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ツーリングワゴンという分野を切り開いたのがスバルのレガシイ。
そのブランドが消えてしまった。
昔は車の名前はそのままで、どんどんアップグレードして別物になってしまうケースが多かったのだが、今は、新しいものとして売るのが正解なのだろうか？

Yahoo!より、
なぜ消えた？スバル「レガシィ」に続いて、トヨタ「スープラ」も生産終了確定…いまこそ問われる自動車メーカーのブランド戦略
12/12(木) 11:46配信
ダイヤモンド・オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/834e4816754fe71911a110482aa11e7e77e01197
記事より、
　自動車の開発では、時代変化の中で、新シリーズが生まれる。その一方、その使命を終えるシリーズもあるのは仕方のないことだ。ただし、ブランド戦略という観点では、モデルの改廃には細心の注意が必要なはずだ。スバルとトヨタ自動車が、有力モデルの消滅を決めた理由と代償とは。（ジャーナリスト　桃田健史）

　ついに、「レガシィ」の名が日本から完全に消える。

　SUBARU（以下、スバル）は10月24日、「レガシィ アウトバック」の特別仕様車「30th Anniversary」を公開した。併せて、日本市場向けレガシィ アウトバックは2025年3月末までの受注をもって終了する予定であることを明らかにした。

　これを受けて、「レガシィ36年の歴史に幕」といったニュースがネット上で広まった。

　時系列で見れば、日本市場におけるレガシィは「ツーリングワゴン」が14年6月に、またセダンの「B4」が20年7月にそれぞれ生産中止となっている。

　その後、レガシィの名が最後まで残っていたアウトバックだが、一般的には「アウトバック」と呼ばれることが少なくなかった。

コメント

スバル「レガシィ」という名が日本市場から消えるというニュースは、自動車業界のブランド戦略の変化を象徴しています。かつて「ツーリングワゴン」というジャンルを切り開き、多くのファンを魅了したレガシィは、長年そのブランド価値を維持してきました。しかし、36年の歴史を経て、その名が消えることになった背景には、自動車市場の変化と消費者ニーズの進化があります。

かつては、同じモデル名を使い続けながら、新しい技術やデザインで進化させるのが主流でした。この手法は、消費者に親しみを与えつつ、ブランドの信頼感を維持するものでした。しかし現在は、新しいモデルとして明確に位置付け、新しい世代の消費者にアピールする戦略が重視されているようです。レガシィが消え、「アウトバック」という別ブランドで展開する選択は、そのトレンドを反映しています。

こうした変化が正解かどうかは、市場の反応や販売データ次第ですが、ブランド名を守り続けることの意義や価値をどう考えるかが問われます。レガシィのように歴史とアイデンティティを持つモデルが消えることには、ファンの間で一定の寂しさも伴うでしょう。
English Comment

The news that Subaru's "Legacy" name will vanish from the Japanese market marks a significant shift in automotive branding strategies. Once a trailblazer that defined the "touring wagon" category and captured a loyal fanbase, the Legacy's departure after 36 years reflects the evolving dynamics of the automotive market and consumer preferences.

In the past, it was common for carmakers to retain a model name while continually upgrading the design and technology. This approach maintained familiarity and trust in the brand. However, the current trend appears to prioritize clear distinctions with new models aimed at appealing to newer generations of consumers. Subaru’s decision to phase out the Legacy name in favor of positioning "Outback" as a distinct brand reflects this shift.

Whether this strategy proves effective depends on market reception and sales performance. The decision to retire a historic model name like Legacy comes with a sense of loss for long-time fans who value the identity and heritage it represents. It also raises questions about how automakers balance the legacy of established brands with the need to innovate and adapt to changing market conditions.