウム被害団体連絡協議会(被団協)側から役員、弁護団らが参加。被団協メンバーはほとんどが高齢者だ。
合意書の調印、取り交わしに先立つあいさつ。「全面解決は大変ありがたい。緊張感のある信頼関係のもと、補償と公害防止に誠意を持って取り組む」。仙田社長はゆっくりと述べ、謝罪に言及した時は深く頭を下げた。
被団協の高木勲寛(くにひろ)代表(72)は「カドミウム暴露による腎機能の被害患者に一つの形として支援制度が創設された。これらのことは公益に資する」と語った。
この後、2人は合意書を交換して握手。それまでの緊張した表情が少し和らいだ。その瞬間、見守っていた被団協メンバーは立ち上がり、拍手した。
神通川流域で、明治期の1910年代から発生したとされるイタイイタイ病。61年に原因が神岡鉱山(現・岐阜県飛騨市)の排水に含まれるカドミウムにあると、故萩野昇医師と農学者の故吉岡金市氏が発表した。排水が下流の神通川流域の土壌を汚染し、住民らは知らないまま汚染米などを食べていた。
67年、住民と面会した旧三井金属神岡鉱業所(現神岡鉱業)の担当者は言い放ったという。「国から指示があれば、こちらから補償にうかがいます。逃げも隠れもいたしません。天下の三井でございます」。68年、イタイイタイ病は日本初の公害病に認定された。
神通川流域の被害住民は三井金属を相手に損害賠償提訴。72年の控訴審で勝訴を受けた交渉の席で同社は謝罪しようとしたが、住民側は受け入れなかった。当時、住民側弁護団の副団長を務め、今年6月に死去した近藤忠孝さんは生前の取材に「三井金属の社長は『申し訳ない』と言ったが、遮った。
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